この記事では、そんなプロンプトエンジニアリングのスキル習得におすすめのスクールを厳選してご紹介します。生成AIを使った業務に従事する中で伸び悩みを感じている人は、スクールを活用したスキルアップも検討してみてください。
プロンプトエンジニアリングスクールのおすすめの選び方
プロンプトエンジニアリングスクールのおすすめの選び方は、次の通りです。- プロンプトエンジニアに必要な知識を学べるか
- 手厚い学習サポートは提供されているか
- 目指すキャリアを実現できる支援は提供されているか
特に、プロンプトエンジニアに必要な知識を学べるか否かは、スクール選びにおいて大きなポイントとなります。
AIの基礎知識はもちろん、プロンプトの設計や最適化の方法、Pythonに関する知識など、現場で求められる知識を網羅的に学べるか確認しておきましょう。
また学習においては、手厚い学習サポートも必須。さらに目指すキャリアを実現できる支援の提供有無もチェックしておきたいところ。
スクールでの学びが無駄になってしまうことが無いか、しっかり見定めましょう。
プロンプトエンジニアリングスクールおすすめ6選
プロンプトエンジニアリングはここ数年で登場してきた新しい概念であるため、エンジニア向けスクールの中でも学べるところはまだまだ限られています。ここでは、その中でも特に利用者が多く、信頼できる企業が運営しているプログラミングスクールを厳選しました。Aidemy
Aidemyは、Python特化型のプログラミングスクールです。
2023年9月に、ChatGPTなど生成AIの回答精度の高め方を学ぶ「ChatGPTで学ぶプロンプトエンジニアリング入門」を新たにリリース。
本コースでは、ChatGPTをはじめとする生成AIを使うための指示文の書き方(プロンプト)を学びます。入門編ということもあり、生成AIの活用に慣れていない人でもハードルの高さを感じることはないでしょう。
生成AIについての基本事項を理解し、業務の中で効果的に生成AIを活用できるようになることを目指します。
他にもAIについて本格的に学べるコースが充実しているため、AIについてより深く学びたいと感じた場合でも、さらに探究を深められる環境があります。
侍エンジニア
侍エンジニアが提供する「業務改善AI活用コース」は、最新のAI技術を駆使したChatGPTの活用法や、Pythonを使ったデータ処理や自動化について学べる最新コース。入学から卒業まで現役のエンジニアがインストラクターとして理解度に合わせたマンツーマンレッスンを提供してくれるため、無理なく必要知識を習得していくことができるでしょう。
なお、業務改善AI活用コースの料金は、8週間プランで220,000円、12週間プランで297,000円です。
分割払いであれば、5,463円〜/月利用できるため、金銭的に大きな負担なく学べる点も嬉しいポイント。
DX人材の需要の高まりを受け、プロンプトエンジニアリングについて学びたいと考えている人は、ぜひ受講を検討してみてください。
TechAcademy(テックアカデミー)
「TechAcademy(テックアカデミー)」は、東証グロース市場に上場するユナイテッド株式会社を親会社に持つ「キラメックス」が運営するエンジニア向けスクールです。プロンプトエンジニアリングを学べる「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」は2023年6月に開講したばかりでありながら、既にテレビでも紹介されるほどの知名度があります。
メンターを務めるのは、実務経験があり、なおかつ通過率わずか10%の厳しい選考を突破した現役エンジニア。確かな実力を持つ人から指導してもらえるというのは、スクールを利用するうえで大きな安心ポイントでしょう。チャット窓口や課題添削サービス等サポートも充実しているので、不明点を残さず着実に成長していけるはず。
キカガク
1000社を超える企業の研修に利用されている、AI・データサイエンススキルの習得に特化したスクールが「キカガク」です。6か月という比較的長い時間をかけて、実務で活躍できるレベルまでじっくり学んでいく講義設計となっています。用意されている1500以上の講義は永年受け放題なので、なかなか勉強の時間を取れない人でも焦る必要がありません。一度受講しておけば、今後追加される講義もすべて無料です。
転職業界最大手のdodaと連携しており、手厚い転職支援を受けられるのもキカガクの魅力。学んだスキルを活かせる職場をきっと見つけられることでしょう。プロンプトエンジニアリングを身につけてキャリアチェンジを図っていきたい人にはうってつけのスクールです。
スキルアップAI
「スキルアップAI」は、日本ディープラーニング協会の認定プログラムで第1号に選ばれているAI学習プラットフォームです。日本で初めて確立された「AIを体系的に学べるプログラム」となっており、未経験からでもE資格を取得できるレベルまで成長していくことができます。ちなみに、スキルアップAI利用者のE資格合格率は他事業者を大きく上回る88.1%。
AI開発やプロンプトエンジニアリングの分野では、プログラミング言語「Python」のスキルを求められる場合がほとんど。スキルアップAIでは、Python経験有無に合わせた2つのコースが用意されているため、未経験からプロンプトエンジニアを目指す人でも安心してスタートを切ることができます。もちろん国の補助金も給付対象です。
スタアカ
「スタアカ」は、コスパの高さが魅力のAI・データサイエンス特化スクールです。現役データサイエンティストの知見がふんだんに盛り込まれたカリキュラムを、月額わずか1,280円で受講することができる「ライトプラン」が大きな魅力。もちろん、プロンプトエンジニアリングについてまとめたコースもしっかり用意されています。「メンターに見てもらいたい」「独学はちょっと心配」という人には、サポートの充実したプランも別途用意されているため心配はいりません。AIや・データサイエンススキルの習得にかかる費用を少しでも抑えたいなら、スタアカを検討してみて損はないでしょう。
プロンプトエンジニアリングを身につけるメリット
「プロンプトエンジニアリング」は、求める結果をAIから出力してもらうために、指示文にあたるプロンプトを最適化する技術のこと。身につけることでAIをより上手く使いこなせるようになり、AIを活用した業務の効率が各段にアップします。ChatGPTのようなAIはビッグデータを取り込んだ優秀なシステムですが、人間が適切なプロンプトを入力しなければその能力を最大限に発揮してあげることはできません。より正確な出力を出来る限り短時間で得るためには、プロンプトエンジニアリングのスキルが欠かせないのです。
今後さらにAI技術が発展していけば、業務にAIを活用するのが当たり前になることも十分考えられるでしょう。そのような場面で輝ける人材となるためにも、今のうちにプロンプトエンジニアリングの知識を身につけておくことは非常に有用と言えます。
プロンプトエンジニアとプログラマーの違いとは?
IT職の中でも「プロンプトエンジニア」と「プログラマー」は、同じようにコードやテキストを記述する職種としてしばしば比較されることがあります。しかし、それぞれ専門とする業務は異なり、全く別の役割を担っているのです。-
プロンプトエンジニア
AIから求める結果を出力してもらうために、自然言語を用いて文章(プロンプト)作成を行う -
プログラマー
システムやサービスを開発するために、プログラミング言語を用いてコーディングを行う
どちらも「コンピューターに指示を出す」という面では同じですが、AIは自然言語の認識が可能であるため、プロンプトエンジニアは基本的にプログラミング言語を使うことはありません。そのため開発経験がなくても挑戦できる余地があるという点では、エンジニア職の中でも比較的参入しやすい分野と言えるでしょう。
なお、大手求人サイト各社を見てもプロンプトエンジニアの求人はまだ数十件〜数百件程度。今後さらなる需要の伸びが期待できる仕事ではありますが、現時点ではプログラマーのように引く手あまたではないという点には留意が必要です。
参考:プロンプトエンジニアになるには
プロンプトエンジニアリングスクールまとめ
当記事では、AIを扱うスキルである「プロンプトエンジニアリング」を身につけたいと考えている人に向けて、おすすめのエンジニア向けスクールや身につけるメリットについて、詳細に解説してきました。プロンプトエンジニアリングは、生成AI「ChatGPT」が登場した2022年後期頃から知られるようになったかなり新しい分野。にもかかわらず既に多数のスクールが登場しており、少なからず求人も出てきていることから、確かな需要があることは間違いないでしょう。
プロンプトエンジニアリングを学べるスクールはまだまだ数が少なく、学ぼうにも選択に悩んでしまう状態にあるのが実情。勢いで決めて後悔してしまうことのないよう、指導実績や運営元の信頼度などもよく調査してから受講を始めるのをおすすめします。ぜひ本記事で紹介した4社も参考にしてみてください。