LMSは動画教材の販売に向いている?選ぶポイントとおすすめ9選 | 国内・海外LMSを徹底比較

LMSは動画教材の販売に向いている?選ぶポイントとおすすめ9選 | 国内・海外LMSを徹底比較
インターネットの普及とコロナ禍による非対面サービス需要の高まりに伴い、ビジネスの一環として自身や企業のノウハウを講座としてオンライン上で販売する講座ビジネスが注目を集めています。
 
動画で学ぶeラーニング・オンデマンド教材販売などの講座販売ビジネスは、対面講座と比較して
  • 一度動画収録すると継続的に販売できる
  • 会場手配が必要ない
  • 移動コストがかからない
  • スケジュールの調整が不要
  • 全国どこからでも受講できるのでターゲットが広がる
このようなメリットがあり、実績を伴う知識とスキルがあれば誰でも開講できます。
 
今まで対面講座しか開催できないと思われていた英会話や料理教室など体験型の講座でも、オンライン化が当たり前の時代になり工夫次第で動画レッスンの講座販売が可能です。

また、費用・時間がネックになり講師になるのを諦めていた方も、オンライン上で講座運営・販売を始められるLMS(ラーニングマネジメントシステム)を活用すれば、手軽に講座ビジネスを始められます。
 
今回は、LMSとはどういったシステムか、LMSを選ぶポイントをわかりやすく説明し、国内や海外で展開されているサービスを徹底比較してご紹介します!

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LMS(ラーニングマネジメントシステム)とは

LMS(Learning Management System)とは、日本語に直訳すると『学習管理システム』という意味です。その言葉通り、受講生の講座申し込み・履修履歴・成績管理から、動画などの教材作成・投稿などを一元管理できるシステムを指します。

よく聞くeラーニングとは、PCやタブレット端末、スマートフォンでインターネットを利用して学ぶこと全般を指しますが、主にLMSを利用した学習形態のことをeラーニングと呼んでいます。
 
一昔前であれば、オンライン上での講座販売と言えば大学など教育機関や企業の研修機関が独自に開発した限られた人しか利用できないeラーニングのシステムか、YouTubeなどの動画SNSツールを用いる方法が主流でした。

しかし近年はeラーニング教材のような動画講座を簡単に販売できるだけでなく、オンライン講座の開催やさまざまな機能を備えた多様なLMSサービスが展開されています。LMSを活用することで、気軽に自身のノウハウを詰め込んだ動画講座の販売ができるようになりました。

LMS(ラーニングマネジメントシステム)を選ぶポイント

どのような方法で自分の講座を販売したいか、受講する側からどんなニーズがあるかによって、使うツールが変わります。受講生が受講しやすいツールを使うのはもちろん、販売する側の目的や自分が求める機能も明らかにしておくことが、自分に合ったLMSを選ぶポイントです。

初めてLMSを利用する際は以下の4つの項目に注目し、導入するサービスを比較・検討してみましょう。
  • 利用目的
  • 費用(導入、初期費用、月額など)
  • 機能と操作性
  • 運営サポートの有無 など

LMSの利用目的

LMSを選ぶ際は、なぜLMSを利用したいのか利用の目的を明確化しておかないと、どのような機能を持つツールを選んだら良いか決めるのが難しくなります。
例えば、
  • 有料で動画講座(動画レッスン)を販売したい
  • 動画販売だけでなく、非対面で講座を開催したい(オンライン開催の参加型講座)
  • 動画の作成や講座の開催に集中できるよう、なるべく講座運営の手間を省きたい
  • 低コストで動画販売したい
  • 受講者がスキル習得しやすいよう工夫した動画講座を簡単に作成したい
  • 単発の動画講座だけでなく、連続型の動画講座を簡単に作成したい
など、人によってLMSの利用目的はさまざまです。

単純にeラーニングのような動画講座の販売だけならシンプルな機能のLMSを利用すれば良いですが、オンライン開催の講座開設や複雑な構成の動画講座の作成をしたいのであれば使える機能を比較検討する必要があります。

講座運営の労力を減らしたいなら、決済機能やメールの自動返信機能、メルマガ機能などどのような機能があると便利か自分の求める機能をはっきりさせておくと良いでしょう。

低コストでの運営を重要視するなら、導入時の費用や販売手数料、決済手数料等どのようなコストが必要か、どのタイミングで手数料が差し引かれるのかまで調べてみてください。ツールを使わなくても月額料が発生するのか、講座として販売した時のみ手数料がかかるのかでは、ランニングコストが大きく変わる場合もあります。

また、「講座動画を販売して人気講師になりたい」「コミュニティを作り、受講者と会話をしながら講座をブラッシュアップしたい」などの希望があれば、SNSとの連携の取りやすさや集客機能の有無、コミュニティを作る機能があるかどうかも重要になってきます。
 
目的や希望を整理し明確にするだけでも、自分の望むサービスの概要が見えてくるハズです。

運用コストの検討

オンライン講座の開設や動画販売するにあたって、運用にどのくらいコストがかかるのかを把握し、期待する費用対効果を見込めるのかを検討することも大切です。

LMSを利用する場合、以下の4つをチェックしてみましょう。
  • 導入・初期費用
  • 月額利用料(無料プラン、有料プランのアップグレードの有無を含む)
  • 販売手数料(決済手数料)
  • オプション
多くのLMSでは登録にかかる初期費用は無料ですが、ツールの利用がなくても月額利用料がかかることがあります。無料で使える機能が制限されていて、有料にアップグレードしないとほしい機能が使えない場合がありますし、無料期間が設定されていて、一定期間が過ぎると有料になることもあります。

また販売手数料(もしくは決済手数料と書かれている場合もあり)は概ね10%~30%程度で、講座動画の販売時にかかる手数料なので、月額利用料と違い販売がなければ手数料がかかりません。

ただし、集客経路や開催形式によって手数料割合が異なる場合もあるため、適切な手数料なのかさまざまなサービスを比較してみましょう。

また連続講座・動画販売・集客機能などオプションに対し、課金が行われるシステムもあります。オプションをすぐに使わない場合でも、将来的に必要になる可能性があるのであればオプションにかかる費用も確認しておくようにしましょう。

機能とその操作性(利便性・使いやすさ)

本格的に自身の講座を開設するとなるとLMSの使い勝手は、日々の業務効率を大きく左右します。前述の自分の目的や希望に合った機能が使えるかどうかはもちろんのこと、その機能が使いやすいかどうかも調べておく必要があります。

講師業や講座販売ビジネスに注力するためにも、難しい操作を必要としないか、直感的に作業ができるかなどのシステムの操作性は重視しておきたいポイントです。

動画や画像、資料のアップロードのしやすさや、講座紹介文の書きやすさなど使ってみないとわからないこともありますが、AIが講座作成や紹介文作成のサポートをしてくれる機能を備えたLMSもあるので、そういった機能の有無もチェックしてみてください。

他にも外部サービス(オンライン会議ツールやSNSなど)との連携の有無や受講者の声を拾うアンケート機能や集客機能など、「あったら嬉しい機能」や「効率的に講座販売・視聴に繋がるサービス」などの有無も、LMSを選ぶ時のポイントの1つです。

必要に応じて各機能の有無を調べ、比較しながら自分に合うLMSを選びたいですね。口コミや比較サイトなどで、実際のユーザーのコメントをサーチしておくと良いでしょう。

運営サポートの有無

LMSを活用する際は、わからないことが出てきた時にどう対応したら良いか、どの程度サポートしてもらえるのかを確認しておくことも大切です。わからないことが多いとスムーズに運用を始められないばかりか、モチベーションの低下にも繋がりかねません。

疑問点をいつでも質問できるチャット機能や、スムーズな講座開設・効率的な運営に向けたサポート等のノウハウを提供してくれるコンテンツがあるのかも調べておくと良いでしょう。
 
またLMSは国内のみならず、海外でも多くのサービスが展開されています。講座の内容やターゲットによっては海外のサービスも調べてみると良いでしょう。

有名な国内LMSサービス4選

以下、国内で提供されているLMSの情報をまとめました。(※利用料等の詳しい情報は2023年12月現在の情報)

講座の開催形式を問わず低コストで多機能な【コエテコカレッジ】

コエテコカレッジは、GMOメディア株式会社が運営するスマートフォン1つで講座を開設できる講座販売プラットフォームです。

登録費・月額費用無料で始められるだけではなく、有料/無料、 単発/連続、 オープン/限定など講座作成時に自身の講座形式に合わせた設定ができます。手数料は無料講座であれば0円、有料講座でも他のプラットフォームに比べると低コストです。

Zoomによるオンラインでの講座開催以外にも、講座動画(動画レッスン)も販売できるため、多角的に講座ビジネスに取り組めるシステムです。

特筆すべきは、スキルに合わせてAIが市場規模やどんな講座が作れるか分析し、販売までのスケジュールを立ててアシストしてくれるAI販売アシスト、動画をアップロードした際に自動でAIが動画を文字起こししてくれ、さらに文字起こしされた内容を要約してくれる動画自動文字起こし・要約機能があること。(プランによって回数の制限あり)

さらに、作成済みの講座を1つのパックとして販売できる講座パック機能があります。難易度別の講座をまとめて販売する際におすすめです。(プロプラン以上)

このほかにも、
  • 受講者への自動連絡
  • LINE連携してLINEから通知を送る機能
  • 講座の割引制度やクーポン発行機能
  • 事前アンケート機能
  • 受講者への個別メッセージ
  • 受講の進捗が確認・管理できる受講者管理
  • 対象講座受講者全員へ連絡できるグループ機能
  • 受講者にレビューを書いてもらうレビュー機能
  • 日本語サポート・ガイド
…など、多くの機能が充実しています。無料のプランでもできることが多いので、確認してみましょう。

また、集客機能やサイト内での講座検索機能がないため、競合と比較されて価格設定に影響が出るなどのマイナス面はありませんが、自身でPR・集客して販売する必要があります。

公式URL

https://college.coeteco.jp/lp_teacher

集客機能

なし

登録費用

なし

手数料

  • シンプルフリープラン:8%

  • ベーシックプラン:8%

  • プロプラン:3.5% 

※無料講座の場合は手数料無料

月額利用料

  • シンプルフリープラン:0円

  • ベーシックプラン:990円

  • プロプラン:9,900円

運営会社

GMOメディア株式会社


カテゴリーが豊富で提供スキルが幅広い【ココナラ】

ココナラはスキル・知識を販売したい人と、スキル・知識を習得したい人を繋ぐオンラインプラットフォームです。登録は簡単で、本人確認不要です。

『プロが集まるスキルマーケット』というコンセプトのもと、ユーザーは200種類以上のカテゴリーから自分の習得したいスキル・技術の講座を選択できます。
 
資格合格・語学習得などの他にも占いや相談などのカテゴリーもあり、提供できるスキルの幅が広い点が特徴です。そのため、未経験でも参入敷居が低く、初めて講師業で収入を目指したい人におすすめです。
 
一方で競合が多いため、収益化になかなか繋がらないこともあるようです。はじめのうちは、単価を下げる・競合にはない付加価値を付けるなど、サービス購入者の目に留まる工夫が必要です。

またオンラインで完結型のサービスのため、対⾯での講座は開講できませんし、ココナラの動画通話機能を使うため1対1の講座しか開催できません。ココナラでは、LINE、SNS、Chatwork、Zoom等への誘導が禁止されています。

販売等にかかる手数料は比較的高めで、販売側が22%、購入側が5.5%の手数料を支払う仕組みになっています。

公式URL

https://coconala.com/

集客機能

あり

登録費用

なし

手数料

22%

月額利用料

なし

運営会社 

株式会社ココナラ

利用者数は国内最大級【ストアカ】

ストアカは、登録者数75万人(2023年12月現在)と、国内LMSサービスでは最⼤級の規模を誇ります。対⾯もしくはオンラインの講座に特化しているだけではなく、多様なジャンルを取り扱います。

本名登録・顔出しが必須で、講座作成時に申請して承認されてから講座が公開されるため、講座作成から公開までタイムラグが生じます(3営業日)。その分受講者側は安心して受講できますし、ストアカ独自の補償制度もあります。

また集客機能があり、受講者がストアカ内で検索しヒットすると「おすすめの講座」として自身の講座が表示されます。一方で集客機能がある分、講座販売手数料は他のLMSよりも割高に感じられるかもしれません。

オンラインや対面の単発レッスンや連続レッスンは作成できますが、動画販売は月額サービスを利用しないと販売できず、コミュニティサロン運営などの形式でサービスを販売し、収益化を図る必要があります。

公式URL

https://www.street-academy.com/teach

集客機能

あり

登録費用

なし

手数料

10%〜30%(自力集客・ストアカ集客・オンライン開催・対面開催で異なる)

月額利用料

なし

運営会社

ストリートアカデミー株式会社

スマートフォンからの操作性に優れる【MOSH】

MOSHは、2017年に開始したスマートフォン1つでレッスンやサービスの提供を始められるプラットフォームです。

スマートフォンからの操作性に特化しており、パソコン操作はもちろん講座やサービス提供にまつわる事務作業が苦手な人でも、手順に沿って設定を進めれば希望通りの講座・サービスを開始できます。

現在、MOSHでは、フィットネス・ヨガをはじめ美容・サロンサービス、ダンス・音楽レッスンなど60,000人(2023年12月現在)を超えるクリエイターがサービスを展開しています。
オンラインプラットフォームですが、オフラインでの店舗経営や接客サービスにも活用できるため、工夫次第で多様な使い道がみつかるでしょう。

開催日が決まっていて日時指定して申し込むクラスイベントタイプ、申し込み前にゲストと開催日を調整するプライベートタイプ、月額課金制サブスクタイプ、データ販売・養成講座申込のコンテンツタイプのサービス展開が可能です。
講座やサービスの運営で困ったことや疑問があればカスタマーサポート公式LINEで24時間質問できますが、電話でのサポートは受け付けていません。

またサイトデザインのカスタマイズができないため、自分好みや提供コンテンツに合わせた変更はできません。

公式URL

https://mosh.jp/

集客機能

あり

登録費用

なし

手数料

決済手数料3.5%+サービス利用料3%+99円

月額利用料

なし

運営会社 

MOSH株式会社

利用者の多い海外LMSサービス5選

以下、海外で提供されているLMSをご紹介します。(※利用料等の詳しい情報は2023年12月現在の情報)

海外のサービスは月額利用料が無料のプランもありますが、有料プランしかないプラットフォームや、利益分配型など料金形態が日本と異なる場合があること、支払いが外貨のため為替レートによって手数料や利用料に変動があるため注意が必要です。

また、サポートや日本語化などの機能充実もチェックしておく必要があります。参入の敷居は高いですが、活動範囲を世界中に広げられるためスケールの大きい活動が叶うでしょう。

自由度が高くて多機能な【Teachable】


Teachable世界で2万人以上の講師が利用するオンライン講座プラットフォームです。
Teachableでは約1,000万人が講座を受講していると言われています。国内サービスよりも受講者数が圧倒的に多いためTeachableを使いこなし、価値ある講座を提供できれば大きな収益に繋がるでしょう。

動画・画像・オーディオコンテンツ・PDFなどのコンテンツ販売やオンライン講座の予約管理・開催、ホームページの作成など機能が豊富で、テスト機能やコメント機能、修了認定など充実した機能を駆使した多様な講座作成も可能です。

海外でも需要の高いMailChimp(メールチンプ)やConvertKit(コンバートキット)といったメルマガ配信サービスやGoogleアナリティクス等複数のマーケティングツールとの連携が可能です。

日本語化対応はありませんが、Google Chromeの拡張機能や変換機能を活用すればある程度読み解くことができます。
公式URL:https://teachable.com/

Teachableの料金

Teachableには5つのプランが用意されています。無料で登録・講座の開設も可能ですが、機能制限が設けられていたり手数料が高くつくため、無料プランで操作性や自身が提供する講座・サービスとの相性が良ければ優良プランへの切り替えを検討しましょう。

プラン名

フリー

ベーシック

プロ

プロ+

ビジネス

月額

$0

$39

$119

$199

$499

手数料

1$+10%

5%

0%

0%

0%

オンラインビジネス構築に必要なものが全てつまった【KAJABI(カジャビ)】

KAJABIは、近年日本でも注目が集まっているオールインワン型プラットフォームです。オンライン講座はもちろん、会員制サイトの作成やコーチングプログラム等、多様なオンラインビジネスの展開に対応可能です。

ランディングページ作成機能や豊富なテンプレート、マーケティング機能を備えているだけではなく、Teachableと同様にMailChimp(メールチンプ)やConvertKit(コンバートキット)等と連携することができます。

カスタマイズ性や講座販売に必要な機能がすべて備わっているため性能性は抜群ですが、日本語変換機能は搭載されていません。Google Chromeの拡張機能や変換機能を利用して自身で日本語に変換する必要があります。
公式URL:https://kajabi.com/ 

KAJABIの料金

KAJABIに無料プランはありませんが、14日間の無料お試しサービスを利用できます。
さらに30日間全額返金保証もあるため、さらにしばらく継続して利用した後、改めて自分に合わないと感じた場合は解約することもできます。

ノーリスクで海外サービスに挑戦したい人は、ぜひ試しに利用してみましょう。
プラン名  Basic Growth Pro
月額 $149 $199 $399
手数料 0% 0% 0%
  

日本語対応可能な【LearnWorlds】

LearnWorldsは、日本語対応可能な海外オンライン講座プラットフォームです。言語設定で日本語の選択と日本時間の選択が可能です。LMSの中でも充実した機能性と直感的な操作性に定評があり、日本でも導入する講師・企業が増えています。

サイトの作成にはテンプレートも豊富に用意されているため、コンテンツを制作するためのプログラミング知識やコーディングの技術は必要ありません。すぐに公開できるサイトを制作できます。

また、マーケティング機能、生徒毎に入金や受講の管理ができる名簿機能等など豊富な機能の他に、連携できる外部機能の数も多いのが特徴です。
公式URL:https://www.learnworlds.com/

LearnWorldsの料金

LearnWorldsに無料プランは用意されていませんが、登録してから30日間は無料トライアル期間となり、無料で運用を試すことができます。
 
個人向けのコースは3つ展開されており、企業向けのHigh volume & Corporateコースは要問い合わせとなっています。

コースのグレードが上がるほど管理者数や使える機能が増えていきます。またPro Trainerプラン以上はLearnWorldsアカデミーというオンラインコースを無料で受講できます。

プラン名

 Starter

Pro Trainer

Learning Center

月額

$24

$79

$249

手数料

5ドル/1取引

0%

0%

月額利用料・手数料無料ではじめられる【Thinkific】


Thinkificカナダ発祥のオンラインスクールを提供するためのプラットフォームです。
他のサービスと比較して日本での知名度は低く日本語化機能がないため導入敷居はやや高めですが、オンライン講座を運用したいと考えている講師・クリエイターにとっては魅力的なサービスが詰まっています。
オンラインスクールや会員制サイトの作成やコミュニティの構築、サブスクリプション形式のサービス提供(有料プランのみ)、マーケティング機能など使える機能は豊富です。

特にFreeプランは開講コースが1つまでという制限がありますが、使用期限がなく取引手数料も無料のため、小規模スクールを運営したい・まずは試しに使ってみたいという方におすすめです。
公式URL:https://www.thinkific.com/ 

Thinkificの料金

Thinkificはフリープランを含め4つのプランが設けられています。フリープランでも取引手数料が無料な点は、他のプラットフォームにはない魅力です。

低リスクでオンライン講座を始められるため、有料サービスを使う前にノウハウを習得したいという人にもマッチしているでしょう。

プラン名

Free

Basic

Start

Grow

月額

無料

$36

$74

$149

手数料

0%

0%

0%

0%

動画コンテンツの販売に優れた世界最大級の動画販売プラットフォーム【Udemy】

Udemyは、世界6,200万人以上(2023年12月現在)が利用する世界最大のオンライン講座プラットフォームです。

日本への進出も進んでおり、数あるオンライン学習プラットフォームの中でも急速にシェアを拡大しています。Udemyサイト(udemy.com)とモバイルアプリは、日本語にも対応しており、日本語のサポートも受けられます。

動画コンテンツの販売が主なサービスで、コンテンツは買い切り型で学習期限がなく、修了証明書の発行も可能です。サブスクリプション型の動画コンテンツの販売はUdemy Businessという企業向けのプランになります。
 
世界最大のオンライン学習プラットフォームだけあり、集客力や販売力は他のプラットフォームと比較しても群を抜いています。また講師自身が発行するクーポンリンクやコース紹介リンクを経由して売り上げに繋がると、97%が講師の利益となります。
 
そのため、自分で集客・販売できる講師・クリエイターにはピッタリのプラットフォームです。
公式URL:https://www.udemy.com/teaching/

Udemyの料金

Udemyで講座を開設するにあたって、料金は一切かかりません。講師に対しては、Udemyが定める収益分配モデルに従って、支払いが行われます。
 
講師クーポンやコース紹介リンクを使用してコースが購入された場合 講師は収益の97%を受け取れる
講師クーポンやコース紹介リンクが使用されなかった場合 講師はUdemyの売上の37%を収益として受け取れる
 

LMS(ラーニングマネジメントシステム)を選ぶポイントと国内・海外のLMS比較 まとめ

本記事では、LMSを選ぶ詳しいポイントと国内・海外のLMSを紹介しました。一口にLMSと言っても提供サービスや料金体系、強みとする特徴はそれぞれです。
                                                                       
理想に叶う運用を行うためには、自身の目的や提供する講座内容に沿ったプラットフォームを活用することが大切です。海外のプラットフォームはオンライン講座ビジネスに必要な機能が全て揃っているツールが多い反面、日本語対応していないなどのデメリットがあります。

国内のプラットフォームは操作性の問題はあまり重要視しなくて良いですが、使える機能が大きく違うので機能面は必ずチェックしてください。

また国内・海外のどのツールを使うかによって操作性が大きく変わるため、どの程度講座運営に自分の時間やコストを割けるかも考えて選ぶと良いでしょう。

実際にいくつかのプラットフォームに登録してみた体験記事はこちら
関連記事:オンライン講座を開講するならどこ?|ストアカ・ココナラ・Teachable・KAJABIとコエテコカレッジを⽐較してみた

本記事で紹介した選ぶポイントやプラットフォームを参考に、ぜひ自分にマッチしたプラットフォームを探してみてください。

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