Blenderの動画編集でできることは?おすすめ講座や無料で使えるのか解説
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Blenderは3DCG制作のイメージが強いソフトですが、動画編集用の画面も備えています。
結論からいえば、カットや文字入れといった基本の編集なら、Blenderだけでこなせます。
ただし、専用の動画編集ソフトと同じ感覚で使えるわけではなく、3DCGと組み合わせたいかどうかで向き不向きが分かれます。
自分の目的にBlenderが合っているかを判断する材料として、ぜひ参考にしてください。
スマホで気軽に動画編集を始めたい方は、コエテコおすすめの動画編集アプリもあわせてご覧ください。
「動画編集アプリおすすめ5選!無料で使える初心者向け」
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教育の質・実践性
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Blenderとは
Blenderを使うと何ができるの?
Blenderは3DCG制作ができる無料のソフトウェアです。直感的な操作で作業ができると言われており、初心者向けの動画や講座も数多くあるので3DCG制作を学ぶならまずはBlenderから、という方も多いようです。
またそれぞれの機能も非常に高性能で高度な編集やカスタマイズが可能です。
以下に、Blenderでできる主なことをいくつか紹介します。
- モデリング:立体物やキャラクターなどの3Dモデルを作成する機能です。2Dの形状から始めて、細かいディテールやテクスチャを追加することが可能です。
- リギング:自然で滑らかな動きのアニメーションを作るために、モデリングなどの機能を使って制作したキャラクターに骨格を作って骨や関節を設定する機能です。
- アニメーション:制作したキャラクターを動かしたり、背景を動かしたりする機能です。
- マテリアル制作:制作した3Dモデルにプラスチックやガラス、木材などの質感や色をつける機能です。
- レンダリング: 制作した3DCGを最終的な映像や静止画に変換する機能です。
- ライティング: ライトを使って光を当てたり影をつけたりする機能です。
- シミュレーション:現実世界の物理法則に基づいて水の流れやガス爆発、あるいは髪の毛や布などの柔らかい物の動きなどリアルに表現する機能です。
- モーショントラッキング:実写映像からカメラの動きや物体の動きを追跡して3D空間で再現する機能です。
- スカルプトモード:粘土で作る彫刻のように、直感的な操作で3Dモデルに細かい凹凸をつけられる機能です。
- 動画編集:制作した動画をカットして編集する、音楽をつけるなど基本的な動画編集の機能が使えます。
これらはBlenderの主な機能の一部ですが、実際にはさまざまな用途に応じた機能があります。
また、中には動画編集のように「基本的な作業はできるけど高度な動画編集はできなくて物足りない」といったレビューが見受けられる機能もあるので、何を作りたいかによって必要な機能が揃っているか確認することをおすすめします。
動画編集で具体的にできること・苦手なことは、この後の「Blenderの動画編集でできること・苦手なこと」で詳しく紹介します。
なお、近年話題のDaVinci Resolveについて知りたい方は下記記事をご覧ください。
さまざまなツールから自分に合ったものを見つけたい方も、ぜひご覧ください。
「DaVinci Resolveで動画編集!無料?有料版との違いは?」
推奨スペック
Blenderの推奨スペックは以下の通りですが、実際に必要なスペックはプロジェクトの規模や制作要件によって異なる場合もあります。公式サイトのダウンロード要件によると、Windows版の最小要件は以下のとおりです(2026年10月時点)。
- CPU:SSE4.2対応の4コアCPU
- メモリ:8GB
- ディスプレイ:フルHD(1920×1080)
- グラフィックボード:VRAM 2GB、OpenGL 4.3・Vulkan 1.3対応
- デバイス:マウス、トラックパッド、またはペン+タブレット
おすすめのスペックとしては、
- CPU:8コアCPU
- メモリ:32GB
- グラフィックボード:VRAM 8GB
- デバイス:3ボタンマウスまたはペン+タブレット
とのことです。
なお、Macで使う場合は、Blender 5.0以降はApple Silicon搭載のMacが必要です。
これらの要件は、バージョンアップすると変更される可能性があるので、Blenderを使う前に公式サイトを必ずチェックしてみてください。
どのような人に向いているか
Blenderは誰でも完全に無料で利用できるため、コストを抑えて3DCGを作りたい方や映像編集したい方におすすめです。ただし、ある程度パソコンの知識がないと難しいと思われますし、実際の作業はチュートリアル動画や初心者向けの動画などでやり方を学ぶことをおすすめします。
また、Autodesk社が提供する有料の3DソフトウエアMayaや3ds Maxは世界的に有名ですが、Mayaや3ds Maxはどちらかというとプロフェッショナル用です。
Blenderは無料で使えるツールだからといってMayaや3ds Maxと比べて機能が大きく劣るということではないので、学生、アマチュアの方からプロの方まで幅広い層に利用されています。
Blenderは直感的な操作で作業できるため初心者でも使えるソフトと言われていますが、ショートカットを多用するので慣れるまで大変、という声もあるようです。
Mayaや3ds Maxのような他の3DCG制作ソフトも、技術の習得にはある程度学びながら操作を覚えるのに時間はかかりますので、技術の習得面でもBlenderが他のソフトと比べて特別難しいわけではありません。
前述のように初心者向けの動画等情報量も多いので、初心者の方でも挫折しないで習得しやすいツールと言えるでしょう。
3DCG制作に興味がある方は下記記事もあわせてご覧ください。
下記記事では無料で3DCGを学ぶ方法もご紹介しています。
「3DCGスクールおすすめ10選!社会人向け学校や職業訓練校解説」
商用利用できる?
Blenderで制作したアニメーションや動画の著作権は、制作者本人になりますので商用利用が可能です。実際に、Superhive(旧Blender Market)というBlender用のアドオン(拡張機能)や3Dモデルなどを有料で販売するオンラインマーケットプレイスがあり、そこで制作したデジタルコンテンツを販売している方もいらっしゃいます。
Mayaや3ds Maxの無料体験版と学生版(学生と教員は無料で利用可)は商用利用できません。
MayaのIndie版、Maya creative、Maya、3ds Maxの有料版では商用利用できます。
ただし、Indie版は年間の収益などに利用条件があるため、購入前にAutodeskの公式サイトで条件を確認してください。

Blenderの動画編集でできること・苦手なこと
Blenderは3DCG制作だけでなく動画編集の機能も備えており、基本的なカットやテロップ入れから3DCGとの高度な合成まで幅広い作業が可能です。ここでは、Blenderの動画編集でできることや苦手なことを整理し、専用ソフトの代わりに使えるかどうかを判断するポイントを解説します。
動画編集は「Video Editing」画面のビデオシーケンサーで行う
Blenderの動画編集は、3DCGを制作する画面とは別の、動画編集用のワークスペースで行います。上部メニューから「File」>「New」>「Video Editing」の順に選択すると、動画編集用の画面である「Video Editing」ワークスペースが開きます。
この画面の中心になるのが、素材を時間軸に並べて編集する「ビデオシーケンサー」というエディターです。
画面には、素材を探すファイルブラウザ、映像のプレビュー、ビデオシーケンサー、各種設定を行うプロパティが並んでいます。
初期設定は1920×1080ピクセル・24fpsとなっており、開いてすぐに標準的な動画編集を始められる環境が整っています。
Blenderの動画編集でできること
Blenderの動画編集では、一般的な動画制作に必要な機能の多くが標準で備わっています。具体的にどのようなことができるのかを以下の表にまとめました。
| やりたいこと | Blenderでの機能 | できる内容 |
| カット・トリム | Split / トリム | Kキーで現在位置の分割ができ、素材の端をドラッグして長さを調整できる |
| テロップ(文字入れ) | Textストリップ | フォントや色の変更、スタイルプリセットの適用、字幕ファイル(.srt)の書き出しができる |
| トランジション | Cross / Wipeなど | クロスフェードやワイプなどを用いて、場面転換の自然な演出ができる |
| 再生速度の変更 | Speed Control | 映像のスローモーションや早送り、逆再生の表現ができる |
| 色調補正 | ストリップモディファイア | 明るさやコントラスト、カラーバランスなどの色調を細かく調整できる |
| 音声調整 | Soundストリップ / モディファイア | 音量調整、フェードイン・アウト、波形表示、イコライザーによる調整ができる |
| 動画の書き出し | FFmpeg / MPEG-4 | H.264やH.265などのコーデックを用いて、一般的なmp4形式で書き出しができる |
Blenderでは、映像や音声のカット、場面転換のトランジション、色調補正といった基本操作をひととおり行えます。
テキスト(テロップ)は、フォントの太字や斜体、アウトライン、背景ボックスの角丸などを細かく設定できます。
さらに、Blender 5.2からは「字幕」や「メインタイトル」「隅のタイトル」といったテキストのスタイルプリセットが追加され、文字装飾の手間が省けるようになりました。
作成したテキストを字幕ファイル(.srt)として書き出すこともできるため、動画共有サイトに字幕付きで投稿する際にも便利です。
Blenderの動画編集が苦手なこと
多機能なBlenderですが、専用の動画編集ソフトと比べると苦手な分野もあります。まず、音声を自動でテキスト化する自動文字起こしや、自動字幕生成の機能は公式マニュアルに見当たりません。
テロップを入れる際は、音声を聴きながら手入力でテキストを打ち込む必要があります。
また、派手な演出が簡単に作れるテンプレート素材や、テキストアニメーション専用の機能も見当たりません。
さらに、高解像度や長時間の重い素材を扱う場合は、プロキシ(軽量コピー)を作成して動作を軽くするのが一般的です。
これらの理由から、「YouTube用の大量テロップ動画を手早く作る」といった効率重視の作業には、専用の動画編集ソフトのほうが向いています。
3DCGと実写を組み合わせられるのはBlenderならでは
Blenderを動画編集に使う大きなメリットは、3DCGと実写映像の合成を1本のソフトで完結できることです。Blenderには「Sceneストリップ」という機能があり、同じファイル内で作成した3Dシーンを、わざわざ動画ファイルとして書き出すことなく直接ビデオシーケンサーに取り込めます。
背景を透過させた3Dキャラクターを、実写の映像の上にそのまま重ねるといった編集ができます。
また、「Movie Clip Editor」のモーショントラッキング機能を使えば、実写映像のカメラの動きを解析して3D空間に再現できます。
これにより、実写の風景に合わせて3DCGのオブジェクトを自然に配置することが可能です。
ほかにも、映像の手ぶれ補正(2Dスタビライズ)やマスクを使った被写体の切り抜き(ロトスコープ)など、高度な合成処理(コンポジット)に対応しています。
Blenderで動画編集する基本の流れ
Blenderで動画編集を行う際の基本的な手順は、大きく4つのステップに分かれます。- 素材を読み込む
- Kキーでカット・並べ替え
- テキストストリップで文字入れ
- 出力プロパティを設定してmp4書き出し
はじめに、ファイルブラウザから映像や音声の素材をビデオシーケンサーにドラッグして読み込みます。
QuickTime(.mov)などの素材もそのまま扱うことが可能です。
次に、キーボードの「K」キー(Split)を使って不要な部分をカットし、素材を目的の順序に並べ替えます。
映像が繋がったら、Textストリップを追加してテロップやタイトルなどの文字を入れます。
最後に、出力プロパティのファイル形式で「FFmpeg」を選び、コンテナを「MPEG-4」に設定したうえで、上部メニューの「Render」から「Render Animation」を選択すれば、mp4ファイルとして動画が書き出されます。
Blenderが使えると仕事に繋がる?将来性は?
Blenderは、機能性、操作性、無料で利用可能であるということから個人の利用者は急速に増えています。映像制作などに携わっている方にとっては、ほかの3DCGソフトのスキルに加えてBlenderも習得しておくことで、仕事の幅を広げられる可能性があります。
Blenderは導入しやすいツールですので、何か3DCGの制作をしてみたい、動画作成に興味があるという方は使い方を学んでおいて損はないでしょう。
映像制作関連の仕事を目指している方は、Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)についてチェックしておくのもおすすめです。
下記記事ではプレミアプロ(Premiere Pro)の基礎知識やプランを詳しく紹介しています。
「プレミアプロ(Premiere Pro)の値段をプラン別に解説!買い切りの有無も紹介」
初心者でも使える?Blenderの使い方を独学で学ぶには
Blenderの入門動画を探す
Blenderは公式サイトにチュートリアル動画がありますが、日本語ではありません。YouTubeに初心者向けの動画や入門編のような動画がたくさんありますので、そちらを検索していただくと良いでしょう。
導入から画像出力までの操作説明や、ある機能に特化した動画など豊富にあります。
Blenderの初心者向けおすすめYouTubeチャンネルのまとめ等もあるので、検索してみてください。
初歩的な映像制作のみを行いたい場合は、動画編集アプリを活用するのもおすすめです。
下記記事では、モザイクなど簡単な機能を使う際に便利な動画編集アプリをご紹介しています。。
「動画編集でモザイクをかけるおすすめアプリ6選!」
Blenderは書籍も多く販売されている
Blenderの使い方に関しては、書籍も多く販売されています。中には古いバージョンの本もありますので、購入前にバージョンの確認をしてください。
3Dアニメーションの基礎を学びたい、3Dアバターを作りたい、CGでメカを作りたいなど、目的に合わせた書籍も多いので、自分がやりたいことが明確になっている方におすすめです。
書籍では物足りになさも正直あるため、3DCGスクールの無料カウンセリングで今の学習の悩みを相談してみることをおすすめします!
ハイクオリティなアニメやゲーム等が続々と世に放たれている昨今、その制作技術である「3DCG」に興味を持つ人も増えてきています。仕事でなかなか学習時間が取れない社会人が習得するにはスクールの活用がおすすめですが、どれを選べばいいかは迷ってしまいがち。この記事では、社会人でも無理なく3DCGを学ぶことができるおすすめスクールとその選び方ポイントについて解説します。
2026/09/18
動画編集・3DCGスキルUPにおすすめのスクール4選
ここでは、Blenderに限定せず、実践的な動画編集スキルを磨けるスクールと、3DCG・VFXを本格的に学べるスクールを合わせて4つ厳選して紹介します。初学者から本格派まで、自分に合った学び方を見つけましょう。
デジタルハリウッドSTUDIO_CG・VFX講座
デジタルハリウッドSTUDIO_CG・VFX講座は、3DCGや映像の合成(VFX)を本格的に学びたい人向けの講座です。
Blenderで3DCGや映像づくりに興味を持ち、さらに本格的なCG制作のソフトまで身につけたい人に向いています。
講座は目的に合わせて3つから選べます。
未経験からCG・VFXを総合的に学ぶなら、1年間かけて東京本校・大阪本校に通う「本科CG/VFX専攻」が候補で、MayaやHoudini、NUKEといったソフトまで学べます。
働きながら3DCGに絞って学ぶなら、1年間・週1日通学の「3DCGデザイナー専攻」なら在職のまま通えます。
まず短期間で試したい場合は、1〜6か月から選べて毎月入学できる「CGGYM」があります。
また、給付金の対象講座があり、条件を満たすと受講料の最大80%が補助されます。
対象となる講座や受給の条件は、無料の説明会や資料請求で確認しておくと安心です。
受講料の最大80%が補助の給付金対象!憧れのクリエイターへ
studio US
studio USは、未経験からプロの動画クリエイターを目指せるオンラインスクールです。
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講師によるチャットサポートや定期ライブ授業もあり、独学では難しいポイントも基礎から応用までしっかり学習可能。
ポートフォリオ作成にも対応しており、PhotoshopやIllustrator、Cinema4Dの操作も習得できるため、映像編集に必要な総合スキルが身につきます。
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受講期間無制限+永久サポートが魅力
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企画構成や営業力といった「稼ぐ」ためのスキルも網羅しており、動画編集で本気で収入を得たい人に最適。
添削やチャット相談は卒業後も無制限で、継続的にプロのサポートを受けられます。
Blenderを使うには
ダウンロード方法
Blender公式サイトのダウンロードページからダウンロードできます。サイトが英語なので、Google Chromeの日本語自動翻訳を動かしながらサイトの詳細情報を確認してダウンロードするのをおすすめします。
Windows、MacOS、Linuxなどご自身が使用しているOSにあったファイルをダウンロードしましょう。
どのバージョンを選ぶか迷ったら、基本的には最新版で問題ありません。
Blenderには、互換性の維持とバグの修正を約2年間続ける「Blender LTS(Long Term Supportの略、長期サポート版)」もあります。
2026年10月時点でサポートされているLTSは、Blender 5.2 LTSとBlender 4.5 LTSです。
長期サポートといっても使い方などの技術的なサポートが受けられるわけではないので、個人で使うだけならLTSかどうかはそこまで気にしなくてもよいでしょう。
日本語でも使用できる?
Blenderをインストールできたら、表記を日本語表記に切り替えることが可能です。メニューの「Edit」>「Preferences」>「Interface」にある言語の設定で「日本語」を選ぶと、表示が切り替わります。
まとめ:Blenderの動画編集は3DCGと組み合わせると強みが活きる
Blenderでは、カット・テロップ・トランジション・色調補正・音声調整・mp4での書き出しといった動画編集の基本作業ができます。一方で、自動字幕やテンプレート素材の機能は見当たらないため、テロップの多い動画を手早く仕上げたいなら専用の動画編集ソフトもあわせて検討しましょう。
3DCGと実写を1本のソフトで組み合わせられるのは、Blenderならではの強みです。
Blenderは無料で使えるので、推奨スペックを満たしていればすぐに試せます。
独学でつまずいたときは、スクールや講座を利用して学ぶのもひとつの方法です。
フィギュアの作成・3DモデリングのソフトZBRUSH(ズィーブラシ)についてはこちら↓
「ZBrushに無料版はある?体験版14日間と料金・学生向けも解説」
WRITERこの記事を書いた人
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