そこで今回は、デジハク講師の浅倉さんに動画クリエイターの仕事についてお話を伺いました。業務内容や必要なスキル、キャリアステップなどを詳しくお聞きしたので、動画編集に興味がある方は参考にしてみてくださいね。
デジハクは未経験から動画編集・制作のプロを目指せるオンラインスクールです。Adobeソフトをメインに、300本以上の講座が受講し放題で現役フリーランスの講師からバックアップを受けられるのが特徴です。この記事ではデジハクの魅力について取材しました。
2024/04/05 11:29
動画クリエイター1日のスケジュールと仕事内容【浅倉さんに聞く!】
ー本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、まずは自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
私は20歳頃から10年間フリーランスとして活動しており、本格的に動画クリエイターとして働くようになってからは4年ほど経ちました。作業量が増えてからは他のクリエイターに編集を依頼したりマーケティングを担当したりと、プロジェクト全体のマネジメントも行っていて、今はデジハクの講師もやっています。
他にも、自分のYouTubeチャンネル運営や屋外での撮影、動画クリエイターを目指す方のバックアップなど、動画編集を通じて幅広い分野に関わっています。今回は動画クリエイターの仕事内容を知っていただくのはもちろん、キャリアステップやデジハク入会を考えている方にも参考にしていただけたら幸いです。
動画クリエイターを目指したきっかけ
動画クリエイターを目指したきっかけは、自分の制作物を通して企業や個人のサポートをしたいと感じたことです。私が動画編集を始めた当時、大手企業が続々とYouTube参入を始めたタイミングで、今後は動画クリエイターが企業や個人の人生を変えるかもしれないと感じました。また、動画編集を始める前まではライターやブロガーとして活動していたのですが、動画市場の急拡大を受けて動画クリエイターの将来性に魅力を感じた点もきっかけの一つです。
動画編集を始めようと決意してからは、まず妹と一緒にYouTubeチャンネルを一つ作りました。私が運営をプロデュースする形で登録者数が10万人を超え、当時の動画編集やデータ分析の経験が今の仕事にも大きく影響しています。
動画クリエイターの1日のスケジュール
動画クリエイター浅倉さんの1日10:00~12:00 | スキルアップ(情報収集、撮影) |
12:00〜13:00 | 昼休憩 |
13:00〜17:00 | 講師業 動画編集 打ち合わせ 撮影 |
21:00~25:00 | 動画編集 |
日中に講師業や動画編集、打ち合わせなどを行い、17時には一旦作業終了して、21時から作業を再開するスケジュールです。自分は静かな深夜の方が作業に集中しやすいと気づいたので、昼と夜の二部制にしました。
基本的に午前中はスキルアップに繋がる情報収集をしたり、屋外でカメラの練習を行ったりします。納期が重なる時期は午前中から仕事をする日もありますが、スキルアップの意識は常に大切にしています。
私は長時間会社に拘束されるのが苦手だったのですが、フリーランスとして活動するうちに、自然と自分にとって負担が少ないタイムスケジュールになりましたね。
動画クリエイターの仕事内容とは
動画クリエイターは、動画素材をカットしたりテロップ・BGMの挿入をしたりして、クライアントの要望に沿った動画を作る仕事です。基本の編集作業は簡単ですが、色味の補正やエフェクト・トランジションといった効果の使い分けなど、細部までこだわることで動画のクオリティが高まります。
また、案件によっては業務内容もさまざまです。マニュアルに沿って素材動画のカットやテロップ入れを黙々と行うこともあれば、 打ち合わせをして構成から決める場合もあります。より良い動画を制作するためには、情報収集も大事な仕事の一つと言えますね。
ここからは、動画クリエイター歴4年の私が現在行っている業務をご紹介します。いずれも動画編集から派生した業務なので、動画クリエイターとしての働き方やキャリアステップの参考にしてみてください。
メインとなる業務①:YouTubeのプロジェクトマネージャー
収入のメインはYouTubeのプロジェクトマネージャーで、企業や個人のYouTubeチャンネルを運営しています。現在は10チャンネルほど担当しています。企業チャンネルの場合は「商品やサービスの認知度を高めたい」「販売促進したい」など要望もさまざまです。クライアントの意向に合わせて、動画の企画を考えたりデータ分析をしたり、導線の設計を行ったりします。現在は動画編集・撮影作業をどちらも委託していますが、場合によっては自分でやることもあります。
メインとなる業務②:動画・写真の撮影
メインとなる業務の2つ目は動画・写真の撮影です。動画の場合はイベントで動画撮影を行い、プロモーションムービーやメイキングムービーを制作しています。野外フェスでは、ステージに上がってアーティストを撮影することもあります。また、動画制作とは異なりますが、企業のホームページ用の写真や、ECサイト用の商品撮影といった静止画の撮影も業務の一つです。撮影用カメラが必要になりますが、撮影から動画編集まで担当できると仕事の幅が広がります。
メインとなる業務③:SNSマーケティング
SNSの運用代行を行うこともあります。SNSマーケティングの仕事は、動画編集と接点が少ないと思う方もいるかもしれませんが、近年、動画広告はYouTubeだけでなくInstagramやTwitter、TikTokといったさまざまなSNSにおいても必要不可欠なコンテンツとなっています。私の場合、動画クリエイターとして活動していた際に出会った方からSNS運用案件をいただきました。 動画編集スキルからSNS系の仕事に派生するケースもあることを知っていただければと思います。
動画クリエイターとして活躍するために必要なスキル
Adobe Premiere Proの操作スキル
大前提として動画編集ソフトのAdobe Premiere Proをスムーズに操作できるようになれば、ひとまず動画クリエイターとしてのスタートラインに立てたと考えて良いでしょう。バラエティ系やドキュメンタリー系、ビジネス系や美容系など、動画ジャンルによって編集の仕上がりが全く異なります。 テロップの入れ方やカットのタイミングなど、さまざまなジャンルに対応できるようになると案件の幅が広がるはずです。
近年ではさまざまな編集ソフトやアプリがありますが、動画クリエイターを生業にするならAdobe Premiere Pro一択だと思っています。Adobe Premiere Proなら編集データを共有できるので、先方が編集内容をチェックしたり微調整を行ったりといった柔軟な対応が可能です。動画クリエイター採用の際には、Adobe Premiere Proの操作スキルの有無が影響することも多いようです。
コミュニケーションスキル・提案力
普段から柔軟なコミュニケーションを取っておくことで、自ら案件を増やしたり単価を上げたりできます。 例えば、私は自分のYouTubeチャンネルを運営した経験から、「動画編集だけでなく運用もやらせてもらえますか?」と声をかけ、動画の方向性や導線設計を提案するようにしています。過去にはLP(ランディングページ)の設計に関わったこともありました。クライアントからすれば広範囲の仕事に対応できる動画クリエイターの採用は大きなメリットなので、いずれはマーケティングやライティングも学ぶことをおすすめします。
動画クリエイターのやりがいは?苦労したことは?
ー動画クリエイターとしてやりがいを感じるのはどんな場面ですか?動画編集を通して、クライアントや仕事仲間の人生が変わる瞬間に立ち会えたときです。動画は発信力・影響力が大きいので、動画一本で人生が変わることもあります。みなさんの仕事や人生のサポートに直接関われることは、動画制作や講師業の醍醐味ですね。
また、自分が好きな動画作りをしているときも心からやりがいを感じます。フリーランス駆け出しの頃はジャンル関係なく案件に取り組みましたが、最近は、本当に自分が好きなものを作っている状態が理想だと感じています。さまざまな人との出会いも、クリエイティブな仕事ならではです。
ー逆に、動画クリエイターの仕事で苦労したことはありましたか?
実は、私は動画編集を独学で学んだので、「本当に案件が取れるだろうか」「フリーランスとしてやっていけるのか」といった不安との戦いでした。駆け出しの頃はとにかく手を動かすことが大事ですが、方向性が不確かなまま勉強を続けていると将来が不安になって、負のループに陥ってしまうのです。
講師を勤めているデジハクでは「不安を一人で抱えこまない」スクール設計になっているので、動画編集クリエイターになるまでかなり近道ができると思います。
未経験でも動画クリエイターになれる?
ー浅倉さんがデジハクの講師として教えている中で、未経験者の受講生がつまずきがちなポイントはありますか?未経験の方の中には、動画編集の専門用語につまずいてしまう人がいます。例えば、「エフェクト」や「トランジション」といった聞きなれない用語は難しく感じるものですが、そういった用語が何百種類もあるんです。
トランジションの意味がわからないうちに使い方を学ぶと混乱するので、まずは一つ一つの用語や効果を理解する必要があります。
また、動画編集は非常に繊細な作業で、0.1秒単位でカットやテロップのタイミングに気を配っています。未経験の方にとっては慣れない作業になりますが、0.1秒の差で動画の面白さが変わることは事実です。編集画面ではミスを見落としがちなので、できれば自分以外の人やプロのクリエイターにチェックしてもらうことをおすすめします。
ー動画編集は奥深い作業ですね。一通り動画編集スキルを学べば、未経験者でも案件を獲得できるのでしょうか?
未経験者でも案件は獲得できます。私の経験談ですが、最初は人脈が無いのでクラウドソーシングサイトやSNSを利用しました。片っ端から案件に応募したら、1~2社ほど契約できましたよ。チャンスがあれば対面で直接営業して、信頼関係の構築にコミットしました。いただいた仕事に一生懸命取り組むうちに、口コミや紹介先が広がっていくと思います。
営業が苦手な人はスクールを利用するのも手です。 デジハクでは、動画編集スキルはもちろん、案件獲得に重要な「提案力」や「こなしていく力」を身につけることができます。
また、専属講師が一人一人に寄り添ったマンツーマンのサポートがあるので、初めての案件獲得に向けて、より安心して取り組むことができますよ。
ー案件を1件獲得できたら、全力で取り組むことが大事ですね!
そうですね。私も未経験で動画編集を始めているので、誰でも動画クリエイターになれると思います。
更に質を高めていくのであれば、現役の動画編集クリエイターに質問できる環境があると有利ですね。
デジハクでは、受講生が卒業後も参加し続けられるコミュニティがあって、受講生の質問にその場で講師が答えるVCイベントやウェビナーなどが開催されています。
実際に僕も受講生の質問に答える企画をやらせていただいてますので、目を通してみてください。
参考:受講生の相談内容「自己分析の方法について」
ー浅倉さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!
未経験でも3か月で動画クリエイターに!迷わず学習できるデジハクへ
今回、動画クリエイターについて教えてくださった浅倉さんは、動画クリエイターやプロジェクトマネージャー、フォトグラファーといった肩書きの他に、デジハクの講師としても活躍されています。デジハクならマンツーマンで何度でも質問できるので、未経験者でも疑問を解消しながらスキルアップできます。300本以上の講座がオンライン受講し放題で、浅倉さんによると「最新情報に合わせて講座内容もアップデートしている」とのこと。受講生コミュニティやオンライン講座は卒業後も利用可能なので、卒業後も安心して動画クリエイターの仕事に取り組めます。
また、デジハク講師は全て現役動画クリエイターが担当。プロから直接添削してもらったり、はじめての実案件獲得に向けてアドバイスをもらったりと、手厚いサポートも充実しています。副業やフリーランスなどさまざまなニーズに対応しているので、動画編集に興味がある方は気兼ねなく参加できる無料相談を試してみるのがおすすめです。