ネットビジネスを始める前に、ネットストアの開設方法や必要な運営スキルについて理解しておきましょう。この記事では、ネットストア開設のために役立つおすすめスクールもご紹介します。
ネットストアとは?
ネットストアは、ネットショップ・ECサイトとも呼ばれています。365日24時間、システムで対応することが可能であるため実店舗よりも効率が良い商品の売り方だといえるでしょう。実店舗なら家賃や事務所、棚などの費用が必要になりますが、ネットストアは自宅で手軽にスタートできることが強みだといえるでしょう。また、ネットストアは全世界のお客様を相手に商品を販売することができます。店舗の立地などに悩む必要もない点については、誰にとってもビジネスチャンスを掴みやすい働き方だといえるでしょう。お金をかける方法もありますが、初心者なら「BASE」などの無料ASPを利用することで無料で始められるところもネットストアの良い点だと言えます。有料ASPを利用するのは、コンスタントに商品が売れるようになってから検討しても良いでしょう。
参考:MakeShop
ネットストアを開設するステップ
ネットストアを開設するステップは、大まかに分けて以下の通りです。- 市場・競合・自社を分析する
- インターネットへ接続する
- レンタルサーバーと契約する
- ネットストアをデザインする
- ネットストアに会計機能を導入する
- SEOなどを考慮して集客する
- 客に商品を購入してもらう
- 商品を発送する
ネットストア初心者の場合には、Amazonのような複合型のECモールを利用すると集客する手間がありません。ECモールには絶大な集客力がありますが、売上げ手数料が引かれる点は覚えておきましょう。また、自身の販売ページを十分にカスタマイズできないなどの難点もあります。
自社のカラーを全面に出したいなら、自社サイトを構築すると良いでしょう。ECサイト作成サービス「Shopify(ショピファイ)」を利用すれば、よりオリジナリティーのあるサイトを構築できる上に事業を後から拡大することも可能です。なお、全世界で利用されているWordPressはネットストア向きではありません。
参考:Web幹事
ネットストア構築サービスの種類
ネットストアを開業するサービスは、大きく分けると以下の4種類です。- パッケージソフト
- レンタルショッピングカート
- ネットショップ出店ASPサービス
- 専用システム構築
ネットショップ出店ASPサービスは、知名度の高い主要モールを利用してネットストアを出店する方法です。代表的なサービスに、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなどがあります。集客率は高いものの、売れるたびに手数料がかかるため利益率が低くなるデメリットがあります。
専用システム構築は、自分で好きなようにカスタマイズしてネットストアを構築できるサービスです。自由度は高いですが、法人向けのサービスのため個人事業主では難しいところと、ゼロからネットショップを作るので、開業するに数百万~数千万の資金がかかるというデメリットがあります。
それぞれにメリット、デメリットがあるので、目的や用途に合わせて最適なサービスを利用しましょう。
ネットストアを運営するために注意したいポイント
ネットストアを運営するときには「お客様が商品を直接手に取れない」ことを考慮した上で運営していく必要があります。ネットストアを運営する際に注意しておきたいポイントは、以下の通りです。- 商品に合わせた配送方法を検討する(大型商品・クール便など)
- イメージ違いなどを起こさないために、嘘偽りない商品情報を掲載する
- 価格競争に巻き込まれやすい
- 積極的に集客する必要がある
- 競合が多い
価格競争に巻き込まれないためにも、自社の商品に価値を見出してもらう必要があります。そのためには、接客的に集客を行い商品レビューなども掲載できるようにしておきたいですね。不要な機能を搭載しすぎると、お客様にとって「利用しづらいサイト」と印象付けてしまうこともあります。始めは最低限だけの機能を搭載し、お客様の反応をみてから機能の追加は検討すると良いでしょう。
また、ネットビジネスは既にレッドオーシャンともいえる領域であり、競合が溢れていることを念頭におきましょう。レッドオーシャンの中でも未開拓の領域を見出し、自社の独自性をアピールしていくことがビジネス成功の鍵となります。
ECサイト・ネットストア運営スキルが学べるスクール4選
それでは、ネットストア開設・運営スキルが学べるスクール4選をご紹介します。「本格的なネットストアを作りたい!」などの目標が明確になっている場合には、ぜひ参考にしてみましょう。インターネット・アカデミー
ECサイト運用コースを用意しているのは、インターネット・アカデミーです。商品管理システムの開発にも利用されているプログラミング言語や、自社サイトのセキュリティー対策まで講座の中で学ぶことができます。集客方法の基礎から知識を得られるため、ネットストア初心者にも向いているコースだといえるでしょう。
ECサイト運用コースは、403,040円で受講できます。手厚いキャリアサポートによって、自分の条件に見合う企業へ転職しやすいことでも定評があります。給付金も使用できるコースもありますので、チェックしてみましょう。
ランサーズデジタルアカデミー
ランサーズデジタルアカデミーではFCサイトを作れるプラットフォームShopifyについて学べる「Shopifyマスターコース」が設けられています。コースの対象はサイトを作った経験のある人です。受講によってShopifyに関する専門的なスキルを身に付けられます。受講料は349,800円で、コースを修了すると全3コースの動画教材を1年間無料で見放題です。そのためShopifyについて学び終えると、デジタル広告の運用やAWSについても学習できます。
CodeCamp
Webサイトを構築する基礎知識から学べるのは、CodeCampです。オンラインマンツーマンレッスンだから、学習をきめ細やかにサポートしてもらえます。好みの講師を指名できるから、自分の学習にフィットする講師と共に学習を進めていけることが魅力だといえます。Webマスターコースなら、2ヶ月プランで165,000円(税込)の受講料です。受講を迷っているときには、無料体験レッスンを利用して自分に合うかどうかを確かめると良いですね。
schoo(スクー) WEB-campus
Webデザインの基礎から学びたいなら、schoo WEB-campusがおすすめです。利用者にとって利便性が高く、デザイン性の高いサイトを構築できることで評価を得ています。商品が売れるためのデザインになるよう、ユーザー心理を深く理解する講座なども人気があります。月額980円で5,000本以上の動画が視聴し放題になるため、自分のペースでコツコツ学習を積み重ねたいひとから選ばれています。
ECサイトスクールまとめ
ツールを上手に活用することで、ネットストアは誰でも簡単に作れるようになりました。「商品が売れるサイト」を作るためには、専門的な知識と豊富な経験が必要となります。よりユーザー視点に沿ったネットストアを構築したいなら、スクールでしっかりと学ぶようにしたいですね。スクールを利用することで、客観的で的確なアドバイスをもらえるでしょう。ユーザーにとって利便性の高いネットストアを構築して、ビジネスを加速させましょう!