Webディレクターとは？未経験からでも挑戦できるのか解説

Webディレクターが未経験でもOKな理由

専門性が必要に見えるwebディレクターですが、なぜ未経験OKの募集が少なくないのでしょうか。

専門性は他のスタッフが補完してくれるから

webサイトと言っても、どんなサイトを作るのかによって細部のディレクションは違ってきます。例えば、ECサイトを作る場合と、コーポレートサイトを作りたい場合では、デザインも役割も運営の仕方も大きく違います。

webディレクターは、サイトの役割をしっかりと把握し、どこに何を配置するのか、サイト全体の構成を決めるのが仕事です。構成案を作ったり、ワイヤーフレームを作成したりすることもあります。

そのため、プログラミングやデザインの知識は、webディレクターのスキルとして役立つことがあるかもしれません。

しかし、これらの情報やスキルは、他に熟知しているスタッフがいれば十分補完してくれます。ここで必要なスキルがあるとすれば、スタッフを素直に頼れる謙虚さくらいです。

そのため、webディレクターにはサイトを構築するための細かいスキルは必須ではありません。将来的に必要になったとしても、今から学んでいけば十分です。

経験よりもコミュニケーション力が重要だから

webディレクターの仕事は、人とコミュニケーションする仕事だと言えます。クライアントが求めているサイトをヒアリングで聞き出したり、クライアントの潜在的ニーズを探って新たな提案をしたりと、コミュニケーションをしながら立ち回ります。

進捗管理についてもコミュニケーションは欠かせません。チーム内で困っているセクションがないか、日々確認しながら調整する必要があります。外部の事業者を活用する場合ならなおさら、細かい確認事項のチェックが必要になるでしょう。

これらのコミュニケーションは、webディレクターにしか備わっていない能力ではありません。むしろ、別業種を経験してきた人の方が高い能力を持っていることも多いため、webディレクター求人には未経験OKとする募集が少なくありません。

ユーザー目線が活かせるから

webサイトを使用するのは、一般的なユーザーであることが少なくありません。最終的なクオリティをチェックするのもwebディレクターの仕事ですが、その時にはユーザー目線で捉えられることが重要になります。

サイトに訪れた時の印象はどうか、UIの改善点はないかなど、素人でも問題点や使いやすさなどをはかることは可能です。

もちろん、SEO対策やデザインの専門性などが求められるケースもありますが、それも専門家を交えればカバーできないわけではありません。

未経験のディレクターは、先入観なくサイトをチェックできる点が強みでもあります。クオリティチェックで求められるのは、自分の感じたことを言葉にし、小さな疑問を取りこぼさず課題に上げていく積極性と言えるかもしれません。

Webディレクターに求められる資質とは

webディレクターは未経験からでも挑戦できる仕事ですが、クライアントのニーズを掴むためのヒアリング力、クライアントなどに提案するプレゼン力などは、就職後に必ず必要になるスキルです。

リーダーシップを発揮してチームをまとめたり、プロジェクトをスムーズに進行するスキルも必要になるでしょう。また、経営者目線に立って金銭的なマネジメントをする業務を請け負うこともあります。

基本的にはなんでも興味を持って、新たなプロジェクトに挑戦できるマインドを持つことが大切。チャレンジ精神の旺盛さが活かせる仕事でもあります。

未経験から応募するときのアピール戦略

webディレクターに未経験から挑戦する際は、どんなアピールポイントを掲げて就職活動をすればいいのでしょうか。

長く働ける

未経験から応募する場合、長く働くことをアピールするのはとても重要です。「長く働きたい」ということは、その会社に長く貢献したい意欲の表れともとれます。

企業は人材を募集するのにとても苦労しているケースが多いので、「長く働きたい」人材を求めていることが多いです。

webディレクター未経験ということは、企業側も人材育成期間があることを前提としているかもしれません。長く働きスキルを積み上げていってほしいと考えていることも多いので、長く働きたいアピールはしておいて損はありません。

社風や企業理念に共感している

長く働けることの根拠にも挙げることができるのが「社風や企業理念に共感している」というアピールです。

IT系の企業やクリエイティブ系の企業はユニークな社風を持つ会社も多いです。そのため、企業研究を重ねて、社風や理念とのマッチングをアピールするのはいい戦略です。

イチから積極的に学んでいきたい熱意がある

未経験から挑戦するなら、積極的に学ぶ姿勢は必要です。未経験者でも、入社後はOJTや研修は必ず受けるはず。そして、周りのスタッフに支えられながら学ぶ事が多いはずです。

未経験でもイチから謙虚に学んでいける姿勢があれば、採用担当者にも好印象を残せるでしょう。

エージェントに相談して決める

webディレクターに未経験から挑戦する場合、自分と企業とのマッチングがきちんと測れないこともあります。そんな時役に立つのが転職エージェントです。

あなたの適性と企業が求める要件を全て知り尽くしたエージェントなら、採用などのミスマッチが起こりにくく、入社後もスムーズに働ける可能性が高くなります。自分ひとりで悩まずに、一度相談してみるのもいいでしょう。

まとめ

webディレクターは専門性が高いように見えますが、未経験からでも十分に働ける仕事です。コミュニケーション能力やプレゼンなどの必要なスキルさえあれば、別業界・業種の方でもジョブチェンジができます。webディレクターならではの必要なスキルはイチから学ぶことでカバーできますので、謙虚な姿勢と積極的な姿勢をアピールしながら、転職活動に励んでみてください。