今回は、Webマーケティングの仕事内容を中心に、向いている人の特徴まで解説します。未経験からWebマーケターになる方法についても触れているので、ぜひ参考にしてくださいね。
Webマーケティングの仕事内容
Webマーケティングの仕事内容は、Webサイトの運営やWeb広告の出稿、SNSの運用などを利用した、見込み顧客を集める施策全般です。Webマーケティングの手法では、まずWebコンテンツを制作します。見込み顧客を獲得できるよう、効果的なWebコンテンツを考える役割がWebマーケターです。
以下では、Webマーケティングで行われる代表的な施策について詳しく解説します。
SEO
SEOは「Search Engine Optimization」の略称で、検索エンジン最適化のことです。検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすことで、Webサイトの成果を向上させます。具体的な作業としては、特定のキーワードで検索された場合に、自社のサイトが検索結果で上位に表示されるよう、ページやサイト内・外を調整します。SEOの大まかな流れは以下のとおりです。
- キーワードの選定と評価
- 実際にページやサイト内・外を最適化
次に選んだキーワードに合わせて、サイトのドメイン名・テーマを設定したり、ページのタイトルやmetaタグに内容を入れたりします。
キーワードの選定から最適化という流れでSEO施策を行い、狙ったキーワードで検索した際の上位表示を目指します。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに合わせて表示される、テキスト形式の広告のことです。検索連動型広告とも呼ばれます。ユーザーが実際に検索したキーワードによって広告が表示されるため、特定のサービスや商品を申し込む確率が高いユーザーへアプローチすることが可能です。ただし、テキストのみでの訴求になるので、短い文字数でも効果的にアピールする必要があります。
リスティング広告のメリットは、低予算でも広告出稿ができることです。
一般的なマスメディア広告だと数千万円の広告費が必要ですが、リスティング広告の場合は広告が表示されただけでは費用がかかりません。ユーザーが広告をクリックした際に費用が発生する仕組みです。広告予算は自由に設定でき、「クリック数が多く予算がオーバーしてしまった」ということもありません。
低予算からはじめられるリスティング広告は、Webマーケティングにおいて効果的な施策のひとつです。
広告運用マーケターであれば、非常に重要な仕事になります。
サービス・商材の特徴やターゲットを考え「リスティング広告に予算をかける」「今回はSNS広告には出稿しない」などを判断し、予算を割り振り、入札を調整していきます。この戦略立案が私の業務の中心となります。出典:(取材)Webマーケターの1日のスケジュールは?求められる成果やリアルなお仕事事情を現役マーケターに聞く
LPO
LPOは「Landing Page Optimization」の略称で、ランディングページ最適化のことを指します。LP(ランディングページ)とは、ユーザーが情報を得るために広告や検索結果をクリックした際、最初に表示されるページのことです。LPを最適化することで、サイト訪問者を途中離脱させずに、お問い合わせや申し込みへ導きます。LPOによって「サービス・商品を販売したい」「お問い合わせを増やしたい」といった、企業が求めるゴールへの確率を高めることが可能です。
ただし、LPOを導入したからといって、すぐに効果が出るわけではありません。市場分析やターゲティングをして綿密にプランを練り、テスト検証をするなど、PDCAを確実に回していくことが大切です。
Webマーケターに向いている人の特徴
Webマーケティングは、いくつもの施策を駆使して、成果を上げることが仕事です。以下では、Webマーケターに向いている人の特徴について紹介します。論理的思考ができる人
論理的思考とは、物事を筋道立てて考えることです。ビジネスパーソンとして必要不可欠なスキルで、ロジカルシンキングともいわれます。Webマーケティングでは、Web上で集客し、購入するまでの道筋を考えなければいけません。複雑な情報の関係性を把握して、物事の全体像をつかみ、理解する力が大切です。
計算が得意な人
Webマーケティングは、アクセス解析やクリック率など、数字を日々チェックする仕事です。数字を分析したうえで、売上アップにつながる戦略を練る必要があります。毎日数字に触れながら仕事を行うため、計算が苦手な人はWebマーケターに向いていないかもしれません。
柔軟に対応できる人
何事も柔軟に対応できる人は、Webマーケターの素質があります。Webマーケティングは、市場の変化に合わせて柔軟に動きを変える必要があるからです。また、Webマーケティングの手法は、日々進化しています。一度成果が出たやり方に固執するのではなく、常に新しいことに取り組んでいける人が、結果を出せるWebマーケターだといえるでしょう。
未経験でもWebマーケターになれる?
未経験からでもWebマーケターになることはできます。主な方法は、以下のとおりです。- IT企業やWeb企業でWebマーケターとして就職・転職する
- Web関連企業に就職・転職して、Webマーケターを目指す
- 個人でWebサービスやブログを運用し、実践で経験を積む
- スクールに通ってWebマーケティングを学んで、転職する
コエテコでは実際にWebマーケターの仕事内容について取材をしていますので、ぜひご覧ください。

おすすめのWebマーケティングスクール3選
「Webマーケティング未経験だから、基礎から学びたい!」と考えるなら、Webマーケティングスクールを利用してみましょう。現役Webマーケターが講師を務めるケースが多いため、現場目線のスキルを習得しやすいことが強みです。ここでは、コエテコが厳選するおすすめWebマーケティングスクール3選を紹介します。インターネット・アカデミー

IT業界の最先端で活躍する現役のプロが講師を務めるのは、インターネット・アカデミーです。授業スタイルは、自分のペースで学べるオンデマンド授業とライブ授業、マンツーマン授業やフリーレッスンなどを採用。オンラインでも通学スタイルでも学べるから、マーケティング初心者でも質問しやすい環境であることがメリットです。
インターネット・アカデミーのWebマーケティング向けコースは、以下の通りです。上記のなかで受講料が最大70%オフになるのは、Web担当者コースとIoTエンジニア育成コースです。なかでも、Webマーケティング初心者向けなのは、Web担当者コース。Webマーケティングのノウハウから効率的な集客方法まで学習できます。カリキュラムのなかで学べるスキルは、JavaScriptやPhotoshop、Dreamweaverなどです。
なお、Web担当者コースの受講料は605,660円(税込)で、受講期間の目安は4~6ヵ月となっています。分割払いにすれば、月々の支払いは18,150円(税込)となるので、費用を抑えてWebマーケティングを学びたい人にもおすすめ。
授業内容が気になる場合は、完全無料の7日間体験レッスンを利用してみましょう。公式サイトには、Webマーケター向けのコースの特徴が紹介されている10分間の無料動画も用意されています。
SHElikes(シーライクス)

定額で29種類の職種が学び放題なのは、SHElikesです。女性限定のオンライン完結型のスクールだから、育児中のママやキャリアアップを目指す女性などが受講生の大半を占めています。Webマーケティングだけではなく、Webデザインやライティング、プログラミングなども学べるため、幅広いスキルを習得したい人向けのスクールだといえますね。
SHElikesの「Webマーケティング」は、全6レッスン。Webマーケターに必要な基礎知識からデジタルマーケティング施策の概要まで学習できます。副業や転職、フリーランスを目指したい人が受講している傾向があります。
学習につまづいてしまったときには、Webかオフラインで講師に質問することが可能です。さらに、卒業後にスムーズに案件が取得できるよう、キャリア相談できる環境が整えられています。受講料は、1ヵ月プランが16,280円(税込)、6ヵ月プランが93,280円(税込)、12ヵ月プランが162,800円(税込)となっています。
気になる場合は、無料カウンセリングや無料体験レッスンを利用してみましょう。体験レッスンはオンラインで受講できるから、育児や仕事の隙間時間にも利用しやすいことが魅力です。
マケキャンbyDMM

現役Webマーケターから質の高い個別指導が受けられるのは、オンライン学習のマケキャンbyDMMです。現場ですぐに活用できるデータ分析の方法や入稿対応について、基礎から学べることが特徴です。マンツーマン指導で、質問は無制限で対応しています。
卒業後はプロのWebマーケターとして活躍できるよう、学習サポートがあることも魅力の1つ。卒業生限定イベントやSNSコミュニティに卒業後も参加できるから、人脈を広げたい人に向いているスクールだといえるでしょう。
マケキャンbyDMMで学べる内容は、以下の通りです。
- 広告入稿方法(Google・Facebook・LINE・Twitter)
- SNSマーケティング
- Webマーケティング概論
- データ分析・Googleアナリティクス
受講料は、実務コースの4週間プランが月額16,335円(税込)、9週間プランが月額27,225円(税込)、戦略コースが月額20,468円(税込)となっています。実践的なスキルを身に付けたいなら、無料カウンセリングを利用してみましょう。
まとめ
Webマーケティングの仕事内容は、Webサイトの運用やWeb広告の出稿を利用して見込み顧客の獲得を狙う、施策のすべてです。主な施策として、SEOやリスティング広告、LPOなどが挙げられます。Webマーケティングの施策は日々進化しているので、柔軟に対応でき、論理的な思考力をもった人がWebマーケターに向いているといえます。
また、未経験からでもWebマーケターになることは可能です。基本的に実践での経験を積むしかないので、IT企業やWeb企業に就職し、Webマーケターを目指しましょう。