この記事は「未経験からWebディレクターになるにはどうしたらいい?」というテーマで解説していきます。巷で「未経験はきつい」と言われている理由から具体的な行動フローについてまで、網羅的にまとめました。Webディレクターという仕事に興味がある人はぜひ最後までご覧ください。
未経験からWebディレクターはきついって本当?
Webディレクターは人気の職種である一方で「未経験からはきつい」「やめとけ」といった否定的な意見が散見されていることも確かです。しかし結論から言うと、未経験だとしても努力次第でWebディレクターとして活躍していくことは十分に可能です。厚生労働省の職業情報サイト「jobtag」でも、実際に現役Webディレクターとして働いている人のうち「入社前の訓練や実務経験は必要ない」と答えた人が3〜4割近くいることが分かっています。
![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/p29Av_FB7DXX35loOPeTUw.png)
![](https://static.coeteco.jp/coeteco/image/upload/c_limit,f_auto,q_auto,w_1400/v1/cs-product/froala/VEjeAmqKsklxoQ7jeYXJ0w.png)
各種求人サイトを見ても「未経験者可」のWebディレクター案件は数多く存在していることから、今現在スキルがないからと言って諦める必要はないでしょう。熱意をもって挑戦してみる価値は十分あります。
未経験からWebディレクターになるには?3ステップで解説
ここからは、未経験からWebディレクターになるための道のりを3ステップで詳しく解説していきます。目指すキャリアを少しでも早く実現するためにも、闇雲に動き出すのではなく計画的な行動を心がけましょう。- Web職に就いて業界での実務経験を積む
- Webディレクターに必要なスキルを養う
- 転職サイト・転職エージェントで求人を探す
Web職に就いて業界での実務経験を積む
未経験者がWebディレクターを目指す第一歩としては、まず何らかのWeb関連職に就くのがおすすめ。WebディレクターはあらゆるWeb職の先頭に立ちプロジェクトを引っ張っていかなければならないため、最低限「Web業界がどんなところか」は理解しておく必要があるからです。最初に挑戦するWeb職の例としては、以下のようなものが挙げられます。
- Webデザイナー
- コーダー(プログラマー)
- エンジニア
- コンテンツライター etc…
後にWebディレクターとして活躍するための基礎を築くという意味でも、まずは下流工程で実務経験を積むことから始めてみましょう。実際にプロジェクトの一員としてWebディレクターの仕事ぶりを見ていれば、今後キャリアアップするうえでやらなければならないことも自ずと見えてくるはずです。
Webディレクターに必要なスキルを養う
ある程度Web業界への理解が深まったら、次はWebディレクターに求められる一連のスキル習得に励んでいきましょう。どんな場面でも求められる普遍的なスキルとしては、以下のようなものがあります。- プロジェクト管理能力
- コミュニケーションスキル
- リーダーシップ
- マーケティング
- 情報収集力
- Webデザイン・コーディングスキル etc,,,
これらは一朝一夕で身につくものではないうえ、座学では養いづらい傾向にあります。書籍やインターネットから情報を得たら、職場等の人がいる場所で実践しながら成長を図っていくのがいいでしょう。独学では難しいと判断した場合には、Webディレクター養成を目的としたスクールを活用するのもおすすめです。
関連記事:おすすめWebディレクタースクール
転職サイト・転職エージェントで求人を探す
Webディレクターとして働くうえでの土台が出来上がった後は、転職サイトや転職エージェントを利用して求人情報を探すフェーズに移ります。「まだ勉強不足だから…」と尻込みしていてはいつまでもキャリアチェンジを実現できないため、ある程度学んだら積極的に仕事探しを行なっていきましょう。現職が忙しくなかなか転職活動に充てる時間が確保できない場合には、サポートの充実している転職エージェントに登録すると◎。自分に合った求人をアドバイザーが探してきてくれるため、自分で動く手間を最小限にすることができます。応募書類の添削や面接対策も行ってくれる等、転職活動がスムーズに進むこと間違いなしです。
関連記事:おすすめ転職エージェント
Webディレクターに向いている人の特徴
「自分はWebディレクターとしてやっていく素質があるのかな…」と気になっている人も多いはず。以下に、Webディレクターに向いている人の特徴の一例をご紹介します。- 物事を俯瞰して見ることができる人
- 人とコミュニケーションをとるのが好きな人
- マルチタスクを効率よくこなせる人
- 積極的に新しい情報をキャッチしていける人 etc…
プロジェクトの統括に当たるWebディレクターには、全体を見渡し、円滑に進めるための調整能力が求められます。そのため、コミュニケーションが得意で、他のメンバーと協力して物事を進めるのが好きな人は成功しやすいでしょう。
多くの人とのかかわりが発生する都合上、複数タスクが同時に降りかかってくることも多い職種であるため、マルチタスクが得意な人もWebディレクターの適性があります。日々移り行くトレンドを敏感に察知し、新しい技術の習得に励む姿勢も重要ですが、総じて「好奇心旺盛で成長意欲のある人」に向いている仕事と言えそうです。
Webディレクターになるにはどんな資格が必要?
Webディレクターになるうえで必須となる資格はありませんが、関連する資格を持っていると転職時に役立つ場合があります。例を挙げると以下の通り。- Webディレクション試験 | Web検定(ウェブケン)
- Webリテラシー試験|Web検定(ウェブケン)
- ITパスポート試験
- ネットマーケティング検定
- Webクリエイター能力認定試験 etc…
人の先頭に立つうえで重要になる「ポータブルスキル」を磨ける資格はもちろん、デザインやマーケティング、コーディングといったより専門的な知識が学べるものもおすすめ。「これを受けるべき」という資格は基本的に存在しないため、自分のスキルセットを鑑みて選定すればOKです。資格はスキルの証明だけでなく自身の成長にもつながるため、積極的に挑戦してみるといいでしょう。
参考:Webマーケティング資格
まとめ
当記事では「これからWebディレクターになりたい!」と考えている人に向けて、未経験でも十分現実的である理由や具体的な行動フローをはじめ「どんな人に向いているの?」といった内容についてまで詳細に解説してきました。インターネットの普及が進み、Webを活用したコンテンツが日に日に増えている昨今。その開発現場を先導するWebディレクターの需要も右肩上がりの傾向にあります。未経験だとしても求められるスキルさえしっかり習得できれば、多くの企業から重宝される人材になることも夢ではないでしょう。
Webディレクターは「指揮管理」という役割を担うため、近年人間の職を脅かしているAIに取って代わられる可能性が低いという点もメリットです。適切なステップで経験を積み、ぜひWebディレクターとしてのキャリアを勝ち取ってみてください。