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とはいえ、「エンジニアとは?」と聞かれると、案外ひとことでは説明しにくいのではないでしょうか。
ここではエンジニアとは?の内容から、「プログラマー」との違い、必要とされるスキルなどを分かりやすくまとめます。
- 1. エンジニアとは?
- 2. ITエンジニアの仕事内容
- 3. ITエンジニアの種類
- 4. 「エンジニア」と「プログラマー」の違い
- 5. 「エンジニア」を目指すのがおすすめな人
- 6. 「プログラマー」を目指すのがおすすめな人
- 7. 「コーダー」とはエンジニアと何が違う?
- 8. エンジニアに必要な能力
- 9. エンジニアになるには?
- 10. エンジニアになるメリット・デメリットを比較
- 11. エンジニアを目指すために必要な勉強やおすすめ資格
- 12. ITエンジニアへの転職を目指せるおすすめスクール3選
- 13. 未経験の方はプログラミングスクールでの学習がおすすめ
- 14. エンジニアとは何をする人かまとめ
エンジニアとは?
エンジニアとはIT系技術職の総称を指しており、現代において必要不可欠な存在です。独立行政法人情報処理推進機構の調査によると、2018年以降から多くの企業でDX化(テクノロジーを活用して経営を再構築する)が推進されているとのこと。大手企業はもちろん中小企業も含め、全体の6割がデジタル事業またはDXを取り入れているようです。出典:独立行政法人情報処理推進機構
ほぼ全業種でのDX取り組みが進むなか、エンジニアの需要はさらに高まっているといえます。今後ますます優秀なエンジニアの確保が各企業の課題となるでしょう。
ITエンジニアの仕事内容
ではITエンジニアとは何なのかというと、エンジニアの中でも「ITにかかわるシステム」の専門家といえます。ここでは具体的に「巨大テーマパークの顧客管理システム」を構築する場合を考え、具体的な仕事内容をまとめます。
全体設計
社内の担当者やクライアント(取引先)から「こんな機能のあるシステムがほしい」と依頼されるところから仕事が始まります。ここでは「テーマパークに訪れる人の年齢層や趣味趣向・一回でいくらぐらいお金を使うかなどのデータを整理して企業戦略に生かしていきたい」と依頼されたとしましょう。
この依頼に応えるため、まずは「データはどのぐらいの量になり、これを処理するにはどれぐらいの規模のシステムが必要か」を考えます。
年間入場者は20万人。これらの人をどのようにグルーピングするか。どのような観点で分析できるシステムとしていくか。何人ぐらいの職員がこの情報にアクセスできるか……など、システムの大枠を固めていきます。
次に「このシステムを組むためには、どの種類のソフトウェアを使えばいいか」を決め、「収集したデータをどんな手順で処理して集計していくか」など、具体的な流れをフローチャートにしてまとめます。
スケジューリングと人員管理
全体設計が固まったらクライアントにプレゼンテーションして確認を得ます。このプレゼンは営業担当者が別途行う場合もあれば、エンジニアが自ら行う場合もあります。ここでOKが出ればいよいよシステム開発がスタートさせるわけです。とはいえ、「じゃあ、はじめるぞ!」と気合を入れるだけではシステムは完成しません。
納期までに決められたシステムを完成させるためには、のべ何人のプログラマーが必要かを割り出したり、開発のスケジュールのプランニングを行っていきます。
スケジュールの管理はディレクターやプロジェクトマネージャーが行う場合もありますが、現場で働くエンジニアも「どのくらいの時間がかかりそうですか?」などと意見を求められるでしょう。
予算管理
提案したシステムに関して「どれぐらいのお金がかかるか」をざっくりと計算するのもITエンジニアの仕事になる場合があります。モノの値段:端末×台数、周辺機器、サーバレンタル料……など
人件費:人件費、派遣プログラマー契約の費用……など
プロジェクトが完了するまでに必要な数字を割り出していきます。これらの管理はマネージャーが行う場合が多いですが、スケジューリングと同様、エンジニアに意見を求めることもあるでしょう。
工程管理
プロジェクトの内容が固まったら、完成まで進捗状況を把握しながらなるべく「スケジュールどおり」「予算どおり」にシステムを完成させられるよう進めていきます。ITエンジニアの仕事はこのように多岐に渡ります。もちろん、すべてを一人で行うわけではありませんが、プロジェクトが進む大体の流れを知っておき、意見を求められたときに適切な答えを返せるエンジニアになりたいものです。
ITエンジニアの種類
ITエンジニアとひとくちに言っても種類はさまざま。ここではさまざまなITエンジニアの仕事内容を紹介していきます。システムエンジニア
システムエンジニアは開発業務の土台となるクライアントのヒアリングや要求分析、仕様書の作成や基本設計を行います。いくつかの業務のなかでも前半部分にあたる「上流工程」を担当することが多く、顧客のニーズを聞き出し、どんなシステムを開発していくべきかを考える重要な仕事です。
プログラマー
プログラマーとは「コードを書く人」で、プログラミング言語の知識を持ち要求されたコードを作成する人のことです。システム開発は往々にして大きなプロジェクトになります。そのため、実際の現場ではエンジニアが仕様(全体の設計)を固め、プログラマーが実際のコードを書いていく分業体制になることもあります。
大きなプロジェクトだと、ITエンジニアは1人、または少人数のグループで、プログラマーは数十人〜数千人に及ぶこともあります。
プログラマーやエンジニアというと女性が少ないイメージがありますね。さらに全くの未経験からプログラマーになるのは「難しそう」「経験なしでも就職できるの?」といった声もよく耳にします。 今回の記事では、未経験からプログラマーになるには?とプログラミングを未経験から身につける方法を解説します。
2025/01/16 14:05
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ネットワークを最適化するエンジニアのこと。複数のコンピュータやサーバーを接続するためにはネットワークの管理が必要不可欠であり、通信障害などのトラブルは企業にとって大きな損害に繋がります。接続方法は有線や無線などさまざまですが、使用しているサーバーを適切に稼働させるための設計や運用を提案するスキルが必要です。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、企業が保有するビッグデータを一元化して管理する仕事です。企業ではユーザーや商品の情報など、さまざまな情報を管理する必要があります。また、データを整理するだけでなく必要なときに適切な情報を呼び出せるようなシステムを構築することも重要です。またデータベースエンジニアは集めたパラメータを把握し、データ分析を行う役割も担います。商品開発や業務の効率化を図るためには、データベースエンジニアの存在が欠かせないでしょう。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアはサーバー領域の管理を行うエンジニアです。クライアントが使用しているサーバーや業務の状況、回線速度などをヒアリングして適切なサーバーを構築します。サーバーといってもWebサーバーやデータベースサーバー、ファイルサーバーなどさまざまな種類があるため、担当分野に合わせて知識やスキルを身につける必要があるでしょう。
Webエンジニア
WebエンジニアはWebサイトやアプリケーションなど、Web上で動作するサービスの開発業務を行う職種です。業務範囲はプログラミングやコーディング、システムの運用管理などさまざま。システムやツールについての知識はもちろん、マーケティングのノウハウが必要になることもあり、広い知識が求められる職種でもあります。
参考:Webエンジニアは増えすぎ?
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、その名の通りサーバーのセキュリティを管理する仕事。企業は個人情報や機密情報といったデリケートな情報を扱っているため、強靭なセキュリティ対策が欠かせません。業務やサービスの提供を安定的に行うため、システム強化や検査、保守業務を行います。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアはアプリケーションの開発や運用を行うエンジニアです。対象はWebアプリケーションや業務効率化アプリケーション、スマートフォン向けアプリケーションの3種類が代表的。たとえば従業員の給与や勤怠システム、ECサイトやスマートフォン向けアプリなど、ユーザー向けのものから企業内用までさまざまです。
ゲームエンジニア
ゲームエンジニアはゲーム開発に関わるプログラマーやデザイナーを総称した呼び名です。担当分野によって業務内容は大きく異なりますが、対象のゲームで使用されるプログラミング言語やツールを使いこなさなくてはなりません。また、最近では通信回線を利用したゲームも増えているため、ネットワークやアップデートなど時代に合ったスキルや知識が求められます。
AIエンジニア
AIエンジニアはAI開発に従事するエンジニアで、精度の高いAIを開発するための設計やデータ分析を行います。近年では検索エンジンや自動運転など身近な場面でAIが浸透しており、あらゆる産業で効果的に導入する取り組みが進んでいます。AIエンジニアの活躍が業務や日常の変化に繋がるでしょう。
参考:AIを学べるスクール
「エンジニア」と「プログラマー」の違い
エンジニアとプログラマーはよく似た仕事と思われがちですが、それぞれに違いがあります。どのようなところが違うのか、具体的に見ていきましょう。「エンジニア」と「プログラマー」の仕事内容の違い
エンジニアとプログラマーの仕事内容の違いは、システム開発において担当するフェーズ(工程)の違いです。システムエンジニアの仕事は、クライアントとの打ち合わせなどを通じて「システムを通じてどんなことを実現したいか」を導き出し、そこから要件定義や仕様書を作成、システム設計を行うというものです。
これらの作業はシステム開発において上流工程と呼ばれるフェーズであり、従事するためには高いコミュニケーションスキルや調整能力、マネジメント能力などが求められます。
一方プログラマーの仕事は、システムエンジニアによって作成された仕様書や設計書を元に、実際にコンピューターでプログラミング作業を行うのが仕事です。プログラミングが完了したらテストを実施し、必要に応じて修正も行います。
これらのフェーズはシステム開発において下流工程と呼ばれ、プログラミングスキルがあればこなせる内容になっています。
会社によってはこれらを厳密に使い分けておらず、「エンジニア」の意味で「プログラマー」という言葉を使っている場合もあります。
たとえばWebサービスを提供する会社の場合は、システム開発などに比べると少人数で開発を行うことが少なくありません。その場合は、開発に携わる全員が「エンジニア」という肩書きでプロジェクトに参加することがあります。この場合、エンジニアには仕様の設計と実際のコーディング作業の両方が期待されることになります。
「エンジニア」と「プログラマー」の年収の違い
次に、エンジニアとプログラマーの年収の違いについても見てみましょう。求人統計データによるエンジニア(正社員)の平均年収は516万円となっています(2023年12月時点)。月給で換算すると43万円ほどになり、年収の給与幅は349万〜1,066万円とかなり幅広くなっています。スキルや経験、実績によって年収に大きな差が出ていることがわかります。
参考:システムエンジニアの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ
一方、プログラマー(正社員)の平均年収は342万円で、月給で換算すると約29万円、年収の給与幅は315万〜746万円となっています。システムエンジニアと比較すると、かなり低い水準であることは明らかです。
参考:プログラマーの仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ
仕事内容の違いでご紹介したとおり、システムエンジニアが担当するのは上流工程であり、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルといった幅広いスキルが必要になるため、全体的に高い年収レンジになっています。
一方のプログラマーは、渡された仕様書や設計書をもとにコーディングを行うのが仕事であり、それほど高いスキルがなくても従事できるものと判断されます。このためプログラマーの年収は、システムエンジニアに比べると低い傾向になっているのです。
「エンジニア」と「プログラマー」の必要なスキルの違い
エンジニアとプログラマーでは、必要なスキルにも違いがあります。それぞれ具体的に見てみましょう。エンジニアに必要なスキルとして、以下のようなものが挙げられます。
- コミュニケーションスキル
- ヒアリングスキル
- マネジメントスキル、調整能力
- ドキュメント作成スキル
- ITや業界に関する知識
システム開発において上流工程を行うエンジニアの仕事は、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションによって成り立っています。このため、人間関係やコミュニケーションを円滑に進めるための幅広いスキルが求められます。
一方、下流工程を行うプログラマーに求められるスキルとして、以下のようなものが挙げられます。
- プログラミングスキル
- 論理的思考力
- 体力・集中力
- 協調性
- 知識欲・学習意欲
プログラマーの仕事はチームやプロジェクト単位で進められるのが一般的ですが、基本的に仕様書や設計書の作成を行わないため、コミュニケーションスキルはそれほど必要ありません。その代わり、技術面への関心や新たな知識を取り込む貪欲さが必要になります。
「エンジニア」を目指すのがおすすめな人
エンジニアとプログラマーの違いを理解できたところで、エンジニアを目指すのがおすすめな人の特徴について詳しく見ていきましょう。コミュニケーションを取りながら仕事を進めたい人
エンジニアは、クライアントやチームメンバーと円滑にコミュニケーションを取れるスキルが必要です。このため、コミュニケーションを取りながら仕事を進めたい人はシステムエンジニアに向いています。他人とのコミュニケーションにストレスを感じることなく、さまざまな人間関係の中でスキルやキャリアを磨きたいと考えるなら、エンジニアを目指しましょう。
責任感のある仕事をやりたい人
クライアントからの要望をシステムという具体的な形に落とし込むエンジニアの仕事は、強い責任感を必要とするものです。このため、責任感のある仕事をやりたいと考えている人はエンジニアに向いています。もちろんプログラマーの仕事も責任感は必要ですが、エンジニアにはさらに思い責任感が必要になります。
ときにプレッシャーを感じることもありますが、それさえもバネにして、前向きにやり遂げようという意欲のある人におすすめです。
ゼロから考える仕事をしたい人
エンジニアの仕事は、ヒアリングから始まり、どのように設計するかを決めていくというクリエイティビティあふれるものです。そのため、ゼロから考える仕事をしたい人はエンジニアに向いています。多くの人の暮らしや仕事を助けるシステムをゼロから作り上げることにやりがいを感じられる人、モノづくりを心から楽しみたいという人は、エンジニアを目指しましょう。
「プログラマー」を目指すのがおすすめな人
次に、エンジニアではなくプログラマーを目指すのがおすすめの人の特徴についても見ていきましょう。参考:プログラマーになるには
作業を黙々と進める方が良い人
プログラマーの仕事はプロジェクトやチーム単位で進められますが、パソコンと向かい合って一人で黙々と進める作業がほとんどです。このため、作業を黙々と進めるのが好きという人はプログラマーに向いています。長時間机やパソコンに向かっていても苦にならなかったり、純粋にプログラミングが好きな人、好奇心が旺盛で前向きに作業に臨める人にはおすすめの仕事と言えるでしょう。
コミュニケーションが苦手な人
プログラマーの仕事はチームメンバーなどとの関わりをそれほど必要としないことも多く、コミュニケーションが苦手な人に向いている仕事と言えます。隣の席に座っているにも関わらず、会話はすべてチャットで行うといったことは、プログラマーの世界では比較的よくあることです。とはいえ、優秀なプログラマーは意識的にメンバーとコミュニケーションを取ったり、必要に応じて情報収集を行っているものです。プログラマーからエンジニアへのキャリアアップを目指すのであれば、コミュニケーションスキルを磨く努力をすることも必要になってくるでしょう。
「コーダー」とはエンジニアと何が違う?
ITエンジニア、プログラマーに似た職業として「コーダー」という呼称も存在します。一体何が違うのでしょうか。これも会社によって定義が様々ではありますが、一般的にはプログラミング作業の中でも特定の作業を行う人を指す場合が多いです。その作業は主にHTMLを中心として扱うもので、主にWebサイト・Webサービスの見た目を作っていく仕事になります。場合によっては、CSSやJavaScriptなどを使うこともあります。
HTMLはマークアップ言語と呼ばれる種類のものなので、コーダーは「マークアップエンジニア」と呼ばれたりすることもあります。
エンジニアに必要な能力
エンジニアに必要な能力には、いったいどのようなものがあるでしょうか。まず、一番大事なのは論理的に考える力です。プログラミングは、コンピューターに対してプログラミング言語を用いて命令をしていきます。コンピューターは、人間の言葉を理解してくれません。そのため、どのような処理を行わせるのかを論理的に考えて正しい記述を行わなければなりません。もちろんITにまつわる知識を網羅していることは大前提で、プログラミングやシステム、ツールの知識があってこそ適切な業務に繋がります。
英語力もある程度は必要になるでしょう。というのも、実用的なプログラミング言語の多くは英語がベースとなっているからです。また、ソースコードが動かない時にエラーメッセージと呼ばれるものが出力されるのですが、もちろんこれも英語で表示されます。さらには公式ドキュメントも英語だけで提供されていたりするので、英語に対する抵抗感はなくしておいた方が良いです。
さらに、エンジニアには粘り強く物事に取り組む力が求められます。プログラミングは、書かれた処理の通りに動きます。これは裏を返せば、書かれた処理が間違っていればプログラミングは正しく動かないということです。そしてソースコードは全てテキストで書かれているので、どこが間違っているかを特定することは容易ではありません。論理的思考力を総動員しながら、粘り強く検証を続けることになります。
チーム開発や他の職種とのやり取りも多いため、コミュニケーション能力も必要でしょう。社内での信頼関係を築くのはもちろん、社外のクライアントから要望を聞き出したり交渉を行ったりすることもあります。どんな場面でも円滑にやり取りできる人材が理想的です。
エンジニアになるには?
医師や弁護士と違い、ITエンジニアには「この免許を持っていなければダメ」という資格がありません。スキルさえあれば、誰でも今日からエンジニアになることができます。現在のエンジニアには各大学の情報工学科出身者が多いようですが、中には大学を出ずに働いている方、文系の学部を出て働いている方もいます。ITエンジニアの仕事は「システムをつくる」のと同時に「ビジネスをつくる(利益を上げる)」目的もあるので、違った視点からの意見が生きる場面があるのです。
また、最近はITエンジニアへの就職・転職者が増えている背景を受けてさまざまなプログラミングスクールも開講しています。複雑なスキルを着実に習得するためには、生活リズムに合ったスクールで学習を継続することが大切です。
参考:未経験からITエンジニアになるには?
エンジニアになるメリット・デメリットを比較
エンジニアになるメリット・デメリットは以下の項目です。エンジニアになるメリット | エンジニアになるデメリット |
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近年優秀なエンジニアは常に人手不足といわれており、好条件の求人が見つかりやすい分野。収入額だけでなく、働く場所や勤務時間が柔軟な企業も多いようです。また、いずれは独立・起業してフリーランスとして働く選択肢があるのもメリットの一つ。時代に合った自由な働き方を目指している人にはおすすめです。
エンジニアとして働くデメリットは常に勉強しなくてはならないこと。IT分野は日々最新情報が移り変わるため、専門職として学び続けなくてはなりません。また開発業務では納期に追われたり残業したりといったデメリットも考えられます。
エンジニアを目指すために必要な勉強やおすすめ資格
エンジニアとして就職するために必須の資格はありませんが、各団体などでさまざまな関連資格を運営しています。技術だけでなく知識も必要な職種なので、気になる資格をチェックしておくのがおすすめです。就職や転職の際にもアピールポイントになるでしょう。ITエンジニアへの転職を目指せるおすすめスクール3選
ITエンジニアを目指すためには、基礎的なプログラミングスキルを確実に身に付ける必要があります。現場で即戦力となれるスキルを身に付けたいなら、プログラミングスクールの利用を検討してみましょう。「IT知識がゼロ」の人でも、現場で活躍できるITエンジニアへと成長させてくれるのがプログラミングスクールの強み。ここでは、業界大手といわれるプログラミングスクールを紹介します。スクールによって「転職に強い」「初心者向け」など特色も異なるため、スクールの特徴を理解してから利用を検討したいですね。
DMM WEBCAMP
プログラミング未経験者が通いやすいのは、大手企業が運営していることで有名なDMM WEBCAMPです。スキルを身に付けたい人や、転職を希望する人向けのコースも細かく選択できることが特徴。13~22時まで、いつでも質問できるから疑問を残さず学習を進められます。
また、DMM WEBCAMP エンジニア転職コースを利用すれば、条件を満たすことで最大70%が教育訓練給付金として支給されることもメリット。授業料を抑えて高いスキルを獲得したい人からも、人気を集めています。離職率が2.3%と低いことも、転職後のキャリアに満足していることがほとんどであると言えそうですね。
専属アドバイザーが入学から卒業まで丁寧に伴走してくれるから、学習に挫折しづらいスクールとしても知られています。大手企業を転職先として紹介してもらえるケースも多く、キャリアアップを目指したい人にもおすすめです。
DMM WEBCAMP エンジニア転職 | DMM WEBCAMP 学習コース | |
就職サポート | ○ | ○ |
受講期間 | 3〜4ケ月 | 1~2ケ月 |
料金(税込) | 短期集中コース:一括料金690,800円 専門技術コース:一括料金910,800円→実質350,800円 |
はじめてのプログラミングコース:入会金なし・受講料 4週間88,000円、8週間110,000円 |
ポテパンキャンプ
数多くのWebエンジニアを輩出しているといわれるのは、ポテパンキャンプです。企業で実際にヒアリングを行ったうえでカリキュラムが組まれており、現場で即戦力になれるスキルが身に付けられます。
同期とつながれる限定コミュニティーも利用でき、同志と励まし合ってモチベーションを高めたい人にも向いています。現役エンジニアからレビューをもらえるため、より現場目線の知識が得られるスクールだといえるでしょう。
Railsキャリアコースでは、生徒の学習状況に応じて飛び級で学習をスタートでき、その分の料金や学習期間を圧縮することが可能です。
Railsキャリアコース |
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申込資格 | メモリ8GB以上のMacを所持 |
事前学習 (目安時間) |
不要 |
就職サポート | 〇 |
受講期間 | 5カ月 |
料金(税込) | 440,000円 |
【全額返金保証の対象となる方】
・29歳以下の方
・東京エリアでの就職が可能な方
その他の細かな対象条件は、こちらのボタンから公式サイトへ進んでご確認ください。
RUNTEQ(ランテック)
短期間で集中的にプログラミングスキルを学びたい人におすすめなのは、RUNTEQです。完全オンラインのプログラミングスクールだから、地方の人でも学びやすいことが特徴です。主婦やサラリーマンでも、すきま時間を利用して学びやすいスクールだといえるでしょう。
カリキュラムを完走することでレベルの高いポートフォリオを作成でき、就職や転職時に高い評価を受けることも少なくありません。講師は全員現役エンジニアだから、現場に即した知識を得られるでしょう。
キャリアアドバイザーが自己分析や会社探しなども手厚くサポートするため、働きながら転職活動をしたい人からも選ばれているスクールです。
Webエンジニア転職コース | |
申込資格 | プログラミング完全初心者の方 |
事前学習 (目安時間) |
不要 |
就職サポート | ○ |
受講期間 | 最大9ケ月 |
受講時間 | 約1,000時間 |
料金(税込) | 550,000円 |
未経験の方はプログラミングスクールでの学習がおすすめ
未経験者がエンジニアになる方法は大きくわけて「独学」「プログラミングスクール」の2つですが、即戦力として活躍したい人はプログラミングスクールがおすすめです。「エンジニアの独学はやめとけ」といわれる理由の一つに、内容の複雑さや難しさが挙げられます。エラーが起きた場合に自己判断して解決するのは難しく、挫折の原因となってしまいます。
プログラミングスクールであれば、現役エンジニアから直接実情を聞いたり、疑問をすぐに解消することが可能です。就職や転職支援や非公開求人の紹介など、スクールによって特徴が異なるので事前に公式サイトで確認しておきましょう。
エンジニアとは何をする人かまとめ
現在、第一線で活躍しているITエンジニアを見ると、やはり工学部や情報工学科の出身者が多いようです。その一方でITとは全然関わりのない学部・学科を卒業し、異業種で働いたあとでITエンジニアに転職した人も少なくなく、スキルさえあれば誰でも挑戦できる分野と言えます。自分の適性を見極め、フレキシブルにキャリアを考えてみるのも良いのではないでしょうか。