ITエンジニアに向いている人の特徴8選！適性をチェック！

ITエンジニアとは？仕事内容・年収・将来性

ITエンジニアは、情報技術（IT）を活用してシステムやソフトウェアの開発・構築・運用を行う技術者の総称です。

現代社会においてデジタル化が急速に進む中、ITエンジニアの存在はますます重要性を増しています。

ITエンジニアの主な職種と仕事内容

ITエンジニアには多様な職種があり、それぞれ異なる専門性と役割を持っています。

主要な職種とその仕事内容について詳しく解説します。
ITエンジニアの仕事は、システムの要件定義から設計、開発、テスト、運用・保守まで幅広い工程に関わります。

クライアントの要求を理解し、技術的な解決策を提案・実装するのが主要な業務です。

ITエンジニアの平均年収とキャリアパス

ITエンジニアの平均年収は470万円となっており、日本の平均年収と比較してやや高い水準にあります。

ただし、職種や経験年数、保有スキルによって大きく異なります。

以下の表にITエンジニアの職種や経験年数、年収をまとめました。

あくまでも一般的な目安なので、参考程度に考えておきましょう。
関連記事：ITエンジニア年収相場ガイド！職種・年齢・言語別

ITエンジニアのキャリアパスは技術者として専門性を深める道と、マネジメント職に進む道の2つに大別されます。

技術者として専門性を追求する場合は、シニアエンジニア、テックリード、アーキテクトへと進み、マネジメント職を目指す場合は、チームリーダー、プロジェクトマネージャー、エンジニアリングマネージャーなどの役職に就くケースが一般的です。

関連記事：ITエンジニア年収相場ガイド！職種・年齢・言語別

高い技術力を持つITエンジニアの中には、年収1000万円を超える人も存在します。

特に、AIやクラウド技術、セキュリティなどの専門分野では、需要に対して供給が不足しているため、高年収を期待できる状況が続いています。

IT技術の進化とITエンジニアの将来性

IT技術は急速に進化を続けており、AIやIoT、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの先端技術が社会に浸透しています。

上記の技術革新により、ITエンジニアの需要は継続的に拡大しています。

経済産業省の調査によると、2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると予測されています。

人材不足により、ITエンジニアの市場価値は今後も高い水準を維持すると考えられます。



特に以下の分野では、今後も高い需要が予想されます。


DX化の推進により、IT業界以外の製造業、金融業、医療業界などさまざまな分野でITエンジニアが求められています。

上記のような背景から、ITエンジニアの将来性は非常に明るいと考えられています。

ただし、技術の進歩が早いため、継続的な学習と技術のキャッチアップが必要です。

新しい技術やトレンドに対応できるITエンジニアは、長期的に高い競争力を維持できると予想されます。

【自己診断】ITエンジニアに向いている人の特徴10選

ITエンジニアに向いている人の特徴を、思考力・性格・スキルの3つの観点から詳しく解説します。

自分にどの特徴が当てはまるかをチェックしながら読み進めてください。

思考力に関する特徴

ITエンジニアにとって重要な思考力について、具体的な特徴を見ていきましょう。

物事を筋道立てて考えられる論理的思考力

論理的思考力とは、物事を筋道立てて考え、矛盾のない結論を導き出す能力です。

ITエンジニアの仕事では、システム設計からプログラミング、バグ修正まで、すべての工程で論理的な思考が求められます。

プログラミングは「コンピューターに対する指示書」を作成する作業であり、曖昧な表現は許されません。

たとえば、「条件Aが満たされた場合は処理B、そうでなければ処理C」といった具合に、明確な論理構造を組み立てる必要があります。

論理的思考力の高い人は、複雑な問題を小さな要素に分解し、それぞれの関係性を整理して解決策を見つけられます。

システムエラーが発生した際も、「どの部分で」「なぜ」「どのように」問題が起きているかを論理的に分析できるでしょう。

物事の全体像をとらえる俯瞰力

俯瞰力とは、物事を全体的な視点でとらえ、各部分の関係性や影響を理解する能力です。

ITエンジニアは、自分の担当する作業が全体のプロジェクトにどう影響するかを常に考える必要があります。

たとえば、データベースの設計を担当する場合、単に機能を実装するだけでなく、システム全体のパフォーマンスや他の機能との連携、将来的な拡張性まで考慮する必要があります。

俯瞰力の高い人は、こうした全体最適の視点を持って開発に取り組めます。

また、プロジェクトの進行管理においても、各メンバーの作業進捗やスケジュール全体への影響を把握し、適切な調整を行えるでしょう。

性格・スタンスに関する特徴

ITエンジニアに適した性格やスタンスについて詳しく見ていきましょう。

新しいことを学ぶのが好きな知的好奇心

IT業界は技術の進歩が非常に速く、新しい技術や手法が次々と登場します。

そのため、「新しいことを学ぶのが好き」「知らないことを知りたい」という知的好奇心は、ITエンジニアにとって必須の特徴です。

たとえば、Web開発の分野では、数年前まで主流だった技術が現在では古いものとなり、新しいフレームワークや開発手法が標準となるケースがあります。

上記のような変化に対応するためには、継続的な学習への意欲が不可欠です。

知的好奇心の高い人は、新しい技術の学習を負担ではなく楽しみとしてとらえられ、自発的にスキルアップを続けられます。

最近だと、AIがトレンドとなっているため、キャッチアップしていく必要があります。
関連記事：生成AIスクールおすすめ13選を徹底比較！補助金対象講座も解説

地道な作業をコツコツ続けられる忍耐力

プログラミングやシステム開発には、長時間の集中と継続的な作業が必要です。

コードを書く作業、バグの修正、テストの実行など、地道な作業が業務の大部分を占めます。

バグが発生した際は、原因を特定するために何時間もかけてコードを調査する必要があります。

また、大規模なシステム開発では、数ヵ月から数年にわたる長期プロジェクトに携わるケースも珍しくありません。

忍耐力のある人は、どのような状況でも集中力を維持し、品質の高い成果物を作り上げられます。

短期間で成果を求めすぎる人には、ITエンジニアの仕事は向いていないかもしれません。

予期せぬ事態に臨機応変に対応できる柔軟性

ITエンジニアの仕事では、予期せぬトラブルや急な仕様変更が日常的に発生します。

そのため、状況に応じて柔軟に対応できる能力が重要です。

たとえば、開発中にクライアントから「やはり機能を追加したい」と要望があったり、システムの運用中に突発的な障害が発生したりする可能性があります。

上記のような状況では、計画通りに進めることにこだわらず、最適な解決策を見つけて実行する柔軟性が必要です。

また、新しい技術や手法を導入する際も、従来のやり方に固執せず、より効率的な方法を積極的に取り入れる姿勢が重要です。

「もしも」を想定できる慎重さ

システム開発では、「もしもこういう事態が起きたら」という想定が品質を左右します。

慎重な性格の人は、さまざまなリスクを事前に想定し、適切な対策を講じられます。

たとえば、「データベースへの接続が失敗したらどうするか」「想定以上のアクセスが集中したらどうするか」などの異常事態を想定し、エラーハンドリングや負荷分散の仕組みを実装する意識が重要です。

ただし、あまりに慎重すぎると開発が進まないため、適度な慎重さを保つバランス感覚も必要です。

スキル・能力に関する特徴

ITエンジニアに求められる具体的なスキルや能力について説明します。

円滑な人間関係を築くコミュニケーション能力

ITエンジニアは技術者でありながら、高いコミュニケーション能力が求められる職種です。

クライアントとの要件のすり合わせ、チームメンバーとの連携、上司への報告など、さまざまな場面でコミュニケーションが必要です。

特に、技術的な内容を非技術者にも理解できるように説明する能力は重要です。

たとえば、システムの仕様をクライアントに説明する際は、専門用語を使わずに分かりやすく伝える必要があります。

また、チーム開発では、メンバー間での情報共有や進捗報告が欠かせません。

コミュニケーション能力の高い人は、プロジェクトを円滑に進められ、結果的に成功に導けるでしょう。

多忙な時期を乗り切る体力

ITエンジニアの仕事には、プロジェクトの締切前や緊急対応時など、長時間労働が必要になる場面があります。

そのため、基本的な体力と健康管理能力が重要です。

特に、システムの本番リリース前は、最終的なテストやバグ修正のために深夜まで作業する場合があります。

また、24時間稼働するシステムの運用では、夜間の緊急対応が必要になるケースもあります。

体力のある人は、こうした状況でも集中力を維持し、品質の高い仕事を続けられます。

日頃から規則正しい生活習慣を心がけ、健康管理を行う意識が大切です。

分かりやすい文章を作成するライティングスキル

ITエンジニアの業務では、設計書や仕様書、報告書などの文書作成が頻繁に発生します。

技術的な内容を正確かつ分かりやすく文章にまとめる能力が必要です。

たとえば、システムの設計書では、他のエンジニアが読んでも理解できるよう、構造や処理の流れを明確に記述する必要があります。

また、プロジェクト報告書では、進捗状況や課題を関係者に分かりやすく伝える必要があります。

ライティングスキルの高い人は、読み手の立場に立って文章を構成し、必要な情報を適切に整理して伝えられます。

チームを導くマネジメントスキル

経験を積んだITエンジニアには、チームリーダーやプロジェクトマネージャーとしての役割が求められます。

技術力に加えて、人材管理や進捗管理などのマネジメントスキルが重要になります。

具体的には、チームメンバーのスキルレベルを把握し、適切なタスク配分を行う能力や、プロジェクトの進捗を管理し、問題が発生した際に迅速に対応する能力が必要です。

また、後輩エンジニアの指導や育成も重要な業務の一つです。

技術的な指導だけでなく、モチベーション管理やキャリア相談なども行う必要があります。これらの特徴すべてを最初から完璧に備えている必要はありません。

重要なのは、自分に足りない部分を認識し、継続的に成長していこうとする姿勢です。

まずは自分の現状を把握し、どの分野から伸ばしていけばよいかを考えてみましょう。

ITエンジニアを目指せるおすすめプログラミングスクール6選

ここでは、ITエンジニアを目指せるおすすめプログラミングスクールを厳選してご紹介します。

COACHTECH

COACHTECHは、完全未経験からフリーランスエンジニアを目指す人におすすめのプログラミングスクールです。

「教える」よりも「考えてもらう」点に重きを置いた独自のアウトプット型カリキュラムによって、ITエンジニアに必要なスキルと自己解決能力を効率的に学べます。

サポートも手厚く、専属コーチが1週間に1度のペースで面談を行って学習進捗や現状の課題をヒアリングしてくれます。

技術的な質問だけでなく、ITエンジニアになるうえで不安に感じるさまざまな点を相談できるので、初心者でも安心して学習を継続できるでしょう。

卒業前に規定の試験をクリアすれば、案件保証を受けられるCOACHTECH Proへ加入できるのも魅力。

開発実績を獲得できるため、未経験からでも即戦力のフリーランスエンジニアを目指せます。

DMM WEBCAMP エンジニア転職

DMM WEBCAMP エンジニア転職は、短期集中でエンジニア転職を目指す人におすすめのプログラミングスクールです。

メンタリング担当者、メンター、キャリアアドバイザーという3方面からの手厚いサポートを受けながら、挫折のリスクを軽減して技術やスキルを習得できます。

現役エンジニアの79％が「未経験者が挫折しにくい」と高く評価している学習カリキュラムは、未経験者に特化した分かりやすい内容になっているのが特徴。

3,000回以上にもおよぶ改善を重ねて築き上げられているので、最新かつ実践的なスキルが身に付くでしょう。

その他にも、学習補助ツールとしてAI質問アプリを利用できたり、疑問に思った点は無制限で何度でもメンターに質問がでたり、「業界唯一」のビジネス研修も受けられたりと、未経験者にも嬉しいさまざまなサポートが提供されています。

RUNTEQ（ランテック）

RUNTEQでは、ただスキルを身につけるだけではなく、「現場でITエンジニアとして活躍できるレベル」を目指せます。

開発会社が現場の声を徹底的に取り入れた1,000時間にも及ぶカリキュラムは、未経験からでも実践スキルが身につけられるのが特徴です。

経験豊富な講師が伴走してくれるため、プログラミングに対する正しい考え方や現場で活かせる質問の仕方も身につけられます。

働きながらITエンジニアを目指す場合、勉強時間をとれず、学習期間が終わってしまうケースも少なくありません。

しかし、RUNTEQでは最長9ヶ月の学習期間が設けられており、学習期間内に巻き返せます。

就職準備期間に入ると、キャリアアドバイザーがチームで転職サポートを実施。

個別の経歴やスキル、適正に応じたアドバイスを受ければ、自分に合う求人を見つけやすくなるでしょう。

無期限で転職サポートを受けられるため、納得がいくまで続けられます。

LINEヤフーテックアカデミー

LINEヤフーテックアカデミーは、Webアプリケーション開発を目指す人におすすめのプログラミングスクールです。

Yahoo! JAPANやLINEを運営するLINEヤフーと、受講実績3万人を超えるプログラミングスクール「テックアカデミー」を運営するキラメックスが運営しているスクールなので、初心者も短期間で実践的なスキルを習得できるでしょう。

LINEヤフーが持つ人材開発のノウハウを生かし、事業会社ならではの実践的なカリキュラムが提供されているのが魅力。

汎用的で需要が高いプログラミング言語「Java」とフレームワーク「Spring Boot」をベースとして、開発業務に必要な基礎スキルを幅広く学習できます。

カリキュラムには、パーソナルメンターによるマンツーマンの学習サポートが付いているほか、バーチャル空間を活用した受講生同士の交流機会やLINEヤフー社員による講演や解説動画なども提供されています。

忍者CODE

忍者CODEは、初めてでも安心して学び始められる体制と環境が提供されているプログラミングスクールです。

中でも注目なのが、国のリスキリング補助金対象の「転職支援プラン」。最大で受講料の70％がキャッシュバックされるため、コストを抑えて転職を目指せるのが特長です。履歴書やポートフォリオの作成支援、面接対策、自己分析やキャリア設計まで、専属キャリアカウンセラーによる転職サポートが受けられるため、未経験からでも安心してIT業界への一歩を踏み出せます。

カリキュラムはプロジェクト型方式を採用しており、基礎を学んだ後はアウトプット中心の課題に取り組むことで、実務で求められるスキルを着実に習得可能。作成した課題はポートフォリオとして転職活動でそのまま生かすことも可能です。

他にも、案件保証付きの「副業・案件獲得保証プラン」や、フリーランスを目指す方におすすめの「フリーランス特化型プラン」も用意されており、目的に合わせて最適な学習スタイルを選択できるのも魅力です。

テックアイエス

テックアイエスの強みは、「挫折させないマンツーマン指導」。

自立とスキルにこだわって徹底的なサポートを行っており、丁寧に寄り添って欲しい人におすすめのスクールです。

学習中は分からない箇所だらけですが、つまずいても5分以内に現役Webエンジニアの講師が画面を共有しながら解決してくれるため、心配いりません。

答えではなく、問題解決に必要な考え方や方法を教えてくれるため、現場で役立つ本物の実力が身につきます。受講中にチーム開発を経験できるのも、実践スキルを磨ける理由の一つです。

「挫折させない」を重視してるだけあり、コミュニティも充実しています。

さまざまなコミュニティがあり、スタッフや生徒同士、卒業生などと支え合える環境です。

一人では難しい課題も、誰かと一緒ならやり切れるでしょう。

要注意！ITエンジニアに向いていない人の特徴

ITエンジニアは技術力だけでなく、継続的な学習意欲や冷静な判断力、チームワークなどが重要な職種です。

以下の特徴に当てはまる人は、ITエンジニアとして働く際に困難を感じる可能性があります。

学習意欲が低く、変化を嫌う人

IT業界は技術の進歩が極めて速く、新しい技術やフレームワークが次々と登場する業界です。

昨日まで主流だった技術が、今日には時代遅れになるケースも珍しくありません。

そのため、学習意欲が低く、新しいことを覚えるのが苦手な人は、ITエンジニアとしてのキャリアの継続が困難になります。
関連記事：プログラミング勉強法おすすめ4選【初心者でも安心の学び方解説】

現在の知識だけに頼って仕事を続けていると、市場価値が低下し、転職や昇進の機会を逃すリスクが高まるでしょう。

また、変化を嫌う人は既存の作業方法や開発手法に固執しがちです。

プロジェクトの要求に合わせて柔軟に対応できないため、チーム全体の生産性を下げる要因となる可能性があります。

トラブル発生時に冷静さを失う人

ITエンジニアの業務では、システムの障害やバグの発生、納期の変更、仕様の急な変更など、予期しないトラブルが日常的に発生します。

上記のような状況で冷静さを失いパニックになってしまう人は、適切な判断を下せません。

トラブル対応では、原因を論理的に分析し、優先順位をつけて解決策を実行する能力が求められます。

感情的になって場あたり的な対応を取ると、問題をさらに悪化させるリスクがあります。

また、クライアントや上司への報告が必要な場面でも、冷静で正確な情報伝達ができないと、プロジェクト全体に悪影響を与える可能性があります。

チームでの協業が苦手な人

ITエンジニアは個人作業が多いというイメージがありますが、実際はチームでの協業が不可欠な職種です。

大規模なシステム開発では、複数のエンジニアが役割を分担し、連携して作業を進めます。

コミュニケーション能力が低く、他のメンバーと効果的に情報共有できない人は、プロジェクトの進行に支障をきたします。

自分の担当範囲だけに集中し、チーム全体の状況を把握しようとしない姿勢は、品質の低下や納期遅延の原因となります。

また、コードレビューや技術的な議論において、建設的な意見交換ができない人は、チーム全体のスキル向上を妨げる要因となる可能性があります。上記の特徴に当てはまる人でも、意識的に改善に取り組めば、ITエンジニアスキルの向上が可能です。

重要なのは、自分の弱点を認識し、継続的な成長への意欲を持てるかどうかです。

【職種別】あなたにピッタリなのは？ITエンジニアの適性

ITエンジニアには多様な職種があり、それぞれ求められるスキルや適性が異なります。

ここでは代表的な職種について、どのような人が向いているかを詳しく解説します。

システムエンジニア（SE）に向いている人

システムエンジニア（SE）は、システム全体の設計から開発、運用まで幅広い業務を担当する職種です。

クライアントの要望をヒアリングし、システムの要件定義から設計、開発チームのマネジメントまで行います。SEは技術面だけでなく、人との調整や管理業務も多く含まれるため、人と接することが好きな人に向いています。

また、将来的にはプロジェクトマネージャーやITコンサルタントとしてキャリアアップも期待できます。

Webエンジニアに向いている人

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの開発を専門とする職種です。
関連記事：Webエンジニアは増えすぎ？理由や将来性・需要も解説

フロントエンド（ユーザーが見る画面）とバックエンド（サーバー側の処理）の両方を担当することが多くあります。

Webエンジニアは、クリエイティブな要素が強く、自分の作ったものが多くの人に使われることにやりがいを感じられる人に向いています。

また、フリーランスとして独立しやすい職種でもあります。

インフラエンジニアに向いている人

インフラエンジニアは、システムの基盤となるサーバーやネットワーク、データベースなどの構築・運用・保守を行う職種です。
関連記事：インフラエンジニアはやめとけ？楽すぎなのか仕事内容も解説

システムが安定して稼働するための土台を支える重要な役割を担います。インフラエンジニアは、縁の下の力持ちとして働くことにやりがいを感じられる人や、安定性を重視する人に向いています。

クラウド技術の発展により、AWSやAzureなどの知識も重要になってきています。

上記の職種は、それぞれ異なる適性が求められますが、論理的思考力、継続的な学習意欲、問題解決能力はどの職種でも共通して必要な能力です。

自分の性格や興味に合わせて、最適な職種を選択することが重要です。

未経験からITエンジニアを目指すための3つのステップ

ITエンジニアへの転職を検討している未経験者の方へ、具体的な3つのステップをご紹介します。
関連記事：ITエンジニアになるには？未経験から転職は可能なのか徹底解説

段階的にスキルを身につけていくことで、確実にITエンジニアとしてのキャリアを歩み始められます。

独学で基礎知識を習得する

まず最初のステップは、独学による基礎知識の習得です。

書籍やオンライン学習サイトを活用して、プログラミングの基本概念やITエンジニアに必要な基礎知識を学びましょう。

独学のメリットは、自分のペースで学習を進められる点です。

仕事を続けながらでも、空いた時間を活用して学習できます。

また、学習コストを最小限に抑えられるため、経済的負担も軽減できます。



ただし、独学では実践的なスキルの習得が困難で、疑問点の解決に時間がかかるという課題があります。

基礎知識を習得した後は、より実践的な学習方法への移行検討が重要です。

プログラミングスクールで実践スキルを学ぶ

基礎知識を習得した後は、プログラミングスクールでの実践的なスキル習得をおすすめします。

スクールでは、体系的なカリキュラムに沿って、実際の開発現場で使われる技術を学べます。

プログラミングスクールの最大のメリットは、メンター制度による学習サポートがある点です。



疑問点をすぐに解決できるため、学習効率が大幅に向上します。

また、チーム開発の経験や転職支援も受けられ、未経験者には特に有効な学習方法です。

スクール選びの際は、以下のポイントを確認しましょう。


費用はかかりますが、短期間で実践的なスキルを身につけられるため、早期の転職実現が可能です。

未経験者歓迎の企業に転職し実務経験を積む

最後のステップは、実際に企業に転職して実務経験を積むことです。

IT人材不足の影響により、未経験者を積極的に採用する企業が増えています。

未経験者歓迎の企業では、入社後に研修制度や先輩エンジニアによるOJT（On-the-Job Training）を通じて、実務に必要なスキルを身につけられます。

給与をもらいながら学習できるため、経済的な負担を軽減しながらキャリアを積むことが可能です。

転職活動では、以下の点を重視して企業を選びましょう。
関連記事：【未経験者向け】IT転職エージェントおすすめ16選


ただし、実務と並行して新しいスキルを習得する必要があるため、継続的な学習への意欲と努力が不可欠です。

また、転職後も技術の進歩に合わせて学習を続けるのは、ITエンジニアとして成長するための重要なポイントにもなります。

これらの3つのステップを着実に実行すれば、未経験からでもITエンジニアとしてのキャリアを確実にスタートさせられるでしょう。

まとめ

ITエンジニアに向いている人は、論理的思考力や俯瞰力といった思考力に加え、継続的な学習意欲や柔軟性、コミュニケーション能力などを持つ人です。

一方で、学習意欲が低く変化を嫌う人や、チームでの協業が苦手な人は適性が低いといえます。

職種によって求められる適性は異なるため、自身の特性を理解し、適した分野を選ぶことが重要です。

未経験からでも独学やプログラミングスクールでの学習、実務経験を積むことでITエンジニアへの道は開けるでしょう。