今回、コエテコがインタビューするマサさんは、未経験から動画編集に特化したスクールで学んだひとり。現在は前職を退職して現役クリエイターのアシスタントとして活動中です。
「MOOCRES(ムークリ)で学んだことで自分の中にいろいろな可能性が広がりました!」
そう語るマサさんの今度の展望とは?少人数制の実践的な動画クリエイタースクール『MOOCRES(ムークリ)』の魅力とは。メリット・デメリットの両方から、詳しくお伺いしました。
記事のダイジェスト/MOOCRES(ムークリ)の評判とクチコミまとめ
・動画編集とその前後の実務まで学べる
・授業は最大15名の少人数制
MOOCRES(ムークリ)は動画編集ソフトの使い方はもちろん企画の立て方や撮影実習なども行う動画編集スクールです。受講料は660,000円(税込・一括払いの場合)で、講師がクライアント役に徹し超実践型の授業が特徴のスクールとなっています。
MOOCRES(ムークリ)について、この記事でインタビューしたマサさんの意見をもとにまとめてみました。
MOOCRES(ムークリ)の良いクチコミ
インタビュー内容と、コエテコ上にあるクチコミから抜粋すると、MOOCRES(ムークリ)の良いクチコミは以下のようにまとめられます。AfterEffectsや撮影実技など、それぞれ担当の講師の方がいて現場のリアルな話を教えてもらえたのが一番よかった(マサさん)
MOOCRES(ムークリ)の悪いクチコミ
同じく、MOOCRES(ムークリ)の悪いクチコミは以下のようにまとめられます。もう少し期間が長く、授業の回数が多ければ、より学びが深まったのでは(マサさん)それではいよいよ、実際に通われていたマサさんにお話を伺ってみましょう!
家電メーカーの開発設計から動画クリエイターに!
—まずは、マサさんがMOOCRES(ムークリ)に入会するまでのキャリアについて教えてください。私は大学を卒業した後、大阪のアミューズメント機器を扱っている工場に就職しました。そこでは大手ゲームメーカーとともにゲーム機器の筐体開発をしており、量産体制を整えるために中国の工場に行くこともありました。
そこで経験を積んでから、東京の家電メーカーに転職。商品の開発設計のプロジェクトリーダーとして働きました。今でこそ100名以上の社員を抱える有名メーカーになりましたが、当時はまだ、社員10名ほどの小さな会社で、とにかくめちゃくちゃ忙しかったんですよ。
毎日がむしゃらに働いて、会社も無事にスケールアップして。人数が増えても回るように体制を整えて……よい結果は残せたものの、個人としては、“やり切った感”を覚えてしまいました。そんなときに、子どもが見ていたYoutubeの動画のクオリティに目が止まったんです。
というのも、Youtubeが開設された当初は、素人が簡単な動画(ホームビデオなど)をアップする場だったのが、今ではテレビ番組と遜色ないビデオが溢れていることに衝撃を受けたんですよ。
それからいろいろと調べ、今では個人のYoutuberや、フリーランスの動画クリエイターが活躍するケースも珍しくないと知りました。私は新しいもの好きで、いろいろなことに興味があるタイプ。単純に「面白そうだな」と感じ、動画編集技術を学ぼうと思い立ちました。
そこで、ひとまず会社員を続けながら動画編集スクールに通い、2021年6月には会社を退職。今は、動画編集アシスタントとして活動しています。
ーなるほど。少し掘り下げたいのですが、動画編集を学ぶにあたり、YouTubeや有料講座などで独学はされましたか?
いえ、すぐにスクールを探しました。というのも、私の性格からして、やるからにはとことんやりたい気持ちがあって。独学では途中でやる気がなくなってしまうのではと考え、自分に葉っぱをかけるためにもスクールを選択しました。
スクール選びの際は、Googleで検索し、まとめ記事や比較サイトなどの口コミを参考にした上で、無料セミナーや説明会に足を運び、最終的な判断をしました。
ー数ある動画編集スクールの中から、MOOCRES(ムークリ)を選んだ決め手は。
さまざまなスクールに足を運んで分かったのですが、スクールといってもカリキュラムは色々で、中には編集ソフトの使い方を学ぶだけのところも多かったんです。その中で、MOOCRES(ムークリ)は動画編集の方法だけではなく、撮影や企画の組み立て方など、動画編集まわりのあれこれをトータルで学べるところに魅力を感じました。
また、MOOCRES(ムークリ)では入会前にZoomで個別相談会があり、代表の方から「なぜ動画編集をやろうと思ったのか」と質問されるなど、ちょっとした面接のような機会があるんです。話を聞く限りでは、「動画編集に興味があれば誰でもウェルカム」なスクールではなく、ある程度、やる気のある方に入会してもらう方針だそうで、「ここなら本気で学べるかも」と感じました。
平日はオンライン、週末はオフラインで実践的に学ぶ
ースクール入会後は、どのように学習が進みましたか。
最初の3ヶ月は基礎学習+応用学習として、AfterEffectsを使ったアニメーションの作成、Premiere proを使った動画編集を徹底的に学びます。その後は実際に撮影に繰り出し、撮影技術を学びながら、オリジナル映像の企画→動画作成のフローを実践。最後は卒業制作として、自分で決めたテーマで撮影・動画編集をして作品を完成させました。
受講スタイルは私の場合、平日オンライン・週末オフライン*でした。平日の授業は夜20時〜22時までと遅めの時間帯なので、働きながらでも受講しやすかったです。
ーAfterEffectsやPremiere proは、未経験からでもすぐに使いこなせましたか。
いえ、慣れるまでに時間がかかりましたね。
最初はAfterEffectsから始まり、次にPremiere proという順番で学ぶのですが、どちらかというと難しいのはAfterEffectsのほう。AfterEffectsが理解できれば、Premiere proはすんなり使いこなせる印象です。
カリキュラム全体でも、AfterEffectsを学ぶ期間は長く取られていましたね。聞くところによると、現在の動画編集はPremiere proを使う人が多く、AfterEffectsを使える人は少ない。その分、報酬単価も高くなりがちだそうです。だからこそ、MOOCRES(ムークリ)では最初にAfterEffectsをがっつり教えるスタンスなのだと伺いました。
AfterEffectsについて、思い出深いエピソードがあります。最初の授業で、講師がとあるCMを見せ、「3週間後には、これを作れるようになります」とおっしゃったんです。当時はもちろん、「え、こんなのが作れるようになるの?」と半信半疑。ところが、毎回の課題をクリアしながら学んだ結果、本当にそのCMを模写(同じものを制作)できるようになったんです。完成品を見られたときは、「先生の言葉は本当だったんだ!」と驚きました。
ーカリキュラムを通じて、確かな実力が身についたんですね。ちなみに、動画を撮影するカメラは、ご自身のものを使用するのですか。
はい、そうです。私の場合は、もともと持っていた一眼レフ(Canon EOSシリーズ)を使用していました。ただ、あまり動画向きのカメラではなかったので、現在は動画に特化したカメラと一眼レフを新規に購入しました。
授業でも、基本的には一眼レフを使った撮影技術を中心に教えてもらいました。少しだけ、業務用の動画カメラを触る機会はありましたが、あくまでも体験といった印象です。ちなみに、カメラを持っていない方はMOOCRES(ムークリ)で貸し出しもしてくれるので安心ですよ。
卒業後もクリエイター仲間としてサポートも
ー次は、学習を終えられた感想を伺います。まずはMOOCRES(ムークリ)の良いところ(メリット)について教えていただけますか。なんといってもMOOCRES(ムークリ)には、動画編集を現役でバリバリやられている講師の方たちが揃っていたことですね。AfterEffectsや撮影実技など、それぞれ担当の講師の方がいて現場のリアルな話を教えてもらえたのが一番よかったと思います。
あとは、卒業してからも講師の方に質問できるので、実際に仕事をする上でとても助かっています。やりとりも硬くなく、友達のようなフランクさなのが嬉しいですね。また、受講生同士でも繋がっているので、お互いに仕事をお願いするなど、よいお付き合いができています。
ー講師や受講生と密にコミュニケーションが取れるのは、少人数制スクールのメリットですね。あえて満足できなかったところ(デメリット)を挙げるとすれば?
そうですね。5ヶ月という短い期間でたくさんのことを学べるカリキュラムのため、AfterEffectsはこれでもか!と十分に教えていただけた一方で、Premiere proや撮影技術はもう少し、という印象でした。
もう少し期間が長く、授業の回数が多ければ、より学びが深まったのではと。とはいえ、卒業後でも講師に質問できるので、そこは自分で学ぼうかなと思います。
ースクールを卒業されたあとについて、詳しく教えてください。
現在は無償の動画編集アシスタントとして、動画クリエイターの元で修行中です。主に携わっている仕事は2つで、1つ目は、フリーランスの映像制作クリエイターさんのアシスタント。ジモティでアシスタントを募集されており、(なんの実績もなかったので)ダメもとで応募したところ、「いいですよ」と返事をいただきまして。日々、いろいろな現場に同行し、学ばせていただいています。
2つ目は、MOOCRES(ムークリ)の親会社(キラメックス株式会社)から紹介していただいた、動画のリサイズ。もともとはパソコン向けに横長で作られた動画を、スマホ向けに、縦長に編集し直す仕事です。
ーなるほど。動画スキルが使える場面は思ったより幅広いのですね。ちなみに、現在は無償のアシスタントとして実績を積まれているそうですが、今後の理想はありますか?
実はいろいろと悩んでいまして(笑)。
フリーランスとしてやっていくのもいいですし、前職のような仕事にも後ろ髪引かれていて。いろいろな方からお話を聞きつつ、模索している途中です。
というのも、フリーランスで活動されている方によると、安定して稼ぐには営業力が大事だそうです。たとえばクラウドソーシングサイトを見ると、動画編集の案件数自体は多いものの、単価がどうしても安くて、時給換算すると釣り合わないのだとか。
また、私は転職活動をしていないため詳しくはわかりませんが、周りの話を聞くと映像制作会社に転職をする方が多く、広告代理店よりも、映像制作を中心でやっている会社が転職先として人気と聞きます。
—マサさんのように実力、バイタリティともにお持ちの方であれば、複業(パラレルキャリア)の道もありえそうですよね。
そうですね。そうなるとめちゃくちゃ忙しくなりそう(笑)。
幸せな悩みかもしれませんが、MOOCRES(ムークリ)で学んだことで、自分の中にいろいろな可能性が広がったなと実感しています。今は情報収集しつつ、可能性を模索していきたいですね。
企画/撮影をトータルでできる動画クリエイターは強い!
ーでは最後に、これから動画編集を学びたいと考えている読者にメッセージをお願いします。
厳しい現実として、今は動画編集者を目指す方が増えているので、単純に「動画編集ができます」だけでは仕事獲得が難しいんです。それを踏まえると、動画編集だけではなく、「企画や撮影をトータルでやれるクリエイターになろう」と考えたほうがよいと思います。
とはいえ、私はMOOCRES(ムークリ)を卒業してからも、動画編集ってすごく面白い!と日々感じています。
現実的はもちろん意識すべきですが、腹を括って飛び込めば、楽しい仕事であることは確か!興味がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ーありがとうございました!