人が集まる場所に行く機会が減っている今だからこそ、講師やメンターとの定期的なカウンセリングは受講生のモチベーションに繋がることも。講師やメンターの質の高さも、スクール選びの基準の1つです。
「スキルが高い講師のメンタリングが週2回あるのはメリットですよ!」
そう語るのは、TechAcademy(テックアカデミー)卒業生のO.Hさん。通過率10%を突破した現役エンジニアからマンツーマンで学べるTechAcademyの魅力とは。メリット・デメリットの両方から、詳しくお伺いしました。
本日はよろしくお願いします!
記事のダイジェスト/TechAcademy(テックアカデミー)の評判とクチコミまとめ
・プログラミングのほかアプリ開発やデザインなど多様なコース
・週2回のマンツーマンメンタリングでサポート
TechAcademy(テックアカデミー)は幅広いカリキュラムが魅力の業界最大手級のプログラミングスクールです。受講料は174,900円~(税込・一括払いの場合)で、プログラミングに関連するたくさんのカリキュラムが揃っていることが特徴のスクールとなっています。
TechAcademy(テックアカデミー)について、この記事でインタビューしたO.Hさんの意見をもとにまとめてみました。
TechAcademy(テックアカデミー)の良いクチコミ
インタビュー内容と、コエテコ上にあるクチコミから抜粋すると、TechAcademy(テックアカデミー)の良いクチコミは以下のようにまとめられます。Slackに質問を投げるとだいたい10分以内に返事があったので、わからないこともその場ですぐに解決(O.Hさん)
TechAcademy(テックアカデミー)の悪いクチコミ
同じく、TechAcademy(テックアカデミー)の悪いクチコミは以下のようにまとめられます。メンターとの面談は最初に決めた曜日が固定で予定が合わずキャンセルになってしまうことが何回かあったので、面談の1週間などに面談日時を決められるとより良かった(20代男性)
それではいよいよ、実際に通われていたO.Hさんにお話を伺ってみましょう!
転職のきっかけは自分がやりたい仕事とのズレ
—まずは、O.Hさんのこれまでのキャリアについて教えてください。私は大学でプログラミングと数学を学び、新卒でIT関連企業に就職。入社後は主に品質保証業務でテクニカルサポートや製品検査をしていました。
どちらかというと、テスト作成やお客様の質問に対して回答する業務がメインになっており、やりたい仕事の方向性が違ったため転職。現在の職場はメーカーでソフト開発の業務をしています。
ー転職後は、O.Hさんの希望する仕事内容になったのですね。
そのはずだったのですが、時間が経つにつれ、ちょっとズレてきてるかなと思うようになりまして……。
とはいえ、今すぐ転職しようと考えるほどでもなく、とりあえず副業でやれたらいいのでは?と。スキルアップのため昨年12月からプログラミングスクール入会しました。
ーO.Hさんは大学で数学とプログラミングを学ばれたとのことで、独学でも学べる方なのでは?という印象を受けましたが、あえてスクールで学ぶ道を選んだ理由はありますか?
一番の理由は、やらざるを得ない環境に身を置くためです。
正直、プログラミングスクールで使っている教材の中には、無料や安価で手に入るものもありますよね。それでもスクールに入会したのは、環境作りの意味合いが強かったです。高い受講料を払ったことで自分自身にプレッシャーをかけました(笑)。
加えて、メンターに直接質問ができる環境に魅力を感じたのもあります。
ースクール選びでは、どういった手段で情報を集めましたか。
主にインターネットでリサーチしました。
もともと、副業でライターをしており、プログラミングスクールの記事作成をしていたんです。その過程で、検索上位10件くらいのスクールはチェックしており、自分に合いそうだと感じたTechAcademyに入会を決めました。
ー副業でライターもされているんですね!数あるスクールの中で、TechAcademyにした決めた手は何だったのでしょうか?
決め手は、卒業後も教材が使えることです。
安心感の面で、なんとなく「大手のスクールに入会しよう」とは考えていたので、テックキャンプかTechAcademyの2つに絞りました。その後、テックキャンプは卒業後、教材が見られないと知り、それならTechAcademyだなと。
ただ、実際に卒業後に教材を見ているかというと、今のところは見ていません(笑)。
とはいえ、いつか見るかもしれないので、いつでもアクセスできる安心感はあり、選んでよかったなと思っています。
情報社会の中では、最終的に自分で判断すべし!
ーちなみに、テックキャンプやTechAcademyのような大手のスクールさんになると、「通っても意味がない」など、ネガティブな意見も見られるようになりますよね。それに関して、O.Hさんはどう受け止めましたか。うーん……そこに関しては、おそらくプログラミングスクールに限った話ではなく、情報社会の抱える問題のひとつ、という認識です。
というのも、さまざまな情報がある中で、ネガティブな情報は必ず出てきますよね。反対に、過度にポジティブな情報も。そんなときに、自分の軸を持って、どれだけ情報に踊らされないかが重要なのかなと。否定的な声があったとしても、自分がやりたいと思うならやるべきですし、見込みと違ったら違ったで、一つの学びになりますよね。
ーポジティブな声だけに影響されて「よっしゃ!自分も!」と動き出すのは危険。かといって、「そんなの意味ないぞ」とネガティブな声に足を引っ張られすぎるのもよくない、ということでしょうか。
はい、そう思います。やはり、最後は自分で試して判断するしかないのかな、という認識です。
ーO.Hさんはリサーチを徹底されていたようですが、入会前にTechAcademyの体験授業やカウンセリングは受けましたか。
はい。TechAcademyでは、オンラインでスクールの講座を一部体験できるのと、メンタリングを30分ほど受けられました。
メンタリングでは、「こういうコースに入ろうか悩んでいる」とか、「将来的にこうなりたいのだが、どういうコースを選んだ方がいいですか」と相談できました。
私の場合は、よほど感じが悪くなければ入会しようという気持ちでいました。メンタリングの内容にもおおむね満足しており、そこで聞いた話と受講イメージが大きく異なる点もありませんでした。
週2回のメンタリングで個別目標と進捗を確認
ー入会後はどのように学習が進んでいきましたか。
私が入会したのは、Ruby on Rails でオリジナルサービスを開発する「Webアプリケーションコース」の12週間プランでした。
学習自体は、カリキュラムに沿って淡々とやっていく感じで、節目ごとに課題が出てくるので、そこで定着度を確かめながら進めていきました。
そのほかには週2回のメンタリングがあり、その場でわからないことを質問していました。質問が特にないときは、将来の相談や学習のアドバイスをしてもらいました。
ーTechAcademyのよかったと思うポイント(メリット)について教えてください。
大きく分けて4つあります。
1つ目は、質問に対する回答が早かったことです。
質問の難易度にもよりますが、Slackに質問を投げるとだいたい10分以内に返事があったので、わからないこともその場ですぐに解決できました。
2つ目は、メンターのスキルが高かったことです。
というのも、Slackのように文面でのコミュニケーションであれば、考える時間があるため、どこのスクールもそれなりの回答が返ってくると思うんです。その点、TechAcademyではビデオ通話でもその場ですぐに回答がもらえたので、知識がある証拠だなと好印象でした。
3つ目は、週2回のメンタリングです。
メンタリングで進捗報告をしなければいけないので、日々の学習にも良い意味でプレッシャーがかかるというか、やらなければ!という気持ちにさせてくれました。
4つ目は、他社に比べて価格が安いことです。金額への考え方はそれぞれですが、個人的には、週2回のメンタリング込みでこの費用は割安だと感じます。
カリキュラムの難易度は高め、初心者は努力が必要
ー逆に、満足できなかったポイント(デメリット)があれば教えてください。まずは、メンターを途中で変えられないことです。
人と人なので、メンターと相性が合わないこともありますよね。でも、「この人、合わないな」と思っても、よっぽどのことがない限り変えられないんです。もしも合わないメンターについてしまったら、学習自体がつらくなるリスクがあるなと感じました。
あとは、カリキュラムの難易度が割と高めと感じました。
初心者の方からすると、前提になる知識が抜けている印象を受けるかも……。全くの知識ゼロからだと、結構大変だと思います。
ー現役エンジニアのO.Hさんでもそう感じるということは、ある程度のリテラシーと、自分で学びにいく姿勢が必要なカリキュラムなんですね。
そんな印象があります。
また、個人的には、コース選びも少し間違えたかな?と思いました。
たとえば、WEBアプリケーションコースではRubyを勉強するんですが、副業しようとしても、実務経験がないと応募が難しかったんです。
TechAcademyは副業向けのコースも展開しているので、今思えば、そちらを受けるべきだったなと思います。
作りたいものと希望の働き方は明確に!
ー最後に、今からプログラミングスキルを身につけたいと考えている方に向けてメッセージをお願いします。一番重要なのは、ゴールをどこに設定するかだと思います。
転職なのか副業なのか、最終的に何を作りたいのか、どういうサービスを開発したいのか……。それによって選ぶ言語が全然変わってくるので、まずはそこを明確にした方がいいですね。
例えば、フロントエンドとバックエンドの違いでいうと……
フロントエンドは、WebサービスやWebアプリケーション。要は、直接ユーザーの目に触れる部分のエンジニアで、ここをやりたい人はHTML/CSS、JavaScriptといった言語を学ぶ必要があります。
バックエンドは、いわゆる銀行などのシステムに使われているサーバーやデータベースなど。こちらは、ユーザーの目に見えない部分のエンジニアで、JavaやJavaScript、PHP、Python、Rubyといった言語がや各種フレームワークも学ぶことになります。
どういったものが作りたいかを明確にしておくと、適切な言語も自動的に決まるので、コース選びに失敗がないと思います。
ー非常にわかりやすいです。そういうことを体験授業やメンタリングで、具体的に相談できると間違いなさそうですね。
そうですね。
加えて、もう一つ考えておきたいのが、「どういう働き方をしたいか」です。
IT業界というと「リモートワークがしやすい」イメージがありますが、実際には、リモート勤務がしづらい言語もあんです。
特にJavaはなかなリモート化しづらい特性があるので、将来的に在宅で働きたいと考えている方にとっては、方向性が全く違いますよね。
そのくらい、何を作りたくて、どんな働き方をしたいのか明確にすると、スクールやコース選びを間違わないと思いますので、ぜひ一度、ご自身の働き方について整理してみてください!
ーありがとうございました!
なんでも聞いてください!