Webマーケティングの施策の種類まとめ|取り組むべき課題別に解説

Webマーケティングの施策の種類まとめ|取り組むべき課題別に解説
近年ではWebサイトの活用が進み、Webマーケティングの担当者を置く企業も増えてきました。しかし周りに詳しい人がおらず、手探り状態でWebマーケティング業務を進めている方も多いのではないでしょうか。

今回は、集客したい場合と成約率を高めたい場合に分けて、Webマーケティングの施策を紹介します。Webマーケティングの施策は種類が多いので、ひとつずつ理解していきましょう。

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集客したい場合のWebマーケティング

Webで集客したい場合は、以下のWebマーケティングの施策を検討しましょう。

SEO

SEO(Search Engine Optimization)は、日本語で「検索エンジン最適化」という意味です。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンが理解しやすいように、Webサイトを最適化することを指します。特定のキーワードで検索した際にWebサイトを上位表示させて、検索流入を増やすための施策です。

リスティング広告

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードにあわせて上部に表示される、テキスト形式の広告です。検索結果に表示されるので、検索連動型広告とも呼ばれます。

ユーザーの検索キーワードにあわせて広告を配信できるため、確度の高いユーザーにアプローチが可能です。表示される広告文や広告費用の上限、1日あたりの予算などは、自分で自由に設定できます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイトの広告枠に表示される画像広告や動画広告、テキスト広告のことです。Webサイトの内容に応じて表示されるので、コンテンツ連動型広告とも呼ばれます。

リスティング広告は確度の高いユーザーにアプローチするのに対し、ディスプレイ広告は潜在ユーザーに広くアプローチする手法です。画像や動画でアプローチすることで目にとまりやすく、リスティング広告よりも単価が安いという特徴があります。

リマーケティング広告

リマーケティング広告は、Webサイトから離脱したユーザーに対して、広告を表示させる手法です。一度Webサイトを訪れた、自社の商品やサービスに興味を持っているユーザーをターゲットにするため、効果的なアプローチができます。

ただし、リマーケティング広告はCookieによる追跡で実現できる仕組みです。個人情報保護の観点からCookie規制が進んでおり、2023年末までに段階的に廃止されることが予定されています。リマーケティング広告は集客に有効な手段ですが、頼り過ぎないようにしましょう。

SNS広告

SNS広告は、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSに配信する広告です。SNSのタイムラインやストーリーズに表示されるもので、テキストやバナーだけでなく、動画やカルーセルを活用できます。

SNS広告は、ユーザー自身がSNS登録の際に入力したデータと、SNS上の行動データをもとに、精度の高いターゲティングが可能です。また、自社の商品やサービスを認知していない潜在ユーザーにアプローチできます。自社の認知拡大や、ブランディングにも効果的です。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、広告がクリックされ、ユーザーが購入やお問い合わせなどのアクションをした場合に広告費が発生する、成果報酬型広告です。広告を掲載、クリックするだけであれば広告費が発生しないので、コストパフォーマンスがいい広告だといえるでしょう。

ただしアフィリエイト広告は、広告を掲載してもらうアフィリエイターに選ばれなければなりません。アフィリエイターに広告を掲載してもらわなければ、固定費だけを支払うことになります。自社の商品やサービスがアフィリエイト広告向きかどうか、見極める必要があるでしょう。

SNS運用

SNSを活用して自社のファンをつくり、集客する施策がSNS運用です。作業内容は投稿だけではなく、コメント対応やアクセス数の分析など多岐にわたります。より多くの人に商品やサービスを認知してもらい、購入してもらうきっかけを作ることが可能です。

しかし、SNS運用はすぐに結果が出るものではありません。長期的な視点をもってSNSを運用し続ける必要があります。

成約率を高めたい場合のWebマーケティング

集客の次は、成約につながるWebマーケティング施策を行いましょう。成約率が悪い場合の施策として、以下の3つが挙げられます。

A/Bテスト

広告の改善に有効な方法は「A/Bテスト」です。

一部内容を変更したAパターンとBパターンの広告を用意し、ユーザーにランダムに表示させて、どちらの成約率が高いのかを検証します。両パターンを同時並行で試せるため、正しく評価できる点が特徴です。

EFO

EFO(Entry Form Optimization)は、入力フォーム最適化の略称です。入力しづらいフォームはユーザーの離脱を招きます。EFOは入力の手間を極力減らし、より短時間で正確に入力できるように最適化する施策です。

フォームの流入数が少ない場合は効果の検証がしにくいですが、成果が数倍跳ね上がる可能性があります。試しておきたい施策のひとつだといえるでしょう。

サイトリニューアル

サイトから成果がまったく出ていない場合は、サイトリニューアルを検討しましょう。何年も前に制作した古いサイトのままだと、新しい顧客層は獲得しづらくなります。

ただし、すでにサイトによって高い成果が出ている場合は、逆効果になるかもしれません。サイトリニューアルは費用が高額なので、決断は慎重に行いましょう。

まとめ

Webマーケティングの施策は、取り組むべき課題によって変わります。自社が今どのような成果を得たいのかを明確にし、施策を導入していきましょう。

また、Webマーケティングの種類をひと通り理解するのは、大変時間がかかります。スキマ時間に勉強するだけでは、とても時間が足りません。

今回紹介したWebマーケティングの施策では、それぞれの特徴を簡潔にまとめています。トレンドの施策を手当たり次第に試すのではなく、自社の目的に沿った施策を活用してWebマーケティングをはじめましょう。

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