(取材)Webデザイナーってどんな仕事?現役デザイナーの1日に迫る!業務内容・イメージとのギャップも解説
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この記事ではWebデザイナーの実態に迫るべく、「コエテコ byGMO」を運営するGMOメディア社内のデザイナーにインタビューを実施!第一弾となる今回は、「コエテコ」担当Webデザイナーであり、入社2年目の武藤さんと新卒1年目の鈴木さんにお話をうかがいました。
業務内容と1日のスケジュール、入社後のギャップや「通っておきたかった」と思うスクールの特徴まで、現役Webデザイナーのリアルが満載です。

(左から)GMOメディアコエテコ Webデザイナー武藤さん、鈴木さん
きっかけはサンタさん!UIデザインでの感動体験
(ライター):おふたりはどうしてWebデザイナーになろうと思ったのでしょうか?目指すきっかけになった出来事などがあれば教えてください。武藤さん:きっかけになったのは、小学生のときにサンタさんからもらったiPod touchでした。当時はまだ「UI」や「UX」などの言葉もなかったと思うのですが、小さな液晶画面を触るだけでアプリがスイスイ動いて、音楽が聴けたり映像が観られたりする体験がすごく楽しくて感動したんです。
どういう仕組みなのか気になって調べると、画面をデザインするWebデザイナーという仕事があると知りました。そのときは調べるだけで満足したのですが、将来の仕事にしたいと考えるようになったのは、高校2年生になって進路を考えたときです。
「自分は何になれるんだろう」と考えたときにiPod touchでの感動体験を思い出しました。そこで改めて調べてみるとUIデザインという言葉があると知り、あのとき自分が感じたような感動を、ユーザーに届けられるWebデザイナーになろうと決意しました。

鈴木さん:私の場合は、行きたいと思った大学にデザイン系の学科があったことがきっかけになりました。はじめは建築士になりたいと考えていたので、建築学科のある大学を探してオープンキャンパスに参加しているなかで、すごく綺麗でかっこいい大学があったんです。
絶対この大学に通いたいと思って調べるとデザインを学べる学科もあり、建築にもデザイン要素はあるので「そっちもアリだな」と考えて両方受けてみました。ちなみにこの大学は、武藤さんの母校でもあります(笑)。
結果としてデザイン学科へ進んだのですが、授業が面白くてどんどんデザインの世界にのめり込んでいきました。グラフィックの授業もありましたが、UIデザインのほうが自分に向いていると感じて、自然とWebデザイナーという仕事を意識するようになっていきましたね。

社内カフェで息抜きとコミュニケーション
(ライター):1日のスケジュールを教えてください。鈴木さん:10時から業務開始なので、少し前に出社してNotionでタスクをチェックしたり、メールやSlackの返信対応をしたりと、スムーズに業務に入れるように準備をします。
10時半からはエンジニアを含めたチーム全体の定例ミーティングがあり、今日の業務の確認や作業の進捗チェックなどをおこないます。午前中はそのまま仕事をして、1時くらいからお昼休憩です。終業時間は19時半から20時くらいになることが多いですね。
武藤さん:リリースが迫っている時期は帰りが遅くなる場合もありますが、それでも21時〜22時半くらいまでには帰れます。
鈴木くんとは同じチームなので、基本的なスケジュールは私も同じです。定例以外にもミーティングは必要に応じておこないます。
(ライター):クリエイティブな仕事には集中力が必要なので、息抜きも大切だと思うのですが、お昼休憩はどのように過ごすことが多いですか?
武藤さん:お昼休憩ではスマホでインスタなどのSNSを見たり、他チームも含めたデザイナー同士でランチに出かけたり、仕事から離れることを意識していますね。
お昼休憩は一応1時間と決まっていますが、30分で「よし、やろう!」と切り替えて仕事を再開する日もありますし、外でランチをしていると逆に30分ほどオーバーする日もあります(笑)。

鈴木さん:私はデスクでサッと済ませるパターンが多いですね。食べながら調べものをしたり、午後のタスクを確認したりと、結構仕事と休憩の境目は曖昧です。
仕事中でもソファーがあるスペースに行って息抜きもできるので、休憩時間をあまり意識していないのかもしれません。
もちろんデザイナー同士でランチに行くときは、ちゃんと私も行きます(笑)!

武藤さん:社内カフェで無料でドリンクをもらえるので、飲みながらソファーのスペースで雑談をすることはよくありますね。チームメンバーに「ちょっと行こうか」と声をかけたり、その場にいた他のチームのメンバーと会話が生まれたりと、休憩するだけでなくコミュニケーションの場にもなっています。
リモートだと雑談もしづらいので、出社時の雑談はお互いの考えやアイデアを気軽に交換できる貴重な機会でもありますね。

GMOインターネットグループの社屋では、休憩やカジュアルミーティング、各種イベントを開催できるスペース「GMO Yours」がオープンしている
鈴木さん:リモートでも仕事は問題なくできますが、コミュニケーションの面では出社したほうがいいと感じるシーンは多いですね。
チームのメンバー以外のデザイナーとも情報交換をしたり、部署や担当を超えて協力し合ったり、横の繋がりがある環境も有難いと思っています。
(ライター):リモートワークに憧れて転職される方も多いですが、出社するからこそ生まれるメリットや得られる情報もあるのですね。リモートワークの日も、出社日と同じスケジュールや過ごし方をされていますか?
鈴木さん:出社が週に3日、リモートが2日の割合で、仕事のスケジュールは同じです。ただ、リモートのときは出社時と違ってオンオフの切り替えがしづらいので、メリハリをつけるためにしっかりお昼休憩をとるようにしています。
リビングに行って食事をして、愛犬と戯れて、時間になったらデスクのある自分の部屋に戻ります。
武藤さん:私は基本的に出社時と過ごし方は変わらないですね。ランチの後は絶対に眠くなってしまうので必ずコーヒーを飲むんですが、リモートのときは豆を挽いてコーヒーを淹れるのが最近の楽しみです。
香りが良くてリラックスできるので、午後も頑張ろうと思えます。

デザイナーが「デザインできる時間」は意外と短い
(ライター):仕事をするうえで気をつけていること、大切にしていることがあれば教えてください。武藤さん:仕事を円滑に進めるために、コミュニケーションを密にとることを心がけています。テキストでは齟齬が生じる場合もあるので、リモートワークのときもSlackのハドル機能を使って、なるべく音声でのやり取りもしています。
リモートだと、気になることがあっても「ミーティングするほどでもないな」と判断して流してしまうケースもあると思うんです。その気づきを共有することでミスを防げたり、より良いサービスにできたりする可能性もあるので、「ちょっといいですか」と軽くノックする気持ちで頻繁にハドルでコミュニケーションをとっています。

鈴木さん:私はコミュニケーションの一環として、よくデザインのレビューをお願いしています。自分から話しかけるのが少し苦手なので、デザインについて意見をいただくことでコミュニケーションをとる作戦です。
逆に武藤さんや他のデザイナーからレビューをお願いされることもあって、それもすごく勉強になっています。
(ライター):同じチームで仕事をされているとのことですが、どのような業務を担当されているのでしょうか?
鈴木さん:この記事が掲載されている「コエテコ」の設計からデザインまでを担当しています。デザイナーはデザインだけをする仕事と思われがちですが、実際はデザインをする前の設計をしている時間のほうが長いんです。
武藤さん:設計業務ではメディア全体の方針を軸に、目標とするユーザー獲得数などの数字、ページごとのコンテンツの内容、構成や必要な機能などを決めて情報を整理します。
目指すべき数字を達成できるデザイン、そしてユーザーにとって見やすくわかりやすいデザインを実現するための設計図づくりと言うとわかりやすいかもしれませんね。
(ライター):デザインで目的を達成するためには、綿密な設計図が必要なんですね。仕事をしていて、やりがいを感じるのはどんなときですか?
鈴木さん:サービスをリリースできた瞬間、自分が携わったサービスに対してユーザーから反応がもらえたときにやりがいを感じます。
先週リリースしたサービスにも「このページに自社の情報を載せてほしい」と問い合わせをいただきました。自分がつくったデザインが、狙った形でユーザーに届いていると実感できると、すごく嬉しいですし達成感もあります。
武藤さん:先ほどもお話ししたように、デザインを活かすための分析・設計作業に費やす時間が多いので、デザイナーがデザインできる時間は意外と短くて貴重です。
綿密な設計を重ねて、ようやくデザインをしているときはやりがいを強く感じますし、リリースできた瞬間の達成感はすごく大きいですね。

実務で感じたギャップ。おすすめは“チームワークを学べる”スクール
(ライター):おふたりとも仕事にやりがいや達成感を見出されていて素晴らしいですね。入社前に思い描いていたWebデザイナー像と、実務とのギャップを感じることはありませんでしたか?武藤さん:学生時代のように、デザインに時間をかけられないというギャップを感じました。
今は「自分が考える最適解をデザインで具現化したい」と思ってもリリースする日は決まっていますし、ひとりではなくチームで仕事をしている以上は、全体の進捗に影響が出ないように作業を進める必要があります。
仕事として成立させるためのデザインの落とし所、着地点を見つけるのは非常に難しいですね。

鈴木さん:ユーザーにどんな行動をしてもらうか、どう数字を伸ばすかまでを考えてデザインをつくる際に、これが学生と社会人の違いなんだなとギャップを感じました。
学生時代のデザインはいわば作品なので、自分が良いと思うようにつくれば成立していましたが、仕事としてのデザインをするにはユーザー視点で良いもの、サービスとして良いものが求められます。
まだまだ知識も経験も足りないので、先輩にアドバイスをもらいながら日々勉強中です。

ー学習と実務とのギャップに直面したおふたりが「入社前に通っておきたかった」と思うデザインスクールの特徴とは?
武藤さん:チームで制作を経験できるスクールですね。デザインだけをするのではなく、マーケティングや企画、設計までをプロジェクトとしておこない、ひとつのものをつくりあげる経験をしておけると、実務に入ってもギャップが少ないと思います。
これからWebデザイナーを目指す方には、チーム内でのコミュニケーション、自分の考えを言語化するなど、独学ではできない学びを得られるスクールをおすすめしたいですね。
鈴木さん:私もチーム制作の経験はとても重要だと思っています。大学時代はまわりにデザイナーを目指す人しかいなかったので、入社してエンジニアやプロジェクトマネージャーと一緒に仕事をするようになってから戸惑うシーンも多かったです。
サービスをつくるために必要な職種の人たちと協力し合う経験を事前にしておけたら、もっとスムーズに実務に入れたと感じています。
あとは、個人的には少人数制のスクールをおすすめしたいです。人数が多いと遠慮して質問しづらかったり、講師の目も届きにくかったりすると思うので。学生時代に戻って通うなら、少人数でじっくり教えていただけるスクールがいいですね。
行動力と応用力。ユーザーに届く喜びを感じてほしい
(ライター):武藤さん、鈴木さん、貴重なお話をありがとうございました!最後に、Webデザイナーを目指している方に向けてメッセージをお願いします。鈴木さん:私は大学に入って初めてデザインを学びましたし、センスがあるわけでもありません。それでも先輩に教えてもらいながら経験を積み、有名なデザイナーさんがSNSなどで発信している技術やツールを試しながらデザインの幅やスキルを広げてきました。
これからWebデザイナーを目指す方にも、自分がつくったデザインがたくさんのユーザーに届いていると実感できたときの喜びを、ぜひ感じていただきたいです。

武藤さん:Webデザイナーになるには、自分から情報を探しにいく行動力と、活かしていく応用力が必要だと思っています。
頭の中で考えていることを自分の手で形にできる仕事なので、その過程も楽しめる方、ものづくりが好きな方であれば、やりがいを感じ続けられると思います!
コエテコキャンパスにはデザインスクールの検索機能や、おすすめのWebデザインスクールを紹介した記事もありますので、スクール選びのご参考になれば幸いです。
WEBデザインスクールランキング10選!1位「SHElikes(シーライクス) 」2位「SAMURAI ENGINEER ...
https://coeteco.jp/campus/ranking/categories/design-school >
WRITERこの記事を書いた人
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