生涯学習/リスキリング/リカレント「違いは?セカンドキャリアに必要なのはどれ?」

生涯学習/リスキリング/リカレント「違いは?セカンドキャリアに必要なのはどれ?」
40代・50代・60代、いわゆるミドルシニア世代はセカンドキャリアが気になりだすところですね。リスキリングやリカレント、生涯学習に関心がある人は多いのではないでしょうか。

本記事では、似ているようで異なるリスキリング・リカレント・生涯学習についてわかりやすく解説。さらにセカンドキャリア形成に必要な学びについてもまとめました。次のライフステージに向けて、何を学び、何をめざすのか、そろそろ考えてみませんか?

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リスキリング・リカレント・生涯学習の違い


主体 目的
リスキリング 企業主導 新たな業務・業種・職種に就くのに必要なスキルを習得
DX化など変化するビジネス環境に必要なスキルを学ぶ
リカレント 個人 社会人になってからの学び直し・新しい学び
仕事に結びつく領域での学び
生涯学習 個人 一生を通じて自ら行う「さまざまな学び」で豊かな人生にする
趣味やスポーツなども含まれる

※リスキリングは企業主導、リカレントは個人が主体とされているが、リカレント教育を企業が推奨するケースもある
※リスキリングとリカレントは企業によっては、ほぼ同じような意味を持つことがある

そもそもセカンドキャリアとは?

リスキリング リカレント 違い

セカンドキャリアとは、第二の人生における職業のことです。プロスポーツ選手が引退した後のキャリアを指す時によく使われています。

最近は生涯現役社会に向けて、定年後あるいは早期退職後の「次のライフステージにおける新しい働き方・キャリア」という解釈が広く一般的になりました。この記事でも、主に50代からのセカンドキャリア形成における「リスキリング・リカレント・生涯学習」について触れていきます。
参考:セカンドキャリアとは

なぜリカレントやリスキリングが注目されているのか

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  • 人生100時代がやってくるから
  • 日本における雇用制度の変化
  • 働けるうちは働いて収入を得るため
  • 少子高齢化社会で「シニア」の働き手が増えていくから

人生100年時代という言葉はもう何度も耳にしていることでしょう。2020年には男女差があるとはいえ平均寿命は80歳を超えました。寿命がのびればそれだけ生活費がかかるのは事実ですから、老後資金問題もあって「働けるうちは働いて収入を得る」必要があります。

加えて、企業の雇用制度も多様化しています。終身雇用や年功序列といった日本独特の雇用制度は変わりつつあり、転職も珍しくなくなりました。

1900年代初めの定年は55歳* でしたが、当時の平均寿命が40代後半と言われています。要するに生きている間はずっと働けるという考え方だったわけで、まさに終身雇用です。それから定年は60歳となり65歳となって、さらに70歳定年も推奨されています。

では長く働くためにはどうしたらいいのか?という問いの答えが、リスキリングやリカレント、新しい学びや学び直しです。

学び直し 50代

長く働くためには企業が求める人材になることです。デジタル化をはじめビジネス環境も日々進化していますから、適応するスキルを得て「できる人材」であり続ける必要があります。

貯金を取り崩さず、年金をもらう時期を遅らせるために退職後には自分なりの働き方をして収入を得たいと考える人も、今のままでは範囲が狭くなる一方ですから新たな領域を広げるために新たなスキルを学ぶことが重要です。

企業側からすれば、少子高齢化で働き手が減少する中では元気な60代のみならず70代も「業務の担い手」と考えるでしょう。しかし、従来のスキルでは対応できない業務がどんどん増えていくのですから、50代から60代から新たなスキルを得た「対応力」のある人材が欲しいのです。

従来のスキルのみでデジタル化も進むビジネス環境についていけない60代ではなく、これまでの経験にプラスして最新のスキルを持つミドルシニア世代こそ、企業にとって「貴重な」担い手となりうるのです。

早い人は40代から定年前後を見据えたリスキリングやリカレント教育を検討していますし、実践しています。

とはいえ、リスキリングもリカレントも50代でも60代になってからでも決して遅くはありません。

大切なのは、からセカンドキャリアのステージについて考え、プランをたてて実践していくことです。

そのためにも、リカレント・リスキリング・生涯学習について、もう少し詳しく知っておきましょう!

* 参考:定年制と平均寿命/立命館大学

リカレント・リスキリング・生涯学習をもっと詳しく知ろう

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①リカレント:いくつになっても学び新たな領域に向かう

「リカレント(recurrent)」とは、「繰り返す」「循環する」という意味で、リカレント教育とは、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すことです。日本では、仕事を休まず学び直すスタイルもリカレント教育に含まれ、社会人になってから自分の仕事に関する専門的な知識やスキルを学ぶため、「社会人の学び直し」とも呼ばれます。
引用:「学び」に遅すぎはない! 社会人の学び直し「リカレント教育」/政府広報オンライン
ちなみに、リカレントは個人主体としているものの、企業が個人のリカレントを推奨するケースもあり、リスキリングとリカレントの違いは一部、あいまいであることも念頭に置いておきましょう。

リカレント教育が向いている・おすすめのケース

  • 関心はあるが、まったく未経験の分野での転職や再就職を考えている
  • 定年と共に現在の役職を外れる可能性が高く、別の職種や新たな企業で働きたいと思っている
  • 定年後の再雇用に迷いがある
  • より深い知識や技術を習得して今後もやりがいのある仕事で働きたい
  • 資格や大学の履修証明書(Certificate)を取得しセカンドキャリアに活かしたい

②リスキリング:ミドルシニアの転職や年収アップに効果的

「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、 必要なスキルを獲得する/させること」
引用:リスキリングとは/経済産業省
リカレントとリスキリングの大きな違いとして「リカレントは個人主体」で「リスキリングは企業主導」と言われています。しかしリスキリングは企業が無理やり従業員に学ばせることではなく、個人個人が「キャリアアップをめざし学ぶ」意思があった上で行われるものです。

また、リスキリングは現在就いている業務や企業内で必要となる新たなスキルを得る、またはスキルアップをすることが目的となるのが一般的です。最近は急激に変化するデジタル化に対応するための学びを指すと解釈されることが多くなっています。

リスキリング 50代

次々と変化するビジネス環境に合わせて「求められているスキル」を新たに学ぶのがリスキリングです。

リスキリングが向いている・おすすめのケース

  • 定年後を見据えて現在のスキルを活かしつつ、さらにレベルアップし再就職や再雇用で良い条件で働きたい
  • 企業が必要としている最新のスキルを習得し収入アップにつなげたい
  • 70歳定年が導入されそうだが継続して雇用してもらえるよう必要なスキルを今から積み上げておきたい
  • DX化が進み自分のポストに不安がある
  • リスキリングをして勤務先への貢献をしつつ定年後のセカンドキャリアに活かしたい

③生涯学習:豊かな人生を送るために

生涯学習は非常に幅広く使用される言葉です。リスキリングやリカレントがあくまで「仕事・キャリア」に関連するのに対して、生涯学習は趣味やスポーツ、ボランティア、自分のための習い事も含まれます。

生涯学習 何する

たとえば、50代から新たにジョギングを始めることも、若い時にやりたかった油絵を習うことも、小学校で子どもたちの学習をサポートするボランティア活動も、生涯学習のひとつです。

このように、人生をより豊かに充実したものにするための学習を総じて「生涯学習」と呼びます。

生涯学習が向いている・おすすめのケース

  • 基本的に定年後は働きたくはないが、アクティブなシニアライフを過ごしたい
  • 資産形成も老後資金もできており、これからは社会貢献に力をいれたい
  • 人生後半は趣味や好きなことに没頭したい
  • 学ぶ意欲はあるが収入を得る手段というよりも「生きがい」を見つけたい
  • 好きなこと・やりたかったことで多少なりとも収入を得たい

人生100年時代は本当にくるのか?

定年後 何する

リカレントにせよリスキリングにせよ、あるいはセカンドキャリアそのものも、「人生100年時代」がひとつのキーワードとなっています。では本当にわたし達は人生100年を迎えるのでしょうか?

我が国の平均寿命は、平成30(2018)年現在、男性81.25年、女性87.32年と、前年に比べて男性は0.16年、女性は0.05年上回った。今後、男女とも平均寿命は延びて、令和47(2065)年には、男性84.95年、女性91.35年となり、女性は90年を超えると見込まれている。

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引用:令和2年版高齢社会白書/内閣府

平均寿命と健康寿命は違いますが、平均寿命がのびれば健康寿命ものびます。

60歳定年だとして、70歳まで現役で働きたいと考えているならば、退職してから10年もの時間があります。いずれ60歳から20年近くは仕事に就くことも当たり前の時代がやってくる可能性さえあります。

人生が長くなれば、定年後も長くなります。だとすれば、定年後の10年20年を積極的に、自らの意思で楽しみ、充実した時間を過ごしたいですね。そのために、40代・50代・60代からの「学び」「学び直し」が注目されているのでしょう。

わたし達は人生100年時代を迎えます。織田信長は敦盛の舞を好み「人間五十年」と舞ったことは有名ですが、信長もまさか「人間100年」の時代がくるとは思ってもいなかったことでしょう。

まとめ 最終学歴よりも重要になる「最新のスキル」

就職といえば、学歴が重視されてきました。履歴書にも最終学歴を記入します。

しかし、それが本当に「最終の学歴」である時代は終わりかもしれません。最終学歴よりも、これまでの経歴や実績にプラスして、どのような最新スキルを習得しているかが、より大きな意味を持つ時代がくることでしょう。

学び続けられることは、幸せなことでもあります。

定年がきたら、嘱託で働けるところまで今の会社でがんばろうか、これまでの経歴を活かして別の企業で働こうか、まったく新しい仕事に飛び込んでみるか……。

セカンドキャリアについて、そろそろきちんと考えてみませんか?

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