クラウドとは? | クラウドでできること、具体的なサービスを徹底解説

クラウドとは? | クラウドでできること、具体的なサービスを徹底解説
クラウドという言葉を聞いたことのある人は多いでしょう。

でも、きちんと説明できる人、そのメリットを理解している人はそれほど多くないかも知れません。

ここでは歴史からさかのぼり、みんなのデジタルライフを便利にするクラウドとその利用法について、どこよりもわかりやすく説明します。

クラウドとは?データにどこからでもアクセスできる!

インターネット上の「どこにあるかわからない」データやプログラムに「どこからでも」アクセスできるのがクラウドです。

「クラウド」という言葉を最初に使ったのは、グーグルの創業者であるエリック・シュミット。

2006年に開かれた公演で行われたスピーチのなかの

データもプログラムも、サーバ群の上に置いておこう。どこか雲(クラウド)のなかにあればいい」

という発言が、世界最初のクラウドについての発言と言われます。

一方で、アップルの創業者のスティーブ・ジョブスは

「クラウドというと、空にハードディスクが浮かんでいると思う人も多いが、私の考えは違う!」

と言い、クラウドを意識しないで使えるシームレスな(境目がない)サービスを強調しました。

クラウドを使うと何ができる?

どこからでもファイルを開いたり、修正したりできる!

クラウド最大のメリットは、ユーザーが移動しながらでも境目なく継続的にファイルを開いたり修正したりできることです。

写真・動画用ストレージサービスを使えば、スマートフォンで撮影するのと同時に遠く離れたパソコンに画像が表示できます。

クラウド文書作成ツールとクラウドストレージを使い、自宅で文書を作成してクラウドに保存しておけば、

スマートフォンやタブレット端末で移動中に確認したり、オフィスのパソコンや街中のカフェで修正したりすることもかんたんです。

異なった場所・複数の端末で一つのデータにアクセスして作業できるというわけです。

世界中、あちこちの人と共同作業ができる!

会社などでは、たくさんの人が議論しながら企画書やレポートを作成します。

クラウドを利用すれば、別々の場所から、同時に、たくさんのスタッフが共同作業できます。

しかも、特別なツールやアプリケーションは必要ありません。

インターネットにアクセスする環境さえあれば、WEBブラウザ上で行えます。

アプリケーションのインストールや更新がいらない!

クラウド以前のアプリケーションは、CD-ROMやネットワークからダウンロードしたファイルを起動させ、独立したプログラムとして端末内のドライブにインストールしていました。

アップデートもユーザー側の作業でした。

アプリケーション提供者のサイトに飛び、更新ファイルをダウンロードして、インストール、パソコンを再起動する……そんな面倒な繰り返しがあったのです。

クラウド上のアプリケーションなら、このような作業は不要です。

ユーザーはただWEBプラウザを起動して、指定されたページにログインすればいいだけ。アプリケーションをインストールしたのと同様な作業を行うことができます。

アップデートはサービス提供者が行ので、ユーザー側はアップデートを気にせず使いつづけることができます。

大容量ディスクが要らなくなる!

クラウドの基本は、データもプログラムもWEB上に保存します。

必要なサイズのクラウドストレージと契約すれば端末内にデータを保存する必要もなくなります。

Googleドライブなら15GBまで、Dropboxなら2GBまで無料です。

これを超えるデータを保存す必要があるときだけ有料サービスを使えばいいので、大容量ディスクを購入するより経済的です。

プログラム開発環境も便利になる!

ユーザーサイドだけではなく、開発者側にもクラウドは大いに役立ちます。

クラウド以前のプログラム開発のためには高価なツールを購入する必要がありました。

近年は開発ツールもクラウド化し、ユーザープログラム同様、WEBプラウザから開発ツールにアクセスできます。

開発ツールの使用量も、年間いくらという定額制が普通になってきました。

これにより、比較的低価格でプログラム開発を行えるようになりました。

当然のように、ユーザーに提供されるサービスも低価格化しています。

具体的にはどんなクラウドサービスがある?

いろんな端末からアクセスできるWEBメール

GmailやYahoo! メールなど、WEBからアクセスできるメールサービスもクラウド技術を利用しています。

過去のログやアドレスの内容をインターネット上に保存することにより、パソコン、タブレット、スマートフォンから場所を選ばずメールをチェックできます。

ハードディスクに代わるクラウドストレージ

Googleドライブ、OneDrive、Dropboxなどをクラウドストレージと呼びます。

クラウド上の保存ストレージ(仮想ハードディスク)を利用することで、移動しながら、パソコン、スマートフォン、タブレットなどいろいろな端末を使ってデータを引き出せます。 

CDもDVDもいらない音楽ストリーミング

Spotify、Line Musicなど、クラウド上に置かれた数百万もの曲にアクセスできます。

CDもDVDも使わず、ダウンロードの必要もなく音楽を楽しむことができます。

すべての写真をアルバムにできる写真・動画用ストレージ

Googleフォト、Amazon Photosなど、撮影した静止画・動画を複数の端末で共有。家族や友人との写真共有もリアルタイムで行えます。

プログラミングやデザインもできるクラウド開発ツール

プログラム開発、WEBデザイン、写真加工、編集などの作業も専用の開発ツールは必要なく、Webブラウザ上で行うことができます。

複数人でサーバをシェア!クラウド仮想サーバ

クラウド上に、さまざまなデータをやりとりできるサーバを配置するサービスです。

固定サーバの場合、ドメインの数だけ物理的なサーバが必要とされました。

仮想サーバを使えば、複数のユーザーがこれをシェアすることになり、ネットワーク資源の効率化にもつながります。

クラウド時代の個人情報はどうなる?

クラウド化が進むことにより、セキュリティ面に不安を覚える人も多いでしょう。

自宅内のハードドライブに比べて、ネットワーク上のクラウドドライブには侵入されやすいのではないか?

個人情報を奪われるのではないか?など、心配は尽きませんよね。

サービスを提供する側でもセキュリティは最大の課題となっています。

最近ではパスワードのみの管理ではなく、携帯電話に送られるコードナンバー入力を要求する二段階認証を推進するなど、セキュリティ強化が進められています。

クラウドを使いこなして、アクティブにITを楽しもう

ここではクラウドが生まれてきた背景とメリットについて、できるだけわかりやすく解説してみました。

数年前には「ユビキタス」(いつでも、どこでも)という言葉をよく耳にしましたが、これは携帯端末を基本にイメージされたものでした。

これに対して、複数の端末、複数のユーザー間で境目のないシームレス環境をつくりあげるクラウドは、本当の意味でも「いつでも、どこでも」を実現するもの。

知れば知るほど、どんどん便利になる!クラウドを使いこなして時間とお金を節約しましょう。
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