4歳から学べるViscuit(ビスケット)とは?特徴やおすすめプログラミングスクールも解説

4歳から学べるViscuit(ビスケット)とは?特徴やおすすめプログラミングスクールも解説
2020年4月より小学校でプログラミング教育が必修化しました。それに伴い、全国各地でプログラミング教育への関心が高まっています。

このページでは独自のポリシー「コンピュータは粘土だ!!」のもとに開発されたビジュアルプログラミング言語Viscuit(ビスケット)についてまとめます。

参考:小学校のプログラミング教育の内容・現状を徹底解説

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Viscuit(ビスケット)とは?

Viscuit(ビスケット)の特徴

ビスケットは、元NTT基礎研究所NTTコミュニケーション科学研究所勤務の計算機科学者、原田康徳氏(通称:原田ハカセ)が開発したビジュアルプログラミング言語です。

キャッチフレーズは「コンピュータは粘土だ!!」。幼児が粘土をこねるのに似た自由な発想と、遊び・学び・モノづくりのよろこびをめざしています。

「メガネ」と名付けられた仕組みを一つだけ使い、単純なプログラムから複雑なものまで作成できます。

アニメーション、ゲーム、絵本などを手軽にできる言語です。

ビジュアルプログラミング言語といえば有名な「Scratch」がありますが、ビスケットはより進歩してアルゴリズムの自動生成が可能になったコンピュータの使用を前提としているために「コンピュータに何をさせるか」だけを考えたプログラミングが容易に行えます。

スマホ用、パソコン用ともに無料でダウンロードでき、むずかしい用語や規則をおぼえなくても感覚的なプログラミングが可能な点が大きな魅力となっています。

価格は完全無料

iOS、GooglePlay、Windows用いずれも完全に無料で、ホームページからダウンロードできます。

開発会社

開発者の原田ハカセが代表を務める合同会社デジタルポケットが、ビスケットの開発から普及までを一貫して行っています。

楽しみながらコンピュータの可能性を感じられる「ビスケット開発室」やビスケット指導者を育成する「ビスケットワークショップ ファシリテータ講習」などのイベントも開催しています。

(原田ハカセのインタビュー記事はこちら)

「Viscuit(ビスケット)」開発者・原田康徳先生 | アーテック「first STEAM」監修

株式会社アーテックが4歳から学べるSTEAM教育スクール「first STEAM(ファーストスティーム)」を新規開講します。今回は「デジタルアート」のカリキュラムを完全監修された「Viscuit(ビスケット)」開発者・原田 康徳先生にお話を伺いました。

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Viscuit(ビスケット)が子どものプログラミング学習におすすめな理由・メリット

ビスケットが子どものプログラミング学習におすすめな理由とメリットは、取り組みやすさにあります。

本格的にプログラミングをしようと思えば、パソコンの基本操作やタイピング、プログラミング言語などを覚えなければいけません。一方で、ビスケットで使うのは「メガネ」のみで、難しいルールはありません。さらに、パソコンはもちろんのこと、スマホやタブレットでも利用可能で、タイピングも不要。プログラミングをした結果もすぐに確認できるので、お子さんの「もっと作りたい」という気持ちにもつながりやすいでしょう。

Viscuit(ビスケット)の対象年齢は?

タイピング不要のビジュアルプログラミング言語、Viscuit(ビスケット)。その取り組みやすさから、何歳から学べるんだろう?と気になる方もいるかもしれません。

なんと、Viscuit(ビスケット)の対象年齢は4歳以上とされています。そのため、幼稚園児や保育園児のお子様でもプログラミングを学ぶことができるのです。小学校に行く前から子どもの創造力を引き出したり、プログラミングの楽しさを感じてもらったりすることが期待できます。

Viscuit(ビスケット)で学べるおすすめプログラミングスクール

LITALICOワンダー

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スクールの特徴

LITALICOワンダーは、テクノロジーを生かしたモノづくりを通して子どもの個性に合わせた創造性を育む方針により、プログラミング、ロボット製作、デジタルファブリケーションなどを学べるスクールです。

できる×したい重視の完全オーダーメイド授業なので、年齢でカリキュラムを区切ることなく、興味・関心に合わせた作品づくりが可能です。

ビスケットを学べるのは「ゲーム&アプリプログラミングコース」で、Scratchとビスケットなど多くの種類のビジュアルプログラミング言語を並行して学習できます。

特定のツールやプログラミング言語にしばられず、それぞれの能力と目標にあった学習ツールを選べる贅沢な環境があるようです。

対象年齢

幼稚園児から高校生まで、すべての年齢が対象です。

全国の教室数(2020年1月現在)

東京都、神奈川県、埼玉県に18ヵ所

料金の目安

入会時に入会金が16,500円ほどかかり、受講料は月13,200円。このほかに教材費と施設設備費合わせて、毎月3,300円の費用が必要になります(すべて税込)
かかる費用は教室によってことなりますので、詳しくはお近くの教室におたずねください。

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キッズ・プログラミング教室KIDSPRO

ビスケットをはじめとして、Scratch(スクラッチ3.0)によるプログラミング、レゴ®SPIKE、レゴ®マインドストーム®EV3、レゴ®WeDo、レゴ®BOOST、Pepper(ペッパー)によるロボット工学などを学べるスクールです。

KIDSPROの魅力は、インストラクターが一定レベル以上のプログラミングスキルを持っている運営体制にあります。

とくにScratch3.0関連本としてベストセールスを記録している「スクラッチ3.0でゲームを作ろう!」の著者 岡田哲郎氏に直接指導を受けられる点、生徒一人一人の個性を見極めながら進める少人数制の個別指導にも定評があります。

コースの多様さも魅力の一つ。
  • Scratch3.0平日コース/土日コース
  • レゴ®WeDo+Scratch JR平日コース/土日コース
  • マイクラでプログラミングしよう
  • キッズYouTuber講座
  • 3Dプリンターでオリジナル作品を創ろう
  • Pepper(ペッパー)をプログラミングしよう
  • Scratch検定試験対策講座
  • タイピング練習
  • アンガーマネジメントKIDS講座
……などが用意されています。

大会などでもすばらしい成績を残されており、
  • 第2回NECレノボキッズ・プログラミングコンテスト自由部門(最優秀賞)
  • スイッチエデュケーション賞課題解決部門でスイッチエデュケーション賞
  • 第6回「デジタルえほんアワード」(グランプリ、入選)
  • 第1回「北区こどもプログラミングコンテスト」審査員賞
  • 「PCNプロコン2018」でPCN特別賞
と、数々のコンテストで堂々入賞を果たしています。

対象年齢

基本的にすべてのコースは小学生以上であれば、大人でも受講可能です。レゴ®WeDo+スクラッチコースは幼児でも学べます。

全国の教室数(2020年1月現在)

2校。日暮里と京成立石にスクールがあります。未就学児〜低学年向けにあすなろ幼稚園校(葛飾区)もオープンしています。

料金の目安

月謝制のコースでは、初期費用13,200円、月額8,800円がかかります(すべて税込)。
かかる費用は教室によってことなりますので、詳しくはお近くの教室におたずねください。

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ビスケットの教え方

子どものプログラミング学習にぴったりのビスケット。ここでは、さまざまなビスケットの教え方について見ていきます。

学校

ビスケットを学校で取り入れる際は「がっこうでつかう」を確認してみしましょう。操作方法の教え方、ワークショップや授業例、授業で使えるスライドなど、先生向けの資料がそろっています。

小・中学校や特別支援学校向けのサービスもあり、「きょうしつでビスケット」では、個人やクラスごとで作品管理、作品保存、オリジナル教材の作成などが可能。無料で使える「無料でつかう 2023」では、登録やログインをしなくとも、作品制作の基本を学べて、作品制作にもチャレンジできます。

参考:ビスケット「がっこうでつかう」

学校以外

幼稚園や保育園、塾、高校や大学などの教育機関やイベントで取り入れたい方に向けて、「みんなでビスケット」「ビスケットへようこそパック」といったサービスが用意されています。

「みんなでビスケット」は、クラス・個人ごとに作品管理ができたり、クラス全員の制作途中の画面を確認できたりするサービスです。「ビスケットへようこそパック」は、4人〜のイベントで使えるサービスで、ビスケットの基本が学べて、自由制作もできます。

参考:ビスケット「学校以外で使用する方へ」

ビスケットファシリテーター講習

「ビスケットの教え方をしっかり学んで、子どもたちに楽しさを伝えたい」という方には、「ビスケットファシリテーター講習」がおすすめです。ビスケット開発陣から、直接ビスケットの教え方をレクチャーしてもらえて、コンピュータの原理などについても理解を深められます。

ビスケットファシリテーター講習は、子どもたちに教える先生はもちろんのこと、ITに興味のある保護者の方も参加可能。希望者は作品の添削やフィードバックも受けられます。

参考:ビスケット「ビスケットファシリテーター講習」

ビスケットユーザー会

「ビスケットユーザー会」は、主にビスケット指導者の方に向けた会員サービスです。会員になると、以下の特典を受けられます。

  • ビスケット製品のお試し版の提供を受けられる
  • ユーザー会限定のグループ/コミュニティに参加でき、情報交換できる
  • 公演・対談動画や各種マニュアルといった各種コンテンツを見ることができる
  • ツールの使い方やプログラミングテクニック講座といったオンライン講座の提供を受けられる

参考:ビスケット「ビスケットユーザー会」

ビスケットのダウンロード方法

ビスケットは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末にダウンロードすることが可能です。お子様がビスケットで遊ぶ場合は、手軽に利用しやすいタブレットを選ぶと良いでしょう。

iOS(iPad・iPhone)の場合はAPP Storeから、Androidの場合はGoogle Playからダウンロードしましょう。パソコンの場合は、公式サイトの「ビスケットであそぶ」を選ぶとブラウザ上で使用できます。

ビスケットの遊び方や開発思想

もっと詳しくビスケットを知りたい方は、「ビスケット開発室」を見てみましょう。原田ハカセをはじめとしたビスケット開発陣によるブログとなっていて、ビスケットの遊び方や開発思想などを知ることができます

たとえば、子どもがビスケットで遊んでいる様子から機能を改善している話や、ゲームなどの作品のサンプルプログラムなど、さまざまな記事があります。ビスケットに興味のある方や利用している方は、一読してみてはいかがでしょうか。

参考:ビスケット開発室

ビスケットの使い方

ビスケットは、「みんなでつくる」「ひとりでつくる」「さんかする」の3種類から選んで遊ぶことができます。初心者モードは、「みんなでつくる」です。

まず、「みんなでつくる」を選ぶと、横一列になった沢山の色が現れます。1つ選ぶと、その色は背景色になります。背景色を選ぶと以下のボタンが表示されます。
  • えんぴつ:作品をつくる
  • スクリーン:最新のビスケットランドを表示する
  • 保存先:保存されている作品を見る
えんぴつボタンをクリックすると、画面左側に「ステージ」、中央に「メガネ置き場」、右側に「部品置き場」が現れます。制作画面のえんぴつボタンを選択すると、お絵描きができる画面になります。お絵描きでは透明度や色、線の太さなどをお好みで調節できます。絵が描けたら、左下の丸ボタンをクリックして「部品置き場」に格納しましょう。

部品ができたら、「ステージ」に置きましょう。画面中央のメガネ置き場にメガネを置いたら、レンズの位置に部品を入れます。右側と左側の部品の位置を少しずらして配置することで、絵が動くようになります。

ビスケットを使った作品例

2018年のビスケットプログラミングコンテストでは、こば氏が作成した「ゆけゆけ!ゆきだるま」が最優秀賞を受賞しました。ゲームの内容は、迷路に迷い込んだゆきだるまをスタートからゴールまで導くというもの。

「雪の結晶」や「右を向く旗」を適切な位置に配置することで、ゆきだるまをゴールまで導くことができます。見た目にも爽やかで可愛らしいゲームは、性別問わず楽しめる内容となっています。複数のステージを用意するだけではなく「うらクリア」まで用意し、高い評価を獲得しました。
参考:ビスケットプログラミングコンテスト2018結果発表

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ビスケットの書籍紹介

ビスケットでのプログラミングを学べる書籍として、「ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング」も出版されています。ビスケット開発陣による書籍で、ビスケットの使い方から、作品づくりの具体的な方法まで学べる内容となっています。

ビスケットであそぼう 園児・小学生からはじめるプログラミング | 翔泳社

開発陣、自らが書いた世界初のビスケット入門書 4歳でもできる!粘土あそびのようにコンピュータに触ろう・作ろう 園児から小学生、大人まで「プログラミング」の楽しさを体験できる 知育・学習書です。 この本では、スマートフォンやタブレット、ブラウザでカンタンに使える、 ビスケット(Viscuit)を使ってプログラミングを体験してもらいます。 ビスケットとは、絵を描いて遊びながらプログラミングできる、

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プログラミング言語のビスケットについて解説まとめ

ビスケットなどのビジュアルプログラミング言語を学ぶねらいは、コンピュータに親しみ、プログラミングをする原体験を作るところにあります。

今後、小学校・中学校・高校の授業でプログラミングが必修化する中、幼少期からプログラミングに慣れ親しんだ経験は将来役に立つのではないでしょうか。

ぜひ、ビスケットによるプログラミング学習にチャレンジしてみてくださいね!

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  • 質問 良質な子ども向けプログラミングスクールを選ぶには、どのような点に注意すればよいですか?

    答え 良質な教室を見抜く際のポイントは、①教室のカリキュラムの質 ②先生に「遊びを学びへ導く力量」があるか ③保護者の方の納得感 の3つです。カリキュラムの質を見抜くのは難しいですが、教室全体を見渡して「ただ遊んでいるだけに見える」「子どもが夢中で取り組んでいない」と感じたのなら、注意が必要です。たとえば同じゲーム作りのカリキュラムでも、サンプルゲームで遊んで終わらせるか、その子の興味をじょうずに「乱数」や「関数」といった学びに結びつけられるのかは、先生の能力次第。体験教室で少しでもプラスの雰囲気を感じたなら、よりくわしい話を聞くなどして、保護者の方の納得感を大切にしてください。

  • 質問 子ども向けプログラミングスクールにはどのような種類がありますか?

    答え 大きく分けて、①ロボット系 ②ビジュアルプログラミング系 ③クリエイター系 ④パソコン教室系 の4種類があります。ロボット系は、大会出場をめざす教室が多く、お子さまのモチベーションを保ちやすいメリットがあります。一方教材費が高額で、入会費だけで数万円になることも。ビジュアルプログラミング系は、小さなお子さまでもゲーム感覚で学べますが、初級以降のカリキュラムが用意されていない教室も。クリエイター系はカリキュラムの自由度が高いぶん、お子さまの得意をのびのびと伸ばしたいご家庭におすすめです。パソコン教室系は、4種の中でも料金が安いのが特徴です。それぞれにメリットとデメリットがあると理解しましょう。

  • 質問 子ども向けプログラミングスクールはなぜこんなに高いのですか?

    答え たとえば英会話やそろばん教室は、先生1人にたいして数十名の生徒がつくのが一般的な光景です。この場合運営側は、先生の人件費を大人数の生徒からの月謝で相殺できるため、運営コストを安く抑えられ、月謝も安く設定できます。しかしプログラミング教室は、お子さま一人ひとりの感性を発揮させてクリエイティビティを磨くことを目的とし、また進みの早い子と遅い子の差も出やすいため、少なくとも4人の生徒にたいして1人の先生が必要です。そのため運営コストが高く、受講費も高額になりやすいです。「所詮子どもの習いごと。受講費は安く抑えたい」という方は、教材レンタルのある教室でお子さまの反応を見てみるのもよいでしょう。

  • 質問 子ども向けのプログラミング教材で、代表的なものは?

    答え プログラミング教室で採用されている割合がもっとも高いのは、「Scratch(スクラッチ)」をはじめとするビジュアルプログラミング教材です。コーディング不要、かつブロック遊び感覚でプログラミングの概念を理解できるため、いわゆる「お勉強的」な雰囲気が好きではないお子さまでも、ゲーム感覚で自然にスキルを身につけられます。Scratchでは、世界中のユーザーが作った作品を遊んだり、お子さま自ら作った作品を世界に公開したりすることも可能です。ロボット系の教材に比べて、購入費用(導入費用)が安いことも特徴です。

  • 質問 ロボット教材でプログラミングを学ぶメリットとデメリットは?

    答え ロボット教材でプログラミングを学ぶメリットは3つあります。1つ目は、大会やコンテストの開催が多く、お子さまが努力してレベルを上げる必要があるために、スキルが習熟しやすいこと。2つ目は、自分で組み立てたロボットをプログラミングして動かすため、お子さまが夢中になりやすいこと。3つ目は、数学や物理学といった理系の知識が自然と身につくことです。とくに3つ目は、低年齢のうちに身につけると中学・高校の勉強で役立つ、と評価する保護者の方が多いようです。

  • 質問 ビジュアルプログラミング(Scratchなど)でプログラミングを学ぶメリットとデメリットは?

    答え メリットは、全体を通してビジュアルプログラミングを採用する教室の割合が多いためロケーションを選びやすいこと、ロボットよりも教材費が安いため、入会金をはじめとする受講費を安価に抑えられること、またコーディングの必要がないため、小さなお子さまでもゲーム感覚でプログラミングの概念を身につけられることです。デメリットは、見方によってはお子さまが「遊んでいるだけ」に見えるため、保護者の方がメリットを感じにくいこと。また、初心者向けのカリキュラムを主軸とする教室が多いため、もしお子さまがのめり込んで「もう一歩先を学びたい」と思ったときに、中級・上級の内容を学べないこと(教室を変える必要があること)です。

  • 質問 オンラインと対面授業、どっちを選ぶと良いですか?

    答え ご家庭の状況やお子さまのタイプによって異なります。オンライン授業に向いているのは、有名教室のレッスンを受けたいけれどそもそも教室が近くにない……という地方在住の方や、すでに複数の習いごとをしており特定の曜日に通うのが難しい方、大勢の中では気後れしやすいお子さまなど。対面授業が向いているのは、学校以外の居場所がほしい/作ってあげたい方や、お子さまの積極性を伸ばしたい方、周囲の子と切磋琢磨しながらスキルを伸ばしてほしい方などです。また、送迎の有無も重要なポイント。保護者の方が送迎に疲弊して退会するケースは少なくないようです。「無理なく送迎できるかどうか」も、判断基準にするとよいでしょう。

  • 質問 子どものうちからプログラミングを学ばせるメリットは?

    答え プログラミング教育はまだ歴史が浅く、実際にプログラミングを学んだ子が将来どうなったかのデータはほぼないため、あくまでも推測にはなりますが、プログラミング力は算数や数学の成績と相関すると考えられています。そのため、年長〜小学1年生ごろに良いプログラミング教室に出会い、その後数年にわたって通い続けることができれば、理系科目の成績が伸びるのと同時に、「物ごとを数値で考える力」に長けた、AI時代に活躍できる人材になれる可能性があります。