Chromebookでプログラミング学習!子どもにおすすめの理由や選び方を紹介

Chromebookでプログラミング学習!子どもにおすすめの理由や選び方を紹介

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2021年8月に文部科学省が公表した「端末利活用状況等の実態調査」によると、Chromebook(クロームブック)を採用している小学校は全体の約40.1%にも上ることが分かりました。

「プログラミング学習に使えるパソコンを購入したい」と考えるご家庭は、子どもが使い慣れているChromebookから最適な1台を探してみてはいかがでしょうか。

本記事では、子どものプログラミング学習にChromebookがおすすめの理由や、端末を選ぶポイント、さらには、Chromebookで学べるオンラインプログラミングスクールをご紹介します。    

参考:GIGAスクール構想に関する各種調査の結果について|文部科学省

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プログラミング学習にChromebookをおすすめする理由  

Chromebookは以下のような特徴があり、プログラミング学習用端末に最適といわれています。

  • 起動・動作が速い  
  • 価格が安価 
  • 適切な学習環境の構築が容易    

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

起動・動作が速い

パソコンの起動や動作が速いと、プログラミング学習中のストレスがありません。子どもの集中力が途切れず、プログラミング学習に集中しやすくなります。

Chromebookの起動・動作が速いのは、「ChromeOS」を搭載しているためです。

ChromeOSとは、GoogleがLinuxカーネルを元に独自に開発した、ブラウザベースのOSのこと。WindowsやMacOSと比較して起動や動作に必要なプロセスが少なく、メモリやCPUの使用量を抑えられます。

操作の快適性は、Chromebookの大きな魅力といえるでしょう。

価格が安価    

ChromebookはWindowsやMacOS搭載のパソコンと比較して、安価な傾向です。子ども用端末として気軽に購入しやすく、家計の負担を抑えられます。

ChromeOSはGoogleが無償で提供しており、ライセンス料が発生しません。加えてソフトウェアはオープンソースのものが多く、Chromebookはソフトウェアの料金も低く抑えられています。

またブラウザベースのChromeOSは、データの保存にクラウドを活用するのも特徴です。WindowsやMacOSに比べて本体のメモリやCPUの使用量が少なく、スペックの低いハードウェアでも十分に動きます。部品代を安く抑えられることから、製造コストも安価です。

ソフト面・ハード面ともに高コスパで作られているため、エントリーモデルなら1万円台で購入できるものも見つかります。

適切な学習環境の構築が容易    

Chromebookは、「フィルタリングをかけやすい」「オンラインゲームで遊びにくい」などの点も魅力です。

子どもにパソコンを与えると、プログラミング学習以外の用途で使ってしまうリスクがあります。Chromebookならフィルタリングをかけることで有害サイトの閲覧を防いだり、利用時間を制限したりすることが可能です。

またChromebookはインストール型のゲームに対応しておらず、遊べるゲームが限られます。高負荷なゲームには対応できない機種も多く、WindowsやMacOS対応のパソコンほどゲームを楽しめません。

「子どもがゲームで遊ぶのでは……」と不安なご家庭にとって、Chromebookはとくにメリットが大きいといえます。

子どもChromebookはどう選ぶ?プログラミング学習におすすめのスペック    

Chromebookは1万円台から購入可能とはいえ、スペックが低すぎると学習に支障が出るかもしれません。子どもの学習用Chromebookを選ぶとき、チェックしたいポイントをご紹介します。

CPU    

CPUとは、コンピューターの機能を司る「頭脳」のようなパーツです。低スペックなCPUを搭載したChromebookを選んでしまうと、動作が重く学習が進まなくなるリスクがあります。

現在のところ、CPUの種類はIntelの「Core」シリーズとAMDの「Ryzen」シリーズが主流です。プログラミング学習に使うなら、Core i5 / Ryzen 5以上を搭載したChromebookだと、ストレスを感じにくいでしょう。

ストレージ

ストレージは、パソコンのデータを記録する場所です。システムやアプリのデータが入るため、容量が少ないとすぐにいっぱいになってしまいます。ストレージに余裕がないと動作が遅くなり、プログラミング学習に支障が出るかもしれません。

Chromebookを選ぶときは、最低でも64GB以上がおすすめです。余裕を持たせるなら、128GBを選択してもよいでしょう。

メモリ    

メモリは、CPUの処理に必要なデータを一時的に保存する場所です。容量が少ないと、CPUが1度に処理できる情報が少なくなります。Chromebookの処理速度が遅くなり、快適な学習が困難です。

快適な操作性を求めるなら、8GB以上のChromebookを選んでください。

ディスプレイ

ディスプレイは、小さすぎると見にくくなります。11~14インチ程度を選ぶと、携行性と見やすさを両立できるでしょう。

なお14インチとは、A4サイズくらいの大きさです。

文部科学省が推奨するChromebookのスペック

以下は、文部科学省が「GIGAスクール構想の実現標準仕様書」で推奨しているChromebookのスペックです。

前項まででご紹介したスペックよりもやや低めの数値ですが、「学校に準拠したい」というご家庭は、文部科学省の提示するスペックを参考にしてみてください。

  • CPU:Intel Celeron 同等以上 2016 年 8 月以降に製品化されたもの
  • ストレージ:32GB以上
  • メモリ:4GB以上
  • ディスプレイ:9~14 インチ(可能であれば 11~13 インチが望ましい)タッチパネル対応
参考:GIGAスクール構想の実現標準仕様書|文部科学省

家庭でのプログラミング学習を充実!おすすめのオンラインプログラミングスクール

Chromebookを購入すれば、オンラインでのプログラミング学習が可能となります。「家庭でも質の高い学びを」と考えるなら、気軽に学べるプログラミングスクールの受講を検討してみてはいかがでしょうか。

ここからはおすすめの子ども向けオンラインプログラミングスクールをご紹介します。

LITALICOワンダーオンライン

LITALICOワンダーオンラインは、生徒2人までの少人数授業を行っているプログラミング・ロボット教室です。継続して受講する子が多く、継続率は驚異の97%。子どもの興味や個性、つくりたいものに合わせて自分のペースで楽しく学べる環境が好評なようです。

オーダーメイド感覚で最適な内容を提案してもらえるのも、同教室の魅力。300以上の独自コンテンツと子どもの個性を掛け合わせ、一人ひと合った学びが提供されています。

4つのコースが用意されており、すべてオンライン授業を選択できるので、全国どこからでも受講可能です。5歳から高校生まで、年齢やスキルに応じて楽しみながら学べるでしょう。

コース名
  • ゲーム&アプリ プログラミングコース
  • ゲーム&アプリ エキスパートコース
  • ロボットクリエイトコース
  • ロボットテクニカルコース
対象学年
  • ゲーム&アプリ プログラミングコース:年長~高校生
  • ゲーム&アプリ エキスパートコース:小学3年生~高校生
  • ロボットクリエイトコース:年長~小学3年生
  • ロボットテクニカルコース:小学3年生~高校生
入学金 16,500円(税込)
授業料 【教室受講】
  • ゲーム&アプリ プログラミングコース:7,425円(税込)
  • ゲーム&アプリ エキスパートコース:8,525円(税込)
  • ロボットクリエイトコース:7,425円(税込)
  • ロボットテクニカルコース:7,425円(税込)
【オンライン受講】
  • ゲーム&アプリ プログラミングコース:5,500円(税込)
  • ゲーム&アプリ エキスパートコース:6,875円(税込)
  • ロボットクリエイトコース:5,500円(税込)
  • ロボットテクニカルコース:5,500円(税込)
授業形式 教室受講、オンライン受講
無料体験 あり

LITALICOワンダーオンラインの口コミ・評判・料金

【体験レッスン+口コミ投稿でAmazonギフトカードプレゼント】口コミ掲載数No.1!LITALICOワンダーオンラインの口コミ・評判・料金をわかりやすく紹介。カリキュラムや特徴など、気になる情報が満載

LITALICOワンダーオンラインの口コミ・評判・料金

https://coeteco.jp/brand/litalico-wonder_online >

LITALICOワンダーオンラインはこちら

これからKIDSオンライン(現在募集停止中)


引用:これからKIDSオンライン (現在募集停止中のためアクセス不可)
子どもの「プログラミング的思考」の獲得をサポートするプログラミングスクールです。楽しい学び・質の高い授業に定評があり、ロボットコースからゲームコースまでさまざまなクラスが用意されています。

基本的には通学型のスクールですが、オンライン校なら全国どこからでも受講可能です。ChromebookでZoomを利用できるようにしておけば、月4回のライブ授業を受講できます。

授業内容は、実践的なコードを学ぶというよりは、身近なプログラミングに焦点を当てた内容です。プログラミングって何?というレベルの子どもでも、気軽に楽しく学べます。

毎月初めにおこなわれる第1回目のレッスンは、誰でも参加できる無料体験クラスです。授業内容や子どもとの相性が気になるご家庭は、ぜひ気軽に参加してみてください。

※2024年3月現在、募集停止中となります。

コース名 オンラインコース (現在募集停止中)
対象学年  4歳から中学生
入学金 不要
授業料  8,800円(税込)/月
授業形式 大人数型ライブ配信
無料体験 あり

デジタネ(旧 D-SCHOOLオンライン)    


引用:デジタネ(旧 D-SCHOOLオンライン)
100以上あるミッションから、好きな教材を好きなだけ学べるオンラインプログラミングスクール。月額定額制で、どれだけ利用しても料金が上がりません。カリキュラムは難易度の低いビジュアルプログラミングから現場レベルのテキストプログラミングまでと幅広く、子どものレベルやニーズにマッチした学習が可能です。

基本的には子どもが動画で1人で学ぶ学習スタイルではありますが、月に1回のライブ授業や他の受講者と遊べるマルチプレイタイムなどがあります。コミュニティ機能も充実しており、他の受講者と気軽につながれるのが魅力です。

なお受講中の質問・疑問はチャットサポートや学習応援タイム(月1~2回)で解消できるため、学びが止まる心配はありません。パソコンに初めて触れる子どもには「パソコンの使い方講座」もあり、Chromebookを購入したばかりの子どもも安心です。

ただしカリキュラムによっては、Chromebookに対応していないものもあります。受講を検討するときは、Chromebookの対応可否について必ず確認してください。

コース名 Scratchコース
対象学年 小学3年生〜中学生
入学金 不要
受講料 年間プラン:3,980円(税込)/月・月々プラン:4,980円(税込)/月
授業形式 オンデマンド型
無料体験 あり

デジタネ(旧 D-SCHOOLオンライン)はこちら

プログラミング学習にChromebook利用する際の注意点

ここでは、プログラミング学習にChromebook利用する際の注意点を紹介します。

自由度が低い

プログラミング学習にChromebook利用する場合、Google Playにあるアプリしか使用できません
WindowsやMacで使用できる学習アプリやシステムは利用できないため、学習ツールに制限がかかってしまうでしょう。

特に以前WindowsやMacで使用していたアプリがある場合、Chromebookへの利用に切り替えることで使用できなくなってしまうことも想定されます。その場合、Chromebookで使用できる自分に適した新しいアプリやシステムを探す必要があるでしょう。

基本スペックが低い

PC自体のスペックが低いため、オフラインでは大きなデータを利用出来ない可能性があります
特に動画などメモリ量の多いデータを編集する場合やローカル環境にデータ量の多い情報を保存したい場合は、対応しきれないケースもあるでしょう。

このようにダウンロードトラブルが生じたり、データの読み込みに時間がかかったりするなど、快適な動作環境を実現できない懸念も想定されます
Chromebookの使用を想定している場合は、なるべくデータ容量の大きいモデルを選択しましょう。

オフライン作業がしづらい

Chromebookは、基本インターネットに接続した上で作業に取り組むことを想定しているため、オフライン環境では使用に制限がかかってしまいます。そのためプログラミング学習や作業にChromebookを用いることを前提とした場合、インターネット環境は必須になるでしょう。

一部ドキュメントの編集などはオフライン状態でも可能ですが、一度保存されたデータはオンライン環境下でないと閲覧できません。家庭にインターネット環境がない場合やインターネット環境がない場所で作業に取り組むことを想定している場合は、Chromebookの利用は不向きかもしれません。

Chromebookで学習できるブログラミング

初心者向けの基本的なプログラミングは、Chromebookでも十分学習できる環境があります
なお、Chromebookで学習できるブログラミング言語には、次のような言語が挙げられます。

  • Python
  • Java
  • Ruby
  • PHP

ただし、C言語を用いたプログラミング環境を構築する場合は、Linuxをセットアップする必要があります。やや複雑な工程を踏む必要があるため、プログラミング初心者には難易度が高いと感じられるかもしれません。

Chromebookではむずかしいプログラミング

ゲームプログラミングなどの高度なプログラミングは、スペック的に難しいでしょう。
その理由として、ゲームをプログラミングする際は、ゲームライブラリや高速なゲームエンジンが必要になります。しかし、Chromebookではスペック観点における利用時の条件を満たしにくく、快適な開発環境を構築できません。

ゲームプログラミングなどに取り組む予定のある人は、WindowsやMacの使用を推奨します。

小学生のプログラミング学習に最適なChromebook向けアプリ

続いて、小学生のプログラミング学習に最適なChromebook向けアプリを紹介します。

ScratchJr

ScratchJr(スクラッチジュニア)は、小学校の授業でも利用される、プログラミング入門者向けアプリです。
プログラミング用の図形ブロックを組み合わせ、キャラクターを動かしたり、ジャンプさせたりとブロックに見立てたコードを操作しキャラクターを動かします。

日本語にも対応している上にひらがな表記のため、低学年のお子さまでもストレスなく利用できるでしょう。
またアプリを強制終了しても自動保存してくれるため、うっかりブラウザをクローズしてしまった時でも続きからプログラミングを開始できる点は嬉しいポイントです。

参考:ScratchJr

Tynker Junior


Tynker Juniorは、簡単なゲームを作れる子ども向けのプログラミング学習アプリです。
世界中6,000万人の子どもたちに遊ばれている他、世界中の90,000を超える学校で使用されている実績を誇るとか。

提供されているコンテンツは、5つのパズルベースのアドベンチャーと2つのプロジェクト作成スタジオです。
5つのパズルベースのアドベンチャーは、次の5種。

  • オーシャンオデッセイ
  • ロボット!
  • ワイルドランブル
  • パニックパニック
  • スーパースクワッド

いずれもゲーム感覚で取り組めるため、飽きずにプログラミングを学べるでしょう。

またプロジェクト作成スタジオは、「アートと音楽スタジオ」「アニメーションスタジオ」が用意されており、音楽やアニメーションを作成できるようになっています。
子どものクリエイティブな発想を刺激してくれるChromebook向けアプリと言えそうです。

参考:Tynker Junior

プログラミングゼミ


プログラミングゼミは、教育現場の声が反映された、子ども向けのプログラミング学習アプリです。
2023年5月からは、 セガの世界的人気ゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」とコラボを開始し、キャラクターが54体登場したり、背景やBGMがソニック仕様になったりと、さらに楽しめるようになりました。(2025年3月31日までの期間限定)

また豊富なコンテンツが集約されており、自分で作品を作ったり、パズルに取り組んだり、基本的なプログラミングを動画で学んだりできます。
さらには、他のユーザーが制作した作品も閲覧できるため、他のユーザーの作品を参考にしてさらに難しい作品の制作に取り組むこともできるでしょう。

参考:プログラミングゼミ

chromebookは子どものプログラミング学習入門に最適!

Chromebookは、多くの小学校で採用されているコスパのよいノートパソコンです。スペックや価格の幅が広いため選択肢も多く、プログラミング学習に使えるパソコンを探しているご家庭におすすめできます。

ただし、高度なプログラミングになるとChromebookでは対応できません。子どもがより高いレベルの学びに進みたいと言い出したときは、WindowsやMacOS搭載のパソコンへの移行を検討しましょう

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  • Life is Tech !(ライフイズテック) 基礎から始めてリリースできるまで実力がつく、中学生&高校生専門プログラミングスクール!作った作品が、総合型選抜での実績に

  • QUREO(キュレオ)プログラミング教室 全国3,000教室以上で開講。QUREO(キュレオ)プログラミング教室はサイバーエージェントグループが開発した小学生からのプログラミングスクール。

  • Ex-Gram(エクスグラム)オンライン 文部科学大臣賞受賞の工学博士が、中高生に直接指導。オンラインで学べるプログラミング教室です。

  • ITeens Lab (アイティーンズラボ) まるで学校?小中高生向け次世代型ITスクール ITeens Lab。オンラインで世界中の友達達が活躍中!

  • ゲムラボ ゲーム会社が設立したプログラミングスクール!大阪でゲームクリエイターやエンジニアをめざしたい中高生にピッタリ!

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よくある質問

  • 質問 良質な子ども向けプログラミングスクールを選ぶには、どのような点に注意すればよいですか?

    答え 良質な教室を見抜く際のポイントは、①教室のカリキュラムの質 ②先生に「遊びを学びへ導く力量」があるか ③保護者の方の納得感 の3つです。カリキュラムの質を見抜くのは難しいですが、教室全体を見渡して「ただ遊んでいるだけに見える」「子どもが夢中で取り組んでいない」と感じたのなら、注意が必要です。たとえば同じゲーム作りのカリキュラムでも、サンプルゲームで遊んで終わらせるか、その子の興味をじょうずに「乱数」や「関数」といった学びに結びつけられるのかは、先生の能力次第。体験教室で少しでもプラスの雰囲気を感じたなら、よりくわしい話を聞くなどして、保護者の方の納得感を大切にしてください。

  • 質問 子ども向けプログラミングスクールにはどのような種類がありますか?

    答え 大きく分けて、①ロボット系 ②ビジュアルプログラミング系 ③クリエイター系 ④パソコン教室系 の4種類があります。ロボット系は、大会出場をめざす教室が多く、お子さまのモチベーションを保ちやすいメリットがあります。一方教材費が高額で、入会費だけで数万円になることも。ビジュアルプログラミング系は、小さなお子さまでもゲーム感覚で学べますが、初級以降のカリキュラムが用意されていない教室も。クリエイター系はカリキュラムの自由度が高いぶん、お子さまの得意をのびのびと伸ばしたいご家庭におすすめです。パソコン教室系は、4種の中でも料金が安いのが特徴です。それぞれにメリットとデメリットがあると理解しましょう。

  • 質問 子ども向けプログラミングスクールはなぜこんなに高いのですか?

    答え たとえば英会話やそろばん教室は、先生1人にたいして数十名の生徒がつくのが一般的な光景です。この場合運営側は、先生の人件費を大人数の生徒からの月謝で相殺できるため、運営コストを安く抑えられ、月謝も安く設定できます。しかしプログラミング教室は、お子さま一人ひとりの感性を発揮させてクリエイティビティを磨くことを目的とし、また進みの早い子と遅い子の差も出やすいため、少なくとも4人の生徒にたいして1人の先生が必要です。そのため運営コストが高く、受講費も高額になりやすいです。「所詮子どもの習いごと。受講費は安く抑えたい」という方は、教材レンタルのある教室でお子さまの反応を見てみるのもよいでしょう。

  • 質問 子ども向けのプログラミング教材で、代表的なものは?

    答え プログラミング教室で採用されている割合がもっとも高いのは、「Scratch(スクラッチ)」をはじめとするビジュアルプログラミング教材です。コーディング不要、かつブロック遊び感覚でプログラミングの概念を理解できるため、いわゆる「お勉強的」な雰囲気が好きではないお子さまでも、ゲーム感覚で自然にスキルを身につけられます。Scratchでは、世界中のユーザーが作った作品を遊んだり、お子さま自ら作った作品を世界に公開したりすることも可能です。ロボット系の教材に比べて、購入費用(導入費用)が安いことも特徴です。

  • 質問 ロボット教材でプログラミングを学ぶメリットとデメリットは?

    答え ロボット教材でプログラミングを学ぶメリットは3つあります。1つ目は、大会やコンテストの開催が多く、お子さまが努力してレベルを上げる必要があるために、スキルが習熟しやすいこと。2つ目は、自分で組み立てたロボットをプログラミングして動かすため、お子さまが夢中になりやすいこと。3つ目は、数学や物理学といった理系の知識が自然と身につくことです。とくに3つ目は、低年齢のうちに身につけると中学・高校の勉強で役立つ、と評価する保護者の方が多いようです。

  • 質問 ビジュアルプログラミング(Scratchなど)でプログラミングを学ぶメリットとデメリットは?

    答え メリットは、全体を通してビジュアルプログラミングを採用する教室の割合が多いためロケーションを選びやすいこと、ロボットよりも教材費が安いため、入会金をはじめとする受講費を安価に抑えられること、またコーディングの必要がないため、小さなお子さまでもゲーム感覚でプログラミングの概念を身につけられることです。デメリットは、見方によってはお子さまが「遊んでいるだけ」に見えるため、保護者の方がメリットを感じにくいこと。また、初心者向けのカリキュラムを主軸とする教室が多いため、もしお子さまがのめり込んで「もう一歩先を学びたい」と思ったときに、中級・上級の内容を学べないこと(教室を変える必要があること)です。

  • 質問 オンラインと対面授業、どっちを選ぶと良いですか?

    答え ご家庭の状況やお子さまのタイプによって異なります。オンライン授業に向いているのは、有名教室のレッスンを受けたいけれどそもそも教室が近くにない……という地方在住の方や、すでに複数の習いごとをしており特定の曜日に通うのが難しい方、大勢の中では気後れしやすいお子さまなど。対面授業が向いているのは、学校以外の居場所がほしい/作ってあげたい方や、お子さまの積極性を伸ばしたい方、周囲の子と切磋琢磨しながらスキルを伸ばしてほしい方などです。また、送迎の有無も重要なポイント。保護者の方が送迎に疲弊して退会するケースは少なくないようです。「無理なく送迎できるかどうか」も、判断基準にするとよいでしょう。

  • 質問 子どものうちからプログラミングを学ばせるメリットは?

    答え プログラミング教育はまだ歴史が浅く、実際にプログラミングを学んだ子が将来どうなったかのデータはほぼないため、あくまでも推測にはなりますが、プログラミング力は算数や数学の成績と相関すると考えられています。そのため、年長〜小学1年生ごろに良いプログラミング教室に出会い、その後数年にわたって通い続けることができれば、理系科目の成績が伸びるのと同時に、「物ごとを数値で考える力」に長けた、AI時代に活躍できる人材になれる可能性があります。