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コンピュータウイルス必要な対策は?感染するとどうなるかも解説

ネットに常時接続することが普通になった環境のなかで、コンピュータウイルスによる危険も大きくなってきています。

コンピュータウイルスとは、ネットワークを媒体とする悪意あるプログラム(マルウェア)の一つ。厳密に言えばトロイの木馬やスパイウェアとは区別されるものですが、それらを全てひっくるめて「ウイルス」と呼ばれるケースも多くなっています。

この記事でも、ネットワークを危険にさらすプログラム(マルウェア)全体についてまとめます。

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まるでインフルエンザ!?「ウイルス」と呼ばれる理由

たとえば、満員電車やパーティ会場でインフルエンザに罹った人がくしゃみをしたとしましょう。

ウイルスは一瞬で数十人に広がり、体内に取り込まれます。予防をしていなければそのまま感染してしまいますね。

うつされた人がさらに他の人にうつり、パンデミック(世界的な流行)になってしまうこともあります。

コンピュータウイルスの広がりも、これとよく似ています。

たとえばメールに添付されたウイルスをクリックするだけで、アドレスにある全員に偽装メールが送られ、そこからさらに拡大する手口はよくあります。感染の流れがよく似ているため、コンピュータウイルスと呼ばれるのです。

もっとも、コンピュータウイルスは実際のウイルスと違い、自然に生まれるものではありません。プログラミング能力のある人が悪意を持ってネットにばらまくのがコンピュータウイルスなのです。

コンピュータウイルスにはどんなタイプがある?

ここでは、コンピュータウイルスをタイプ別に解説します。

世の中を騒がせたい「愉快犯型」

コンピュータウイルスを開発する人物のなかには「利益を得なくてもいいから、世の中を騒がせたい」ような愉快犯も少なくありません。

派手な演出効果のある攻撃をする、挑発の言葉を残していく……などが特徴です。

お金目当てでないとはいえ、悪質な行為であることに変わりはありません。

お金が目的の「利益追求型」

これは、クレジットカード情報などの個人情報を盗み取って不正利用したり、ウェブ閲覧記録を盗み見したりすることによって、不正な利益を得ることを目的としたウイルスです。

プライベートな写真やメッセージなど、盗み取った情報を元に脅迫行為を行う場合もあります。

コンピュータウイルスに感染するとどうなる? 

コンピュータウイルスに感染するとどうなってしまうのでしょうか。

パソコンが乗っ取られる

ネットワークを通じて他人のパソコンを操作し、掲示板に書き込みをしたり、高価な品物を購入したりする遠隔操作型のマルウェアです。

古代ギリシアの故事から「トロイの木馬」とも呼ばれます。

パソコンのシステムが破壊される

感染や遠隔操作により、パソコンが突然動かなくなる、画面がフリーズするなどの被害を受ける場合があります。

システムを再起動しても復旧しない場合、OSを再インストールする必要があるなど解決に手間がかかります。

個人情報などのデータが流出する

ウイルスを通じてパソコンの内部を盗み見ることで、文書や個人情報を盗み取ります。

データが消去されてしまう

ハードディスク内のデータファイルを削除して、会社の仕事や、個人の作業を妨害します。

すべてのデータを一瞬に消去するものもあれば、一部ずつ順番に消去していくという陰湿なものもあります。

アダルトサイトや詐欺サイトに接続される

ブラウザを起動するだけで違法なアダルトサイトや詐欺サイトに接続されるようになります。

クレジットカード情報やパスワードが要求されることもあります。

コンピュータウイルスにはどんな対策が必要?

 さまざまな被害をもたらすコンピュータウイルスですが、被害に遭わないためにはどのような対策をすればよいでしょうか。

セキュリティ・ソフトを入れておく

セキュリティ・ソフトとはコンピュータの門番的な役割を果たすもので、ウイルスに感染するのを防ぎます。

代表的な製品はマカフィー・リブセール、ノートン360、ウイルスバスター・クラウド、ZEROスーパーセキュリティなどです。パソコンを購入時にすでにインストールされているものもありますが、毎年の更新時には年間契約料(数千円)の支払いが必要になります。

ネットからダウンロードされる無料のウイルス検査ソフトのなかには、不要な警戒を促すマルウェアに近いようなものもあるので注意が必要です。

年間数千円程度でパソコンが守れるのですから、必要経費と割り切って適切な製品を購入するのがベターでしょう。

ノートンはこちら

OSやアプリをアップデートする

WindowsなどのOSやMicrosoft Officeなどのアプリは、攻撃側(ウイルス開発者)と防御側(OS、アプリの開発者)のいたちごっこになっています。

脆弱性(セキュリティ・ホールといいます)が絶えず発見され、対策が打たれる……その繰り返しです。

OSやアプリのアップデートは常にチェックし、最新の状態で使用してください。

定期的にバックアップをとる

万一、ウイルスに感染してしまったら、安全な状態に戻すのは大変な手間と時間がかかります。中にはパソコンをまっさらな状態(購入した時の状態)にリセットしたほうが早いことも。

そんなときデータやアプリ設定などがバックアップされていれば、作業もラクラク!

最近はGoogle drive、One drive、Dropboxなどのクラウドも無料や低価格で利用できてバックアップに便利です。

怪しいメールは開かない

最近の詐欺メールは巧妙になってきています。大手通販サイトのロゴやデザインをそのまま使い、クリックするとウイルスに感染することもあります。

購入した記憶のない請求メールが来たら、添付ファイルをクリックしないようにしましょう。

ダウンロードソフトにも要注意

ネットからダウンロードされるフリーウェアには便利なものも多いですが、Web検索ソフト、セキュリティソフトなど、不要なアプリケーションを抱き合わせでインストールさせようとするものもあります。

ウイルスというほど悪質なものは少ないですが、セキュリティソフトが二重にインストールされることにより、パソコンの動作が極端に遅くなることがあります。

ペアレンタルコントロール(子どもの利用制限)の利用

子どもが使用するパソコンの場合、保護者設定(ペアレンタルコントロール)を使うことでアダルトサイトへのアクセスやクレジットカード情報の入力を制限できます。

ウイルス感染の予防だけでなく、有料コンテンツを子どもが勝手に購入してしまうトラブルも防げます。積極的に利用していきましょう。

最新情報を得るようにしよう

ここまでで、コンピュータウイルスに対するさまざまな対処法を紹介してきました。しかしウイルスも日々進化しており、ここで紹介した対処法が古くなってしまうことも考えられます

ウイルス対策に限らず、コンピュータ関連については、積極的に最新の情報を手に入れにいくことが大切です。どのようなコンピュータウイルスが流行っているのか、それに対してどのような対策があるのか、日常の中でできることは何かないか、そんなことを日々の生活の中で考えておきたいですね。

最近のコンピューターは処理性能も高くて非常に便利ですが、その分、悪用された場合にも広い範囲に影響を及ぼすことがあります。自分のPCは踏み台にされただけなのに逮捕されてしまった、というニュースもテレビで流れたりしています。そうならないためにも、しっかり自衛をしていきましょう。

コンピュータウイルスからパソコンを守ろう!

ここではコンピュータウイルスが毎日の生活に与える脅威と対策について、わかりやすく解説しました。

大切なことは「パソコンは怖い!」と過剰反応するのではなく、有効な方法を自分なりに選択すること。

コンピュータウイルスは一度感染すると解決が面倒ですし、さまざまな被害を受ける場合もあります。

けれども、適切な対策さえすれば安全にコンピュータを利用できます。不必要に恐れることなくコンピュータに触って慣れておく。分からないことがあれば調べてみる。それが、コンピュータとのいい関係を築き上げるコツだと言えるでしょう。必要な対策をして、コンピュータを便利に活用しましょう。

もっとくわしい解説

コンピュータウイルスとマルウェアの種類 

ウイルス
厳密にいえば、コンピュータウイルスとは独立したプログラムではなく、データモジュールのようなプログラムの断片の形で、既存のプログラムに寄生して被害をもたらすものをいいます。

JIS「情報処理用語-セキュリティ」の定義によると、「自分自身の複写、又は自分自身を変更した複写を他のプログラムに組み込むことによって繁殖し、感染したプログラムを起動すると実行されるプログラム」となっています。
ワーム
一つのプログラムとして独立したマルウェアをワームといいます。しかし多くのウイルス対策ソフトではワームも駆除対象になっており、ユーザーレベルではウイルスとワームの区別はあまり必要ありません。
トロイの木馬
コンピュータに寄生することにより、ネットワーク上の他者からリモートコントロールできるようにするのがトロイの木馬です。データ流出、クレジットカード情報を利用した不正取引の原因になります。

その他、「ロジックボム」(指定した時間が来ると作動する)、「ボット」(自動応答プログラム)などをマルウェアとして分類する場合もあります。
 

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