「オンライン家庭教師GIPS(ギプス)」は、2019年の立ち上げから地道にコツコツと生徒数を増やし続ける家庭教師サービスです。良心的な価格と丁寧な指導方針が人気を呼び、いまやTVや新聞にも取り上げられるほど。
今回は同社副代表の矢野恵慈(やの・けいじ)さんに、オンライン家庭教師GIPS立ち上げの背景や人気の講師、月額、教材の選び方など、気になる点をすべてお聞きしました!
2020年春、「オンライン家庭教師」の検索数が急上昇
オンライン家庭教師は、ZOOMなどのオンライン会話ツールを使い、講師と直接会うことなく、対面さながらの授業を受けられるというもの。「オンライン家庭教師」というワードで過去5年間の検索数を調べてみると、2020年4月5日から急上昇しているのがわかります。
オンライン家庭教師は、
- 感染症の心配がない
- 移動時間がなくなり時間を有効に使える
- 家の掃除をしなくて済む
- 塾よりも比較的安い
さっそく同社のサービス内容から深掘りしてみましょう。
体験レッスンが2回も無料。気になる月額は?
矢野さん:「オンライン家庭教師GIPS」の一番の特徴は、30分900円、後払い制ということ。学年ごとに「基本料金」があり、基本料金+1ヵ月の受講分が、翌月のご請求額になります。
たとえば小学1年生のお子さんなら、基本料金が2,980円/月。週1回・60分の場合、「2,980円+(30分900円×2)×月4回=10,180円(税込)」が月額です。
受講時間や日数は決まっていないので、週3回・30分でも、月1~2回でもかまいません。単発でご受講いただく生徒さんや、夏期(春期・冬期)講習のように2週間だけ受講する方もいます。
体験レッスンは2回まで無料で、万が一合わずに退会する場合でも、解約料は無料。いつでも好きなタイミングで解約できるので、「ちょっとお試し」というご家庭にも安心なのだそうです。
登録講師は2,000人以上。何度でも変更できる
--「30分900円、後払い制、いつでも退会OK」は魅力的です。ただやはり、どんな先生に教えてもらえるのかが気になります。現在、講師は2,000名以上おり(2021年7月現在)、東大・早稲田・慶応といった有名大学卒の社会人や現役大学生、プロ講師がいます(※プロ講師は料金が異なります)。
--2,000名以上!そんなにおられるのですね。それほど優秀な人材が集まっておられる理由とは?
たとえば医学生の方などは、感染症対策で、大学から「外でのアルバイト」を禁止されているようなんです。そういった背景もあり、ご自身の身を守りながら働ける「オンライン家庭教師」をアルバイトとして選んでくださっているようです。
--GIPSさんでは、生徒さんが講師を選び放題なんですね。講師はどのように決まるのですか?
選び方は2パターンあり、1つは、ご要望(明るい・優しい・中学受験の指導歴があるなど)をいただいた上で、私たちがぴったりな講師を選ぶ方法。もう1つは「指名」ですが、95%のご家庭は前者(GIPS側で選定)を選ばれます。
ちなみに、現在もっとも人気の講師は「えりな先生」です。公式サイトにも講師陣のプロフィールが一部載っていますので、ご覧になってみてください。
また、講師は、合わなければいつでも変更できます。相性は重要ですし、1度でバチッとはまらないケースもあるので。もちろん、教科ごとに講師を変えてもOKですよ。
教科は自由。ダウンロード式教材が大活躍
--お話を伺っていると、GIPSさんはとても融通がきく印象です。 受講可能な教科にはどのようなものがありますか?教科もかなり自由です。「1日に〇教科」という決まりもないので、基本の5教科はもちろん、特別な目標のあるお子さまでも、可能な限り対応させていただきます。
教材は、小学生のお子さんなら「ちびむすドリル(無料のダウンロード式教材)」、中学生以上のお子さんは学校の教科書を使うことが多いです。ちびむすドリルは、iPad上にペンシルで書き込むこともできて、重宝しています。
2019年12月に「オンライン家庭教師GIPS」スタート。きっかけは幼なじみの一言
--非常に柔軟な印象のGIPSさんですが、どのような経緯で立ち上げられたのでしょう。卒業後は互いに別々の企業に就職しましたが、ある日久しぶりに再開したとき、清水が起業を志していると知って。清水の「やるならお前とだな」という一言が始まりで、ともに起業することを決めました。
じつは私たちは、学生時代に勉強が苦手で。受験では大変苦労したんです。そこで「自分たちなら、勉強が苦手な子の気持ちがわかる。何かできないだろうか?」という想いから、教育分野に着目しました。
一方で、「週にたったの1、2回の勉強では成績は伸びない」という考えは2人とも同じで。ただでさえ宿題や部活で忙しい子どもたちにとって通塾は負担だし、1対1にもこだわりたい。家にいながらも、高い頻度で勉強をサポートできる形はないかと模索していました。
そんなとき清水が「おい、こんなツールがあるらしいぞ」と、ZOOMの存在を見つけたんです。これは、なんとかなるかもしれないなと。
そこからは、起業資金を貯めるために二人で必死に働きました。給料の高い自動車工場に転職し、200万円貯めるまで必死に働いたのは良い思い出です。いやあ、振り返っても、あれはしんどかったですね。
2人とも国立大卒ではありますが、教育に携わった経験はなかったので、仕事の10時間と睡眠の6時間以外は2人でマクドナルドにこもり、20年分の過去問をひたすら解いて勉強しました。「満点取れなかったらアウト」というルールを設けて(笑) 。今となっては笑い話ですが、当時はとにかく必死でした。
TVで取り上げられ、問い合わせ数は6倍に
立ち上げ当初、月額は2万円に設定していました。ところが、お問い合わせをいただくなかには、ひとり親のご家庭や、お子さんの不登校にお悩みのご家庭も多くて。誰にでも気軽に受けていただくにはどうしたら良いか?と考え、2020年に入り、料金を見直しました。--ちょうどその頃、新型コロナウィルスが流行し出したんですよね。
はい。同時に新聞やTVにも取り上げていただき、月に数件だったお問い合わせが6倍に。今ではリアルタイムでご受講いただいている生徒さんが、135名になりました(2021年7月現在)。
--6倍に!メディアに取り上げられたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
集客が伸びずに悩んでいたとき、「出版社にプレスリリース(情報提供)を送ってみたら?」と兄にアドバイスをもらったんです。そんな方法もあるのか!と、すぐに複数のプレスリリースを送りました。すると奇跡的に1社からお返事があり、その新聞への掲載を機に、地元・愛知の中京テレビさんからご連絡をいただきました。
受験生のほか、不登校や発達障害をもつお子さんも
--GIPSさんには、どのようなお子さまが在籍されていますか。いま通ってくださっている生徒さんは、80%が受験生、または学校の勉強をサポートしてほしいお子さんです。
※GIPSは小学1年生~受講可能
残りの20%の内訳は、発達障害や適応障害を抱えたお子さんが13.5%、学校へ行けない・行きたくないというお子さんが6.5%(2021年7月現在)。全体を通して「家で勉強したい」と考えるお子さんがGIPSを選んでくださるようです。
また、受験生は中学受験が多いものの、大学受験や医学部受験、なかには教員採用試験を目指している方もいらっしゃいました。
--学校へ行けないお子さんもいらっしゃるとのことですが、極端なお話、学校の勉強をオンライン家庭教師で網羅することは可能なのでしょうか。
私自身はできると思っています。なぜなら、極論、勉強ってノートと鉛筆さえあれば、どんな環境でもできるんです。そこに先生という「ナビゲーター」がいて、目標に向かって一緒に進んでいく。あとは、お子さんに心のエネルギーさえあれば、絶対に大丈夫だと思います。
たとえば、GIPSならではの取り組みに「オンライン自習室」があります。年中無休で18時~22時まで開放していて、講師とほかの生徒さんとZOOM越しに、一緒に勉強するんです。生徒さんは多いときで1日10人程度。利用するお子さんは、半数が純粋に自習に集中したいお子さん、もう半数が、勉強が苦手で、保護者の方に言われて参加した(笑)というお子さんです。
「精神面でのプラスが大きいと実感」
自習中は皆が画面に「手元」を写しており、わからないことがあれば、講師にLINEやチャットで質問できます。そこで頻繁に質問をくれるのって、塾や学校があまり好きではない(行けていない)お子さんが多いんです。そういう子は、質問をきっかけに講師との雑談を楽しんでくれているようです。ちなみに、私自身も本当は人と話すのが苦手なのですが、オンラインでなら話せる。適度な距離感のおかげかもしれません。
なかには保護者の方のLINEを使って質問をくれる生徒さんもいて、後日お母さまから、「今日もなんとか学校へ行ってます」という報告とともにお礼のメッセージをいただくことも。成績はもちろんですが、精神面でのプラスが大きいと実感しています。
--塾=成績アップの場、と単純に捉えがちですが、実際にはいろいろな副次的効果があるのですね。
そうなんです。
他にも、GIPSでの学びを通して集中力を養えた、というお子さまもいらっしゃいます。
たとえば以前、発達障害をお持ちで、すぐどこかへ行ってしまったり、パソコンをどんどんと叩いたりしまう…というお子さんがいました。そこで、担当講師のアイディアで、授業を60分から30分に変更し、最後の5分をその子が大好きな「スポンジボブ」の英語YouTubeを一緒に観る時間にしたんです。すると、30分間しっかりと座っていられるようになった。その生徒さんは今も受講してくれていて、もう半年になります。「成績面以外でもポジティブな影響があった」と聞くと、私たちとしても嬉しいですね。
目指すは利用者1万人。リベラルアーツの学びにも力を入れたい
--今日はいろいろとありがとうございました。最後に、御社がこれからめざしていきたいビジョンなどについてお話を伺えますでしょうか。じつは先日、「ナライゴト」という“オンラインの習い事”サービスも始めたんです。オンライン家庭教師は勉強の色が濃いので、「ナライゴト」では、そろばんやプログラミング、英語によるプレゼンテーションなど、学校の勉強ではないけれど子どもたちの成長にはとても重要な、リベラルアーツの学びを取り入れたいと考えています。ゆくゆくはリアルタイムの受講生を、1万人に増やすことが目標です。
オンライン家庭教師の現在の位置づけは、塾へは行けない、通信教材もやってみたけれど続かなかった、もうどこにも頼るところがない……というご家庭の、最後の砦だと思っています。悩んでいるご家庭にぜひ一度、無料体験レッスンを受けていただければ嬉しいです。
--矢野さん、本日はお忙しいなか、ありがとうございました!
オンライン家庭教師なら、月額1万円〜のGIPS(ギプス)がおすすめ!
時間や場所を選ばず、どこでも授業が受けられるオンライン家庭教師は、コロナ禍による在宅需要の高まりとともに、注目を浴びています。
オンライン家庭教師GIPS(ギプス)は、月々1万円台から受講できるサービス!指導には無料のオンライン会議ツール「Zoom(ズーム)」を使用するため、訪問型の家庭教師にありがちな「掃除が面倒」「お茶出し費用が意外とかさむ」問題も解決。追加授業も30分あたり900円と、かなりリーズナブルな設定となっています。
また、365日無料で利用できるオンライン自習サポートや、24時間利用できるLINEサポートも充実。「テスト前だけ受けたい」「苦手科目だけ教えてほしい」「長期休みだけ指導を受けたい」など、要望に合わせて1回からでも受講できるのが魅力。
今なら1回60分の無料体験実施中!詳しくは以下のリンクからどうぞ。