そこでコエテコ編集部では、英語学習方法の一つである、オンライン英会話の運営者を取材してきました。本記事では、取材をする中で見えてきたスクール選びで重視すべきポイントを、比較も混じえつつ詳しく解説。また、直接取材したスクールの特徴についても紹介していきます。
どのスクール運営者の方も、「英語力を伸ばすためには、継続することが大切」とおっしゃられています。そのためには、自分に合うスクール選びが欠かせません。オンライン英会話選びで迷う方は、ぜひ当記事を参考にしてください。
なお、コエテコでは正しい情報をお届けするべく、悪質なスクールや運営実態が不明なスクールは掲載しないこと、デメリットも含めて包み隠さず公開できるスクールにのみ取材することにこだわっています。悪質なスクールや情報商材、都合の良いメリットばかりを紹介することはありませんので、安心してお選びください。
オンライン英会話選びで重視したい3つのポイント
まずは、オンライン英会話を取材をする中で感じた、スクール選びで特に重視したい3つのポイントを解説・比較していきます。- 受講のしやすさ(受講可能時間、必要な機材・ツール、予約のしやすさ)
- 講師の国籍や質
- サポート体制
受講のしやすさ(受講可能時間、必要な機材・ツール、予約のしやすさ)
受講可能時間や必要な機材・ツール、予約のしやすさといった受講のしやすさは、英語学習の習慣化や継続に大きく関わってくるところ。つまり、英語力の向上に欠かせない、重要なポイントです。受講可能時間
まずは受講可能な時間について。24時間いつでもレッスンできるスクールと、時間帯が決まっているスクールがあります。24時間いつでもレッスン可能 |
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レッスン時間が決まっている |
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無理なく英語学習を継続するためにも、自分のライフスタイルに合わせてレッスンを受けられるスクールを選ぶのがおすすめです。たとえば仕事などの都合で早朝の出勤前や深夜のみしかレッスンを受けられないという方は、24時間いつでもレッスン可能なスクールのほうが取り組みやすいでしょう。
必要な機材やツール
今回紹介する5つのオンライン英会話に関しては、どこも独自のシステムを開発していて、PC/タブレット/スマホのWebブラウザでレッスンを受けられます。SkypeやZoomなどのダウンロードや設定は必要なく、別途必要になるのはインターネット環境のみ。ただ、スクールによって推奨環境は異なります。事前に接続環境をチェックできるスクールも多いので、確認しておきましょう。
予約システムの使い勝手
オンライン英会話の多くは、自分がレッスンを受けたい日時や講師を選択して予約をするシステムです。レッスンを受けるには毎回予約が必要となるため、自分が使いやすいと感じるところを選ぶことをおすすめします。なお、レッスンの予約可能時間、キャンセル可能時間も各スクールによって異なります。
レッスン予約時間
- レッスン開始5分前まで:NativeCamp、ECCオンラインレッスン
- レッスン開始15分前まで:学研のオンライン英会話Kimini、DMM英会話
- レッスン開始30分前まで:Weblio英会話
キャンセル可能時間
- レッスン開始15分前まで:DMM英会話
- レッスン開始30分前まで:学研のオンライン英会話Kimini、ECCオンラインレッスン
- レッスン開始1時間前まで:Weblio英会話、NativeCamp
講師の国籍や質
講師の国籍
フィリピン人講師、ネイティブ講師、日本人講師など、スクールによって所属している講師の国籍は異なります。中には数十カ国以上の講師を揃えているところもあり、スクールの特色が出やすいポイントです。ただ、どの国籍の講師から学ぶべきか迷ってしまう方も多いと思うので、まずは特徴をざっくりと押さえましょう。
フィリピン講師 |
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ネイティブ講師 |
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日本人講師 |
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「◯◯の国籍の講師だから良い・悪い」ということは特になく、目的やレベルに合わせて、スクールを選ぶことが大切です。たとえば英会話初心者の方は日本人講師またはフィリピン人講師。初心者を脱して、より英語力を高めたい方にはネイティブ講師がおすすめと言えるでしょう。
また、さまざまな国籍の講師が在籍しているスクールであれば、その国の文化を知ることができたり、会話にもバリエーションが生まれたりといったメリットも。英会話の楽しさを実感できるため、モチベーション維持や英語学習の継続にもつながりやすくなります。今回ご紹介するスクールでいくと、DMM英会話は120カ国以上、NativeCampには130カ国以上の講師がいます。
講師の質
講師の質も併せてチェックしたいところです。相性もありますが、質の高い授業やフィードバックをしてくれる講師からレッスンを受けることができれば、上達も早まります。例えばECCオンラインレッスンでは、厳しい選考基準を設け、採用後も100時間を超える研修・トレーニングを積んだ上で講師としてレッスンにあたっています。このようなスクールであれば、レッスンの質も保たれ、どの講師にあたっても安心して受講できるでしょう。ほかにも、TESOLなどの英語教授に関する資格を有している講師や、受講生からの評価の高い講師を選ぶのもおすすめです。
サポート体制
いきなりオンラインで外国人と英会話をするとなると、英会話初心者の方は高いハードルを感じてしまいますよね。そこで大切になってくるのがサポート体制です。レッスンをはじめとした英語学習全般のお悩みを相談できるカウンセリングを提供しているスクールが多く、メールやチャットで対応するスクールと、各社のレッスンシステムや電話で、直接相談できるスクールがあります。
一概にどちらが良いということはなく、待ち時間が気にならない方であれば、メールやチャットでの対応のスクールでも良いでしょう。ただ、タイムリーに悩み事を解決したい方は、直接相談できるスクールを選ぶと安心です。
メールやチャットで対応するスクール | 学研のオンライン英会話Kimini、ECCオンラインレッスン |
直接相談できるスクール | NativeCamp、DMM英会話、Weblio英会話 |
他のオンライン英会話の選び方は?
ほかにも、オンライン英会話スクールを選ぶ際に見ておきたいポイントがあります。- プランや料金
- 無料体験の回数/期間
- 教材・コースの種類や質
- レッスン以外のサービスの有無
プランや料金
オンライン英会話は、そもそも通学型の英会話スクールなどよりも安価に設定されています。とはいえ、英語を上達させるには長期間の学習が必要になってくるので、無理なく続けられるスクールを選ぶことが大切です。まずプランについては、1日あたりまたは月あたりのレッスン回数によって料金が設定されている月額定額制のスクール、チケットやコインを購入し消費していくスタイルのスクール、どちらも併用しているスクールもあります。
料金設定に関しては、今回ご紹介するオンライン英会話でいくと、ずば抜けて高いスクールはありません。1日1レッスンのプランでいくと、6,000円〜8,000円前後で受講可能です。
無料体験の回数/期間
オンライン英会話は、無料体験を受けられるところがほとんどです。各スクールで無料体験の回数や期間は異なりますが、通常のレッスンと同様に、コースや講師を選んだ上でレッスンを受けられます。できればいくつかのスクールで体験して、講師の質、サポート体制、システムの使い勝手などを確認した上で決めることをおすすめします。
教材・コースの種類や質
使う教材や選べるコースは、オンライン英会話によってそれぞれ。たとえば日常英会話であれば、どのスクールでも受講できますが、英検、TOEIC、IELTSといった資格対策に関しては、対応できる教材やコースがないスクールもあります。また、教材に関しては、オリジナルの教材を作成しているスクールが多いです。自分の目的やレベルに合うコースや教材があるか、公式サイトや体験レッスンで確認しましょう。
レッスン以外の学習サービスの有無
オンライン英会話の中には、レッスン以外にも学習サービスを提供しているところもあります。たとえば自習教材があれば教材選びの手間を省くことができ、テストがあれば英語力の伸びや改善すべきポイントを可視化できます。このような学習サービスがあることで、効率的な英語学習にもつながりやすくなるはず。プラスアルファの要素にはなりますが、確認しておきたいポイントです。
直接取材した私が選ぶ、本当におすすめしたいオンライン英会話5選を発表!
いよいよここからは、おすすめのオンライン英会話5選について、詳しく紹介していきます。なお、本記事では、5つのオンライン英会話を比較していきます。(※並べ方は取材の実施日順です。クリックすると各社の取材記事に飛びます。)学研のオンライン英会話Kimini|目的に合わせたコースや教材選定で迷わず学習できる
「学研」が運営するオンライン英会話です。それだけに教材はどれもレベルが高く、教材や学習方法についても、日常英会話やビジネス英会話、英検といった個人の目標や英語レベルに合わせてKiminiが自動で選定してくれるため、着実にゴールに近づけます。所属するのはフィリピン人講師で、講師陣への教育も充実しているため、講師一人ひとりのスキルレベルも高く、安心して授業を受けられます。また、通信環境が整ったオフィスまたは通信環境の基準をクリアした講師自宅からのレッスンなので、クリアな映像・音声で集中して取り組めるのも嬉しいポイントです。
無料体験は10日間と長めの設定。じっくり、しっかりとお試しできるので、ぜひお申込みしてみてはいかがでしょうか?
料金(税込み) |
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講師の国籍 | フィリピン |
受講可能時間 | 6:00〜24:00 |
体験レッスン | あり(10日間) |
Weblio英会話|レッスン中にもオンライン辞書を利用できて安心
オンライン辞書Weblioを運営する企業によるオンライン英会話が、Weblio英会話です。レッスン中も辞書機能を使うことができ、困ったときには日本人スタッフによるカウンセリングサポートも利用可能!
また中高生への指導経験豊富なフィリピン人講師が多く所属しているため、英会話初心者の方も安心して取り組めます。
講師はほぼ全員がフィリピン人講師。合格率3%の厳しい試験を通過し、研修やトレーニングを積んだ講師のみなので、英語力向上をしっかりとサポートしてくれるでしょう。
なお、Weblio英会話の無料体験は無料会員登録が必要ですが、申込みをしなければ有料会員となることはありません。料金も発生しないので、安心して申し込めます。
料金(税込み) |
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講師の国籍 | ほぼフィリピン人 |
受講可能時間 | 24時間 |
体験レッスン | あり(1回) |
DMM英会話|世界120カ国以上の講師、12,000以上のハイクオリティ教材で楽しく継続できる
DMM英会話は、「世界中とおしゃべりしよう」というコミュニケーションを主眼としたオンライン英会話で、ブランドメッセージ通りネイティブを含む120カ国以上の講師からレッスンを受けられます。
教材も12,000以上と豊富で、自分の興味やレベルに合わせて選択可能。タイムリーな話題を学べる「DAILY NEWS(デイリーニュース)」もあります。講師も教材もさまざまなので、「毎日のレッスンでも飽きることなく取り組みたい!」という方におすすめです。
また、教材の数も12,000以上と豊富で、日常英会話、ビジネス、発音など、テーマや難易度別に選択可能。時事問題やトラベル、ライフスタイル、ウェルネスなどのトピックで毎日3記事ずつ追加される「DAILY NEWS(デイリーニュース)」もあり、楽しく英語学習を継続するための多数の工夫がされています。
DMM英会話では2回の無料体験を受けられ、そのうち1回は日本人講師によるレッスン。入会後も日本人講師に質問や相談ができる機能もあるため、オンライン英会話初心者の方も安心して取り組めるでしょう。
料金(税込み) |
スタンダードプラン(118カ国の講師と話せる)
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講師の国籍 | 世界120カ国以上(ネイティブ、日本人講師を含む) |
受講可能時間 | 24時間 |
体験レッスン | あり(2回) |
NativeCamp(ネイティブキャンプ)|いつでもどこでも何度でもレッスン可能
レッスン回数無制限、今すぐレッスンなど、思い立ったらいつでも、好きなだけレッスンを受けられるNativeCamp。他スクールでは1レッスンあたり25分と定められているところがほとんどですが、NativeCampなら5分でもOK。柔軟にレッスン時間を設定できます。
講師の国籍は130カ国を超え、12,000人以上が在籍しているため、お気に入りの講師も見つけられるはず。さらに、コースや教材の数が豊富、自習用コンテンツが充実している、英語力の伸びや弱点を可視化できるマンスリースピーキングテストがあるなど、英語力を向上したい方に必要なサービスやサポートがそろったスクールです。
また、1日あたりのレッスン回数無制限、24時間いつでも取り組める「今すぐレッスン」、最短5分〜のレッスンなども、NativeCampならではのユニークなポイント。気軽に取り組める環境が整っているのも嬉しいですね。
コースや教材も豊富で、日常英会話やビジネス英会話、英検やTOEICといった資格対策、カランメソッドなどさまざま。自習用コンテンツ、マンスリースピーキングテストといったレッスン以外の学習サポートも充実しています。
そんなNativeCampでは、7日間の無料トライアルが設けられています。無料体験前も講師動画や教材を確認できるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
受講料(税込み) |
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講師の国籍 | 世界130カ国以上 |
受講可能時間 | 24時間 |
体験レッスン | あり(7日間) |
ECCオンラインレッスン|国際規格も取得の高品質レッスンが魅力
対面と変わらない品質のレッスンを受けられるのは、ECCオンラインレッスン。「ECC外語学院」などで、これまでに英語の語学教育を60年以上に渡り提供してきた実績のあるスクールです。
講師の採用・育成にも力を入れており、なんと100時間以上の長期間の研修をするのだとか!積み重ねたノウハウを生かした、日本人の語学学習者向けの環境が整っており、予習・復習コンテンツも充実。英語初心者さんにおすすめのスクールです。
そんなECCがオンラインレッスンでは、講師の採用・育成にも力を入れており、わずか1%の試験をくぐりぬけ、さらに最低100時間以上の研修を修了した人のみが講師としてレッスンを提供。対面授業と変わらないレッスン品質の高さが評価され、国際規格の「ISO29993」の認証も取得しています。
ほかにも予習・復習コンテンツが充実しているなど、日本人の語学学習者向けに学びやすい環境が整えられているので、英会話初心者の方も挑戦しやすいでしょう。
なお、2回の無料体験を受けるには会員登録が必要ですが、有料プランの申し込みをしなければ料金はかかりませんので、安心してお申し込みくださいね。
受講料(税込み) | フィリピン人講師(通常プラン*)
* 別途デイタイムプランあり
ネイティブ・バイリンガル日本人講師
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講師の国籍 | フィリピン、ネイティブ、日本 |
受講可能時間 | 6:00〜24:00 |
体験レッスン | あり(2回) |
最初に紹介するのは、学研のオンライン英会話Kimini。所属するフィリピン人講師は、全員がトレーニングや教育を受けているため、親しみやすくも高品質な授業を提供してくれます。
コース展開も豊富で、英語の基礎固めや日常英会話から、英検対策、ビジネス英語など、自身の目的やレベルに合わせて選べます。英語学習で悩むポイントの一つ、教材選びもお任せできるため、迷わずに学習に注力できるのが嬉しい!