IELTSの難易度はどれくらい?試験概要とメリットも解説!

IELTSの難易度はどれくらい?試験概要とメリットも解説!
みなさんは『IELTS』という英語試験についてご存知でしょうか。
日本国内で“英語試験”と言うと、英検やTOEICが主流のため、IELTSについて知らない人も多いかと思います。

IELTSは、世界各地で350万人以上が受験している国際通用性の高い英語試験です。特に英語圏への留学・就労・移住を考えている人にとって、総合的な英語力を証明できる信頼性の高い試験と言われています。

本記事では、そんなIELTSの試験概要と難易度、さらには受験メリットについて解説します。

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IELTSの試験内容

IELTSは、英語にまつわる下記4技能を測る総合的な英語試験です。

  • ライティング
  • リーディング
  • リスニング
  • スピーキング

試験方法は、ペーパー版・コンピューター版・オンライン版の3種から選択できます

ペーパー版とコンピューター版では、試験媒体が異なるだけのため、試験の信頼性に影響することはありません。ただし、オンライン版は提出先機関によっては、正式なスコアだと認められないケースがあるため、注意が必要です。

なお試験料については、試験方法に問わず一律27,580円です。しかしペーパー版のみJSAF-IELTS公式テストセンターでの受験に限り25,380円となります。IELTSは試験の実施頻度が高く、試験3日前の申し込みでも受験可能なので、日程調整がしやすい試験と言えるでしょう。

試験料 ・ペーパー版:27,500円もしくは25,380円(受験するテストセンターにより異なる)
・コンピューター版:27,500円
試験方法 ペーパー版・コンピューター版・オンライン版から選択
試験日程 ・ペーパー版:月4回(木1回、土3回)
・コンピューター版:ほぼ毎日
申し込み方法 IELTS公式サイトからWeb申し込み 

IELTSテストの種類

IELTSテストの種類は、目的別に『アカデミック・モジュール』と『ジェネラル・トレーニング・モジュール』の2種用意されています。
各試験の概要を理解し、目的に合った試験を受験するようにしましょう。

アカデミック・モジュール

アカデミック・モジュールは、英語圏の大学や大学院への留学を希望している人向けに、英語力が大学や大学院の入学レベルに達しているか評価する際に用いられるテストです。
試験内容は、大学の講義・学術論文・専門家の講演といった学術的な会話や場面を想定した内容が中心です。

専門的な内容を含む出題が中心となるため、後に紹介するジェネラル・トレーニング・モジュールより難易度の高い内容が多く含まれる傾向があります。

ジェネラル・トレーニング・モジュール

ジェネラル・トレーニング・モジュールは、英語圏での就職や移住を希望している人が、ビザを申請する際に英語力を証明するためのテストです。

ジェネラル・トレーニング・モジュールを利用する例として、主に次の事例が挙げられます。

  • 学士以下の留学やトレーニングに参加する場合
  • 英語圏での就労・職業訓練を希望している場合
  • 英語圏の国へ移住する場合 など

ジェネラル・トレーニング・モジュールの試験内容は、日常生活や職場でのコミュニケーションを想定した設問が多く出題されます。
アカデミック・モジュールに比べ、専門的知識は要求されませんが、その分求められる正答率が高い傾向にあります。

IELTSの試験科目

IELTSの試験科目は、次の4技能から網羅的に出題されます。

  • ライティング
  • リーディング
  • リスニング
  • スピーキング

本項目では、各出題概要をお伝えします。

リスニング

リスニングは、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで共通した内容が出題されます。

試験は全40問あり、約30間実施されます。ペーパー版のみ解答転記の時間としてプラス10分間設けられています。
リスニングでは、英語を聞き取り・話者の主張の要旨・意見を理解する能力・数値や内容などの情報を正確に把握する能力が求められます。

リーディング

リーディングは、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで異なる問題が出題されます。
試験時間は、両モジュール共に60分間実施されます。

アカデミック・モジュールのリーディングテストでは、主旨・詳細・意見・暗示的な意味を理解するための読解力が必要となります。さらに、表やグラフ、イラストから内容を把握する問題も出題もされるため、英文そのものだけでなく意図を理解する国語力も重要となってくるでしょう。

ジェネラル・トレーニング・モジュールのリーディングテストでは、日常生活で直面する可能性のある状況や仕事に関連する問題、時事トピックから出題されます。
アカデミック・モジュールと変わらず、主旨・詳細・推論・暗示的な意味を読み取る必要がありますが、文章形式の問題のみの出題となるため、難易度はやや易しめと言えるでしょう。
参考:リーディングアプリ

ライティング

ライティングはリーディングと同様、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで異なる問題が出題されます。
試験は共通して60分間実施され、Task1とTask2の2部構成で実施されます。

アカデミック・モジュールのライティングテストのTask1では、グラフ・表・チャート・ダイアグラムなど視覚的な情報が与えられ、それらを要約・記述・説明する問題が出題されます。150語以上の記述が求められますが、与えられた情報量をしっかりと記述すれば問題なく語数をクリアできるでしょう。
Task2では、環境・移民・文化・テクノロジーなどのトピックから問題提起されます。設問に対して、賛成か反対か述べる、トピックの利点や欠点を説明する、解決策を提示するなどの回答が求められます。エッセイ形式で250語以上記述する必要があるため、難しいと感じる人も多いでしょう。

ジェネラル・トレーニング・モジュールのライティングテストでは、Task1で情報を要求したり、状況を説明するための文章を書く設問が出題されます。一般的な事実に基づいた情報を用いて、主張を表現する能力が問われるようです。設問によっては、フォーマルな文章を求められる場合もあります。
なおTask2においては、意見・論点・問題についてエッセイを書くよう設問が出題されます。Task1と同様に、一般的な事実情報を提供できるか、意見を正当化できるかを問われるため、根拠ある主張記述が求められます。

スピーキング

スピーキングはリスニングと同様、アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールで共通した問題が出題されます。
質問内容は、「自己紹介とインタビュー」「特定のテーマに関するスピーチ」「試験官とのディスカッション」の3部構成が基本です。

試験官とのディスカッションでは、試験官と約11~14分間、1対1の対面式で実施されます。
試験官は受験者の英語能力とペースに合わせて話してくれるため、落ち着いて受け答えをしましょう。
参考:英語スピーキングアプリ

IELTSの難易度

IELTSの難易度は、スコアによって変動します。
そのため一概に難易度の高低を決めることはできません。

下記表は、英検・TOEICと比較した際に目安となるおおよその難易度です。
同じ英語の試験であっても、テストごとに試験内容や趣旨が異なることを理解しておきましょう。

英検の最上級に該当する1級に近いスコアがIELTS7.0TOEICの最高スコア990点と同等スコアがIELTS7.5と言われています。
IELTSスコア8.0以上は、英検・TOEICともに該当する級・スコアがありません。そのため各テストを比較した際、IELTS試験の難易度が一番高いと感じる人もいるでしょう。

IELTS 英検 TOEIC
2.0 4級 260-269
2.5
270-290
3.0 3級 291-299
3.5
300-440
4.0 準2級 450-490
4.5
500-550
5.0 2級 550-600 
5.5
600-740
6.0 準1級 740-820
6.5
820-870
7.0 1級 870-970
7.5
970-990
8.0

8.5

9.0


引用:ニュージーランド留学センター

IELTS試験を受けるメリット

続いてIELTS試験を受けるメリットを紹介します。

海外赴任や留学時に役立つ

IELTSを受けることで、海外赴任や留学に必要な英語力を証明できます。

特にイギリスやオーストラリアへの留学では、受け入れ先教育機関によって応募要件にIELTSのスコアが指定されているケースもあります。
IELTSスコアが応募要件に含まれている場合は、必要なIELTSスコアを把握しておきましょう。

また海外赴任においても、試験勉強を通じて英語力の底上げを図ることができるでしょう。

国際通用性が高い

IELTSは、140ヵ国・11,000以上の機関が認定する国際通用性の高い英語試験です。

日本ではIELTSよりも英検やTOEICが主流ですが、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなどでは、留学や海外移住申請の要件として用いられているケースが多々あります。
英語学習の専門家の方も下記のように仰っています。
IELTSは、世界の大学ランキングTOP100のうち95%の大学、10,000以上の機関が採用し、世界400万人が受けている国際的な認知度が高いテストです。IELTSはテストとしての信頼性が高く、獲得したスコアは就職や留学、移民などさまざまなシチュエーションで活用できます。

IELTSでは簡単な質問から哲学的な質問まで幅広く出題され、4技能が評価されます。

ライティングはマークシートではなく記述式なので、議論の展開を書くが求められますし、スピーキングは一対一の対面で行われます。まさに、議論する力が求められるテストと言えるでしょう。
出典:(取材)嶋津幸樹さん|英語教育エキスパートが教える、IELTSの本当の価値とは?

現地で求められるスピーキング力が養える

IELTS試験は、シーンに応じた4技能を網羅的に学習できます。
中でもスピーキングテストは、試験官との対面式で実施されます。試験勉強を通じて、スピーキング力を鍛えることができるでしょう。

特に日本の教育では、スピーキングやヒアリングといったコミュニケーション技能を習得しにくい傾向があります。試験勉強でスピーキング力を養える点は、大きなメリットと言えるでしょう。現地の英語を学びたい方には留学エージェントに相談してみることもおすすめです。

IELTS対策もできる英語コーチングスクールおすすめ3選

IELTS試験対策もできる英語コーチングスクールをご紹介します。

スピークバディパーソナルコーチング

出典:スピークバディパーソナルコーチング

スピークバディパーソナルコーチングは、「真の言語習得」を目的として、1日1時間という短時間で英語が話せるようになるスピーキング特化型コーチングです。

科学的かつスピーキングメカニズムに基づいた独自メソッドを用い、話すことに特化したカリキュラムに沿って指導が行われます。専属コーチにはあえて日本人のみを採用。とはいえ全員TOEIC900点以上 or 英検1級以上というネイティブレベルなので、ストレスのないコミュニケーションによって安心して学習を進めることができます。

また、AI英会話「スピークバディ」を使い放題で利用でき、日常的に話すトレーニングを積むこともできます。

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スマートメソッド

出典:スマートメソッド

スマートメソッドは、「TOEICで高得点を取っても英語が話せない」「シャドーイングを頑張ったが英語を話せるようにならない」など、自習では伸びない英語のインプット力・アウトプット力をワンストップで提供する成果保証型プログラムです。

ビジネスシーンでの対応力を鍛えるロールプレイ中心の英会話レッスンによって、実践で活用できる英語力を身に付けられます。また、「インプット」「アウトプット」「コンサルティング」「成果測定」という学習サイクルを繰り返すことにより、短期間で英語力を鍛えることができます。

日々のレッスンや課題に対しての進捗管理には、コンサルティングで対応。いつでも英語学習のプロに質問できるので、モチベーションを維持して学習を進められます。
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トライズ

出典:トライズ

トライズは、完全オーダーメイドで実用的な英語学習を進められる英会話スクールです。英語習得の専門家である日本人コンサルタントとネイティブコーチが、1日3時間、1年で1,000時間のレッスンを徹底的にサポートしてくれます。

この1,000時間という数字は、日本人が英語習得のために必要な時間2,200時間のうち、学校教育だけでは足りないとされている時間です。トライズではこの1,000時間を、フリートークレッスンやプライベートレッスン、リスニング学習やスピーキング学習を通じて習得していきます。

専属コンサルタントが独自の学習プランや教材をすべてフルカスタマイズで構築するため、自分に本当に必要な英語力を鍛えられるのがメリットです。また学習成果は専属コンサルタントが常に管理してくれるので、進捗に応じて学習プライを調整・改善することができます。
トライズはこちら

まとめ

本記事では、IELTSの試験概要や難易度、受験するメリットについて解説しました。

現地で役立つリアルな能力が求められる試験のため、難しいと感じる人も多いかもしれません。
しかしIELTSの試験勉強を通して、リスニングやリーディングのインプット能力はもちろん、ライティングやスピーキングといったアウトプット能力も鍛えることができるでしょう。

海外での活躍や幅広い世界観を求める人は、IELTSに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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