スピークバディは意味がある?口コミ・評判を実際にレビュー
[PR]今や英語は欠かせないスキルです。大人になってから、「学生時代にもっと勉強しておけばよかった…」と後悔している人も多いのではないでしょうか。「英語でコミュニケーションがとれること」、つまり英会話スキルの必要性を感じている人はきっと少なくありませんよね。
英会話を上達させるには「話す」アウトプットを増やす必要がありますが、英会話スクールに通う時間がない、近くに良いスクールがない、というケースも少なくありません。そんななか、注目されているのがスクールに通わなくても学べる英会話アプリです。
とくに累計400万ダウンロードの「スピークバディ」は、忙しい社会人の味方!今回の記事ではコエテコライターが実際にスピークバディを使用し、使い勝手や感想をレポートします!
スピークバディ基本情報「料金・機能・レッスンについて」
料金 | 1ヶ月プラン 3,300円(税込) 6ヶ月プラン 17,800円(2,967円/月:税込) 12ヶ月プラン 23,800円(1,983円/月:税込) |
無料期間 | お試し期間あり |
対応端末 |
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レッスン内容 |
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1日のレッスン時間 | 15分〜/1日 |
スピークバディは意味あるのか?実際に使ってみた
では実際に、スピークバディを使った様子をレポートします!レベルチェックのテスト
レベルチェックのテストは、いわゆる「英文の穴埋め問題」ではなく、英文を読み上げる発音チェックとフリートークです。ここでしっかり「今の英語力」をスピークバディに把握させるのが重要ですから、自分のできる範囲で英語で話してみましょう。
スピークバディの特徴は、生身の先生とやり取りをするのではなく、AIのキャラクターと会話をしながら英語を学ぶ点です。
AIキャラクターとの学習で、どこまで英会話力が伸ばせるのでしょうか。対面の教室に通うよりも、ずっと楽で便利なアプリですが、成果はどうなのかを見極めていきたいと思います。というわけで、まずは実際にスピークバディを使ってみましょう!
テストは簡単なもので、あっという間に終わります。ちなみにこちらはわたしの結果。

「外国人の上司とやり取りできるレベル」に思わず相好を崩したわたしですが、Level5というのは実際にどのレベルなのかを確認して愕然。
スピークバディのレベル一覧表

上記はスピークバディが公開しているレベル一覧表です。この調査でスピークバディは次のように定義しています。
- レベル1からレベル5(CEFR-J A2-2以下)を“会話は苦手”
- レベル6からレベル7(CEFR-J B1-1・B1-2)を“日常会話レベル”
- レベル8からレベル10(CEFR-J B2-1以上)を“ビジネスレベル”
まさかの「会話は苦手」レベル。いくらブランクがあるとはいえ、長期留学経験者として、初級・中級・上級としたら、ギリギリ上級にはひっかかるだろうなと思っていたのでガッカリです。
でもテストでもうまく答えられなかったので、現実をしっかり見つめて、改めて英語力をアップしたいと思います!
どんな英会話を学びたいのかを選ぶ
スピークバディは、英会話のシーンを特定してフレーズを学べます。わたしの目標は「ビジネスで使える英会話」なのですが、テスト結果で自分のレベルに落ち込んだので、あえてビジネスではなく「新日常会話ロサンゼルス編」を選んでみました。自己紹介やランチ、映画といった、まさに友人同士での軽いおしゃべりといった内容です。
他にもいろいろあります。たとえば、次のような「外資系企業に転職した状況」を想定した英会話レッスンもあります。

他にも海外旅行や日本文化の紹介など、さまざまなシチュエーションが用意されています。
また、いわゆる慣用句とか、俗語のような言葉など、学校では学ばない言い回しを知るカリキュラムもあります。

このように、自分にとって必要な英会話の場面を想定した「使える英会話」を学べるのがスピークバディの特徴です。
スピークバディを毎日使ってみた!学習の流れを紹介
では、毎日のレッスンがどのように進むのかを見ていきましょう。
単語学習
・これから会話に出てくる単語を学習
↓
リスニング
・今日の会話が音声で流れる
↓
会話
・自分が答えるフレーズを発音する
↓
英作文
・今日のフレーズを踏まえた部分が日本語で表示されるので、英語で答える
↓
応用練習
・今日のフレーズを使った会話
これが1回のレッスン内容で、わたしは早い時は10分程度、長い時でも30分はかからなかったです。スキマ時間をうまく利用すれば、無理なく進められると思います。
今日の練習前に「前回の復習」からスタート


毎日アプリを立ち上げて、その日のレッスンを行うのがスピークバディ推奨の使い方です。アプリを立ち上げると今日のレッスンに行く前に、前回学んだフレーズの復習が出てきます。AIキャラクターが会話をしてくるので、フレーズを活用しながら回答していきます。
ここは意外と重要ポイント!アプリのレッスン時間は短めの設定なので、前回分を復習することでフレーズを定着させていくのは大事です!
今日のレッスン「単語学習」

次にここからが本番の「今日のレッスン」を行います。本日、わたしがマスターするフレーズは「I'm happy to〜」です。
そんな簡単なフレーズかい!と思ったかもしれませんが、英会話はキーとなるフレーズを覚えることで「会話」が成り立つのです。
そして意外と「よく使うフレーズ」を使いこなせていないことに、スピークバディをやってみると気づくと思います。

単語学習は、会話に出てくるキーとなる単語が順番に出てきます。画面に英単語と共に日本語訳がいくつか出てくるので、正しい訳を選択しなくてはなりません。
このレベルだと、さほど難しい単語は出てこないのでサクサク進みます。とはいえ中学レベルの英単語でもけっこう忘れているので、毎回ひとつくらいは「バツ」がつきました。
結局、英語で会話するときに「あれ、なんていうんだっけ?」と思い出せなくて話が続かないのは、単語そのものが出てこないから。ほんの数分で終わりますが、毎日続けるうちに、あいまいだった単語や忘れかけていた単語が改めて頭の中に入っていくので、ここも地味に大切なレッスンです。
リスニングモードで会話の流れをつかむ

リスニングモードは、会話全体の音声を聞きます。
この回ではベーカリーで働いているアシュリーというAIキャラクターがいわば主人公で、わたしの話し相手です。自分が答える部分もリスニングモードでは発音してくれるので、しっかり聞いておきましょう。
子どもが親の言葉をまねて覚えるのと一緒です。正しい発音、イントネーションなどを逃さずに聞き、耳で覚えていく感じですね。
英作文で会話をしていく

英作文では、自分が答えるターンで一部が日本語になっているので、今日のフレーズを使いながら「英文」を完成させて、会話に答えます。
「You」のところにある矢印をタップすると録音された自分の会話を聞くことができます。聞き直すと、たどたどしい声が流れてきて恥ずかしくなりました。
緑の文字はわたしが発音したところで、下にあるテキストが正しい発音です。聞き逃しても、右側のアイコンをタップすれば繰り返し発音を聞くことができます。
わたしが英語を学んだのは大昔で、単語学習のところでも「app」(当時はスマホがない時代なので、そんな単語は日常会話にはなかった)がアプリとわからずにバツになっていました。英作文でも、app(エァップ・アップ)と発音すべきところを、どうやら(アイプ)に近い発音で、それを「type」と聞き取られてしまっていますね。
レッスンの中では英作文がちょっと難しくて、フレーズは覚えていても単語の切れ目でつっかかってしまったり、フレーズを使った言葉がすんなり出てこなかったり、変なところで間があいてしまったり、なかなか「流暢」とまではいきません。

上記が結果ですが、発音はいちばん良い結果が出ています。
発音というのはけっこう覚えているもので、そこは長期留学していた経験がなんとか役立っているようです。

アシュリーから「あなたの英語はとてもよくなっているわよ」と言われ、わたしは今回学んでいる「I'm happy to〜」のフレーズを使って、「ありがとう、あなたからそれを聞いてうれしいわ!」と英語で答えているつもりなのですが、「that」が抜けています。
わたしの発音したパートである緑の文字にまじっている黒い文字は、抜けているところや間違えたところを示しています。わかりやすいですね。
調子に乗って「happy」の前に、とてもうれしいわ!のつもりで「so happy」と答えてしまったので、しっかり直されてしまいました。
実践AI英会話


応用編では、AIキャラクターと会話をします。
英作文は会話の一部分のみが日本語ですが、応用練習はこの場合だとアシュリーが話して、わたしが質問に合わせた答えを自分で考えて英語で返さなくてはなりません。
「一緒にランチを食べない?」とアシュリーに誘われて、わたしは「もちろんよ!(と、ここで今日のフレーズを使う)あなたとランチできるなんてうれしいわ!」と返しているつもりなのですが、eat lunchなんて言っています。
「have lunch(ランチをする)」が適切なわけで、「ああ、なるほどな〜そうだよな〜」とひとり、うなずいてしまいました。
ここの部分で「すごいな」と思ったのですが、AIのキャラクターはただ決められた言葉を繰り返すわけではないこと。
わたしの返答次第で、きちんと「今、何を言ったか、わからなかったよ」とか、「そうなんだ、◯◯は△△が好きなんだね。なんで好きなの?」みたいに、こちらの答えに対して、リアルに話しているような返答をしてくるのです。


ここがAIを使ったスピークバディの真骨頂ではないでしょうか。
参考:AI英会話アプリ
デイリーレポートで完了

復習から今日の練習を応用まですべて終えると、デイリーレポートが作成されます。
おとなでも嬉しい、ちょっとしたモチベーションアップにつながる「レポート」です。
苦手な発音も練習できる

スピークバディでは学習ログをもとに、苦手な単語の発音を練習できるようになっています。練習すると「ネイティブスピーカーなみに話せてますよ〜」とか、「very good」とか出てきます。
シンプルに単語をお手本のあとに繰り返す練習です。
スピークバディは、繰り返しが必須であるシンプルな練習と、AIを駆使した「ひとりひとりに合わせたレッスン」を組み合わせているのですね。
つまり、ひたすら単語をノートに書いて覚えること・英会話スクールなどで先生と話しながらリスニングやスピーキングの力をつけること、その両方をスピークバディひとつで行えるわけです。
また、AIで英語のイントネーション(抑揚)を可視化する「コピーキャット」という機能もあります。この機能では英語音声をカラオケの採点風にグラフ化して日本人が苦手とする自然なイントネーション(抑揚)に特化した練習ができます。
と、良いことばかり述べてきましたが、「え?なんなの?」「スピークバディ、これ意味あるわけ?」と思ったことも当然あります。
次にはスピークバディのデメリットについても指摘していきます。
スピークバディのデメリットは?
ずばり、続けないと「スピークバディの効果を感じにくい」点です。とてもよくできたアプリです。しかし、ちょっと試しただけではほとんど成果は望めません。それはすべての学習において同様でしょうが、特にスピークバディは「AI」であり、毎日使うことでその学習が反映されて、復習だとか苦手分野だとか、あるいはカリキュラム作成に活かされています。
つまり、毎日レッスンをしないのであれば、スピークバディを使うメリットはありません。
もうひとつ、スピークバディのネックは文法を覚えたり、中学や高校の「英語の定期テスト」成績アップにはさほど向いていないという点です。英語は4技能と言われ、スピーキングも重視はされています。しかし、一般的な学校のテスト成績を上げたいなら、文法などの学習も必要です。
スピークバディでは英文や文法の詳細な解説はありません。英会話に特化したアプリなので当然といえば当然ですが、文法を学びたい目的なら別の学習法を検討したほうがよいと思います。
中高生でも、英検などを考慮してスピーキングやリスニング力をアップしたい場合なら、おすすめします(実際に英検上位を狙うときに、面接でのスピーキングで苦労している高校生は多いですよね)。
「スピークバディ自体に学習効果を見出せない」のではなく、「スピークバディを使っても意味をなさない人もいる」ということです。では、どんな人がスピークバディに向いているのでしょうか?次で解説します。
スピークバディが向いている人とは
スピークバディは「ビジネスのこんな場面で英語を使いたい」「外国人とこんなコミュニケーションをとりたい」と思っている社会人、スクールに通う手間を省き、スキマ時間を活用してどんどんスピーキング力をアップしたい人に向いているなというのが、個人的な感想です。中高生なら、「スピーキング」に特化して、塾などの勉強ではなく自宅でアプリを使って「効率よく、英会話力を伸ばしたい」と思っている学生さんに向いているのではないでしょうか。
関連記事:AI英会話アプリ無料おすすめ
スピークバディの効果的な使い方
- 発音を聞いて改善していく
- 挫折せずに続ける
- 自分でも勉強する
自分でも勉強する
1レッスンが短いのは便利でいいのですが、とはいえ英会話力をアップさせたいなら、やはり自習は必要です。わたしはキッチンで料理しながら(アイムハッピートゥ〜)と他の例文を考えたり、時間ができるとアプリを開いて他のレッスンも試してみたりしていました。発音を聞いて改善していく
スピークバディは自分の発音をリピートして聞くことができます。最初は(なんたる発音、恥ずかしい!)とひとり赤面していたわたしですが、毎日毎日繰り返すうちに次第にスムーズになり、抑揚やイントネーションの付け方がハマってきたのがわかり、嬉しくなりました。聞き直すことで、たとえばわたしは「R」の発音は完璧なのですが、「L」が入ると通じていないこともわかりました。Lの入る単語の発音練習をすることでピンポイントに苦手部分を克服できます。
最初のうちは自分の声を聞くのが恥ずかしいのですが、AIアプリですから他人が会話を聞いているわけではありません。AIだからこそ、周囲の目を気にせず、おぼつかない英語力でも臆せずにどんどん話せるし、自分の発音を聞き直すこともできるのです。この機能はぜひフル活用しましょう。
挫折せずに毎日続ける!
スピークバディを効果的に使うための最大のポイントは「毎日つづける」ことです。とはいえ、最初はともかく、だんだん適当になってしまいがち。しかも、これが教室で先生とマンツーマンなら(いきなり休むわけにはいかない)(高いお金も払ったし)と何とか踏ん張るかもしれませんが、アプリですし、そもそもAIキャラクターが相手なので「まぁいっか」と思ってしまいそうなところです。
スピークバディは、学習タイムを通知してくれる機能がついているので、リマインドするように設定しましょう。
それさえも無視することはできるといえばできるわけで、そうなるとまさに「スピークバディは効果ないね」の残念な結果になってしまいます。
たった15分のレッスンタイムですから、やろうと思えば時間はやりくりできるはずです。強い意思を持って「続ける」ことが大切です。
スピークバディは意味あるのか?まとめ
わたしが実際にスピークバディを使ってみて思ったのは、スピークバディをフルに活用すれば英会話力はアップする
です。しかし、次のようなことも思いました。
本当に英会話の力をつけたいのであれば、アプリにプラスして「自分なりの勉強」は必要
アプリを漫然と使って「練習したつもり」で満足してしまうと、やらないよりはやったほうがマシ程度になってしまいます。ですから、毎日のレッスン以外の機能もフル活用して何度も練習し単語やフレーズを定着させる、できればノートに単語を書くとか、毎日の練習を記録するとか、オンライン英会話スクールでアウトプットするとか、自分なりに「勉強の質をより高める」工夫をしたほうが良い結果が早く出るのではないでしょうか。
スピークバディは効果がないとは思いません。率直に言えば、AIと話すのは緊張もしないし気楽でいいけれど、リアルに英語でコミュニケーションをとるのとはやはり少し違う面はあるとは思います。
要は使い方次第。スピークバディで発音やフレーズを練習し、会話の「リハーサル」を繰り返すことで、本番もうまくいくようになるということですね。
とはいえ、どのような勉強でも、効果を最大限に高められるかどうかは自分次第!気になる方は下のリンクから、アプリをチェックしてみてください!
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今回、スピークバディにチャレンジするコエテコ英語編集部ライター・大橋です!
学生時代にアメリカ・カリフォルニアに留学経験あり。当時は「夢も英語で見る」まさに英語脳だったが、その後は英語を使うこともなくなりブランクは30年あまり。
ビジネスシーンでの日常会話をマスターすべく、がんばります!