VERSANTの対策方法は?学習のコツやおすすめ英語コーチングも紹介

VERSANTの対策方法は?学習のコツやおすすめ英語コーチングも紹介
VERSANTは、イギリスの教育会社「ピアソン」が開発した英語テストです。「発話をリアルタイムで理解し、的確に処理する能力」を測ることを主旨としており、高スコアを獲得するには実践的な英語コミュニケーションスキルが求められます。

VERSANTは日本でも受験できますが、学習教材はTOEICや英検ほど充実していません。VERSANTを受験する人は、テストの主旨や内容を理解した上で、適切な対策を取ることが必須です。

この記事では、VERSANTの概要や目指すべきスコア、スコアアップに必要な対策についてまとめました。VERSANTの受験を考えている方は、受験対策に役立ててください。

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VERSANTとは?

VERSANTは、「聞く→理解する→話す」という実践的な英語コミュニケーションスキルを評価するテストです。VERSANT公式HPでは、テストの特徴について以下の4つを挙げています。

  • いつでもどこでも:24時間365日、スマホやパソコンで受講可能
  • 短時間で:スピーキングテストは約20分、ライティングテストは約35分で完了
  • 世界標準:大手グローバル企業や政府機関で採用
  • 客観的:最先端のAIを使った言語認識&自動採点システムによる客観的な採点

VERSANTの受験は24時間365日対応している上、受験後48時間以内にスコア証明が発行されます。高精度AIによる採点は精度が高く、受講者の英語スキルが客観的かつ正確に反映されるのが特徴です。

日本では日本経済新聞社がVERSANTの独占販売権を保持しており、2015年から運用が始まりました。現在では大手企業を中心に、500以上の企業・教育期間に導入されています。

参考:VERSANT|本当に話せる英語力の証明

試験対策に!知っておくべきVERSANTの特徴

VERSANTは比較的新しい英語試験であるため、概要を十分に理解していない人も多いかもしれません。テスト対策をおこなう上で、「VERSANTとはどのようなテストなのか」を理解することは必須です。

VERSANTを受験する上で理解しておきたい、VERSANTの概要や特徴をご紹介します。

VERSANTのテストの種類

VERSANTで受験できるテストは、以下の3種類です。受験ではテストごとの傾向や特性を知り、対策を立てることが必要となります。

種類 スピーキングテスト ライティングテスト プレイスメントテスト
時間 約20分 約35分 約50分
問題数 63問 42問 81問
料金(税込) 5,500円 4,400円 7,700円
内容
  • ネイティブによる自然なスピードで流れる質問を聞き、回答
  • リスニング能力とスピーキング能力(自然さ、流暢さ、即時性)を測定
  • 文法、語彙、文章構成、言葉づかいと文体、読解力
  • タイピング速度と正確さ
  • スピーキング、リスニング、ライティング、リーディング

なおスピーキングとライティングをセットで受験する場合、セット割引が適用されて「8,800円(税込)」となります。

参考:VERSANT|本当に話せる英語力の証明 |テストの種類

TOEICとの難易度比較

 
出典:VERSANT公式HP
日本人の場合、「VERSANTはTOEICよりも難易度が高い」とするのが一般的です。TOEICで高スコアを取れる人でも、VERSANTで同じレベルのスコアを獲得できるとは限りません。

VERSANTの難易度が高いといわれる理由は、テストにおけるスピーキング力の比重が大きいためです。

日本人は、「読み書きは得意だが、スピーキングは苦手」という人が少なくありません。VERSANT対策では、いかにスピーキング力を鍛えるかが重要なポイントとなります。
参考:英語を話せるようになるには

VERSANTで目指すべきレベル    

VERSANTのスコアは20~80点で、低い方からA-1~C-2レベルに分類されます。ビジネスシーンで英語力をアピールしたいのであれば、「B-1」(自立した言語使用者)に該当する47点以上の取得を目指しましょう。

B-1は、伝えたい内容の要点をまとめ、包括的に話し続けられるレベルです。発音やアクセントになまりはあるものの、相手の理解を阻害するほどではありません。ビジネスシーンでも、スムーズな商談が可能です。

なお日本人の平均は、「A-2」レベルの38点となっています。VERSANTを受験するからには、最低でもA-2以上はクリアしておきたいところです。

VERSANT対策に必要な学習のコツ

VERSANTは英検やTOEICほどの一般認知度が高くなく、受験対策用教材はほぼないのが現状です。VERSANTで高スコアを獲得するためには、自分自身で英語の基礎スキルを底上げしていくしかありません。

VERSANTを受験するに当たり、取り組みたい対策をご紹介します。

サンプルテスト(練習問題)を受験する

VERSANTの公式HPでは、実際のテストの短縮版となる「サンプルテスト」が提供されています。本番前に受験することで、テストの流れや傾向を掴むことが可能です。

サンプルテストは、スピーキング・ライティング・プレイスメントテストそれぞれで受けられます。ただし採点には対応していないため、自分自身で正否を確認してテスト対策のヒントを見つけてください。

結果を振り返って弱点を克服する

せっかくサンプルテスト(練習問題)を受験しても、結果を見て終わるだけでは次へつながりません。サンプルテストを受験したあとは、それぞれの結果を振り返り、自分が苦手とする弱点を克服しましょう。

VERSANTの音読・復唱・質問・文の構築・ストーリーテリング・自由回答それぞれのパートでは、求められる英語スキルが異なります。音読が苦手だったという人は本を超えに出して読む練習をしてみたり、復唱が弱点なら映画の音声をシャドーイングしてみるなど、弱点に応じて対策をすることが大切です。

基礎学習とインプットを充実させる

英語4技能である「聞く」「読む」「話す」「書く」をバランスよく鍛えるには、英語のインプットを多く蓄えておくことが必須です。

英語のベースが整っていない状態では、英語を聞いても理解できません。当然ながら読んだり書いたりにも対応できず、VERSANTで高スコアを取ることは難しくなります。単語やフレーズをたくさん覚えて、使える手札を増やしておくことが必須です。

またVERSANTでは、構文を適切に組み立てるスキルも評価のポイントとなります。ブロークンな英語にならないよう、英文法についても正しい知識を身につけてください。

理解できる単語やフレーズが増えれば、リスニングやライティング・リーディングの精度が上がります。スピーキングに使える言葉も増え、発話もスムーズになるでしょう。

インプットの充実におすすめの学習方法

英語のインプットを増やすなら、1冊の問題集を繰り返し解いたり単語やフレーズ集を購入して丸暗記したりするのがおすすめです。意味が分からない単語やフレーズを無くすことが、リスニング力の向上につながります。

単語やフレーズをインプットするときの注意点は、一般英会話ではなくビジネス向けのものを選択することです。

VERSANTは、主にビジネスシーンを想定して作られています。ビジネス英語またはTOEIC対策用の教材でインプットした方が、VERSANT対策には有益です。

徐々にアウトプットの比重を増やす

インプットが充実してきたら、徐々にアウトプットを増やしましょう。覚えた単語やフレーズを実際に使ってみることで、定着率が高まります。

VERSANT対策として取り組みたいのは、以下の学習方法です。

  • シャドーイング:流れる英語を追い掛けながら口に出す
  • リピーティング:英語を聞き、同じ文章を口に出す
  • ディクテーション:聞いたままの英語を描き起こす

上記の学習を実行することで、英語を「聞く→口に出す」「聞く→書き出す」という実践訓練が可能となります。

特にシャドーイングやリピーティングは、ネイティブのアクセントやリズム・スピード感を身につける上で最適の学習方法です。毎日繰り返しておこなうことで口の動きもなめらかになり、VERSANTの評価ポイントとなる「流暢さ」「発音」を強化できます。

VERSANTのパートごとの対策方法

ここでは、VERSANTのパートごとの対策方法について詳しく見ていきましょう。

 Part A:音読(Reading)の対策

音読(Reading)パートでは、画面に表示された英文を音読します。表示される文章は12個あり、このうち8つを読み上げることによって、発音と流暢さが評価されます。

対策としては、事前に文章を読み、声に出すイメージをしておくことが大切です。一つ一つの発音を確認するとともに、どこで区切るかを意識し、流れるようにスムーズに読むことを心がけましょう。

Part B:復唱(Repeat)の対策

復唱(Repeat)パートでは、流れてくる英文をそのまま繰り返して発音します。発音はもちろん、文章構文と流暢さが評価されるパートで、問題数は16問となっています。

文章自体はそれほど難易度の高いものではありませんが、音声は一度しか流れない点に注意が必要です。問題数が多いので、途中で集中力を切らさないようにすることがポイントとなるでしょう。

Part C:質問(Question)の対策

質問(Question)パートでは、「〇〇するなら、AとBどちらか?」といった2択の質問に回答します。問題数は24問と多く、回答者の語彙力が試されるパートになっています。

質問される内容はそれほど難しいものではありませんが、時に2択でないもの、選択肢のない問題が出題されることもあるので、問題文をよく読み、焦らず丁寧に回答することが大切です。分からない、迷った場合であっても、必ず何かは回答するようにしましょう。

Part D:文の構築(Sentence Builds)の対策

文の構築(Sentence Builds)のパートでは、バラバラになっている単語や単語のかたまりをリスニングしたうえで、正しい文章に並べ直します。回答者の文章構文と流暢さを確認するのが目的で、問題数は全部で10問です。

聞き取る単語や単語のかたまりは比較的簡単なものですが、すべてを覚えたうえで並び替える必要があるため記憶力が試されます。英文を一定時間覚える記憶力を鍛えることが重要になるでしょう。

Part E:ストーリーリテリング(Story Retelling)の対策

ストーリーリテリング(Story Retelling)のパートでは、短い物語を聞いたうえで、自分の言葉を使って物語の内容を説明します。これまでのパートとは異なり、文章構文、語彙、発音、流暢さのすべてが試される試験となっています。

物語の状況や登場人物、登場人物の行動、物語の結末などについて、可能な限り忠実に再現することが求められますが、基本的に物語のなかで使われた単語や表現を使うよう心がけましょう。問題文の内容を理解しながら聞き取る力をつけることが大切です。

Part F:自由回答(Open Questions)の対策

自由回答(Open Question)のパートでは、「AとBどちらだと思いますか?」のような簡単な質問に対し、自由に回答を行います。個人的な意見を求められるため、正解・不正解はありません。質問内容を正しく理解し、考えたことを正確に伝える英語の総合力が試されます。

自動採点の対象にはなりませんが、回答の際には単語やフレーズでなく、一貫性のある文章にして答えることが大切です。どのように文章を組み立てていくかを事前に考えておくと、スムーズに回答できるでしょう。

短期間でVERSANTの点数を上げたい人向けの対策

短期間でVERSANTの点数を上げたいと考える人は、どのように対策をするべきなのでしょうか。具体的な対策方法について見ていきましょう。

国内留学をする

国内留学とは、日本国内にいながらにして留学のような英語で囲まれた生活を送れる、多様性のある学習スタイルのことです。コロナ禍や海外の治安などが心配で留学をためらっている人、留学するための費用を用意するハードルが高い人などのニーズに対応する形で、近年注目を集めています。

国内留学では、外国人講師とのマンツーマンレッスンやグループレッスン、日本人講師による指導などによって英語力を向上することが可能です。オンラインと対面を選択できるというところも多く、VERSANTの点数を上げるために必須となるリスキング力、スピーキング力を効率的に伸ばせるでしょう。

英語コーチングスクールを利用する

効率的にVERSANTの点数を上げたいなら、英語コーチングスクールを利用するのがおすすめです。

株式会社インタースペース「英語コーチングスクールの利用実態調査」によると、約7割の利用者が、「英語力が実際に向上した」と感じていることが分かります。また「伸び悩みが改善された」「効率的な学習方法を知れた」など、VERSANTの点数アップに有利となるような回答も多く見られました。

このことから、英語コーチングスクールを利用することで、教養やスキルアップはもちろん、短期間でVERSANTの点数を効率的にアップすることも可能になると言えるでしょう。

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社会人が英語を学習する場合、頼りになるのが英語コーチングスクールです。この記事ではおすすめの英語コーチングのサービス内容・料金を分かりやすく一覧で比較しています。初心者向け、外資系への転職、オンラインスクール、料金が安い英語コーチング、TOEIC・TOEFL・VERSANT対策など、必要な情報がすべてわかります。

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VERSANT対策ができるおすすめ英語コーチング

ここでは、VERSANT対策ができるおすすめ英語コーチングを紹介します。

スピークバディ・パーソナルコーチング


スピークバディ・パーソナルコーチングは、スピーキングに特化した英語コーチングです。
英語コミュニケーションスキルを評価するVERSANTにも有効なコーチングと言えるでしょう。

なお同サービスには、『スピーキングレギュラーコース(283,800 円 / 12週)』とスピーキングレギュラーコースの倍速となる3ヶ月で成果創出を目指す『エクスプレスコース(511,500 円 / 12週)』の2つのコースが用意されています。
どちらのコースも30日間全額返金保証が適応されるため、安心して受講をスタートできるでしょう。

「3ヶ月でVERSANT8点アップ!1日1時間で子育てと両立できた。」とコメントするユーザーもおり、確かな効果を感じられるサービスです。
スピークバディ・パーソナルコーチングはこちら

ENGLEAD


ENGLEADは、目的達成の為に最適な学習プランニングを提供してくれるオンライン型英語コーチング。
本サービスでは自分の英語力を客観的に知るために、毎月VERSANTを受検します。テスト結果に応じて翌月のカリキュラムを作成するため、今必要な学習を理解しながら学習に取り組んでいくことができるでしょう。

また毎月のVERSANT受検のみならず、毎週チェックテストを行い学習習熟度を確認。正しい学習方法を実践できているか確認すると共に、学習進捗に合わせたスケジュールと教材の修正も行います。
そのため自己学習では成し得ない、濃度・スピードで目標達成を実現できるでしょう。
ENGLEADはこちら

スマートメソッド


スマートメソッド、英会話関連サービスやグローバルリーダー育成事業を展開する『レアジョブグループ』が提供する英語コーチング。母体が英語指導に長けているだけあり、短期間で英会話力を伸ばすインプット・アウトプット学習をワンストップで提供しています。

またスマートメソッドでは、スマートメソッド専属講師と日本人コンサルタントがWでサポート。英会話指導を提供していない英語コーチングも多い中、スマートメソッドでは専属講師からの指導も受けられます。

「話せる」を目的としたコーチングを実施しているため、VERSANTでもしっかり成績を残すことができるでしょう。
スマートメソッドはこちら

VERSANT対策まとめ    

VERSANTは、ビジネスレベルの英語コミュニケーションスキルを評価するテストです。

スピーキング力が重視されるのが特徴で、TOEICよりも難易度は高いといわれています。VERSANT対策では、英語4技能の底上げを図るのはもちろん、日本人が苦手とする「スピーキング」の精度を高めることが必須です。

ただし現在のところVERSANTの知名度は高いとはいえず、VERSANT専門の教材を見つけるのは難しくなっています。受験を考えている方は、ビジネス英語に対応した教材・TOEIC教材などを活用して対策しましょう。

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