そのスクールは「POTEPAN CAMP(以下、ポテパンキャンプ)」。SNSの書き込みいわく「ポテパンキャンプを紹介していないメディアなんて信用できない!」と言うのです。
人々にそこまで言わしめるとは、一体どのようなスクールなのでしょうか?
気になった編集部は突撃取材を申し込み、なんと卒業生インタビューの機会をいただけることに!
というわけで、今回は実際にポテパンキャンプを卒業され、大手電機メーカー → 自社開発企業に転職 → フリーランスとしてベンチャー企業で活躍されているりょうまさんにお話を伺いました。
よろしくお願いします!
記事のダイジェスト/ポテパンキャンプの評判とクチコミまとめ
・より現場に近い感覚で学べる
・紹介先企業が良質で求人の斡旋に強い
ポテパンキャンプは現役エンジニアがコードをレビュー、強力なチームで受講生をサポートするプログラミングスクールです。受講料は440,000円(税込・一括払いの場合)で、既存のプログラムを読み改修する実際の現場に近い感覚で学べるのが特徴のスクールです。
ポテパンキャンプについて、この記事でインタビューしたりょうまさんの意見をもとにまとめてみました。
ポテパンキャンプの良いクチコミ
インタビュー内容と、コエテコ上にあるクチコミから抜粋すると、ポテパンキャンプの良いクチコミは以下のようにまとめられます。ポテパンキャンプでは他の受講生が書いたコードを見られる仕組みになっていたので、”人が読む前提でコードを書く”という、現場で求められる意識を身につけることができました(りょうまさん)
提携求人の数も多く手厚い転職サポートを受けながら、自身の努力次第で未経験でもとても良いスタートを切ることができると思います(男性/20代)
ポテパンキャンプの悪いクチコミ
同じく、ポテパンキャンプの悪いクチコミは以下のようにまとめられます。カリキュラムが難しくて背伸びしなければいけないのと、ある程度自分の努力に任されているスクールなので、合わない人は合わないかもしれません。私は大満足でしたが、こればかりは人それぞれだと思います(りょうまさん)
それではいよいよ、実際に通われていたりょうまさんにお話を伺ってみましょう!
国立大を卒業し、大手電機メーカーへ
—本日はありがとうございます。まずは、りょうまさんが転職を意識されるまでの経緯を教えていただけますか。私は国立大の工学部を卒業し、新卒で大手電機メーカーに就職しました。
多くの工学部生が開発職に就く中で、私が選んだのは営業職。ビジネスの基本を知りたいと思い、あえて主流から外れた選択をしたんです。
はじめの1年間は研修期間だったこともあり、”社会人”気分を楽しみました。ところが実業務が始まってみると、思っていたのとは違いまして……。
—というと?
端的に言うと、「接待」が業務の中心だったんです。それも、お客様を居酒屋にお連れして、お酌をして、という伝統的なスタイルで(笑)。
文系出身の同期はコミュニケーション能力に長けており、上手に酒席を盛り上げていました。一方の私は典型的な”理系”の生活をしてきた身。「これは勝ち目がないな」と感じました。
そのような日々を過ごすうちに、学生なりに抱いていた「グローバルなビジネス」への憧れと、現実とのギャップがつらくなってしまったんです。
人生を変えたブログとの出会い
—エンジニア転職を意識されたのは?はい。これは明確なきっかけがありまして、仕事に悩んでいる時期に、あるブログ*に出会ったんです。
そのブログの著者は、東大卒で銀行に就職したものの、コミュニケーションや社内調整でつまずいてしまったそうです。
世間的には”成功”とみなされる就職をしつつも、どこか違和感を覚えてしまう気持ち……なんだか自分の境遇に似ているなと感じ、ブログの内容に強く引き込まれていきました。
読み進めていくと、その著者はプログラミングを学んで市場価値を上げ、エンジニアに転職されたと知りました。ブログには、人生を大きく方向転換されたことで生活の満足度がグッと上がったとも書かれていました。
それならば、自分もチャレンジしてみようと。大体このような経緯で、エンジニア転職を目指しはじめました。
独学 → スクールでステップアップ
—りょうまさんは工学部出身だと伺いましたが、プログラミング経験はあったのですか。最低限の知識はあった、というレベルです。授業や実験に使う程度ですね。それもJavaやC++だったので、ほぼ未経験と言ってかまわないと思います。
—プログラミングの学習を始めるにあたり、独学はされましたか?
ProgateとRailsチュートリアルはひととおり学習しました。Udemyも触ってみたのですが、肌に合わず。書籍もあまり馴染まなかったので、独学したのはその2つだけです。
(体験記事)ProgateでHTML&CSS初級編マスター!率直な感想は?アプリ版、Web版の違いも
「テレワーク」の筆頭といえばIT業界。 「プログラミングさえできれば」と考える方も多いのではないでしょうか? この記事では、プログラミング学習アプリ・Progate(プロゲート)をライターが実際に体験! 率直な感想を交え、メリット・デメリットなどをわかりやすくお伝えします。
この記事をcoeteco.jp で読む >—りょうまさんのご経歴を聞くと、独学でも学べる方なのでは?と感じますが、あえてプログラミングスクールへの入学を決めた理由とは。
さらにレベルアップしたかったからです。
ProgateやRailsチュートリアルは素晴らしい教材ですが、「現場でちゃんと通用するのかな?」という不安があったので。
ポテパンキャンプに決めた3つの理由
—なるほど。数あるスクールの中で、ポテパンキャンプに決めたのはなぜですか。理由は3つで、 ①カリキュラムのレベルが高い ②紹介先が優良企業のみ ③返金制度がユニーク だったためです。
まずは ①カリキュラムのレベルですが、当時は入学するための選考がありました。
代表の宮崎さん自ら入会希望者と面談して、なぜエンジニアになりたいのか、どのくらいやる気があるのか、どの程度独学してきたのか、といったことをたずねられました。
こう聞くと緊張してしまう方もおられると思うのですが、私はけっこう燃えるタイプ。「本気でエンジニアになりたいならここだ!」と感じ、好印象でしたね。
※ちょっと補足※
当時はポテパンキャンプが始まって間もなかったこともあり、独り立ちできそうな方を中心に受講生を募っていました。
そのため、このような面談(選考)を行っていたんです。
現在はカリキュラムも洗練されましたので、幅広いニーズに合わせて学習していただくことができます。
どうぞ緊張せず、お気軽にお越しください!
その点、ポテパンキャンプは安心で、基本的に自社開発企業しか紹介されないと。各種SNSやブログでも「紹介先企業が粒揃い」と評価されていたので、信頼できました。
最後に ③返金制度がユニークな点ですが、多くのスクールが「転職できなければ返金」される一方、ポテパンキャンプは「転職できたら返金」だったんです。
どちらが良いかは人によると思いますが、個人的には「転職に成功できて、ボーナス的にお金が返ってくるほうがやる気が出るな」と思いました。実際、転職後にお金が振り込まれているのに気付いたときは非常に嬉しかったです(笑)。
※ちょっと補足※
残念ながら、現在はキャッシュバック制度はありません。内情をお話ししますと……
キャッシュバック制度は採用企業から紹介料をいただくことで実現できていたのですが、現在は採用企業からは一切紹介料をいただかないことにしました。
それによりキャッシュバック制度はなくなってしまいましたが、多くの優良企業と提携が進んでいますので、以前よりも充実した転職サポートが実現できています。
難しいカリキュラムに必死に食らいついた
—ここからは、実際に入会されてからの経験を聞かせてください。入会後はどのようなスケジュールで学習を進めましたか?ポテパンキャンプのカリキュラムに取り組んだのは約3ヶ月ほどです。
1〜10までの課題を順にこなしていき、4つ目の課題が終わったタイミングで転職活動をスタートする形式でした。
—カリキュラムの難易度はどうでしたか?
レベルの高いスクールを求めていたので当然といえば当然ですが、それなりに難しかったです。ときに潰れてしまいそうな時期もありましたが、なんとか食らいついていきました。
—カリキュラムの質はどうでしょう。
非常に質が高かったですね。ポテパンキャンプのカリキュラムは、ゼロからプログラムを書くのではなく、すでにあるプログラムを読んで改修していくスタイルなんです。
「ゼロから書くほうが大変じゃないの?」と思うかもしれませんが、実際は逆。すでに出来上がっているプログラムを直すには、けっこうスキルがいるんです。プログラム全体を把握するのがまず大変だし、ロジックを理解せず、その場しのぎでコードを書くと他のところが破綻してしまいます。
実際の現場でもほとんどの場合、すでにあるプログラムを改修していくスタイルですよね。現場に近い方法で学ぶことができたのは非常に良かったです。
—講師からの指導はどうでしたか?
ポテパンキャンプでは現役のエンジニアの方からコードをレビューしてもらいました。
これが結構厳しくて、「この概念の理解が不十分ですね」といった指摘はもちろん、「インデントがずれていますよ」など、細かなスタイルまで直していただきました。
※ちょっと補足※
りょうまさんがおられた時期から、ポテパンキャンプはさらにパワーアップしました。
毎日10時〜23時まで質問を受け付けており、最初の1ヶ月は週1回のビデオ通話でモチベーションを維持します!
より強力なチームで受講生の皆さまをサポートしていますので、安心してチャレンジしてくださいね。
先ほどの話ともつながるのですが、プログラミングを仕事にするなら”人が見やすいコード”を書くのが大切だと思うんです。
ポテパンキャンプでは他の受講生が書いたコードを見られる仕組みになっていたので、”人が読む前提でコードを書く”という、現場で求められる意識を身につけることができました。
—他の受講生との交流はありましたか。
うーん、あまり交流はなかったですね。他の方のコードを見て「すごいなあ」「自分はまだまだだな」と凹むことがあったくらいで(笑)。
スクールの魅力と裏返しになりますが、カリキュラムが難しくて背伸びしなければいけないのと、ある程度自分の努力に任されているスクールなので、合わない人は合わないかもしれません。
私は大満足でしたが、こればかりは人それぞれだと思います。
※ちょっと補足※
実はポテパンキャンプでも、過去にイベントをやったことはあります。
ただ、蓋を開けてみると「学習を優先したいのでイベントには参加しない」という方も多かったんです。
そのため、今は質の高いカリキュラムを提供することに集中しています。
交流を求める方は、SNS等でスクール外のイベントを探して参加されていますよ。
紹介先は自社開発企業のみ、安心できた転職活動
—さて、いよいよ転職活動について伺います。ポテパンキャンプでの転職はどのように進みましたか。私がいた頃は、宮崎さん自らが窓口となって転職サポートをしてくださいました。おすすめの企業一覧をいただき、その中から条件に合う会社に応募する形です。
とはいえ、ポテパンキャンプで紹介される会社はどれも優良企業ばかりだったので、深く考えずエントリーしていったような記憶があります。
数で言うと、12社ほど受けて、最終選考まで進めたのが数社。その中から、もっとも自分に合っている会社に転職しました。
—かなりスムーズに転職されたんですね。
客観的に見るとスムーズかもしれませんが、「ひとつも内定をいただけなかったらどうしよう」と不安になった時期もありました。
お恥ずかしい話ですが、勉強は得意なほうだと自負していたので……。いくつか落ちると「思った以上にうまくいかないな」と感じてしまったんです。
それでも、Slackで「りょうまさんなら大丈夫ですよ!」と励ましてもらいつつ、なんとか転職成功できたので本当に良かったです。
大学の同級生が起業、フリーランスエンジニアに
—現在のお仕事について、差し支えない範囲で教えてください。実は、ちょうどこの12月にフリーランスとして独立しました。今はベンチャー企業のエンジニアとして働いています。
転職先の会社はすばらしいところで、何の不満もありませんでした。ただ、不思議な縁もあったもので、大学の友達が起業しまして。ちょうど大型の資金調達も完了したところで「エンジニアが足りないから手伝ってくれないか?」と打診を受けたんです。
もともと独立志望だったこともあり、その話を受けることに決めました。現在は就活生向けの合同企業説明会に特化したオンライン会議ツールの開発を行っています。
エンジニアは自分も含めて2名。そんな少人数体制でも自力で開発を進めていけるのは、分からないことをとことん調べる根性を授けてくれたポテパンキャンプのおかげです。
手に職があれば「チャレンジできる人生」になる
—最後に、プログラミングの学習に興味はあるけれど、一歩踏み出せない方に向けてメッセージをお願いいたします。プログラミングを学んだ最大のメリットは、人生の自由度が圧倒的に大きくなったことです。
一般的に、ベンチャー企業で働くことは無謀なチャレンジと見なされがちです。でも、プログラミングという”手に職”を身につけていれば、たとえうまく行かなかったとしても、人生の方向転換が容易にできる。チャレンジへのハードルがグッと下がるんです。
陳腐な表現になってしまいますが、今は激動の時代です。貴重な時間を投資する先として、プログラミングは悪くない選択なはず。
私もまた、人生が大きく変わった一人です。ぜひ臆することなくチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
—ありがとうございました。
なお、今回は株式会社ポテパン代表 宮崎さんもインタビューにお越しくださいました!
ところどころ情報を補足していただきつつ、お話を伺いたいと思います!