ただし、未経験者の転職活動はハードルが高いもの。スクールに通ってスキルアップするだけでなく、実務経験を積み、専門のキャリアカウンセラーが所属している転職エージェントに登録するなど、計画的に進めることが重要です。
今回、コエテコがインタビューするTさんは、Web系のプログラミングスクールに通い、実務経験を経てデータサイエンティストに転職したひとり。転職後は平日は出勤1日・リモート4日に変化し、それまでなかなかコミットできなかった子育てや家事にも積極的に参加しています。
「まずはWeb系を学び、転職→AIジョブカレのスクールという順番が私には合っていました!」
そう語るTさんの転職ストーリーとは?人工知能技術専門プログラミングスクールの特待生プログラム『AIジョブカレPRO』の魅力とは。メリット・デメリットの両方から、詳しくお伺いしました。
記事のダイジェスト/AIジョブカレPROの評判とクチコミまとめ
・先に審査があり内定を得た上でAIスキルを学ぶスタイル
・経産省・厚労省とJDLA認定講座
AIジョブカレPROはAIを活用するスキルを体系的に学べるだけでなく、転職も保証されているAIエンジニアスクールです。受講料は審査に通り、転職等の一定条件を満たせば無料で、企業の内定を持った形で講座受講する点が特徴のスクールです。
AIジョブカレPROについて、この記事でインタビューしたTさんの意見をもとにまとめてみました。
AIジョブカレPROの良いクチコミ
インタビュー内容と、コエテコ上にあるクチコミから抜粋すると、AIジョブカレPROの良いクチコミは以下のようにまとめられます。転職サポートが手厚く、親身にしていただけるところ(Tさん)
AIジョブカレPROの悪いクチコミ
同じく、AIジョブカレPROの悪いクチコミは以下のようにまとめられます。内容が実務寄りなため、学問的に原理を知りたい方には少し物足りないかもしれない(Tさん)それではいよいよ、実際に通われていたTさんにお話を伺ってみましょう!
プログラミング未経験の方はコチラ!
エッジテクノロジー株式会社では、この記事で紹介する事前選考が必要な「AIジョブカレPRO」だけでなく、文系・初心者からでもAIを学べる複数の講座も開校中!AI(人工知能)活用に必要なプログラミング(Python)をはじめ、データの前処理やアルゴリズム、パラメーターチューニングなど、ご自身のスキルとキャリア観に合わせて受講できます。
料金は、文系出身者が対象の『Python+数学超入門講座』なら27,500円(税込/動画受講のみ/講座アカウント発行日より90日間は閲覧可能)、Python数学講座 + 機械学習講座 + ディープラーニング講座が学べるお得な『パッケージプラン』なら272,448円(税込/動画受講のみ)。
今ならキャンペーン実施中のため、パッケージプラン272,448円(税込/動画受講のみ)が、キャンペーン価格:229,900円(税込)とお得!
「プログラミングの実務経験が1年未満」「これからAIを学びたい」という方は、ぜひこちらのコースのページものぞいてみてくださいね。
予備校の校舎業務からエンジニアにキャリアチェンジ!
—まずは、TさんがAIジョブカレPROに入会するまでのキャリアについて教えてください。私は、大学の教養学部で物理・化学・生物と幅広く学び、卒業後は予備校業界に就職して5年間校舎業務に携わっていました。業務内容は、私が直接生徒に教えるのではなく、どちらかというと「この生徒のこの点数ならこの動画学習が合うんじゃないか」と動画教材を提案するような内容です。
ただ、その提案が職員の経験や勘に頼ったアドバイスになっていたため、「これで正しいのだろうか」と疑問を持つシーンはあって。
そんなときに、社内でデータから指導の知見を得ようという取り組みが始まりまして。そこで軽くプログラミングにさわり、データから新しい知見を得る新鮮さを感じました。また、仕事にはやりがいを感じていたものの、とにかく忙しくて……。子育てや家事の参加が不十分だったんです。
ーお子さんが生まれると、それまでの働き方を振り返るきっかけにもなりますよね。
そうなんです。
このままの働き方ではいけないと転職を考えたとき、興味のある分野で、働き方にも融通のきくエンジニアにキャリアチェンジしようと思い立ちました。
ーエンジニアなら就職先によっては、リモートワークやフレキシブルな働き方も可能ですよね。そこで、スクールへの入会を選んだきっかけは。
もともとはデータサイエンス系に行きたいと思っていたんですが、知人のデータサイエンティストに話を聞いたところ「ここ数年で、完全未経験からデータサイエンティストへの転職はハードルが上がっている」と言われまして。
まずはWeb系の知識を身につけてからの方が門戸も広いことと、Web系にも関心が持てたことから、職場を退職してDMM WEBCAMPの4ヶ月コースに入会しました。
DMM WEBCAMP卒業生インタビュー|織物工業→エンジニア転職、『三國志』を諦めプログラミングスクールへ!?
最近、あるプログラミングスクールへの申し込み数が飛躍的にアップしています。 そのスクールこそ「DMM WEBCAMP」。転職保証つきの「COMMIT」なら56万円ものキャッシュバックが受けられます。今回は「DMM WEBCAMP COMMIT」を実際に卒業され、この8月からエンジニアとして働いておられる貝野さんに独占インタビュー!前職の経験から転職活動まで、本音でくわしく伺いました。
この記事をcoeteco.jp で読む >DMM WEBCAMPの4ヶ月コースは、最後の1ヶ月をクラウドコースかAIコースを選択できるのですが、ここではいったん、クラウドコースにしました。
ーなるほど、AIではなくクラウドを選んだんですね。その理由は?
どんなものなのか、知見がなかったからこそ、という理由です。よく知らないからこそ、まずはクラウドを学んでみようと選択して、ポートフォリオもしっかりと作り込みました。
ただ、そろそろ転職活動をしようかというとき、Web系もいいけど、やっぱりデータサイエンスもやりたい!と気持ちが揺らぎはじめまして(笑)。
どうしようかと悩んでいたときに、前職でお世話になった方から「AI開発部で社内の知見を得ながら、せっかく学んだプログラミングを生徒指導に役立ててみないか」と声をかけていただき、アルバイトという形で実務に携われることになりました。
AI開発部でアルバイト8ヶ月、正社員への転職活動も
ーAI開発部ではどんな業務に携わったのでしょうか。
社内のデータをPythonでさわらせていただき、データの整形や集計、グラフによる視覚化などを中心にしていました。機械学習はあまり使いませんでしたが、最終的には数理最適化まで携わりました。アルバイトとして8ヶ月ほど働いたころ「そろそろ正社員として転職をしよう」と動き出しました。
ー実務経験を積んで、転職活動を始めたんですね。AI・データサイエンスの転職活動はどうやって進めたのでしょうか。
実は、私も転職当初はどういう会社があって、どういう転職活動をするとより有利に進められるのかわかりませんでした。そこで、いろいろと調べていくうちに、AIジョブカレPROの転職サポートがよいと情報を得たんです。
ー具体的には。
「AIジョブカレPRO」は人工知能技術専門プログラミングスクール「AIジョブカレ」の教育講座とポテンシャル採用を組み合わせたコースで、プログラミング経験1年以上など受講条件があります。
事前審査で選考通過すると、転職サポートがスタートして、内定をいただいてから機械学習やディープラーニングを受講できるシステムです。
ーまずは転職活動からはじまるスクールなんですね。転職エージェントの活用などは考えましたか?
いえ。大手の転職エージェントは、機械学習系の求人に特化しているイメージがなかったので……。だったら専門家のところにお願いした方がいいだろうとAIジョブカレPROのみ活用しました。
無料カウンセリングはだいたい1時間ほどで、転職を考えたきっかけと私自身のプログラミングの経歴、いつまでに転職活動を終えたいのかを質問されました。
ーその時点で、特待生プログラムの審査をされていたんでしょうか。どんな人が審査に通過できるのか知りたいです。
うーん、どんなふうに審査されたのかな(笑)。あまり「選ばれた」という感覚はないんです。専用のフォームから条件を入力して申し込んでいたため、その内容の確認や転職意思の確認が中心だったので。
唯一心配だったのは、プログラミングの実務経験1年の条件。私の場合はDMM WEBCAMPのスクールが4ヶ月、アルバイトが8ヶ月だったため大丈夫ですか?と質問したところ、「問題ないですよ」と回答いただき、ほっとしました。
ーちなみに、審査に通らなかった場合は、他の転職活動を考えていましたか?
そうですね。通らなかったらしょうがないなと思っていました(笑)。
転職活動は簡単にいかないとは思っていましたし、AIジョブカレPROの審査に通らなければWantedlyを使って転職活動をする方法もありますよね。そういうのを視野に入れつつ、ダメ元でお願いした感じでした。
選考を受けた企業は全て内定ゲット!その秘訣は?
ー転職活動は、どのように進みましたか。カウンセリング後に、AIジョブカレから15社ほど求人票を送っていただいた中で、ベンダーと分析系を合わせて5社ほど履歴書と職務経歴書をお送りしました。
企業によっては、事前に分析課題が出て資料作成やプレゼンをすることも。転職活動の期間は1カ月ほどで、書類選考で見送られた1社を除き、面接へ進んだ全ての企業から内定をいただきました。
私の場合はDMM WEBCAMPで作ったポートフォリオを見てもらったり、アルバイトでどんなことをしてきたのかお話ができたので、自分が今まで何をやってきたのか、スキルの棚卸しをしておき、しっかりと面接で伝えられれば大丈夫なんじゃないかなと思います。
一おお!転職活動はスムーズだったんですね。ちなみに、どのような企業に転職されたんですか?
機械学習やディープラーニングを使ったアナリティクス・コンサルティングサービスと、それを動かすIT基盤やAIプロダクトも提供しているベンチャー企業です。
今年の4月から入社し、私はアナリティクスチームに配属されて分析業務をもろもろ担当しています。
ーいくつも内定をもらえたとのことですが、今の会社に転職された決め手を教えてください。
この会社にした理由は、大きく2つあります。
1つ目は、技術力が高い企業だと思ったからです。分析はもちろん、プロダクトに載せるまでしているので両方できているのは企業としてかなり強いかなと。
2つ目は、言葉を選ばずに言えば、イケイケなベンチャーなところでしょうか。話を聞いている限りではストイックな会社なので、自分の力も試せますし、そういう環境で自分のスキルを磨きたいと思いました。
あと、入社後は出社していたのですが、緊急事態宣言が出てからリモートに切り替わり、現在は「リモートを続けたい方はどうぞ」と言われているため、今のところ私は週1出社と週4リモートを組み合わせています。
ー自分の成長が期待できる会社に転職できただけでなく、自分に合った働き方も実現できているんですね!
そうなんです。
入社直後の1週間くらいは社内の分析関係に慣れる期間だったのですが、その後は早速、案件に携わらせていただき、1案件にも四苦八苦。そのうえ、「もう1個お願い」と言われるくらいで(笑)。ビシバシ鍛えていただいているところです。
転職後に受講開始!仕事に活かせる実務寄りのカリキュラム
ーAIジョブカレPROは、転職後に受講スタートの流れなんですよね。現在までの学習の流れについて教えてください。
受講方法はライブ授業と動画受講の2種類があり、私は動画受講を選択しました。
理由は、ライブ授業が毎週水曜日の19時30分(土曜日の午後に開講する回も有り)からで固定のため、勤務時間的に難しいんじゃないかと判断したためです。
なお、通常コースでは数学系やPythonの基礎、プランニングなどからいくつかを選べるのですが、PROで学べるのは機械学習とディープラーニングの2つと決められています。
ーお仕事をされながらの受講は、時間確保が大変そうですね。その点についてはいかがですか?
私の受講期間は4月から10月までの6ヶ月で、転職直後は業務が忙しく、正直なところ、学習まではほとんど手が回らずでした。最近は仕事にも慣れてきたので、動画受講についても少しペースをあげているところです。
ー自分のペースで受講できるのは動画学習のいいところですよね。受講開始3カ月ほどですが、AIジョブカレPROのメリットについて教えてください。
ひとことで言うと、転職サポートが手厚く、親身にしていただけるところです。
転職サポートでは、自分で作った履歴書や職務経歴書の内容を見ていただき、面談の指導もありました。
私は転職活動を本格的にするのははじめてなので、書類選考や面接でどういうところがみられるのかわかっておらず、そこをご指導いただけたのがよかったですね。実際に、面談でご指摘いただいたことを転職の面接でも先方に聞かれることが多かったです。
あとは、実務寄りの学びが多いところは自分に合っていると思いました。
講師はデータサイエンティストとして経験を積まれている方なので「現場ではこういうことが起こりうる」「実務でここまでやれたらベストだけど実際はこういうふうにします」とリアルな話が聞けるのがありがたいです。これは明日、仕事でためしてみよう!と、知識をすぐに仕事に活用できています。
ーとても満足されている印象ですが、あえてスクールの不満点(デメリット)についてもお伺いしてよろしいですか?
特に見当たらないな……あ!強いて言うなら、ぎりぎり1つ見つかりました(笑)。
というのも、内容が実務寄りなため、学問的に原理を知りたい方には少し物足りないかもしれないなと。でも、今すぐ実務に活かしたい私にはマッチしているので、人それぞれだと思います。
クライアントの課題解決をサポートするデータサイエンティストに!
ー転職に成功されたTさんですが、今後の展望について教えてください。機械学習って、学び出すと果てしないですよね。私は機械学習やディープラーニングを学問として学ぶのではなく、クライアントの課題解決を助ける道具として、実務寄りで極めていきたいです。
今はマネージャーが案件の方針を出してくれるので、分析業務もなんとかやれている状態。ゆくゆくは自分でクライアントが求めていることを理解し、バシッと方針を打ち出していけるようになりたいですね。社内にはコンサルタントを経験している人が多くて、そういったところも少しずつ身につけられたらなと思います。
ーぶしつけな話ですが、この領域なら、年収面でも期待できるのでは。
うーん。個人的には、楽観視はしていなくて。
というのも、ただ単に分析するだけなら自動化されているサービスもあるので、分析ができます!だけでは足りないんです。
クライアントと適切なコミュニケーションをして、相手に価値のある形で分析できるようになれないと今後もこの領域で働くのは難しいんじゃないかと。期待の持てる分野ではありますが、どんな人でも高収入!ほど甘くはない世界だと思います。
ーなるほど……。この堅実なお人柄が、面接でも評価されたのかもしれないなと感じました。では最後に、これから、AIを学びたいと考えている読者にメッセージをお願いします。
AIやデータサイエンス職は旬な領域なので、「ちょっと学べば、未経験からでもできます」なんてうたっているWebサイトも少なくありません。でも、実際には学ぶ内容が多く、学習期間も長期に渡るので、自分に合っているのか事前にかなり考えて判断した方がいいと思います。
また、決して簡単な道のりではないので、多少困難があってもやり切りたいという強い思いで臨んだ方がいい。その1つの判断材料として、実務者の話を1度聞くのをおすすめします。
私の場合はDMM WEBCAMPでWeb系を学んでから、アルバイトで実務を経験した上で転職を決意しました。事前に実務の方の話を聞いたからこそキャリアチェンジできたところもあります。
身の回りにいなければ、Twitterで探すのもいいですね。あとはMentyのようなお金を払えばデータサイエンティストの方から話を聞ける機会もあるので、まずは1度プロの方にお話を聞くとといいと思います!
ーありがとうございました!