学習ドリルとは?小学生向けタブレット学習と比較

学習ドリルとは
小学生の家庭学習用の教材として注目されているのが、タブレット学習向けの教材。タブレット学習のメリット・デメリットや、紙のドリルでの学習との比較、小学生におすすめのタブレット学習教材などを紹介します。上手にタブレット学習教材を利用して、楽しく効率的に学習しましょう。

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小学生向けの「タブレット学習」とは?

以前は小学生の家庭学習といえば、紙のドリルや通信教育などが主流でしたが、最近はタブレット学習も非常に多くなってきています。

動画やビジュアルを多用しているため、学習内容を理解しやすく、ゲーム感覚で学べるため、子どもが楽しみながら取り組めるのが特徴。

採点なども自動で行なってくれるため、保護者の負担が少なく、一人ひとりのペースや理解度に合わせて学習を進めることができます。また、紙よりも手軽で、場所を選ばずに学習できることも魅力。タブレット学習は、通信教育のひとつの形として定着しつつあり、さまざまな種類の教材が提供されています。

代表的なタブレット学習向け教材

ひと口にタブレット学習向け教材といっても、端末や学習内容、学習形態などの種類によって、さまざまな教材があります。代表的な教材には以下のようなものがあります。

①進研ゼミ「チャレンジタッチ」


「進研ゼミ小学講座チャレンジタッチ」は、専用タブレットで個別学習ができる小学生向け通信教育教材です。音声や動画がふんだんに使われており、理解しやすいと評判。

教科書準拠の教材なので学校の成績アップにつながる学習ができるのが魅力で、5教科以外にも、プログラミングや思考力、検定対策などができるほか、約1000冊の本が見放題の「電子図書館まなびライブラリー」があるなど、内容が充実しています。

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②そろタッチ

「そろタッチ」は、そろばんの仕組みをiPadで応用した、新しい暗算学習法です。「見えるモード」と「あんざんモード」の2つのモードで同じ計算を反復練習することにより、数を珠の形でとらえて頭の中で変換する「イメージ暗算(そろばん式暗算)」を習得することができます。20種類以上のゲームがあり、毎日の学習は翌日のランキングに掲載されるので、楽しみながら継続することができます。

タブレット学習のメリット

タブレット学習のメリットは、なんといっても子どもが楽しく勉強に取り組めることでしょう。

教材にアニメキャラクターが登場したり、ゲームやクイズを通して学習できたりと、子どもが楽しんで学べる工夫が施されています。

自分に合ったペースで進めることができ、何回でもリピートできるので、苦手な学習にも取り組みやすいのも魅力。

問題の答えを書き込むだけですぐに採点してくれる分、保護者の負担は少なく、わかりやすい解説機能も備わっているため、子どもの力だけで学習を進めることが可能です。

また、1つの機器で複数の強化に対応しているため、紙の教材のように教科ごとに教科書やノート、ドリルなどを用意する必要がなく、かさばらないのもメリットといえます。

タブレット学習のデメリット

タブレット学習は「子どもだけでも学習できる」ことを前提にしてはいるものの、やはり保護者のサポートは必要です。

集中力が最後まで持たずに、ゲームやクイズなどの遊び要素ばかりに気を取られてしまったり、間違えた問題の復習機能を面倒だからと飛ばしてしまうなど、正しく使用しないと学習効果が落ちてしまいます

また、注意したいのは子どもの視力についてでしょう。時間を忘れてタブレット学習に打ち込んでしまったり、暗い環境で長時間タブレットを見ていると、視力が悪くなる危険性があります。

明るい場所でタブレットを使用し、正しい姿勢でタブレットとの距離をきちんと取ることや、定期的に休憩を入れることなどを心がけ、視力の低下を防ぎましょう。

なお、タブレットを使う際の失敗で、意外と多いのが「充電のし忘れ」です。いざ勉強しようというときにバッテリー切れで使うことができずモチベーションが下がることや、学習機会を逃すこともあります。こまめにチェックしておくことをおすすめします。

「紙のドリルでの学習」と「タブレット学習」の違い

子どもの学習において、紙のドリルとタブレットでは、どちらで学習するのがよいか迷ってしまうこともあるでしょう。

紙のドリルによる学習は、教材の種類が豊富に用意されており、子どもの好みやレベル、学習傾向に合った教材を選びやすいのが魅力です。また、タイピングよりも文字を手で書いたほうが学習の記憶が残りやすかったという、プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームによる調査の結果も注目されました。

文字をきれいに書く技術を磨くときにも紙は適しているでしょう。紙での学習はゲーム要素がない分、より「勉強」の印象が強くなりやすく、自発的に書くことに向かいにくいという意見もあります。

学習する際に、教科書やノート、参考書など資料を複数用意する必要がある場合、紙は一覧性が高い一方で物理的な準備の手間はかかってしまうでしょう。

タブレット学習なら、子どもの興味をそそるように工夫されたものが多いため、楽しみながら学習できるのは魅力です。保護者による採点の手間もなく、学習結果も管理しやすいため、効率的に学習することができます。資料の確認は画面の中で切り替えるだけで行え物理的にかさばらない一方、複数の資料を横断して参照したいときには不便なこともあるでしょう。

このように紙のドリルとタブレットにはそれぞれのメリットがあるため、上手に併用することがおすすめです。

小学生向けタブレット学習教材5選

タブレット学習教材にはさまざまなものがありますが、人気が高いのは小学校での成績アップにもつながる学習ができるもの。小学生が学習するのにおすすめのタブレット学習教材を紹介します。

スマイルゼミ


「スマイルゼミ」は、全国の公立小学校の約8割で活用されている小学生向け学習・授業支援ソフト「ジャストスマイル」を開発するジャストシステムが提供するタブレット型通信教育サービスです。
小学生コースの「スマイルゼミ」は、学習に必要なすべてを専用タブレット1台ですることができ、学校の教科書に合わせて予習や復習できるのが特徴です。

電源を入れれば、子ども一人ひとりに最適な講座が提案され。取り組みが遅れている教科や間違えた問題を優先的に出題するので、学習の偏りがなく、苦手を作りません。

また、きれいに書けなかった字は書き直しが指示され、丁寧に書いて答える力を身につけることができるのもポイント。追加料金不要でプログラミング講座や漢検ドリルも可能です。

・学べる教科:国語、算数、理科、社会、英語
・対象年齢:年長~小学生
・専用タブレットの有無:専用タブレットを使用
・料金:3280円~/月

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東進オンライン学校


東進オンライン学校」は、東大現役合格実績日本一を誇る『東進』と予習シリーズNO,1を誇る『四谷大塚』が提供するオンライン通信教育です。
基本的には、東進が誇る実力派講師陣による熱血指導動画を視聴するスタイルになりますが、授業の後は確認テストが実施されるため、“分かったつもり”になったまま勉強を終えてしまうことはないでしょう。
また月に1回月例テストが実施されるため、定期的に実力を図ることもできます。

学べる教科は、国語、算数、理科、社会の4教科。申し込み学年に加え、1学年上もしくは1学年下の教材も視聴できま。さらに算数と国語は、中学や高校に繋がる応用力を身に付けられたり、中学受験レベルの問題に取り組めたりする演習講座も用意されています。

月3,000円代ながらも4教科に加え中学受験にも対応できるレベルの指導を受けられる点は、保護者にとっても魅力と言えるでしょう。

・学べる教科:国語、算数、理科、社会
・対象年齢:年長~小学生(中学生向けもあり)
・専用タブレットの有無:手持ちのタブレット、パソコンを使用
・料金:3278円~/月(12カ月一括払いの場合)
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進研ゼミ「チャレンジタッチ」


「進研ゼミ小学講座チャレンジタッチ」は、専用のタブレット端末を使って、タッチペンで実際に書いて学べる通信教育教材。教科書準拠、かつ新学習指導要領にも対応しており、子どもの小学校で使っている教科書に対応したテキストなので、予習はもちろん復習にも効率的に使うことができます。基礎力が中心の標準コースと、中学入試レベルまで入った挑戦コースから、科目ごとに子どもの学習状況に合わせて選べるのも特徴。自宅で受けられるオンラインライブ授業もあり、先生の出題に子どもが回答する参加型授業なので、最後まで飽きずに取り組むことができます。課題完了でもらえるポイントで好きな努力賞と交換できるのも、子どもにうれしい仕組みです。

・学べる教科:国語、算数、理科、社会、英語のほか、プログラミングや漢検・英検対策も
・対象年齢:年長~小6
・専用タブレットの有無:専用タブレットを使用
・料金:3680円/月※小学1年生の場合。学年や支払い方法によって異なります。

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そろタッチ

「そろタッチ」は、そろばんの仕組みをiPadで応用した、新しい暗算学習法。教室で先生のアドバイスを受けながら、友だちと一緒に学べる「教室生」と、好きな時間にどこでも学習可能な「ネット生」のいずれかで学習することができます。

カリキュラムは「基本ミッション24ステージ+アドバンス」。毎日継続して取組むと約2年で暗算上級レベルに到達するよう構成されています。

すべての学習履歴が残るため、子どもの学習状況や進捗をリアルタイムで確認でき、全学習者の中での子どもの学習日数、正解率等の順位や種目別正解率などを知ることもできます。「暗算」の力を伸ばしたい子どもにおすすめです

・学べる教科:算数
・対象年齢:年長~小2
・専用タブレットの有無:iPadを使用
・料金:1万1000円/月(教室生)、3960円/月(ネット生)

RISU算数 

「RISU算数」は、算数に特化したタブレット型の通信教育サービス。一人ひとりのデータを分析し、ぴったり問題とレッスン動画を配信してくれるので、苦手なところを克服し、得意なところは効率よく学習を進めることができます。

間違いが多かった問題の復習と、忘れてしまいがちなタイミングでの復習の2つの復習をミックスして自動出題。学習をしっかり定着できるうえ、学習の状況をトップチューターがひとりずつ丁寧に把握してサポートしてくれるので、算数が苦手な子どもでもしっかりと続けていけるのも特徴

楽しみながら思考力をグングン伸ばしていくことができます。

・学べる教科:算数
・対象年齢:小学生
・専用タブレットの有無:専用タブレットを使用
・料金:3万3000円/年+ステージクリアに応じた利用料/月

タブレット学習を取り入れているおすすめの習い事教室

子どもの自宅学習に人気のタブレット学習ですが、習い事教室でもタブレット学習を取り入れるところが増えてきています。とくにプログラミングはタブレットの操作やロボットやブロックを組み合わせる学習も楽しくて大人気。習い事では先生のサポートを受けてわからないところをすぐに教えてもらうこともでき、学習の効率がさらにアップします。ここでは、タブレット学習を取り入れているおすすめの習い事教室を紹介します。
参考:小学生向け通信教育

暗算を鍛えるなら「そろタッチ ウィズダムアカデミー」 

習い事ができる民間学童「ウィズダムアカデミー」では、約30種類ある習い事に「そろタッチ」があり、iPadのアプリを使って「そろばん式暗算」を習得することができます。

対象年齢は年長~小学生(教室によって異なります)。そろタッチのアプリには20種類以上のゲームやランキング機能が搭載され、楽しみながら「計算力」をアップできるようになっています。

毎日の学習は翌日のランキングに掲載され、子どもたちの良いモチベーションに。教室ではゲームなどのほか、アプリの学習歴から自動的に作成されたペーパーテストも実施しており、子どもたちは自宅でもそろタッチに取り組み、教室では友だちとのアクティビティで能力の定着を目指す、という指導スタイルになっています。

総合的なICT教育で学ぶなら「スタープログラミングスクール」 

情報をインプットしたら、自分なりに考えて実践し、アウトプットするという「学びのスパイラル」を大事にしている「スタープログラミングスクール」。プログラミングの知識や技術はもちろん、チャレンジ精神、やり抜く力、創造力を育くむことができるのが特徴です。

小学1年~4年生を対象とした「タブレットプログラミングコース」では、iPadのタッチ操作で命令ブロックを組合わせてプログラミングをするので、低学年の子どもでも安心して学習することができます。

カリキュラム後半では、プログラミングで自在に動かせる不思議なボール型ロボット「Sphero」を使ってさまざまなミッションにチャレンジ。楽しく学習することができます。

思考力・想像力を身につけるなら「KOOV ウィズダムアカデミー市ヶ谷飯田橋校」

「KOOV ウィズダムアカデミー市ヶ谷飯田橋校」は、ソニーグループが開発した、デザイン性に優れたプログラミング学習教材「KOOV®」を使用したコースを用意しています。

最初はブロックに親しみ、タブレットの基本操作に慣れることから始め、慣れてきたらブロックを組み立て、タブレットでプログラミングをしながら作品を完成。タブレットを使った学習環境に慣れながら、プログラミングの仕組み、角度、関数など数学的知識も身につけることができます。

グッドデザイン金賞や日本e-Leaning大賞を受賞しているKOOV®の教材は、ブロックが半透明でカラフル、凹凸が表面に見えないため一体感のある作品をつくれるのが特徴。少人数制で丁寧に指導してくれるので、基礎から自分のペースでステップアップしていくことができます。

まとめ

タブレット学習は、タブレットの操作そのものの楽しさや、採点や成績管理などの利便性も高いのが特徴です。上手に利用すれば子どもの学習のモチベーションを上げることができ、効率的に学習を進めることができます。

タブレットを活用することが多い学習の例にはプログラミングがあげられます。ロボットを扱ったり、ブロックを組み合わせてプログラミングをしたり、タブレットだけでなく、学習全体がゲームのようで楽しく大人気。ほかにどんな教室があるのか、ぜひ探してみてください。

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