今回は高校生向け通信教育の中でも、大学受験対策におすすめのタブレット学習教材をご紹介します。タブレット学習のメリット・デメリットや注意点についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
タブレット学習の効果は?大学受験対策はできる?
高校生向け通信教育ではタブレット学習の学習効果が注目されています。その背景として、高校生活で学習時間を確保する難しさが影響しています。中学生から高校生になると部活や通学でさらに多忙になり、学習時間が一気に減少してしまうケースも多いようです。
逆に言えば、大学受験を見据えている高校生の場合は、高校1年生のうちから学習習慣を確立して一気に周りに差をつけることも可能です。
最近はAIの成長が著しく、テクノロジーを活用したタブレット学習によって効率化を図る高校生も増えています。時間や場所を選ばずに学べるタブレット学習は多くの家庭で活用されている学習方法の一つです。
大学受験向けタブレット学習のメリット
大学受験向けタブレット学習のメリットは以下の通りです。- モニタリング結果を反映して効率的に学べる
- 時間や場所を選ばずに学習できる
- 塾や予備校に比べて料金が安い
では、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
モニタリング結果を反映して効率的に学べる
専用タブレットを利用できる通信教育の場合、進捗や理解度に応じて適切なプランを選択してくれるケースがあります。テストで間違えた部分や苦手な分野など、モニタリング結果を自動で学習に反映できるので、忙しい高校生でも短い時間で効率的に学べます。近年はAI導入カリキュラムも多く、学習分析精度や柔軟性が向上しているのも注目のポイントです。
時間や場所を選ばずに学習できる
タブレット学習なら忙しい高校生でも時間や場所を選ばずに学習できます。サービスによっては1日15分など短時間から始められる講座もあるので、隙間時間を活用したい高校生や、部活と学習を両立したい高校生でも取り組みやすいでしょう。これから学習習慣を確立したい高校生にとっても取り組みやすい方法の一つです。
塾や予備校に比べて料金が安い
タブレット学習を行う場合は通信教育を利用することが多いですが、通信教育は塾や予備校に比べて料金が安い傾向です。サービスによっては塾・予備校の3分の1ほどで受講できるコースもあります。「なるべく料金が安いサービスを探している」「初めて学習サービスを利用する」といった状況のご家庭にもおすすめです。
大学受験向けタブレット学習のデメリット
大学受験向けタブレット学習のデメリットとして考えられる項目は以下の通り。- 専用タブレットが必要な場合がある
- 自分で学習時間を確保しなくてはならない
では、それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
専用タブレットが必要な場合がある
タブレット学習ができる通信教育の中には、専用タブレットの利用が必須となるサービスがあります。専用タブレットを導入している通信教育では、入会費や月額費用と合わせてタブレット代がかかります。なるべく安い料金で学習したい場合は、自宅のタブレットやパソコン、スマートフォンを利用できる通信教材を選びましょう。
自分で学習時間を確保しなくてはならない
タブレット学習の場合、いくら手軽に学べるコンテンツでも自分でタブレットにスイッチを入れなくては学習が始まりません。塾や予備校と違って自宅で学習できるため、集中力を維持できない学生もいるでしょう。「まずはスイッチを入れることから始めてみる」「家族が見ているリビングで学習する」など、一人ひとりが継続しやすい環境づくりが重要です。
自分で学習することが苦手なお子さんは、先生がリアルタイムで指導してくれるオンライン塾も検討してみると良いでしょう。
参考:高校生向けオンライン塾おすすめ
高校生が通信教育を始める際の注意点
タブレット学習ではタブレットやパソコン、スマートフォンを使うので、スムーズな通信環境が必要です。自宅の通信環境を必ず確認しておきましょう。また通学中や外出先で学習したい場合も、同じく通信環境が整っている状態で学習する必要があります。また、専用タブレットの購入・貸出が必要な場合、誤って専用タブレットを破損させてしまったりウイルスに感染させてしまったりするケースもあります。修理交換費が気になる家庭は、事前に保険やウイルス・セキュリティ対策を行うと安心です。
大学受験向けタブレット学習教材おすすめ6選
タブレット学習ができる高校生向け通信教育の中から、おすすめのサービスを6つご紹介します。進研ゼミ高校講座
出典:進研ゼミ高校講座進研ゼミ高校講座では部活ややりたいことと両立して大学合格を目指す「合格逆算メソッド」をベースに、レベル別のカリキュラムや個別進路指導などのサポートを行っています。
スマートフォンとテキストを組み合わせた学習形式で、進研ゼミのスマホアプリを使用します。英単語の意味調べや古文の現代語訳などは、スマートフォンを教科書のページにかざしてタップするだけで予復習可能。一人ひとりに最適な課題やテストでよく出る問題など、「今やりたい」問題を通学中や就寝前に気軽に演習できるサービスです。
東進衛星予備校(東進ハイスクール)
出典:東進衛星予備校東進衛星予備校の映像授業では、日本中から選りすぐった精鋭の講師陣が揃っています。「わかりやすいのは当たり前」に授業を行っているため、わかりやすさを追求した面白くてやる気の出る授業が期待できるでしょう。
カリキュラムは、レベル0(高校入門)からレベル11(東京大学理科三類、京都大学医学部)まで細かく分かれており、自身のレベルに合わせて視聴動画を選べる点がポイント。
第一志望合格を叶えるべく、画期的なシステムも提供。のべ100万人を超える指導経験とビッグデータの分析、最新のAIを融合させることで、一人ひとりに最適な演習講座を行っています。
個別サポートで勉強面だけでなく精神面もサポートしてもらえるため、挫折やモチベーションの低下が心配な方にもおすすめです。大学受験のエキスパートである担任や担任助手が、熱誠指導で力強くリードしてくれます。
キミノスクール
出典:キミノスクールキミノスクールは、「勉強習慣ゼロから短期間で成績UP」をうたっているオンラインスクールです。短期間で成績を上げられる同スクール独自の勉強法により、偏差値は平均で14.8UP、勉強時間は2時間以上UP、定期テストは20点以上UPする人が多数。一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムをもとに、効率よく学習を進められます。
難関大講師によるマンツーマンの授業が、定額料金で受け放題なのも魅力的。講師が、開始時の学力と志望校から逆算して、必要な学習内容を1から指導しています。
スマイルゼミ高校生
出典:スマイルゼミ高校生スマイルゼミ高校生では、専用タブレットを利用して毎日の学習や定期テスト対策、入試対策まで網羅的に学べます。7教科32科目が追加料金なしで学習できるボリュームの多さも人気の理由の一つ。
戦略AIコーチが学習時間や理解度に応じて必要な教材ジャンルを選定するので、スムーズな復習や演習がスムーズが可能です。
さらに1講座最短15分から取り組める手軽さで隙間時間を活用して学習を進められます。「学習計画を立ててもなかなか達成できない」という高校生でも、時間や場所を気にせずに効率化が可能です。
すららネット
出典:すららネット無学年式のオンライン教材を提供する通信教育すららネット。約2,500の教育現場での導入実績があり、経済産業省が認める「未来の教室実証事業」にも認定されています。
カリキュラムは5教科対応で、学年に捉われずに学生の理解度に応じた学習が可能。学年を遡って苦手な分野を見つけられるので、「学習につまづいてやる気が出ない」という状況を作りません。さらに目標達成ごとにポイントを獲得するトークンエコノミー方式など、学生のやる気を引き出す仕組みが満載です。
手持ちのタブレットやパソコンを利用できるので、専用タブレットにかかる費用を抑えられるのも特徴の一つです。
Z会
Z会の高校生タブレットコースは、大学受験を目指している方におすすめの通信教育です。カリキュラムでは高校範囲の全単元を30分単位で学び、高校1年生~3年生の基礎固めを行います。受験勉強における復習はもちろん、次学年の先取りにもピッタリでしょう。英語・数学・国語は添削付きで、細かいサポートによって自分の課題が見つけやすくなります。単元・難易度別に演習ができる良問問題集を利用すれば、目的に合わせて演習量の調節もできます。
入試本番を見据えた学習にステップアップしたい場合は紙の教材を自宅に届けてもらうことも可能です。東大や京大、難関大学など5つの志望大学別講座を用意しているので、入試レベルの問題で記述演習をしたい高校生にもおすすめです。
Z会と進研ゼミの違い|どっちがいい?小学生・中学生・高校生コースを徹底比較!
お子さん向けの通信教材としてとりわけ高い人気を誇っている「Z会」と「進研ゼミ」。どちらも50~60年以上の実績があり、多くの利用者がいることから「結局どっちを選んだらいいの?」と迷ってしまう親御さんも多いかと思います。そこでこの記事では、まずZ会と進研ゼミの大まかな違いを説明したうえで、それぞれの小学生向け・中学生向け・高校生向けコースを徹底比較していきます。
この記事をcoeteco.jp で読む >高校生はタブレット学習教材を有効活用しよう
目的や理解度、学習進捗に合った問題に効率良く取り組めるタブレット学習は、時間を有効活用したい高校生の間で注目されている学習方法です。塾や予備校と比較してもリーズナブルな価格帯で、新生活で気軽に始めてみたい家庭にもおすすめです。最近ではさまざまな通信教育サービスが提供されています。まずは公式HPをチェックして、目的に合ったコースやカリキュラムを探してみましょう。