ネット銀行おすすめ8選!口座開設方法も解説

ネット銀行おすすめ8選!口座開設方法も解説
ネット銀行とは、ネット上で振り込み、入金などの取引がすべて完了する銀行のことです。ネット銀行は実店舗がないデメリットもありますが、ネット上でいつどこでも取引できるメリットがあります。ネット銀行は、近年ではネットの普及により増えているようです。

ここでは、ネット銀行の特徴・メリットを踏まえた上で、おすすめのネット銀行を紹介しました。

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ネット銀行の特徴

ネット銀行は、実店舗や自行のATMを持たない特徴があります。なお取引は主にオンライン上をメインとしていますが、お金の引き出しはコンビニのATMを使用するケースが多いです。(※イオン銀行の場合は、ATMが設置されています)

ネット銀行であれば、口座開設・預金・振り込みなどのやり取りを、すべてネット上で完結できます。取引はネット環境さえあれば、スマホやパソコンでいつどこでも完結できるのが特徴です。

インターネット社会になった現代においては、ネット銀行の利用経験率は70%を超えていると報告する調査もあります。
引用:マイボイスコム株式会社「【 インターネットバンキングの利用 】に関するアンケート調査(第24回)」

本データからも多くの人がその利便性の高さに魅力を感じ、利用している様子が伺えます。

ネット銀行のメリット

ネット銀行を利用することで、さまざまなメリットを得ることができます。ここでは、ネット銀行を利用するメリットについて紹介します。

いつどこでも取引できる

ネット銀行は「インターネット」が繋がる環境であれば、いつどこでも取引できます。また、インターネットを利用した「ネット銀行」であれば、振込の際に待合室で待たされることもなく、ストレスフリーで取引することが可能です。

普通預金金利・定期預金金利が高い

実店舗がある銀行に比べて、ネット銀行は窓口がない分、普通預金金利・定期預金金利が高い傾向にあるようです。また、ネット銀行は一般的な銀行よりも、住宅ローン金利が低い傾向にあるようです。

店舗よりも手数料が安い

ネット銀行は、実店舗を構える必要がないため、店舗運営にかかる維持費や店舗に駐在するスタッフを雇用するための人件費がかかりません。その分、ユーザーの利便性に還元されることが多く、手数料も実店舗を構える銀行よりも安く設定されているケースが大半です。

振込や引き出し手数料が無料になっているサービスも多く、細かな出費を抑えられる利点があります。

自分に合ったネット銀行の選び方

ネット銀行を選ぶ際には、どのような特徴が自分に合っているかを見極めることが大切です。ここでは、自分にあったネット銀行の選び方を4つのポイントから見ていきましょう。

金利の高さ

ネット銀行は、実店舗がある銀行と比較すると普通預金金利・定期預金金利が高く設定されています。このため、預貯金によってお金を増やしたいと考えている人は、金利の高さを比較して判断すると良いでしょう。

手数料の高さ

口座維持手数料やATM手数料、振込手数料など、銀行を利用するとさまざまな手数料がかかります。しかしネット銀行の多くは手数料が安くなったり無料で利用できるため、コンビニATMなどを利用することが多い人は手数料を比較して選ぶのもおすすめです。

サービス内容

ネット銀行それぞれで提供しているサービスは異なります。このようなサービス内容を比較して、自分のライフスタイルに合ったものを選択するとよいでしょう。

比較するサービス内容としては、たとえば口座開設の申し込み手続きや所要時間、QRコード決済に対応しているか、ポイント連携しているか、優待サービスやキャンペーンがあるかなどが挙げられます。

コンビニATM対応の有無

現金が突然必要になったときに役立つコンビニATM。ネット銀行の利便性を考えるなら、コンビニATMに対応しているかどうかも比較しておきたいポイントです。いつも利用しているコンビニのATMに対応しているネット銀行がどれか、手数料が無料になるかどうかを確認して選択すると良いでしょう。

振込手数料やATM利用が無料になる回数

振込手数料やATM利用料は、おおよそ100円~200円前後ですが、積み重なると大きな額になってしまいます。

ネット銀行を選ぶ際は、振込手数料やATM利用が無料になる回数にも注目してみましょう。
手数料が無料になる回数が多いネット銀行は、使い勝手が良くストレスを感じることもありません

ただし、同じネット銀行でも貯金額やグループ会社のサービス利用有無によって手数料の無料回数が変わることもあります。普段の利用の中で無理せず無料回数を増やせるネット銀行を調べてみましょう。

ネット銀行おすすめ8選

上述にて、ネット銀行の特徴・メリットについて紹介しました。ネット銀行の特徴は、銀行によってもさまざまです。ここでは、ネット銀行の中でもおすすめの銀行をピックアップして紹介します。

UI銀行


UI銀行は、東京に本社を置く、「東京きらぼしフィナンシャルグループ」が2022年1月17日に開業したネット銀行です。

新生したばかりの銀行のため、対応しているATMの種類は少ないものの、無料で20回分ATMを利用できる点は大きな利点と言えるでしょう。また振込手数料の回数も5回まで無料となっています。さらに上限回数を超えたとしても振込手数料は、86円と他のネット銀行を圧倒する安さです。
手数料を気にせず振込やATMを利用したいと考える人にとって利便性の高いネット銀行と言えるでしょう。

さらに定期預金の金利が高く、キャンペーン利用時の1年ものは0.35%と高い水準を誇ります。
普通預金の金利も0.2%であることから、現金管理をする銀行として重宝するでしょう。

普通預金の金利 0.2%
定期預金の金利
0.22~0.35%
ATM手数料の無料回数
セブン-イレブン:20回まで無料
振込手数料の無料回数
同行あて:無料(きらぼし銀行あても無料)
他行あて:20回無料まで無料
ATM手数料の金額
110円
振込手数料の金額
86円
入出金できるATM
きらぼし銀行ATM、セブン銀行ATM

UI銀行はこちら

SBI新生銀行

SBI新生銀行は、パソコンやスマートフォンから、振込・入出金明細・口座残高などの確認・取引ができるインターネットバンキングです。

SBI新生銀行では、独自の会員プログラム「ステップアッププログラム」があります。プログラムでランクが「シルバー」以上になると、セブン-イレブン、ファミリーマート(E-net)、ローソン、ミニストップ(イオン銀行)などのコンビニATMでの「出金手数料」が何回でも無料となります。

また人気の証券会社「SBI証券」との連携もスムーズです。

普通預金の金利 年0.10%
※ステップアッププログラムでダイヤモンドの場合 
定期預金の金利 1年:年0.30%
3年:年0.40%
5年:年0.55%
※新規口座開設した人限定の「スタートアップ円定期預金」適用の場合
ATM手数料の無料回数 提携コンビニATMで無制限
※2024年4月1日から、スタンダードステージの人のみ月5回
振込手数料の無料回数 スタンダード:月1回
シルバー:月3回
ゴールド:月5回
プラチナ:月10回
ダイヤモンド:月50回
ATM手数料の金額 110円/回 
振込手数料の金額 スタンダード:214円/回
シルバー:110円/回
ゴールド:110円/回
プラチナ:75円/回
ダイヤモンド:75円/回
入出金できるATM セブン銀行ATM・イーネットATM・ローソン銀行ATM・イオン銀行ATM・PatSat・VIEW ALTTE
ゆうちょ銀行ATM)・全都市銀行ATM・三菱UFJ信託銀行ATM・三井住友信託銀行ATM・商工中金ATM  
※2024年1月21日時点のデータです

楽天銀行

楽天銀行は、楽天グループが運営しているインターネットバンキングです。楽天銀行は、銀行で取引するたびに楽天ポイントが貯まります。(※貯まったポイントは、楽天市場などのお買い物に使用できます)

たとえば「楽天カード」の引き落とし口座を「楽天銀行」に設定することにより、楽天グループ独自のポイントアッププログラム制度「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の獲得ポイントが+0.5倍にアップします。その他にも、楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取るよう設定すると、より獲得ポイントがアップします。

※楽天はポイント制度が頻繁に変わるため、ポイント制度に関しては楽天のお知らせをマメにチェックすることをおすすめします。

普通預金の金利 年0.10%
※マネーブリッジ(楽天証券と楽天銀行の口座連携)適用の場合
定期預金の金利 1年:年0.15%
3年:年0.02%
5年:年0.02%
ATM手数料の無料回数 月7回
※ハッピープログラム(楽天銀行の優待プログラム)利用の場合
振込手数料の無料回数 月3回
ATM手数料の金額 セブン銀行・イオン銀行・PatSat:220円/回
イーネットATM・ローソンATM・MUFJ・みずほ銀行・ゆうちょ銀行・VIEW ALTTE:275円/回
※入金の場合、3万円以上は無料  
振込手数料の金額 145円/回
入出金できるATM セブン銀行ATM、イーネットATM、ローソンATM、PatSat、イオン銀行ATM
MUFJ・みずほ銀行・ゆうちょ銀行ATM・VIEW ALTTE
※2024年1月21日時点のデータです

イオン銀行

イオン銀行は、イオングループが運営するインターネットバンキングのことです。他のネット銀行と異なるのは、自行のATMがある点と言えるでしょう。イオン銀行の場合、イオン店舗内にATMもあるケースが多いので、お買い物の際に引き出しをしたいと考えている方にもおすすめの銀行となります。

イオン銀行の普通預金金利は、メガバンクと変わらない「0.001%」ほどですが、イオン銀行独自のステージアッププログラム「イオン銀行Myステージ」がアップすると「普通預金金利が0.01~0.10%」にアップします。

イオン銀行のステージをアップさせるには、年会費無料のクレジットカード「イオンカードセレクト」を保有したうえで、「イオン銀行」のインターネットバンキングに登録するのがおすすめです。

「イオンカードセレクト」のクレジット機能、もしくはWAON機能を使用して「月に1回以上」決済をすれば、「シルバーステージ(※普通預金金利0.03%)」に到達します。

また、イオンのお店によっては銀行相談窓口が設置されています。イオン銀行であれば、窓口で相談できるので、取引でのお困り事があった時も安心です。

普通預金の金利 年0.05%
※イオン銀行Myステージが「ゴールドステージ」の場合 
定期預金の金利 1年:年0.01%
3年:年0.025%
5年:年0.075%
ATM手数料の無料回数 イオン銀行ATMで無制限
他行の場合はイオン銀行Myステージに応じて最大で月5回
振込手数料の無料回数 イオン銀行ATMで無制限
他行の場合はイオン銀行Myステージに応じて最大で月5回
ATM手数料の金額 平日8:45~18:00で110円/回 、それ以外で220円/回
振込手数料の金額 110円/回
入出金できるATM ミニストップなどに設置されているイオン銀行ATM
イーネットATM、ローソン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM
※2024年1月21日時点のデータです

オリックス銀行

オリックス銀行とは、オリックスが運営するインターネットバンキングのことです。定期預金の金利が高く、「eダイレクト2週間定期預金」を利用すれば短期間で利息を得ることも可能です。

その他にもオリックス銀行では、高齢化社会に向けたサービス「遺言代用信託(かんたん相続信託)」など、他のネット銀行にはないサービスを提供しています。
オリックス銀行では、高齢化の進展とともに高まる相続ニーズにお応えする商品をご提供しています。遺言代用信託「かんたん相続信託」は、お客さまからお預かりした金銭を、お客さまに相続が発生した際に、あらかじめ指定いただいた受取人の方に一括でお渡しする商品です。(引用:銀行(オリックス)
普通預金の金利 年0.01%
定期預金の金利 1年:年0.30%
3年:年0.35%
5年:年0.45%
※「eダイレクト定期預金」のスーパー定期300の場合
ATM手数料の無料回数 2回
振込手数料の無料回数 2回
ATM手数料の金額 220円/回
振込手数料の金額 432円/回
入出金できるATM セブン銀行ATM、イーネットATM、ローソン銀行ATM、イオン銀行ATM
※2024年1月21日時点のデータです

ソニー銀行

ソニー銀行は、ソニーフィナンシャルグループの完全子会社が運営する銀行です。ソニー銀行では、他のネット銀行と同様に個人向けの金融商品サービスを提供しています。

取り扱い商品は、円預金・外貨預金・投資信託などです。定番の米ドルやユーロから高金利通貨まで、全12通貨の外貨預金が可能です。日本のお金のみならず、外貨預金に興味がある方にもおすすめの銀行と言えるでしょう。

営業時間は原則365日24時間となっているので、いつどんな時でも取引できます。

普通預金の金利 年0.001%
定期預金の金利 1年:0.20%
3年:0.05%
5年:0.10%
※「円定期特別金利」適用の場合
ATM手数料の無料回数 4回
※優遇プログラム Club S プラチナの場合は無制限
振込手数料の無料回数 月1回
ATM手数料の金額 110円/回
振込手数料の金額 330円/回
入出金できるATM セブン銀行ATM、イオン銀行ATM 、イーネットATM、ローソン銀行ATM
ゆうちょ銀行ATM、三菱UFJ銀行、三井住友銀行
※2024年1月21日時点のデータです

東京スター銀行

東京スター銀行は、台湾に本社構える「CTBC Financial Holding」が運営するネット銀行です。

ネット銀行の場合、相談や悩みがあった際、チャットやオペレーター対応に限られるケースが大半ですが、東京スター銀行であれば窓口やビデオ通話などで相談に対応してくれます。なおATMは、日本の主要コンビニを網羅しているため、不便性を感じることは少ないでしょう。出金手数料も月8回まで無料と充実しており、普段使いで困ることもなさそうです。

また普通預金の金利は、給与振込口座にしていした場合、0.25%と高水準の金利へとアップグレードされます。
しかし給与振込口座に指定しない場合の金利は、0.001%であることから、もし口座を開設するのであれば、給与振込口座として活用する前提で検討するほうが良いかもしれません。

普通預金の金利 0.25%(給与振込口座に指定した場合)
定期預金の金利
0.45%~0.002%
ATM手数料の無料回数
8回
振込手数料の無料回数
同行宛て:無料
月5回まで(インターネットからの他行宛振の場合)
ATM手数料の金額
110~220円
振込手数料の金額
110円
入出金できるATM
セブン銀行ATM、イオン銀行ATM 、イーネットATM、ローソン銀行ATM

 auじぶん銀行

auじぶん銀行は、KDDIグループと三菱UFJ銀行の共同出資で設立したネット銀行です。
都市銀行の一角でもある三菱UFJ銀行がバックについているだけあり、信頼度・安心感はネット銀行の中でも随一と言えるでしょう。もちろん、三菱UFJ銀行への振り込みが無料になるメリットもあります。

さらにPayPayやau Payなどのキャッシュレス決済チャージにも対応しているため、インターネットを介して取引や振り込み、チャージをしたいと考えている人にはピッタリの銀行です。

またATM利用・振込の無料回数は、業界トップクラス。万が一無料の限度回数を超えたとして、ATM利用料・振込手数料共に他のネット銀行と比較して割安であるため、普段使いとして非常に重宝するでしょう。

普通預金の金利 通常:0.030%(最大:0.330%)
・au PAYアプリと連携で:+0.050%
・au PAYカードの引落としで:+0.050%
・auマネーコネクト設定で:+0.100%
・auマネ活プランの加入で:+0.050%
・auマネ活プランの加入+au PAY ゴールドカード会員のau PAY カードの引落としで:+0.050%
定期預金の金利
1ヶ月:0.030%
3ヶ月:0.040%
6ヶ月:0.040%
1年:0.050%
2年:0.100%
3年:0.150%
5年:0.200%
※円定期の場合
ATM手数料の無料回数
15回まで
振込手数料の無料回数 同行及び三菱UFJ銀行あて:無料
他行あて:月3~15回まで無料
ATM手数料の金額 110円
振込手数料の金額
99円
入出金できるATM セブン銀行ATM、イーネットATM、ローソン銀行ATM

定期預金の金利が高いネット銀行おすすめ3選

ここでは、定期預金の金利が高いネット銀行を3つ紹介します。

UI銀行

UI銀行の定期預金は、1年もので0.35%と高水準

1年間という短期間で利用できる点は、嬉しいポイントと言えるでしょう。なお預入金額は、1円~1,000万円の間で1円単位で設定ができるとのこと。
すぐに利用する予定のないまとまったお金があるのであれば、UI銀行の1年ものの定期預金に預け入れしてみるのも良いでしょう。

またUI銀行では、定期的にキャンペーンを実施しています。
過去には、定期預金の金利を年0.3%から年0.35%に引き上げるキャンペーンが実施されていました。UI銀行への定期預金を検討している人は、ャンペーンもチェックしておきましょう。

SBI新生銀行

預入期間が長めの定期預金を探している人は、SBI新生銀行がおすすめです。
SBI新生銀行が提供するパワーダイレクト円定期預金は、1か月・3か月・6か月・1年・2年・3年・4年・5年から預け入れ期間を選択できますが、中でも5年ものを選択すると金利が0.55%になります。

預入金額は30万円からになるため、多少まとまったお金があり、じっくり金利利益を作りたい人はぜひ口座の開設を検討してみましょう。
なお、3ヶ月ものも1.0%の金利が付きます。短期間で金利収入を得たい人もぜひ注目してみてください。

あおぞら銀行

あおぞら銀行が提供するBANK The 定期は、50万円以上から最短6ヶ月の預け入れを選択できます。6ヶ月という短期間にかかわらず、0.2%もの金利がつくため、長期間の預け入れが心配な人も利用しやすい定期預金と言えるでしょう。

また預け入れ期間は、6ヶ月の他に、1年、2年、3年、5年から選択できます。
3年預け入れた場合は0.3%、5年預け入れた場合は0.4%と、預け入れ期間に応じて金利が高くなります。

さらにあおぞら銀行の特徴として、普通預金の金利も0.2%と他のネット銀行と比較して高水準です。口座に現金をプールしておきたい人におすすめのネット銀行と言えるでしょう。

ネット銀行を利用するデメリットはある?

メリットがあればデメリットも当然あるもの。ここでは、ネット銀行を利用するデメリットについても見ておきましょう。
参考:ネット銀行はやめたほうがいい?

実店舗がないので対面で相談できない

ネット銀行には実店舗がないため、分からないことがあったときに対面で相談できないのはデメリットと言えるでしょう。不明点があれば自分で相談先を探し、電話やメール、チャットなどで問い合わせを行う必要があります。

安全性の高いネット環境が必要

ネット銀行を利用するためには、当然ながらネット環境が必要です。しかもそれは、不正アクセスを受けることがないよう安全性が確保されたものでなければなりません。

近年では多くの場所で無料Wi-fiを利用できますが、セキュリティ面で安全性が低く、不正にIDやパスワード、口座情報を盗まれてしまう可能性があります。ネット銀行を利用する際には無料Wi-fiは利用せず、自らセキュリティ管理をしっかりと行うことが大切です。

給与振り込みや引き落とし口座に指定できない

中には、給与振り込みや公共料金などの引き落とし口座に指定できないネット銀行もあります。
対応の範囲が狭いネット銀行の場合、活用しきれずに放置口座になってしまうこともあるでしょう。

様々なサービスの中でも、自身の生活に密着したサービスで利用できるネット銀行を選ぶようにしましょう。

Pay-easy(ペイジー)に対応していない

ペイジーとは、ネットショッピングや税金などの支払いをパソコンやスマートフォン・ATMで完結できるサービスです。金融機関の窓口やコンビニのレジに並ぶ必要がなく、いつでもどこでも支払いを完了できる点が魅力です。

しかしネット銀行の場合、ペイジーに対応している銀行はごく一部です。
2024年2月時点でペイジーに対応しているネット銀行は、次の通り。

  • PayPay銀行
  • 楽天銀行
  • auじぶん銀行
  • 住信SBIネット銀行

ペイジーの利用を検討している人や、払込書での決算が多い人は、上記ネット銀行のいずれかを選ぶと良いでしょう。

参考:ソニーペイメントサービス株式会社

ネット銀行はどんな人におすすめ?

ここでは、ネット銀行をおすすめする人の特徴を紹介します。
下記特徴に該当する人は、ぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

資産運用をしたい人

ネット銀行は、資産運用をしたいと考えている人におすすめです。

多くのネット銀行では、同系列のネット証券と連携を図れるサービスを提供しており、資金を共有できる利点があります。
また投資をすることで、ネット銀行の金利がアップするなどの特典を提供しているネット銀行も多く、日々の資産運用が特典に繋がることもあります。

株投資など資産運用をしている人は、既に資産を運用している証券会社などに連動できるネット銀行がないか調べてみましょう。

インターネットでの取引が多い人

普段から仕事などでインターネットサービスを活用している人は、ネット銀行の扱いにもすぐに慣れることができるでしょう。インターネットの利用に慣れている人の場合、一度ネット銀行の利用に慣れるとネット銀行のほうが利便性を感じられるかもしれません。
その理由としてネット銀行は、インターネット環境さえあれば、ほぼ全ての取引・手続きをインターネット上で完結できるという特徴を持つからです

アプリをインストールすれば、パソコンのみならずスマートフォンからも取引・手続きできます。
手軽さを求めるのであれば、ネット銀行の開設を検討してみてください。

銀行での取引に時間をあまりかけたくない人

先述の通り、ネット銀行はインターネット環境があれば、ほぼ全ての取引をパソコン・スマートフォンで完結できます。実店舗に足を運び、列に並んだり、受付の順番を待ったりする必要がないため、迅速な手続き・取引ができるようになります。
このことからネット銀行は、銀行での取引に時間をかけたくない人にとって、希望にマッチした利便性の高いサービスと言えるでしょう。

しかし中には、実店舗で直接スタッフに問い合わせをしたい人もいるかもしれません。
ネット上の取引だけでは不安を感じる場合、実店舗も構えているネット銀行を選ぶようにしましょう。

ネット銀行の危険性とは?利用する上で注意すること

最後に、ネット銀行はセキュリティ面において危険性があることも押さえておく必要があります。ここでは、ネット銀行に潜む危険性について見ていきましょう。

IDやパスワードの管理を適切に行う

ネット銀行を利用する際には、IDやパスワードの管理を適切に行うことが大切です。アカウント情報を第三者に漏洩しないことはもちろん、身に覚えのないメールを開いたり、不審と思われるサイトへアクセスすることのないように気をつけましょう。
参考:パスワードの作り方

不特定多数の人が利用する可能性のあるパソコンで利用しない

不特定多数の人がパソコンを利用する場所、ネットカフェや共用施設、会社、学校、ホテルなどでは、パソコンを利用しないよう注意しましょう。悪意のある第三者が、パスワードを収集する目的でパソコンに不正なプログラムにを仕込んでいたり、ウイルス対策ソフトが適切に設定されていない可能性があるためです。

本物のWebサイトかどうかを確認する

ネット銀行は、実店舗やATMに足を運ばなくても金銭管理できる手軽さがメリットです。
しかし一方で、フィッシング詐欺やウイルス感染などの懸念があり、ID・パスワードの流出によって金銭被害を被る危険性もあります。

ネット銀行に口座を開設、さらには口座開設後にアクセスをする場合は、本物の金融機関のWebサイトか慎重に確認することが大切です。一般的なフィッシング詐欺の手口は、メールなどに偽のサイトURLを掲載し、クリックさせるというもの。

ネット銀行にアクセスをする際は、金融機関の通知に記載されているURLからアクセスするか、正規ページをブックマークしておくなどの対策を徹底しましょう。

引用:総務省「インターネットバンキングの注意点」

ネット銀行で貯金口座を作りたい人がチェックするべきポイント

ここでは、 ネット銀行で貯金口座を作りたい人がチェックするべきポイントを紹介します。
ネット銀行で新しい口座の開設を検討している人は、参考にしてみてください。

定期預金の金利

ネット銀行は、実店舗を持つ銀行と比較して高い金利を設定している傾向があります。

特に貯蓄資金を持つ人は、ネット銀行の金利に注目しましょう。
中でも定期預金の利用を考えている人は、ネット銀行の平均金利である『0.170%』を上回る金利を提供する銀行を選びましょう

また、キャンペーンや金利条件を確認することも大切です。
キャンペーン期間中に定期預金を利用すれば、通常よりも+αの金利が付くケースもあります。申し込み時期や利用条件によって金利を高くできる場合もあるため、色々と調べてみましょう。

利率アップの条件

中には、利率がアップする利用条件を設けていたり、キャンペーンを実施している銀行もあります。条件に該当するように利用方法を変えてみたり、キャンペーン期間中に申し込んでみたりすることで、大幅に利率をアップさせることができるかもしれません。

せっかく利用するのであれば、お得に利用したいですよね。
キャンペーンは定期的に内容が変わることもあるため、こまめにチェックしましょう。またネット銀行のホームページをチェックすることで、知らなかった利率アップ条件を知れることもあります。情報収集もマメに行いましょう。

ネット銀行の口座開設ガイド

ここでは、ネット銀行を開設する手順を紹介します。

口座開設申込み

まずは、利用したいネット銀行のウェブサイトやアプリから口座開設の申し込みを行いましょう

多くのネット銀行では、サイトに申し込みフォームが用意されています。申し込みフォーム内の各項目に必要情報を入力し、規定を一読します。規定に書かれている事項に同意できる場合は、そのまま規定に同意し、申し込みを完了させましょう。

申し込みが受付されると、登録アドレスに申し込み完了メールが届きます。手続き完了まで保管しておきましょう。

本人確認書類の提出

続いて、本人確認のための書類を提出します。
本人確認書類には、以下のようなものがあります。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 運転経歴証明書
  • 在留カード など

ネット銀行によって対象書類が異なるケースもあるため、提出前に対象となる資料を確認しておきましょう
なお提出方法には、スマートフォンで撮影・送信する方法や郵送で送付する方法があります。指示に従い、書類の提出を完了させましょう。

 キャッシュカード等の受け取り

必要書類の提出後、ネット銀行で口座開設可否の審査が実施されます
無事に審査に通ると、ネット銀行からキャッシュカードや初期設定用の番号通知が届きます。なお、口座の開設状況はマイページなどから確認できるため、心配な人は、マイページから開設進捗を確認すると良いでしょう。

本格的な利用開始は、郵送で届いた初回ログインパスワードを入力し、初期設定を完了させてからとなります。
初期設定は、新しいパスワードの設定とメール通知など。必要な設定を完了させることで、取引が可能になります。

貯金におすすめなネット銀行の3つの特徴

ここでは、 貯金におすすめなネット銀行の3つの特徴を紹介します。

銀行窓口・ATMの数が多く使いやすい

ネット銀行は、インターネット環境があれば、いつでも・どこでも取引できる点が魅力です。

しかし貯金をしたいと考える場合、定額預金を利用したり、より金利の良いサービスを受けたりしたいと考える場合も多いかと思います。これらの手続きをするためには、実店舗に足を運ばなければならないケースもあり、ネット銀行と言えども、実店舗がある銀行のほうがより利便性の高さを感じられるでしょう。

また利用できるATMや提携ATMが多いネット銀行も使いやすいため、おすすめです。

特典やキャンペーンがある

ネット銀行の魅力は、特典やキャンペーン数の多さ

貯金額を増やしたい、貯金を始めたいと考える人は、預金金利優遇サービスやキャッシュバックキャンペーンなど貯金する人にとって嬉しい魅力な特典・キャンペーンを提供するサービスを探してみましょう。

その際、口座開設時だけではなく、都度何らかの形で様々な特典・キャンペーンの恩恵を受けられるネット銀行を探してみてください。長く様々な特典を受けられるでしょう。

自動積立貯金機能がある

“貯金ができる”という点を重視するのであれば、自動積立貯金サービスを提供するネット銀行がおすすめです。『自動積立貯金機能』とは、顧客が指定した日に、普通預金口座から定期預金口座へ自動的に一定額を振り替え積み立てるサービスを指します。

振り替えを忘れる心配なく、確実に貯蓄を実施できる点が魅力。
貯金が苦手な人でも貯蓄を習慣化し、長期的な資産形成を目指せるツールです。

気付くと大きな金額を貯金できていた!という人もいるでしょう。

ネット銀行とメガバンクの違い

ネット銀行は、実店舗やATMをほぼ所有せず、ネット上でサービスを完結できるタイプの銀行です。
規模感はメガバンクに及ばないものの、グループ会社の規模が大きい銀行も多く、組織としては安心・安定した運営を実現しています。そのため資産を預ける場合でも、一定安心できる環境があると言えるでしょう。
またネット銀行では独自のサービスやキャンペーンを実施しているケースが多く、手数料無料や低金利ローンなどメガバンクにはない利用メリットがあります。

一方メガバングは、実店舗や自行ATMを持つ銀行を指します。
気軽に入出金できたり、対面でお金の相談や口座開設などの手続きができる点が魅力。さらに圧倒的な規模・資金力・知名度を誇るため、資産を預ける上でも信用できるでしょう。

大手銀行とネット銀行の使い分けポイント

大手銀行とネット銀行にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
利用する際は、それぞれの利点を活かせる使い分けを意識しましょう。

大手銀行は、気軽にお金の出し入れができるため、給与の振込口座や生活費の管理口座としての利用がおすすめです。
一方ネット銀行は、高い金利を謳うサービスが多いため、貯蓄用口座としての利用が適しています。また手数料を抑えたい人、365日24時間取引をしたい人は、ネット銀行のほうが利便性の高さを感じられるでしょう。

ネット銀行おすすめまとめ

近年ではネットの普及に伴い、ネット銀行が増えています。ネット銀行は会社によってサービス内容が異なるので、自分に合った銀行を選びましょう。

なおネット銀行は「インターネット」を使用して取引を行うので、ウイルスにパソコン・スマートフォンが感染してしまうと不正取引に遭遇してしまうこともあるので注意しましょう。不正取引を防ぐためにも、ネット銀行の取引を行うスマートフォン・パソコンのウイルス対策は万全にしておきましょう。

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