こうしたNFT化されたアート作品やコンテンツを取引するのがNFTマーケットプレイス(取引所)です。
今では一般ユーザーも気軽に出品できる取引所もあります。一方でスポーツや音楽、アートなどに特化したマーケットプレイスもあります。そして取引のできるプラットフォームは年々増えており、続々と新規企業が参入しています。
今回はNFTを取り扱うマーケットプレイスの中から、日本円でも利用できるNFTマーケットプレイスと海外でも有名なプラットフォームを厳選してご紹介します。あわせてNFTマーケットプレイスを利用する際の注意点等も掲載しているので参考にしてください。
*本記事は暗号資産等の専門家による監修を受けた上で執筆・公開しています。
NFTマーケットプレイスおすすめ比較
主な取扱い ジャンル |
利用できる 暗号資産 |
円の対応 | 販売手数料 | |
海外 | ||||
OpenSea | アート ゲーム トレーディングカード ミュージック その他 |
イーサリアム(ETH)/ WETH、USDC、およびDAI | なし | 2.5% |
Rarible | アート ゲーム ミュージック 写真 |
イーサリアム WETH | なし | 2.5% |
SuperRare | アート | イーサリアム | なし | 3% |
Nifty Gateway | アート | イーサリアム | クレジットカード | 5%+30セント |
国内 | ||||
Adam byGMO | アート トレーディングカード |
イーサリアム | クレジットカード 銀行振込 |
1次販売:非公表 2次販売:5% |
NFT Studio |
アート | Polygon(Matic) | クレジットカード (ドル建て) |
未公開 |
Coincheck NFT(β版) | アート ゲーム トレーディングカード ファッション |
イーサリアム ビットコイン他 | なし | 10% |
ユニマ | アート 動画 |
—— | クレジットカード 銀行振込 |
15〜30% |
nanakusa | アート 音楽 動画 |
イーサリアムPolygon(MATIC) | クレジットカード | イーサリアム 約1200円、 Polygon 0.37円 |
HABET | デジタルトレーディングカード | —— | クレジットカード | 0円 |
LINE NFT | NFTアイテム | LINK | LINEPay | 0円 |
NFTのマーケットプレイス/取引所の仕組み

NFTによって、1点モノであることが証明されたデジタルデータや作品等を出品・販売・購入できるのがマーケットプレイスです。NFT市場ではこうした取引所をマーケットプレイスと呼ぶことが多いですね。
扱うアイテムはさまざまですが、マーケットプレイスによって取扱品目が違います。NFTアートに特化したマーケットプレイスもあれば、多品目を扱うマーケットプレイスもあります。
NFTとは
NFTとは(Non Fungible Token)を略した言葉です。改ざんが困難なブロックチェーン技術によって、デジタルデータの希少性を担保し、所有者や履歴を記録し、データやアイテムをひとつの資産として所有することができます。「代替不可能」ということが大きな特徴です。よく混同される暗号資産は代替可能なトークンということになります。
NFTの種類
NFTの種類は、以下の通りです。- アート、写真、イラスト
- 音楽
- 素材
- 購読権
- コレクティブル
- トレーディングカード
- チケット
- ゲーム(メタバース)のキャラクターや土地、資産等
- エイリアスやドメイン
- アクセス権や会員証
- 証明書
- 契約書
- 流動性提供等の債権
- 現実世界の不動産
NFTマーケットプレイスでできること
NFTマーケットプレイスでできること- NFTを作成し出品(発行)する
- 作成したNFT作品を販売する
- NFT作品を購入する
- 購入したNFT作品をさらに販売(二次販売)する
誰でも気軽にNFTを購入することができ、NFTマーケットプレイスでのみ販売されている商品を見つけることが可能です。NFTの需要が高まると価値が上昇し、将来的にNFTを手放し利益を得られることもNFTマーケットプレイスを利用するメリットの1つです。
NFTマーケットプレイスのおすすめの選び方
ここでは、NFTマーケットプレイスにおける4つの選び方を解説します。NFTマーケットプレイスは国内外に数多くあるため、正しい選び方を学んでおきたいですね。取り扱いのあるNFTの種類・数の豊富さ
まずは、取り扱いのあるNFTの種類や数の豊富さを確認しましょう。人気ジャンルでもある、動画やNFTアート、ゲームアセットなどを取り扱っているNFTマーケットプレイスを選ぶよう心掛けたいですね。マーケットによっては、特化しているジャンルが偏っている場合もあります。ガス代などの手数料の安さ
「ガス代」とは、NFTマーケットプレイスにおける取引で発生する手数料を指します。具体的には、出品手数料、販売手数料、入庫手数料、出庫手数料などが挙げられます。NFTの売買で利益を上げたい場合には、ガス代が安いNFTマーケットプレイスを選びたいですね。対応可能言語などサービス自体の使いやすさ
取引でトラブルに巻き込まれる可能性が否定できないことから、日本語対応しているNFTマーケットプレイスを利用することがおすすめです。初めてNFTを購入する人なら、国内のNFTマーケットプレイスを利用し、徐々に取引に慣れると良いでしょう。運営元の信頼性
NFTマーケットプレイスのなかには、詐欺などのトラブルが発生しているマーケットも少なくありません。海外のNFTマーケットプレイスのトラブルに関する情報は、集めるのが難しいケースもあるでしょう。その場合は、大手のNFTマーケットプレイスを選ぶようにするようにしましょう。信頼を得られる運営元のマーケットを利用することで、安心して取引できるようになります。
日本円が使えるNFTマーケットプレイスのおすすめ
Coincheck NFT(β版) (コインチェック NFT(β版))

- ユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引ができる
- Coincheckの口座を持っていればネットワーク手数料無料で取引できる
- 『CryptoSpells』『The Sandbox』『The Meebits』『Decentraland』『Otherside』『元素騎士オンライン-META WORLD- 』6タイトルのゲーム内アイテム取扱可能
仮想取引所であるCoincheckの口座があれば、NFTの出品・購入・保管が可能であり、さらに出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)も無料です。
2022年5月には、アルゴリズムや数学的手法などから生まれる偶然性を取り入れ作られるアート作品『Generativemasks』が出品され話題になりました。取扱タイトルも日々増えており、注目のマーケットプレイスのひとつです。
サービス名 | Coincheck NFT(β版) |
取り扱いのあるNFTの種類 | 『CryptoSpells』『The Sandbox』『NFTトレカ』『Sorare』『Meebits』『TOMO KOIZUMI』『Decentraland』『Art Blocks』 『Generativemasks』『Joyfa』『Otherside』『Moonbirds』 『ENS(Ethereum Name Service)』『NOT A HOTEL』『元素騎士オンライン-META WORLD-』 |
利用可能な仮想通貨 | ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH) 、イーサリアムクラシック(ETC)、リスク(LSK)、ネム(XEM)、 ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、 ベーシックアテンショントークン(BAT)、アイオーエスティー(IOST)、エンジンコイン(ENJ)、オーエムジー(OMG)、 パレットトークン(PLT)、サンド(SAND)、ポルカドット(DOT) |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | 有り |
手数料 | 無料 |
対応ウォレット | MetaMask |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク、Polygonチェーン |
LINE NFT (ライン)

- NFTを発行、保有・管理、取引できる場を一気通貫で提供
- 友だちにLINEギフトを贈るような感覚で、NFTを送り合うことができる。
- LINE Payで日本円による簡単決済
登録するには、日本の電話番号を認証させたLINEアカウントが必要です。加入商品を売買する場合、「LINE Pay」または「LINE BITMAX」のサービス加入も必須となります。
LINEでは、NFTを発行、保有・管理、取引できる場を一気通貫で提供しています。また、LINEを通じて友だちにLINEギフトを贈るような感覚で、NFTを送り合うことができます。
日頃からLINEを使っていれば、そのアカウントを使って手軽にNFT取引が始められます。
サービス名 | LINE NFT |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート |
利用可能な仮想通貨 | LINK |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | 有り |
手数料 | なし |
対応ウォレット | LINE BITMAX Wallet |
対応ネットワーク | LINE Blockchain |
Adam byGMO(アダム バイ ジーエムオー)

- イーサリアムのほか日本円にも対応
- 二次販売も可能
- 口座振込やクレジットカード払いもできる
Adam byGMOでは、K-1動画、YouTuberヒカルなど人気のコンテンツ、多くのデジタルアート作品を取り扱っています。また二次販売も行っています。
サービス名 | Adam byGMO(アダム バイ ジーエムオー) |
取り扱いのあるNFTの種類 | デジタルコンテンツ(イラスト、アート、漫画) |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | 有り |
手数料 | GAS代(高騰している場合は85万円ほど) |
対応ウォレット | MetaMaskまたはERC721規格対応ウォレット |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク |
NFT Studio(NFT スタジオ)

- SNSからもログインできる
- クレジットカード決済が利用できる
ブロックチェーンゲームの「クリプトスペルズ」を運営している日本のCryptoGamesが運営するマーケットプレイスです。SNSからログインできることや暗号資産を利用しなくても使えるので、初心者にも使いやすいプラットフォームとなっています。
STU48のトレーディングカードが初出品されるなど話題のアイテムが豊富です。
サービス名 | NFT Studio(NFT スタジオ) |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート(トレーディングカード、イラスト) |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | 有り |
手数料 | 販売手数料:販売価格の20% 二次流通販売手数料:売上の10% |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク、Polygonチェーン |
ユニマ

- オークション形式
- クレジットカードや銀行振込による日本円での決済が可能
- デジタルアイテムをユニマ内でNFTに生成しそのまま販売できる
著名作家の初稿ゲラ(作家が最初に出した原稿で担当編集者のコメント等が入っている)の販売、キャンディキャンディで有名な漫画家いがらしゆみこさんのコンテンツ、さらに位置情報連動型ゲーム「駅メモ! Our Rails(略称:アワメモ!)」で駅のオーナーになる、など興味深いアイテムが出品/出品予定です。
サービス名 | ユニマ |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート(動画・アート) |
利用可能な仮想通貨 | なし |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | 有り |
手数料 | 無料 |
対応ウォレット | 「ユニマ」ウォレット |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク、Polygonチェーン |
SBINFT(旧:nanakusa)

- 著作権や真正性が保護されたNFT作品(アートや音楽、動画など)を自由に購入可能
- 購入した作品はマーケット内で二次販売できる
- 決済はETH(イーサリアム)、Polygon(MATIC)の他に、クレジットカード決済あり
さらに購入した作品はマーケット内で二次販売可能なため、収益化の手段としても有効です。決済はETH(イーサリアム)、Polygon(MATIC)の他に、クレジットカード決済でも購入可能です。
サービス名 | SBINFT |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート(音楽・動画・漫画・トレーディングカード) |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH)、Polygon(MATIC) |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | 有り |
手数料 | 一時流通手数料:10% |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク、Polygonチェーン |
HABET(ハビット)

- デジタルトレーディングカードを自由に「発行」「売買」「閲覧」できる
- 世の中に一枚しかないユニークカード、シリアル番号付きのカードセットを購入できる
- HABET独自の技術により、NFT発行手数料0円
HABETでは、クリエイター、インフルエンサー、アイドル、アスリート、アーティスト、ゲーム、アニメなど幅広いジャンルの人物やキャラクターのデジタルトレーディングカードを自由に「発行」「売買」「閲覧」できるようになります。
HABETでは、世の中に一枚しかない「ユニークカード」、シリアル番号付きのセット(10枚、50枚、100枚)である「シリアル」のカードを購入可能です。HABET独自の技術により、NFT発行手数料0円で利用できます。「Yahoo!ネット募金」と連携し、「より良い未来をITで支援」。HABET を利用することで環境、社会への貢献にもつながります。
サービス名 | HABET |
取り扱いのあるNFTの種類 | デジタルトレーディングカード、映像、音声、写真 |
利用可能な仮想通貨 | なし |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | 有り |
手数料 | 無料 |
対応ウォレット | なし |
対応ネットワーク | なし |
HEXA

日本最大級のNFTマーケットプレイスとして人気を集めているのは、HEXAです。NFTの売買にウォレットは必要なく、日本円で支払いを完結できます。NFTを購入する際には、クレジットカードによる決済と仮想通貨を利用することが可能です。
NFTを発行する際に手数料はかからないため、NFTを気軽に販売したいユーザーからも選ばれています。SNS拡散を手軽に行えるシステムを搭載しており、話題を集めやすいマーケットプレイスとなっています。
HEXA住民票NFTを所有していれば、HEXAのメタバースで購入したNFTを飾ることが可能です。なお、HEXAではスマホアプリは提供していないため、NFTの売買を検討している場合は公式サイトを利用しましょう。
サービス名 | HEXA |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート(画像・動画) |
利用可能な仮想通貨 | XYM、WETH、WMATIC |
日本語対応 | あり |
日本円対応 | あり |
手数料 | 無料 |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク |
海外NFTマーケットプレイスのおすすめ
OpenSea(オープンシー)

- NFT最大級のマーケットプレイス
- さまざまなジャンル・コンテンツを網羅
- 2017年リリース、総出品数も非常に多い
OpenSeaは扱うジャンルが幅広いのも特徴です。アート以外にもゲーム、トレーディングカード、中には仮想空間でのデジタル不動産といったものも。使用できるのは暗号資産(仮想通貨)のため、円や通貨による購入はできません。
サービス名 | OpenSea(オープンシー) |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート、音楽、写真、ゲームのキャラクター |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH)、マティック(MATIC)、クレイトン(Klaytn)、テゾス(Tezos) |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | なし |
手数料 | 使用する仮想通貨によって異なる |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク |
Rarible(ラリブル)

- デジタルアート作品を主にしている
- RARIトークンが付与されるとさまざまな特典がある
Raribleは2020年リリースでOpenSeaほどの市場は持っていませんが、人気もあり拡大しているNFTプラットフォームのひとつです。デジタルアートを中心に、扱うアイテムもさらに広がっています。
サービス名 | Rarible(ラリブル) |
取り扱いのあるNFTの種類 | デジタルアート、コレクション、音楽、動画、ドメイン名、メタバースの土地、デジタルスニーカー |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH)、テゾス(Tezos)、フロー |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | 有り |
手数料 | 取引成立時のみガス代が発生 |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク |
SuperRare(スーパーレア)

- 厳選されたクリエイターのみによる出品
- NFTアートとして高いクオリティをもつ
サービス名 | SuperRare(スーパーレア) |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本語対応 | なし |
日本円対応 | なし |
手数料 | 購入時:3% |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク |
Nifty Gateway(ニフティ ゲートウェイ)

- EthereumブロックチェーンのERC標準に基づくNFTの閲覧と売買ができる
- ウォレットは必要なく、 アカウントのみで取引を開始可能
- 定期的にクリエイターから限定版のNFTが発表され、希望者は期間限定で購入できる
Nifty Gatewayではウォレットは必要なく、通常のウェブアプリケーションのようにIDとパスワードを決めてアカウントを作って取引を開始できます。
定期的にクリエイターから限定版のNFTが発表され、希望者は期間限定で購入できます。なお、Nifty GatewayにてクリエイターとしてNFTを発行するには申請が必要です。
サービス名 | Nifty Gateway(ニフティ ゲートウェイ) |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本語対応 | 有り |
日本円対応 | なし |
手数料 | 二次販売:5%+30セントが発生 |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク |
Foundation

- 質の高いNFT作品が豊富に販売されている
- 最低価格は0.1ETH~(約3万円)で高価な価格設定が特徴
NFT作品はすべてオークション制となっており、イーサリアムベースの価格が表示されていることが特徴です。手数料がやや高額であるため、中~上級者向けのNFTマーケットプレイスだといえるでしょう。
サービス名 | Foundation |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート(写真・動画) |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本語対応 | なし |
日本円対応 | なし |
手数料 | mint時:6,000~25,000円 list時:6,000~25,000円 settle時:8,000~20,000円 burn:2,000~6,000円 |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク |
LooksRare

- 2022年1月にリリースされた新しいNFTマーケットプレイス
- 取引の報酬としてLOOKSトークンを受け取ることが可能
「ヴァンパイア・アタック」と呼ばれる、OpenSeaの取引実績があるユーザーに対しエアドロップを実施した際には、世界中で話題を集めました。リリースからわずか1ヵ月ほどで、OpenSeaと同等の取引量を記録したことでも有名です。
サービス名 | LooksRare |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH)、WETH、LOOKS |
日本語対応 | あり |
日本円対応 | 調査中 |
手数料 | すべての取引に2%の手数料 |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク) |
対応ネットワーク | Ethereumネットワーク |
Magic Eden

- 主にSolanaのNFTを取り扱っている
- 業界大手のOpenSeaに次ぐ取引件数を誇る
審査をクリアした作品のなかには、著作権違反の作品が混じっているケースが少なくありません。トラブルを避けるためにも、著作権違反の作品は購入しないようにしましょう。
サービス名 | Magic Eden |
取り扱いのあるNFTの種類 | NFTアート(デジタルアート)、アプリ |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本語対応 | なし |
日本円対応 | なし |
手数料 | 取引額のうち2% |
対応ウォレット | Phantom、Solflare、Sollet、Torus、Ledger、Slope、Sollet(Extension)、Clover、coin98、Solong、MathWallet、Glow |
対応ネットワーク | solanaチェーン |
TofuNFT

- マルチチェーンに対応しているNFTマーケットプレイス
- 日本発のNFTマーケットプレイスで193の地域で利用可能
TofuNFTは、ブロックチェーンゲーム内のNFTをメインに取り扱っています。29のチェーンに対応しているため、幅広いユーザーにとって利用しやすいNFTマーケットプレイスだといえます。
サービス名 | TofuNFT |
取り扱いのあるNFTの種類 | ブロックチェーンのNFT、コレクタブルNFT |
利用可能な仮想通貨 | イーサリアム(ETH) |
日本語対応 | あり |
日本円対応 | あり |
手数料 | BNB Chain:5% BNB Chain以外:2.5% |
対応ウォレット | MetaMask(メタマスク)、BSCウォレット、Coinbaseウォレット |
対応ネットワーク | BNBチェーン、イーサリアム、アービトラム、アバランチ、ポリゴンなど |
NFTマーケットプレイスの使い方・買い方
ここでは、NFTマーケットプレイスの買い方の3ステップを詳しく説明します。国内の仮想通貨取引所で口座開設・仮想通貨を購入する
NFT作品を購入するためには、仮想通貨を用意する必要があります。NFT初心者なら、国内の仮想通貨取引所を利用すると安心です。日本国内で利用者が多い仮想通貨取引所は、コインチェックです。まず、口座を開設し、イーサリアム(ETH)を購入しましょう。コインチェックなら、スマホアプリから手軽に口座開設・購入を行えます。本人確認書類では、マイナンバーカードまたは免許証が必要になるため、登録時には準備しておきたいですね。
仮想通貨ウォレットを作成・国内の取引所から送金する
次に、仮想通貨ウォレットのMetaMask(メタマスク)を準備します。Google Chromeの拡張機能にMetaMaskを追加したら、ウォレットを作成します。パスワードとなるシークレットリカバリーフレーズ(12の英単語)は、厳重に保管しましょう。その後、Coincheck NFT(β版)にアクセスし、MetaMaskを接続します。MetaMaskは、OpenSeaなど業界大手のNFTマーケットプレイスでも利用できるため、NFT取引の前に準備しておきたいですね。
NFTマーケットプレイスにウォレットを登録・作品を購入する
まずは、NFTマーケットプレイスにウォレットを登録しましょう。購入前に、ウォレット内の仮想通貨が不足していないか確認しておくことが重要です。 NFTマーケットプレイスで「出品中」と書かれた作品は、購入可能となっています。NFT作品の「購入ボタン」を選択するだけで、NFT作品は手軽に購入できます。NFTマーケットプレイスを利用するときの注意点

① マーケットプレイスの利用規約をしっかり読もう
② 偽物が売られていることもある
③ 投資的な意味合いで購入する場合は特に注意が必要
マーケットプレイスの利用規約をしっかり読もう
マーケットプレイスには利用規約が記されています。売買により金銭的な取引きをするわけですから、プラットフォームの規約をしっかりと読み、理解することはとても大切です。「子どもが書いた絵が何十万円とかで売れたんだって!」
「だったら自分の作品も出してみるか」
よくわからないまま安易に出品したり、あるいは購入したりするのはおすすめできません。NFTの知識を学び、少なくとも利用規約を理解した上で使用しましょう。購入の際にはアイテムに付属してくる権利(ロイヤリティなど)についても必ず確認しましょう。
偽物が売られていることもある
上記はOpenSeaに出品している The Sandbox公式のツイートです。実際にこのような「偽物」が売り出され、何度か問題になっています。何かを購入する際には充分な情報を得てからにしましょう。
NFTは最初はハードルが高く感じますが、登録をしてしまうと手軽で便利なために、「これいいな」と簡単に購入してしまうケースも少なくありません。
残念ながらこうした偽物のトラブルも発生していますので注意が必要です。
投資的な意味合いで購入する場合は特に注意が必要

NFT市場は日々推移していることを念頭に置いておこう
大好きなアーティストやクリエイターを支援するような意味で作品を購入する分にはともかく、それらをいずれ二次販売(転売)して利益を得る、いわゆる投資的な考えで購入をするなら慎重に行いましょう。
他の投資と同じく、NFTも暴落したり、価値が下がったりすることは当然あります。
もちろん逆にNFT作品やコンテンツが何十倍もの値段で取引されたり、高値で売れることもあります。特に高く売れた作品は話題性があるため、「一攫千金」とばかりに夢を見てしまいがちです。そこは冷静になること、注意して利用することが必要です。
NFTマーケットプレイスへのNFTの出品方法
ここでは、NFTマーケットプレイスへのNFT作品の出品方法を紹介します。出品用のNFTを作成・準備する
まずは、出品するNFTを準備します。NFTには絵画や音楽、ゲームや不動産など幅広いジャンルがあります。デジタルアートを出品したい場合は、著作権に抵触しない作品を作成するよう心掛けましょう。話題性のあるNFT作品を作成した場合、高額で取引されるのがNFTの特徴。約75億円でデジタルアートが落札された例もあるため、オリジナリティのある作品を制作するようにしたいですね。
仮想通貨ウォレットを作成・NFTマーケットプレイスに登録する
NFT作品を取引するためには、販売手数料や取引手数料などがかかることが特徴です。そのため、NFT作品を出品する際には、仮想通貨が必要になります。 取引を始める前に、幅広いNFTマーケットプレイスで利用できる仮想通貨ウォレットのMetaMask(メタマスク)を準備しましょう。仮想通貨をMetaMaskに入金したら、NFTマーケットプレイスに登録しましょう。NFT売買に必要となる仮想通貨の量は、あらかじめリサーチしておくと安心です。
NFTを出品する
NFTのやり取りをする際には、トラブルが発生することが少なくありません。そのため、初心者の場合には日本語で対応してもらえる、NFTマーケットプレイスを利用すると安心でしょう。NFTを出品する際には、販売したいNFTの価格や売買に必要となる条件などを記載します。ただし、条件を詳細に設けると売買が成立しづらくなるケースがあるため、注意したいですね。
国内初のNFTマーケットプレイス「nanakusa」のハッキングについて
国内初のNFTマーケットプレイスがnanakusaです。公認アーティストやクリエイターによる作品が中心でクオリティが高く、またクレジットカード決済もできるなど便利な点が人気でしたが、2021年8月〜9月にハッキングされNFTが流出する騒ぎがありました。nanakusaは運営会社がSBIグループに買収され、今後名前も変わる予定です。セキュリティも強化されリブランディングするとのこと。今後の改善に期待したいところです。
おすすめのNFTマーケットプレイスまとめ
nanakusaに限らず、ハッキングのような被害は絶対にないとは言えません。NFTは現在もまだまだ発展途中であり、システムにせよ法規制やコンプライアンスにせよ、確立されていない部分もあります。自分の作品を出品するにしても、あるいは作品を購入するにしても、さまざまなリスクがあることはきちんと把握しておきましょう。
これまで資産として認識されづらかったデジタルデータやコンテンツに価値が付与され、著名人でなくとも自分の作品を売り出すことも可能になりました。買う側としては価値あるものを発掘する楽しさもあります。
夢のあるマーケットであるからこそ、取引をする際には各NFTマーケットプレイスの特徴やシステムを理解した上で利用するようにしたいですね。