「プログラミングがわからない」と悩みがちなケース
「わからない」といっても、つまずくポイントは人それぞれ異なります。ここでは、悩みがちなケースを4つにわけて紹介します。専門用語や英単語がわからない
プログラミングでは、プログラミング言語を使ってコンピュータに指示を出すため、意図した指示を出すには、プログラミング言語や専門用語を覚えなければなりません。しかし、プログラミングの専門用語は多数あり、すべてを覚えようと思うと相当の時間がかかります。
【例】
代表的なプログラミング言語 |
使用される専門用語や英単語 |
・PHP ・Ruby ・JavaScript ・Python ・Java ・C++ など |
・ソースコード ・ロールバック ・フレームワーク ・変数 ・代入 ・関数 など |
また、専門用語の中には、言葉の意味を調べても理解しづらいものや、違いがよくわからないものもあるため、「どの言語を使えばいいのかわからない」「理解するのが難しい」と悩みがちです。
プログラミングに必要なソフトや手順がわからない
プログラミング学習をする際には、プログラミングソフトが必要です。たとえば、文字情報の編集に特化した「テキストエディタ」やコードを書くための「コードエディタ」、アプリ開発に必要なツールがパッケージ化されている「総合開発環境」などのソフトがあげられます。
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ほかにも、「効果音を鳴らしたい」「プッシュボタンを置きたい」などの希望があれば、それに適したソフトが必要になるケースもあります。
プログラミング学習を始めたばかりのときは、こうしたソフトや手順がわからず「どうやって進めていけばいいの?」「自分がやりたいことを実現できるソフトはどれ?」と、悩みやすいものです。
エラーの原因や不明点の調べ方がわからない
「どこでエラーが起きているのかわからない」「どう調べたらいいのかわからない」ケースもあるでしょう。初心者のころは、複数のエラーが出ることも少なくありません。しかし、経験値がまだ足りない状態でエラーを突き止めて修正するのは容易ではないため、そこで学習が行き詰まってしまう場合があります。
プログラミングにはエラーがつきものとはいえ、エラーの原因がいつも明らかではないところも「プログラミングはわからない」と悩ませる原因になっているといえるでしょう。
参考:プログラミングの勉強
「どこがわからないのか」が自分でもわからない
「そもそも自分はどこでつまずいているのか、何がわからないのか」が、わからないケースもあります。たとえばプログラミングでは、「正しく作ったつもりが思った通りにならない」というパターンもあり得ます。こうした際に、ベテランであればこれまでの経験や広い知識から「どこでミスがあったのか」「どの部分を変更するとうまくいくのか」などを探り当て、修正が可能です。
一方、経験の浅い人の場合は、限られた知識の中でミスの場所を探し出さなければならないため、適切な答えが見つけられないこともあります。その結果、「どこでミスが出ているのかわからない」「なぜ思った通りにならないのかわからない」と悩んでしまいがちです。
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この記事をcoeteco.jp で読む >プログラミングがわからないときの対処法
プログラミング学習で行き詰まったときの対処法には、「調べる」「相談する」方法のほか、「スクールに入る」方法もあります。調べる
Webサイトや書籍などを利用して調べてみましょう。プログラミングに関する疑問や不明点は、調べると解決できるケースも多くあります。また、調べれば調べるほど、自分の知識にもつながっていきます。Google検索だけではなく、本を読んだりYouTubeで調べてみたりと、さまざまな媒体で探してみるのもよいでしょう。
相談する
調べてもわからず、どうしていいのかわからないときは、誰かに相談してみましょう。コミュニティに所属してプログラミング経験者に相談する方法のほか、質問サイトに投稿する方法もあります。たとえば質問サイトに投稿すると、プログラミングの知識がある人や、現役のエンジニアやプログラマーから解決策を教えてもらえる可能性があります。
【おすすめ質問サイト】
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スクールに入る
「テキストを読んでも理解できない」「わからないことがわからない」といった人は、プログラミングスクールへの入会も検討してみましょう。わからない状態が長引くと、モチベーションが下がり挫折につながりやすくなります。スクールであれば、不明点がある場合やエラーが解決できなかったとき、すぐに講師に相談したり質問したりできるため、効率的に学習を進められます。
プログラミングがわからない人におすすめの勉強方法
ここでは、 プログラミングがわからない人におすすめの勉強方法について詳しく見ていきましょう。参考書を読む
多くの参考書はプログラミング言語や概念を基礎から順に説明しており、初心者がつまずきやすいポイントを丁寧にカバーしています。文法の使い方やプログラミングの仕組みについても具体例や図解を交えながら解説しているため、参考書を読むことで、言葉だけでは理解しにくい内容をスムーズに把握できるでしょう。自分のペースで学習できるのも参考書の大きな利点です。忙しい人でも通勤や休憩時間に少しずつ読み進めることができるため、無理なく学びを続けられます。
一方で、参考書で学んだだけでは、実際のプログラミングスキルを十分に身につけるのは難しいのも事実です。プログラミングは手を動かしてコードを書くことで初めて理解が深まります。知識を確認し、繰り返し実践することで初めてスキルとして定着するため、参考書の内容を実際のプログラム作成に生かすことが大切です。
コードを写経する
コードの写経も、プログラミング初心者が基礎を固めるのに効果的な学習方法です。単に書かれているコードをそのまま書き写すのではなく、各コードの意味や目的を考えながら行うことで、プログラミングの文法や構文に対する理解が深まります。例えば、ループ構文や条件分岐の使い方、変数の宣言など、基本的な要素をコードの中で実際に見ることで、言葉だけで学ぶよりも具体的に理解できるようになるでしょう。
写経を行う際は、コードが何を実現しようとしているのかを意識しながら書くことが重要です。また、写経後に自分なりに少しコードを改変してみたり、他の方法で同じ結果を得られるか試してみるのも良いでしょう。単純にコードを真似るだけでは学習効果は薄いため、必ず「なぜこのコードが必要なのか」「どのように動作するのか」を考えながら写経を行うことが大切です。
学習サイトを利用する
学習サイトを利用することも、効率的な勉強法の一つです。動画やスライドを使ったわかりやすい解説や、実際にコードを書いて動かす実践的なトレーニングができるサイトも多く、自宅で気軽に始められるため、多忙な人でも自分のペースで学習を進められます。エラーが出たときや、コードの正しい書き方がわからないときに備え、フィードバック機能やコミュニティサポートがある学習サイトを選ぶと、疑問点が発生した際に解決しやすくなるでしょう。また他の学習者や講師とコミュニケーションを取ることで、モチベーションを維持しやすくなるのもポイントです。
学習サイトを利用する際は、自分のレベルや目的に合ったサイトを選び、フィードバック機能やコミュニティサポートの有無を確認しておくと良いでしょう。
プログラミングがわからない人向けの学習のコツ
ここでは、プログラミングがわからない人向けの学習のコツについて詳しく見ていきましょう。学習スケジュールを計画する
プログラミング学習を効果的に進めるためには、明確な学習スケジュールを立てることが重要です。スケジュールに沿って学習を進めることで、計画的に目標達成に近づくことができます。まず、最終的な目標を具体的に設定し、それに向けた中間目標をいくつか設けましょう。例えば、「3か月で基本的なWebアプリを作成できるようになる」といった大きな目標に対して、1か月ごとに「基本文法を習得」「簡単なプログラムを作成」といった中間目標を設定します。これにより、進捗が把握しやすくなり、達成感を得ながら学習を進められます。
また、スケジュール管理にはデジタルツールや手帳を活用すると便利です。学習時間をあらかじめ決めておくことで、日々の忙しい生活の中でも確実にプログラミングに取り組む時間を確保できます。
学習スケジュールを立てる際には、無理のないスケジュールを組むことが大切です。適度な休息も取り入れ、必要以上に頑張りすぎないよう心がけましょう。
自分に合った学習方法を見極める
プログラミング学習には多様な方法があるため、自分に最適な方法を見つけることが大切です。例えば、参考書での独学、オンライン学習サイトの活用、プログラミングスクールに通うなど、学習スタイルはさまざまなので、自分がどのようなスタイルで学ぶと理解しやすいかを考慮し、複数の方法を試してみましょう。そのために、まずは自分の性格や学習習慣を振り返り、視覚的な情報が得意なら動画教材、じっくりと読みながら理解したいなら参考書など、適した方法を選んでみましょう。さらに、オンライン学習サイトであれば、フィードバック機能を利用して疑問点をすぐに解決できるかどうかを確認し、自分に合っているかを判断します。
どの方法が効果的かを見極めるには、一定期間試してみて進捗をチェックすることが大切です。最適な学習方法を見つけることで、効率的にスキルを習得し、プログラミングへの理解を深められるでしょう。
コミュニティに参加して学習仲間をつくる
プログラミング学習は、一人で行うと孤独になりがちです。しかし勉強会やオンラインフォーラム、SNSグループなどのコミュニティに参加することで、同じ目標を持つ仲間と出会い、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。コミュニティで他の学習者と意見交換をすることで、新しい知識を得たり、悩みを共有したりできるのがメリットです。またコミュニティの仲間からフィードバックを受けることで、自分のプログラミングスキルを客観的に評価しつつ改善点を発見でき、自分では気づかなかったエラーや効率的なコードの書き方など多くの学びが得られます。さらに、仲間と一緒に学習することで自然と切磋琢磨する環境が生まれ、学習のペースを維持しやすくなります。
コミュニティに積極的に参加して学習仲間をつくることで、孤独を感じずにスキルアップを目指しましょう。
プログラミングが学べるおすすめのスクール
おすすめのプログラミングスクールを紹介します。COACHTECH(コーチテック)
COACHTECH(コーチテック)は、フリーランスエンジニアの育成に特化したオンラインプログラミングスクールです。「未経験でも卒業時には即戦力となるフリーランスエンジニアの養成」をモットーとしており、模擬案件開発を経験するプログラムなどが組み込まれています。現役エンジニアの専属コーチから毎週フィードバックももらえるため、完全未経験の人でも安心して学習を進められるでしょう。
SAMURAI ENGINEER
SAMURAI ENGINEERは、専任講師によるマンツーマンに特化したプログラミングスクールです。マンツーマンのため、自分のペースで自分に合ったレッスンを受けられます。また、モチベーション持続のために、専任講師とは別に学習コーチがついたり、コースによってキャリアアドバイザーからもサポートを受けられたりと、サポート体制も整っています。
DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは、プログラミングやWebデザインが学べるオンラインスクールです。コースが豊富にあり、自分の目的や適性に合わせて選べます。また、専属の現役講師からサポートを受けられ、未経験から受講可能です。実践的なカリキュラムも組み込まれているため、就職や転職後も即戦力として活躍できるスキルが得られるでしょう。
プログラミングがわからない場合は基礎学習で理解を深めよう
プログラミング学習は時間がかかるものであり、行き詰まったり挫折しそうになったりすることもあるでしょう。しかし、身につけると活躍する場を広げられるため、諦めずにコツコツ続けることが大切です。「何度読み返してもわからない」「どうやってもうまくいかない」と、なかなか前に進めない場合や、「できるだけ短時間でスキルを身につけたい」場合には、プログラミングスクールへ入ってみると悩みが解消し、道が開けるかもしれません。