日本は遅れてる?海外のプログラミング教育の現状!

日本は遅れてる?海外のプログラミング教育の現状!

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日本では小学校のプログラミング教育が2020年から必修化されることになっており、中学校では2012年から「技術・家庭科」で「プログラムによる計測・制御」が必修の授業として行われています。


海外のプログラミングやIT教育はどうなっているのでしょうか?

1.日本のプログラミング教育は遅れているの?


日本のプログラミング教育は、海外に比べて遅れているのでしょうか?

一概に比較することは出来ませんが、パソコンの情報処理などの授業は早くから導入されてきましたが、プログラミング教育が学校で始まったのは先進国の中では遅いと言えます。


海外の教育は、日本に比べ低学年のうちから選択科目があり、そのひとつとしてプログラミングの授業が早くから取り入れられてきた国が多くあります。


ですが、すべての生徒が必修化として授業を受けるている国はあまりなく、その点では日本のプログラミング教育が遅れているとは言えないのではないでしょうか。



2.ICT教育って何?


ITはよく聞く言葉ですが、ICTは何か知っていますが?

プログラミング教育の実施に当たり、ICTの導入が必要不可欠と言われています。ICTとはいったい何でしょうか?


まず、ITはInformation Technologyの略で、インターネットなどの通信とコンピュータとを駆使する情報技術を意味します。


ICTがInformation and Communication Technologyの略で、ITにコミュニケーションを足したもので、情報通信技術を取り入れた教育のことをICT教育といます。


プログラミング教育を実施するにあたり、学ぶ環境としてICTの導入が必要となります。


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プログラミング教室ガイド
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2024/12/06 19:25

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3.海外のプログラミング教育の現状


海外ではどのような教育が行われているのでしょうか?


①エストニア

バルト三国のひとつエストニアは無料で使えるコミュニケーションツールであるSkypeが生まれた国であり、IT先進国としても知られています。


公的機関などもオンラインを広く活用しており、2012年にプログラミング教育推進プログラムが開始されました。小学1年生からプログラミング教育が始まり、Microsoft社がこの活動を支援しています。


②イギリス

イギリスでは、2013年のナショナルカリキュラム(教育の国家基準)で、Key Stage1~4(5~16歳までの義務教育期間)の全学年にアルゴリズムの理解やプログラミング言語の学習を取り入れた「Computing」の授業を必修化すると定めました。

プログラミング教育においては、国家プロジェクトとして教育者の育成に力を入れています。


*イギリスではKey Stage1は5~7歳、Key Stage2は7~11歳、Key Stage3は11~14歳、Key Stage4は14~16歳をさします。


③フランス

フランスでは、リセと呼ばれる高等学校で、数学の授業の一部としてプログラミング教育が行われています。ICTリテラシー( ICTを使った子どもへの情報教育)は初等教育から行われています。


④フィンランド

フィンランドでは国民の権利として「インターネットに接続する権利」を国が保証するというほど、ITに力を入れている国です。プログラミング教育は、2016年から小学校での必修化がされており、ビジュアルプログラミングを取り入れた授業が行われています。


⑤ハンガリー

ハンガリーでは「Informatika」というプログラミングやICTを活用した授業が2003年から導入され、必修科目となっています。日本の小学校低学年にあたる、初等教育でICTリテラシーを中心とした授業が、日本の小学校高学年から中学生に当たる、初等~中等教育でプログラミングを中心とした授業が行われています。


⑥ロシア

ロシアもハンガリーと同様に初等教育でICTやアルゴリズムの授業、中等教育でプログラミングの授業が行われています。


⑦アメリカ

アメリカでは州や学校により様々で、コンピューターサイエンスとしてプログラミングの授業が取り入れられていますが、必修化はされておらず、選択科目として学べるようになっています。


⑧韓国

アジアでは最も早くから、コンピューター教育の必要性を提唱し、その導入を行ってきた国のひとつです。

プログラミング教育は2007年に選択科目として導入されています。ICTリテラシーは必修科目として初等教育から取り入れられています。


⑨インド

IT先進国のひとつとされるインド。インドではICT教育に力を入れており、2005年からICTまたは、コンピューターサイエンスとして取り入れられており、初等教育(日本の小・中学校)から授業があります。州により規定が様々で、必修化はされていませんが、多くの学校でプログラミング教育をふくむ、コンピューターの授業が行われています。



他国の教育の現状を見ると、プログラミング教育の導入は早いとは言えませんが、必修化しすべての子どもがプログラミング教育を受けられる点では、日本の教育水準は素晴らしいものではないでしょうか。



参考資料:諸外国における プログラミング教育に関する調査研究(文部科学省)

http://jouhouka.mext.go.jp/school/pdf/programming_syogaikoku_houkokusyo.pdf

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