プログラミング(エンジニア)人気は年々高まっており、それに伴いスクールの数も増えているのが現状です。スクール数が増えれば当然、悪質なスクールや運営実態があいまいなスクールも出てくるものです。
だからといって「プログラミングスクール=悪」は短絡的な考え方だといえます。この記事では、顔出し取材・一次情報に基づいて「プログラミングスクールは意味がない」といわれる理由について整理しました。
プログラミング=一発逆転、は誤り
2030年には、IT人材は79万人も不足することが予想されています。プログラミングスキルを身につけることで、就職・転職のときにつぶしがきくのは間違いないでしょう。さらに、どこの企業でも人材が不足しているために「高年収になりやすい職業」だといえます。ただし、「ラクして一発逆転できる」というエンジニアのイメージは誤り。大切なのはエンジニアになった「あと」で、一生にわたって勉強し続ける職業だということを覚えておきましょう。プログラミングはちょっと触っただけで、誰しもが一攫千金できる「魔法のツール」ではありません。地に足をつけて考え、自身で行動に移せることがエンジニアとして成功するために必要な要素だといえます。
スクールにさえ行けばOK、ではない
仮にプログラミングスクールを無事に卒業したとしても、それだけでプログラミングのすべてを習得できるわけではありません。プログラミングスクールを卒業して就職した後も、業務のほかに自主勉強をもくもくと続けていくエンジニアがほとんどです。その点を勘違いしているままでは「せっかくスクールを卒業したのに一流エンジニアになれていない!」という不満を抱くことになるでしょう。勉強や就職をすべて他人任せにしたままでは、優良企業への就職などのチャンスを掴みとることも難しくなるケースがあります。
自分に合わないスクールに通うのは挫折のもと
スクールによっては、手厚くサポートしてくれるところもあれば、ある程度突き放した指導をするところもあります。受講生や卒業生同士のコミュニティがあり、支え合いながらワイワイ学べるところもあれば、もくもくと一人で取り組めるスクールも。どのようなスクールが合うかは、その人自身の性格や目的意識にもよります。「仲間と高め合いながら学びたい」人が、もくもくと学ぶ厳しめのスクールに入れば「意味がなかった」「最悪」という感想を抱くことになるでしょう。反対に、もくもくと学びたい生徒がコミュニティの繋がりが強いスクールへ入れば「面倒くさい」「勉強だけに集中したいのに」と不満に感じることもあるかもしれません。
さらに、初心者向けか上級者向けのスクールであるかは入会前に必ず確認しておきましょう。パソコンの基礎知識もない人が現場での実践に近い上級者向けスクールに入れば、授業についていけず挫折してしまうことも少なくありません。
具体的におすすめできる優良スクール
以下で、コエテコが実際に取材してきたおすすめの優良プログラミングスクール4選をご紹介します。どのスクールも生徒の満足度が高く、転職への支援なども手厚いことが特徴です。DMM WEBCAMP
大手のプログラミングスクールならではの安心感を与えてくれるのは、DMM WEBCAMP。プログラミング未経験者向けのスクールであり間口が広いことから、仕事の傍ら学ぶサラリーマンや、育児の合間に学ぶ主婦など利用者層も多岐にわたります。
「プログラミングスクール選びに迷ったらここ!」と言えるほどのカリキュラムの豊富さを誇ります。
専門的な質問にも具体的に答えてくれることから、DMM WEBCAMPの卒業生からも「満足感が高いスクールだった」とインタビューで伺っています。
RUNTEQ
受講生同士のコミュニティが活発で、仲間同士で高め合えるのはRUNTEQです。現場で独力で対処できる力が身に付けられるよう、RUNTEQでは現場目線のカリキュラムが用意されています。現役エンジニアによるサポートも手厚く、つまづいてもすぐに質問できる環境が整っています。
受講生向けのイベントや社内の技術開発勉強会なども盛んに催され、現場の雰囲気をつかみやすかったとRUNTEQ卒業生からのインタビューでお話し頂いています。
ポテパンキャンプ
もくもくと課題に取り組みたい人には、ポテパンキャンプが向いているでしょう。コミュニティ機能などはないため「集中的にプログラミングを学びたい!」という生徒から選ばれています。初心者向けから上級者向けのカリキュラムまで取り揃えられているため、自身のスキルに合わせて選ぶことも可能です。「紹介先の企業が自社開発の優良企業ばかりだった!」とポテパンキャンプ卒業生のインタビューでも伺っています。
RaiseTech
カリキュラムが厳しいことで有名なのは、プログラミングスクールのRaiseTechです。決して初心者向けの内容ではありませんが、完走できれば就職した際に「自力で稼げる力」を獲得できます。手取り足取り先生が伴走してくれるスクールではないため、自発的に取り組み続ける姿勢が必要なスクールだといえるでしょう。「生徒の自立を促すための指導が現場でもとても役に立っている」とRaiseTech卒業生のインタビューでお話し頂いています。
プログラミングスクールでの学びを活かせるかは自分次第!
プログラミングスクールで難易度の高いカリキュラムを受講したとしても、それを噛み砕きどのように身に付けるかはその人自身にかかっています。決して安くはない授業料。長い期間を経て学んだプログラミングを自身の武器にするためにも、常に学び続ける姿勢が重要です。今回ご紹介したスクールの卒業生達のインタビューでは、どのような姿勢でカリキュラムに取り組み、就職に臨んだかが詳細に語られています。まずは、スクール経験者の言葉に耳を傾けてから、自分に合うプログラミングスクールを探してみてはいかがでしょうか?