プログラミングスクールに授業料を払いさえすれば、誰しもプログラミングを完全に理解でき大手企業に就職できるわけではありません。
この記事では「プログラミングスクールはやめとけ」といわれる理由やプログラミングスクールが闇と言われる現状について詳しく解説します。
プログラミングスクールはやめとけって言われる理由
プログラミング初心者が多く勘違いしているのは「プログラミングスクールに通えば、システムエンジニアになれる」ということです。プログラミングに通った場合、就ける職業はプログラマーであることを覚えておきましょう。また、海外の優秀なプログラマーが大勢働きに来ていることをご存知でしょうか?企業としては、優秀で安い賃金で働いてくれる人材を求めるものです。そのため、海外の優秀なプログラマーを積極的に採用している企業は多くあります。つまり、初心者プログラマーにとって、就職活動が想像以上に難航するケースもあるということです。
プログラミングスクールに通いながらも、スキマ時間に勉強していく姿勢が大切です。
さらに、すでにIT業界では、ノンコード・ローコード時代に突入しています。ノンコードとは、プログラミング言語を使わずにシステムを構築できることを指します。つまりプログラマーがいなくてもシステムを作れる未来が遠からずやってくることを示唆していると考えられるでしょう。
参考:ミルガハラの部屋
プログラミングスクールが向いていない人
決して安くはないスクールの受講料を払ったとしても、それが無駄になってしまう人もいます。以下は、プログラミングスクールに通うことが向いていない人の特徴です。- プログラミングを学べば簡単に稼げると思っている人
- 授業料を払えば簡単に知識が身に付くと思っている人
- 他力本願である人
- やる気があり独学できる人
プログラミングスクールは闇?現状とは
業界大手のプログラミングスクールでも、期間内の学習完了率は75%といわれています。しかし、この数字には「自ら諦めてスクールを去った人」の数は含まれていません。高額な料金を支払い手厚いサポートを受けたとしても、25%の生徒は期間内に学習を完了できない現実があることを覚えておきましょう。逆を言えば、プログラミングスクールに通っている場合でも、積極的に自分が学習を進めなければカリキュラムについていけないことを意味していると言えます。わからない箇所があれば、自分から質問しなければ解決することはできません。プログラミングスクールでも、あくまで主体的に学習を継続する必要があります。
参考:識変マニュアル
悪質なスクールには要注意!
全国で増え続けているプログラミングスクールのなかには、悪質なスクールもあるため注意が必要です。以下のようなスクールには注意しましょう。無名のスクールなのに無料で利用可能
「タダより高いものはない」という言葉があるように「無料」を謳っているプログラミングスクールには裏があると考えましょう。 学習に長期間かかるプログラミングが、無料で受講できることはあり得ないと考えて良いでしょう。無料のプログラミングスクールは「決められた企業にしか就職できない」などのルールが設定されているケースもあります。一般的なプログラミングスクールの授業料は、500,000円ほど(転職保証などがあるスクールに関しては+300,000前後)といわれています。この相場よりも極端に安い場合は、悪質スクールかもしれないと警戒する必要があるでしょう。
授業料などが一切記載されていない
公式サイトに入会金や授業料などの情報が一切載っていないときには、悪質スクールを疑っても良いでしょう。無料体験授業などがある場合には、無料体験授業を受講してから料金について確認したいですね。なかには、公式サイトに授業料が記載されていても、実際にはさらに高額な費用を請求されるケースもあります。
授業料が高額すぎる
前述した授業料の相場よりも授業料が高すぎる場合も、警戒しておく必要があります。授業料が高いからといって、良質なカリキュラムが用意されているわけではありません。大手のプログラミングスクールでも、相場と同等の料金で通えるところは数多くあります。授業料が高額すぎるときには、実際の利用者の口コミなどにも目を通しておきたいですね。
まとめ
悪質なプログラミングスクールは、残念ながら少なからずあることが現状です。その面だけを見れば「プログラミングスクールはやめとけ」といわれるかもしれませんが、ほとんどのプログラミングスクールは良心的な授業料を設定しています。リアルな口コミにもしっかりと目を通したうえで、プログラミングスクールは慎重に選ぶようにしたいですね。