この記事では、無料の動画編集ソフトの選び方とおすすめ無料動画編集ソフト4選をわかりやすく紹介します。
動画編集ソフトを理解しよう
動画編集ソフトは、動画素材をパソコン上で編集できるソフトウェアを指します。家庭向けの動画編集ソフトは買い切り価格が6,000〜1,5000円程度、プロ向けでは買い切り価格が30,000〜60,000円程度になるものもあります。なお、YouTuberが多く利用している動画編集ソフトのなかでは、有料のAdobe Premiere ProとFinalCutProなどが知られています。動画編集ソフトでできることは、以下の通りです。
- 動画のカット
- テキストテロップの挿入
- BGMや効果音の挿入
- エフェクトをかける
- カラー補正をする
- 編集した動画の書き出し
無料の動画編集ソフトを選ぶときのポイント
無料の動画編集ソフトを選ぶ際には、以下の2つのポイントに注目しましょう。パソコンのOS(WindowsかMac)と合うものを選ぶ
動画編集ソフトを購入する前に、パソコンのOSは必ず確認するようにしましょう。動画編集ソフトで利用できるOSとパソコンのOSが一致しなければ、動画編集ソフトは利用できません。iOS端末とAndroid端末の両方に対応している動画編集ソフトなら、所有している端末に合うソフトをダウンロードしましょう。動画の用途に合わせて選ぶ
動画編集の目的は、自宅用のムービーやプレゼンの資料、SNSやYouTube投稿など、人によってさまざまでしょう。SNSや自宅用のムービーを作成する際には、高度な編集技術が搭載されていない動画編集ソフトでも十分に利用できます。簡単な動画編集なら、スマートフォンのアプリでも行えるでしょう。それに対し、仕事や副業などのために動画編集を行うなら、動画編集の機能を重視してソフトを選びたいですね。動画の用途に合わせて動画編集ソフトを選ぶことで、ストレスなく動画編集が行えるようになります。
無料動画編集ソフトをダウンロードする際の注意点
無料動画編集ソフトはずっと無料で利用できるものもあれば、無料体験期間が限られているものもあります。ずっと無料で使いたいのであれば、永久に無料で使える動画編集ソフトを選びましょう。また、同じ動画編集ソフトであっても、無料版と有料版が用意されているところもあります。たとえば、Blackmagic Design社が開発している動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」は、無料版、有料版(アップグレード版)が用意されています。
DaVinci Resolveは、編集、カラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクションをひとつのソフトウェアに融合した、世界唯一のソリューションです。無料版でも十分な機能が備わっているので、お試しからスタートしたい方は、まずは無料版から試してみましょう。
また、動画編集ソフトのなかには「テロップが固定しかできない」、「字幕が入れられない」など欲しい機能が備わっていないケースもあるので、利用前には必ず必要な機能が搭載されているか否かを確認しておきましょう。
おすすめの無料動画編集ソフト4選
ここでは、初心者向けのおすすめ無料動画編集ソフト4選を紹介します。DaVinci Resolve(ダビンチリゾルブ)
出典:DaVinci Resolveプロ向けの8K編集までを可能にする高機能の無料動画編集ソフトは、DaVinci Resolve(ダビンチリゾルブ)です。総合映像機器メーカーのBlackmagic Design社が提供しており、無償版と有償版がリリースされています。DaVinci Resolveは、Windows・Mac・Linuxに対応可能。
初心者だけではなく、多くのプロ編集者も愛用するツールとして有名です。オフライン環境でも動画編集できることがDaVinci Resolveの強みであり、直感的にカット編集が行いやすいことが特徴です。
iMovie(アイムービー)
出典:AppleApple社がリリースしている無料動画編集ソフトは、iMovieです。動画に豊富なエフェクトを加えることができ、4K解像度の動画編集も可能であることがiMovieの魅力。Macを使用しているなら、ぜひ利用したい動画編集ソフトだと言えるでしょう。
iMovieを利用すれば、動画のカットやエフェクトの追加、テキストの挿入やフィルタの適用などが行えます。10種類ものフィルタが用意されており、動画のイメージに合わせてブラッシュアップすることが可能です。Mac版では29種類ものテンプレートが搭載されているため、映画の予告編のようなスタイリッシュな動画を制作することもできます。
Lightworks(ライトワークス)
会員登録することで無料で利用できるのは、Lightworksです。Windows・Mac・Linuxに対応しており、英語表記であることが特徴です。Lightworksはプロ向けの動画編集ソフトであり、スピーディーな動画編集ができるソフトとして高い評価を獲得しています。高速エクスポート機能が搭載されており、YouTubeやFacebookのようなSNSへのシェアが素早く行えます。ただし、無料版のLightworksは、HD解像度が720pまでしか対応していません。アカウントを有していないユーザーでも、7日間限定の使用期間が設けられていることも嬉しいポイントです。
VideoPad
出典:NCH Software日本語にも対応している高機能を搭載した動画編集ソフトは、VideoPadです。WindowsやMacにも対応しており、シンプルな操作性で動画編集初心者から選ばれています。VideoPadは50種類以上のエフェクト機能を搭載しており、サウンドエフェクトも豊富に用意されています。
2分割スクリーンのなかで動画のカットやテロップ入れ、エフェクトや書き出しもスムーズに行いやすいことがVideoPadの特徴です。音声編集も行いやすく、視聴者にとって耳なじみが良い動画を作成しやすいことが魅力の1つです。ミキシングソフト「MixPad」との互換性が高いため、自作の音楽を動画に取り入れたい人に向いている動画編集ソフトだと言えるでしょう。
まとめ
無料の動画編集ソフトは、初心者からプロまで数多くの人が利用しています。高機能の無料動画編集ソフトも数多くリリースされているため、自分のスキルや好みに合うソフトが見つけやすいでしょう。動画編集初心者なら、日本語対応しているシンプルな機能のものを利用したいですね。無料の動画編集ソフトを利用してスキルが上達してから、有料の動画編集ソフトの購入を検討しても良いでしょう。