職業訓練でWebマーケティングは学べる?受講のメリットも解説

職業訓練でWebマーケティングは学べる?受講のメリットも解説
Web上でものやサービスを販売することが当たり前になった現代において「Webマーケティング」は非常に習得する価値の高いスキルです。公的機関かつ無料で学べる手段としてはハローワークの職業訓練が代表的ですが、Webマーケティングに関するコースは用意されているのでしょうか。

この記事では「職業訓練でWebマーケティングは学べるの?」といったテーマで、実際にどんなコースが用意されているのか、職業訓練を利用するメリットは何なのかを徹底解説していきます。

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職業訓練でWebマーケティングを学ぶことはできる?

結論、ハローワークが用意する職業訓練にて、Webマーケティングを学ぶことは可能です。ネットの普及に伴って優秀なWebマーケターを求める企業が増えたこともあり、マーケティングスキルを備えた人材の確保が急務となっているのでしょう。現在進行形で、各自治体がWebマーケティング用講座の整備を進めているところです。

ハローワークのインターネットサービスで訓練の数を調査してみたところ、全3810コースのうちマーケティングに関するものは48件となっていました。まだまだ母数自体は少ないものの、このほかにも自治体から委託を受けた民間の職業訓練等も多数存在します。いずれも基礎的なスキル習得を目的とした内容になりがちではありますが、これからWebマーケティングを学び始める人にとっては必要十分と言えるでしょう。

ハローワークで用意されている職業訓練の種類

ハローワークの職業訓練には、実は2つの種類が存在します。それぞれで対象となる人や受講できるコース等も異なるので、利用する前に両者の違いを確認しておきましょう。

  • 公共職業訓練
  • 求職者支援訓練

公共職業訓練

公共職業訓練」は雇用保険を受給している求職者の方を対象とした訓練で、離職者訓練とも呼ばれています。一部テキスト代等を除き、訓練にかかる費用は完全無料です。訓練中は失業給付により最低限の収入も確保できるため、経済的にも安心して学習に取り組んでいけるでしょう。

勤めていた会社を離職したばかりで雇用保険の失業給付を受け取っている人は、こちらの訓練が該当します。受講できるかどうか、まずは一度お住まいの自治体のハローワークで相談してみるといいですね。

対象者 雇用保険の失業給付を受給している人
対象外となるケース ・ハローワークにて職業訓練等の実施が必要と認められなかった場合
・離職中も週20時間仕事をしている場合
訓練期間 3か月~2年(目安)
特徴 スキル習得のための講座を無料で受講できる(テキスト代等一部実費あり)

関連サイト:厚生労働省|ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)

求職者支援訓練

雇用保険の失業給付を受給できない人向けに用意されているのが「求職者支援訓練」です。何らかの事情により雇用保険の適用外だった、もしくは既に受給期間が終了してしまったという場合には、先述した公共職業訓練が利用できないためこちらを選択することになります。

公共職業訓練と同じく、テキスト代等を除き講義の受講料は無料。それに加えて、所定の条件を満たすことで失業給付の代替となる各種給付金を受け取ることもできます。毎月10万円の固定手当のほか、訓練施設へ通うための通所手当や寄宿手当も受給可能。公共職業訓練に該当しなかった人は、求職者支援訓練が利用できないか確認してみてください。

対象者 雇用保険の失業給付を受給していない人
対象外となるケース ・ハローワークにて職業訓練等の実施が必要と認められなかった場合
・労働の意思と能力がないと判断された場合
訓練期間 2か月~6か月(目安)
特徴 ・スキル習得のための講座を無料で受講できる(テキスト代等一部実費あり)
・条件を満たすと受講期間中に各種手当を受けることができる
【求職者支援訓練で給付金を受けるための条件】
  • 本人収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月30万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  • 訓練実施日全てに出席する
  • 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
  • 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない
  • 過去6年以内に、職業訓練受講給付金の支給を受けていない 
関連サイト:厚生労働省|求職者支援制度のご案内

Webマーケティング用職業訓練のコース例

職業訓練におけるWebマーケティング講座にはどのようなものがあるのか、ハローワークのインターネットサービスに掲載されているものを一部例としてご紹介します。なお開催されるコースは流動的に変動するため、以下に記載するものがすでに募集を締め切っている可能性もある点にご留意ください。

コース名 訓練内容 取得できる資格 訓練期間
Webクリエイター実践科 マーケティングのスキルやライティングスキルなど、
ネット事業に関する企業で必要な知識全般
・Webクリエイター能力認定試験エキスパート
・ビジネス能力認定(任意)
3か月
基礎から学べるデジタルマーケティング/デザイン/サイト制作科(eラーニング) マーケティング概論、SNSマーケティング、デジタルマーケティング手法、
HTML/CSS/Photoshop等を使用したホームページ作成
・Googleアナリティクス個人認定資格
・Google検索広告認定資格(任意)
・Photoshop/Illustratorクリエイター能力認定試験スタンダード(任意)
6か月
webデザイナー科 ・PhotoshopやIllustrator、Premiere Proを使用して画像加工やデザインのスキル、動画編集加工のスキル
・Webサイト制作やインターネット販売等において活躍できるWebクリエイターやマーケティング、フロントエンジニアの知識とスキル
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・Illustratorクリエイター能力認定試験
・Webクリエイター能力認定試験※各スタンダード・エキスパート
※全て任意受験
6か月

参考:ハローワーク インターネットサービス

コースによって学べる内容に差はあるものの、いずれもデザイン関連からマーケティング関連までWeb職の知識を幅広く身につけられるうえ、資格を取得することもできるようになっています。これだけ学べてほぼ完全無料というのは間違いなくお得なので、少しでも学習コストを圧縮したいなら利用して損はないでしょう。

職業訓練以外でWebマーケティングを学べるおすすめスクール3選

ここでは、職業訓練以外でWebマーケティングを学べるおすすめスクールを紹介します。
職業訓練では物足りなさを感じる人や、学びたいスキルや知識がある人は、スクールでの受講も検討してみてください。

ワナビーアカデミー


ワナビーアカデミーは、卒業生の93.4%がマーケティング職への転職を叶えているWebマーケティングスクールです。

高い転職率を誇る理由は、希望者全員に業界専門のエージェントを紹介してくれるから。さらにワナビーアカデミーは、グループ会社にも専門エージェントを保有しており、提携エージェントと合計すると約20,000件もの案件を保有していることになります。
業界との独自のパイプを持つワナビーアカデミーであれば、職業訓練を受けるよりも確実にWebマーケター転職を叶えられそうですね。

さらに副業希望者に対しては、1.5万円分の案件獲得保証を提供しているとのこと。
もちろん、副業案件に取り組む際も契約書や経理のサポート、プロによるアドバイスを受けられます。

次のキャリアに向けて道を切り拓いていきたいと考える人は、ぜひ受講をおすすめします。
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デジプロ


デジプロは、日本マーケティングリサーチ調査にて累計受講者数NO,1を誇るWebマーケティングスク-ルです。

そんなデジプロでは、在籍中に実際のクライアント案件に取り組めるカリキュラムが用意されています。座学で学んだ内容をもとに専任のマーケ講師のサポートを受けながら実案件に取り組める点が魅力。実績を持った状態で卒業できるため、転職活動を優位に進めていくことができるでしょう。
またGoogle広告資格に向けた資格取得補助制度も用意されているため、在学中に対外的にスキルを証明できる資格を取得しておきたい人にもおすすめです。

さらにデジプロでは、転職支援も提供しており、元大手広告代理店の採用責任者をはじめとする転職カウンセラーが1人ひとりの希望に合わせて徹底した転職支援を提供してくれます。さらにデジプロの担当講師が推薦状を書いてくれるため、他のスクールの受講生と比較し、より転職成功への確度を高めた状態で転職活動に臨める点も魅力と言えるでしょう。
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マケキャンby DMM.com


マケキャンby DMM.comは、日本マーケティングリサーチ機構調べ『Webマーケター養成スクール3年連続No.1』を獲得しているWebマーケティングスクールです。

そんなマケキャンby DMM.comには、大きく『転職コース』と『学習コース』の2つが用意されています。Webマーケター転職を目指すのであれば、3ヶ月でWebマーケターへの転職を目指す転職コースがおすすめ
未経験に特化したカリキュラムが用意されており、最初の1・2ヶ月目は徹底的に基礎を学びます。さらに3ヶ月目には、広告代理店で働くマーケターとグループワークを実施。卒業後に即戦力として活躍できる能力を体系的に身に付けていきます。

短期間の学習に不安を覚える人は、『転職コースPremium』も用意されています。転職コースPremiumでは、通常の転職コースと比較して学習テーマが倍以上に増え、学習期間も1ヶ月延長されます。また転職保証も付いているため、より確実にWebマーケター転職を実現したいと考えている人は、受講を検討してみてください。
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職業訓練でWebマーケティングを学ぶメリット

巷では「職業訓練はやめとけ」というネガティブな声も散見されていますが、職業訓練を使ってWebマーケティングを学ぶことには以下のような大きなメリットもあります。

  • 高額な受講費をかけずにスキルを習得できる
  • eラーニング型なら自宅にいながら取り組める etc...

何より嬉しいのは、受講に際してテキスト代以外の費用は一切かからないという点でしょう。一般的なWebマーケティングスクールで数か月〜半年程度学ぼうとすると、数十万は当たり前のようにかかってきます。離職して間もない頃といった資金的に余裕がない時期には、非常にありがたい制度です。

また、昨今はインターネットも普及してきたことで、パソコンで講義を受けられるeラーニング型のコースも増えてきました。民間スクールの中には都心でのみ開催されているものもあったりと、住んでいるエリアによって学びを制限されてしまいがち。eラーニング型のWebマーケティングならそのような心配はなく、自宅で気兼ねなくスキル習得に励むことができます

専門的かつ高度な知識がやや身につけづらいといった欠点はあるものの、未経験から学び始める人にとってはこれ以上ない学習環境と言えそうです。高額な有料スクールを利用する前に、まずは一度ハローワークで相談してみるといいでしょう。

職業訓練でWebマーケティングは学べるのかまとめ

当記事では「職業訓練でWebマーケティングは学べるの?」といった内容を主題に、ハローワークで用意されている職業訓練の種類や実際に開催されている講義の例、職業訓練でWebマーケティングを学ぶメリットについてまで、詳細に解説してきました。

Web職の人気が高まってきたのは比較的最近ですが、中でも売上に直結する役割を担うWebマーケターの需要はとりわけ高い傾向にあります。その関係で、国や自治体が運営するハローワークの職業訓練にも、Webマーケティングを学べるコースは多数登場してきている状況。

高額な受講費をかけることなく、テキスト代等のわずかな実費のみで講義を受講できる職業訓練は、間違いなく魅力的な制度と言えるでしょう。公共職業訓練・求職者支援訓練のどちらに該当するかを確認したうえで、効率よくWebマーケティングスキルを身につけてみてください。

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