オンライン家庭教師はやりにくい？注意点・デメリット5選

自宅にいながら塾さながらの授業が受けられるオンライン家庭教師は大変便利ですが、オンライン特有のデメリットがあることもしっかりと理解しておかなければいけません。ここでは、オンライン家庭教師の注意点やデメリットをご紹介しつつ、「やりにくい」と言われる理由を探っていきます。

• パソコン・カメラ等の機材を準備しなければいけない
• 通信トラブルで授業がストップする可能性がある
• 孤独感を感じやすい
• コミュニケーションが取りにくい
• 勉強に集中しにくい

パソコン・カメラ等の機材を準備しなければいけない

オンライン家庭教師を利用し始めるためには、当然ながら機材の準備が必要不可欠。パソコンやタブレットといったミーティングアプリが使えるもの、こちらの状況を映すウェブカメラ、音声を届けるマイク等…用意しなければいけないものが多々存在します。加えて機材の設定やトラブルシューティングには、多少の技術的知識が必要になることも。

どの機材を選んだらいいか迷ってしまったり、受講開始までに費用がかさんだりしてしまう点は、オンラインならではの注意点と言えるでしょう。中には授業で使う機器をレンタルしてくれるサービスもあるので、機材が揃っていない人はレンタルに対応しているオンライン家庭教師を選ぶのもありですね。

通信トラブルで授業がストップする可能性がある

Wi-Fi等のインターネット回線で授業を行うオンライン家庭教師は、通信トラブルに弱いという欠点もあります。もし指導時間中にインターネット接続が不安定になった場合、声が聞き取りづらくなる、一時的に授業が中断される等の問題が生じることに。講師への聞き直し等により授業が停滞しかねないのは、対面授業にはないデメリットです。

既に自宅にインターネット回線がある人でも、速度や安定性といった観点から見直しの必要性に迫られることもあるかもしれません。先述した機材の準備も相まって、やはり費用がかさんでしまいがちでしょう。

孤独感を感じやすい

画面を通してのやりとりとなるオンライン授業は、直接会っているときのような親近感が得られにくく、孤独感を感じてしまう場合があります。塾などと違い他の生徒もおらず、周りからの刺激がないためなおさらです。ネガティブな気持ちになって、勉強が手につかなくなる子もいるかもしれません。

指導だけでなく適度に雑談を取り入れてくれたり、定期的に面談を実施してくれたりするサービスを選ぶと、人とのつながりを感じながら安心して取り組んでいけるでしょう。

コミュニケーションが取りにくい

最近のカメラやマイクは高性能化が進んでいますが、それでも対面でのコミュニケーションには敵わないことがほとんど。感情の機微や声のトーンの変化、さらには板書する手の動き等は、やはりオンラインでは確認しきれないところもあるでしょう。対面と違って、マイクに話しかけるのは少し恥ずかしいと感じるお子さんもいるかもしれません。

質問や意見交換が活発に行われなければ、生徒が理解しているかどうかも確認しづらく、満足な指導が提供されない可能性もあります。カメラの画質・マイクの音質は十分か、そもそもお子さんはオンラインでのコミュニケーションに抵抗を抱いていないか等は、事前に確認すべきポイントです。

勉強に集中しにくい

慣れ親しんだ自宅で学習することになるオンライン家庭教師では、授業中であっても多くの誘惑や生活音によって集中を妨げられることも少なくありません。家族が動き回る音、近隣住民の話し声、自室に置かれたゲームや漫画等…自宅には、集中力を奪う要因が多数あるはず。そもそも、周りに先生も生徒もいないという状況が、緊張感を感じにくくさせています。

メリハリをつけて学習に取り組めるお子さんならともかく、どうしても自宅では集中できない場合には、専用の学習スペースを作る等の工夫も必要でしょう。
参考：小学生の家庭学習
参考：中学生の家庭学習

オンライン家庭教師が向かない人の特徴

前項で、オンライン家庭教師を利用する注意点やデメリットをまとめてきましたが「実際、うちは利用する価値があるの…？」と悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。ここでは、オンライン家庭教師が向かない人の特徴を解説していきます。「オンラインで学ぶ」というスタイルが合っているのかどうか、ここで把握してみてください。

• デジタル機器・ネット関係に疎い人
• 家だと勉強に集中できない人
• ライバルがいないと熱が入らない人

デジタル機器・ネット関係に疎い人

先にも述べた通り、オンライン家庭教師を利用するためにはパソコンやタブレットといった機材、Wi-Fi等のインターネット回線が欠かせません。そのため、デジタルデバイスやインターネットの使い方に不安がある人は、オンラインでの学習に抵抗を感じてしまいやすいでしょう。機材の操作に時間がかかったり、トラブルが発生した際になかなか対処できなかったりと、学習の妨げになることもあります。

このような方は、家庭教師から技術支援を受けながら少しずつオンラインツールに慣れていくか、そもそもオフラインの塾や家庭教師を利用した方がいい場合も大いにあるでしょう。

家だと勉強に集中できない人

塾などに通う必要なく自宅でいつでも学習できるのは快適である反面、さまざまな誘惑が付きまといます。テレビの音が聞こえたり、ゲーム機が視界に入ったり、家族と会話したりすることで、気が散ってしまうことも十分考えられるでしょう。

適度な緊張感がないと勉強に集中できないという人は、オンライン家庭教師を利用しても思うような効果が期待できないかもしれません。学業に専念しなければいけない学年であればあるほど、集中力が続くかどうかは気を付けたいポイントです。

ライバルがいないと熱が入らない人

オンライン家庭教師を用いた学習では、集団型の塾とは違い、周りに一緒に勉強する仲間がいません。このことから競争心が生まれず、勉強に対するモチベーションが低くなってしまう人もいるでしょう。学校に通っていれば自然と「仲間と切磋琢磨しながら学習するスタイル」に慣れてしまうため、オンラインでの単独作業は刺激が少ないと感じてしまうのです。

対策としては、オンラインフォーラムやグループチャットを活用して、他の生徒と情報交換を行うことが挙げられます。サービスによってはオンライン自習室を開放しているところもあるので、「仲間と一緒に勉強している」という気持ちを大切にしたいのであれば、サービス選びにも気を配りましょう。
参考：家庭教師おすすめ
参考：中学生におすすめの集団塾
参考：高校生におすすめの集団塾

おすすめのオンライン家庭教師

ここでは、おすすめのオンライン家庭教師について厳選してご紹介します。

家庭教師の銀河

家庭教師の銀河は、子どもの「自立」に徹底的にこだわるオンライン家庭教師サービスです。勉強嫌いなお子さんでも、自ら進んで勉強するようになる学習カリキュラムを提供しており、入会直後の定期テストで50点以上アップしたという生徒がいるほど。確実に勉強する習慣が身につくとして、その効果が口コミで広まっています。

安心の料金体系を採用しているのも魅力の一つで、1コマ30分1,375円（小学生・中学生）、1,815円（高校生）とリーズナブル。講師紹介料や交代費、年会費は一切かからず、兄弟同時指導のペアレッスンも無料です。通常指導・オンライン指導のどちらも選択可能で、スマホやタブレット、iPadでも受講ができます。またオンラインの場合、パソコンのレンタル（1,000円／月）も可能です。

一定以上の点数が上がると賞金（銀河証）がもらえるというユニークな制度もあり、子どもたちのやる気を引き出す一助となっています。徹底したサポート体制と充実した学習カリキュラムにより、オンライン家庭教師を安心して利用できるでしょう。

トライのオンライン個別指導塾

トライのオンライン個別指導塾は、「オンライン授業満足度No.1」と話題のオンライン家庭教師です。完全マンツーマン指導でお子さんが理解できるまでじっくりと教えてくれるため、わからないところをそのままにせず、確実に学力を伸ばすことができます。また教材は自由に選べるので、学習スタイルや目的に合わせて最適な教材を利用できます。

全国33万人の教師の中からお子さまにピッタリの講師を選ぶことができ、授業日時も柔軟に決められる上、前日22時まで振替が可能なので、部活や習い事で忙しいお子さまでも無理なく受講可能。機材の準備が不安な方には丁寧なサポートがあり、ネット環境が無くてもWi-Fiなしでネット接続できるタブレット貸し出し（有料）があるので安心です。

また、授業を担当する講師だけでなく、学習の計画から進路相談、講師との調整まで担当する教育プランナーが協力にサポートしてくれます。教育プランナーはトライの正社員のため、成績アップや受験などの目標を目指して安心して任せられるでしょう。

そら塾

そら塾は、10万人以上の指導実績を持つ東証上場企業「スプリックス」が提供するオンライン個別指導塾です。小学生から高校生までそれぞれのコースに対応しており、月額授業料は税込み5,400円～と非常にリーズナブル。全国どこからでもリアルタイムで先生と対話しながら行う授業システムを採用しているため、地域に関係なく質の高い指導が受けられます。

そら塾では、通学している学校の教科書に準拠したテキストを使っており、定期テスト対策も万全。長期休みの講習では、苦手な箇所を徹底的に復習し、その後は予習型授業で学校の少し先を学ぶため、授業に自信を持って臨めます。また都道府県ごとに専門の入試担当者が配置されており、各地域ごとの担当スタッフが一人ひとりに合わせた受験指導を実施してくれます。

そら塾専用のオンライン自習室が用意されており、全国の仲間と一緒に勉強できるため、学習習慣が身につき、「集中して学べる！」と好評です。機材の準備もスマホで簡単に行え、担当講師の変更も可能なので、オンラインも「やりにくい」と感じることなく学習を続けられるでしょう。

まとめ

当記事では、オンライン家庭教師の利用を検討しているご家庭に向けて「オンライン家庭教師はやりにくいって本当？」「どんな人に向かないの？」といった気になる疑問について、詳細に解説してきました。

カメラやマイクを使い、ネットを介して間接的に繋がることになるオンライン家庭教師は、対面でやり取りできる学習サービスと比べるとやはり指導の質が下がりがちであることは確か。しかし、昨今はオンラインならではのデメリットを払拭すべく、手元を移すカメラを用いたり、AIを導入して授業の改善に取り組んだりする画期的なサービスも登場しています。オンライン家庭教師の品質は日々向上していると考えて差し支えないでしょう。

実校舎の管理にかかるコストを削減しているため、受講費用が安価な傾向にあることもオンライン家庭教師の魅力です。本記事で紹介した通り誰にでもおすすめできるサービスという訳ではありませんが、もしお子さんと相性の良さを感じた場合には、ぜひ積極的に利用を検討してみてください。