とはいえ、パソコンはけっして安い買い物ではありません。
どれぐらい使いこなせるかわからないパソコンに数万円払うのはきびしいと感じる方も多いのでは。
そこで一つの選択になるかもしれないのが中古パソコン。
安くていいパソコンが買えれば、気兼ねなく使わせることができて子どもも嬉しい!
ここでは中古パソコンの選び方、購入時の注意事項などを紹介します。
中古パソコンとは?
中古パソコンとは文字通り、誰かの手を通って中古マーケットに流れてきたパソコンを指します。通常は一般ユーザーが、ある程度使ったあとで手放すパターンが多いようです。
このほかに、パソコンショップが店内展示品を販売する場合や、個人が自作パソコンを組み立てて中古ショップで販売する場合など、新品のパソコンが中古マーケットに売られるケースもあります。
どれぐらい安いの?
残念ながら、中古ショップでパソコンを買ってもあっと驚くほどには安くはないようです。同一スペックの機能を持つパソコンで定価10数万円の高級品なら3~5万円、10万円以下の普及品だと1~2万円程度低価格なのが標準と思われます。
どこで買えるの?
ネットショップ
インターネットで「中古パソコン」と検索すると数十の中古パソコンネットショップが表示されます。購入方法はクレジットカード決済が基本で、商品に関する細かい情報があり比較・検討できる。保証がある場合が多いなどのメリットがある一方で、実際の商品にさわって確認できないデメリットがあるようです。
実店舗のある中古ショップ
東京なら秋葉原、大阪なら日本橋には何十件もの中古ショップが並んでいます。これらのショップを見て回りながら掘り出し物をさがすのは、ひとつの楽しみとも言われています。
「ビックリするほど安い商品」に出会える可能性はもしかしたらネットショップより大きいかも。
一方で、はじめてだとちょっと足を踏み入れにくい雰囲気の店も多く店舗のスタッフのサービスがあまりよくない店もあります。
これらのショップに慣れている人に同行してもらった方がいいかもしれませんね。
メルカリ/ヤフオクなど
中古パソコンショップがプロから購入するのに対して個人対個人の取引でパソコンを買えるのがメルカリなどのフリマサイトやヤフオクなどのオークションサイトです。出品数は多くありませんが、中間業者が入っていないぶん超お買い得な商品にめぐりあえる可能性があります。
その一方で、価格は出品者次第であるため、パソコンにくわしくないと「安物買いの銭失い」になってしまうリスクも否定できません。
中古パソコン購入の注意点
最近はネットで購入しても、とんでもない不良品をつかまされる危険は減っていると言われます。しかし中古品である以上一定のリスクはあります。用心した方がいいのも事実でしょう。
ここでは中古パソコン購入時の注意点を紹介します。
商品のターゲットをきちんと決める
「中古なんだからぜいたくは言えない。適当なところで妥協しよう」と考えてしまう人も多いかもしれません。でも、安さ重視で中途半端なスペックのパソコンを買ってしまったら短期間しか使えず、トータルで見て損をしてしまう可能性もあります。
入念に下調べをして具体的なイメージを固めておき、「このスペックのパソコンがこの価格なら買う。それがなければ見送る」と決めるのがおすすめです。
OSアップデートに注意
パソコンを動かすためのOS(オペレーションソフト)には、サポート期間というものがあります。たとえば、Windows7はすでに2020年にサポートが終了しており、Windows8.1も2023年にサポートが終了します。無償でアップデートを行える場合もあるのですが、古い機種は新しいOSの動作保証が受けられないこともあります。動作保証対象外のPCでも動作させることは可能ですが、動きが重くなったり、正常に作動させることができなかったりします。また、古いPCを買った場合は、OSが原因で長く使えなかったりすることがあります。そのため、購入する際はいつ頃発売されたものなのかを確認するようにしましょう。
あまりに古いPCを購入した場合は、すでにサポートの切れているOSが搭載されている場合があります。そのままインターネットなどに接続すると危険ですので、中古PCを購入する際は、少なくともサポート対象のOSが載っているかどうか確認しましょう。
子どものパソコンのスペックは?
新品同様、中古パソコンの価格も非常に幅が広くなっています。「ゲーマーズパソコン」「クリエイターズパソコン」と呼ばれる種類の高性能グラフィックボード、大型ディスプレイ、高速CPU機種では中古でも15万円以上する場合があります。
でも、プログラミング学習とタイピングの練習ができて、ワードを使って日記を書くぐらいの用途なら、それほどの高級品は必要ありません。
子ども向けパソコンにふさわしいスペックをまとめてみます。
CPUは普及品で十分
CPU(中央演算装置)とはプログラムに合わせて情報を処理するパソコンの頭脳部分。当然、高級品であるほど高速になります。
現在はIntel社のCore i3、i5、i7と呼ばれるシリーズが主流になり日々高速化をつづけています。
また、これより廉価なCPUにはIntelのCeleronシリーズとAMD社のCPUもあります。
画像編集や動画編集などのCPUへの負荷がかかる作業をしない場合(には、
1.最新のCPUなら上のどれでも可
2.過去のCPUなら「Core i5」以上を選ぶ
くらいの考え方でいいのではないかと思います。
OSは最新のWindows 10で!メモリは8GBを
中古パソコンは文字通り最新でないのが前提です。この点でハードウェアのスペックにはさほどこだわる必要はないと思います。
ただし、OSだけは最新のWindows 10を選ぶようにしましょう。
Windowsにはサポート期間があり、古いOSは次々とサポートの対象外になってしまいます。
また、ストレスなくサクサク動かすにはメモリは8GBほしいところです。
デスクトップよりノートパソコンの方が割安!
デスクトップパソコンとはディスプレイ、キーボード、本体が別々に売られているパソコンを指し、ノートパソコンはパカッと開いて使い持ち運びもできるタイプです。一概にはいえませんが、同等の性能を持ったパソコンとしてはノートパソコンの方が安い場合が多いようです。
わかりやすいデメリットとしては、画面が小さい点。大人が仕事に使う場合だと、画面の狭さが物足りなく感じるかもしれません。
でも、子どもが利用する場合、いくつものアプリを同時に開く必要はあまりありませんよね。基本的には、ノートパソコンで十分だと思います。
(詳しい人なら……)本体は新品、中古パーツで補強する手も
パソコンの本体を中古で買うのは抵抗がある……なんて人もいるでしょう。そんなときには、低コストで無難な新品パソコンを買い中古パーツでパワーアップしていく手もあります。
もっとも効果が上がりそうなのがメモリ。
中古パーツなら最新のパソコンでも使われているDDR4タイプのメモリを2,000円以下で買えます。
4GBメモリ搭載の機種に4GBを追加して8GBにすれば歴然と動作は快適になります。
ハードディスク、SSDなどの記憶メディアも、本体はひかえめなスペックにして中古パーツで増設すると一気に使いやすくなりますよ。
ネットでかんたん!人気中古パソコンショップ3選
保証期間で選ぶなら……デジタルドラゴン
ネット専用の中古ショップとして最大手といわれるのが大阪市に本社をおくデジタルドラゴンです。最大の特徴は長期間の保証とサポート。
製品のほとんどに永久保証がついています。
購入したパソコンのHDD、メモリ、電源コードに呼称が発生した場合は、1年に1度を条件に無料で修理・交換してくれます。
その他の製品に関しては60日保証ですがパソコンの接続や互換性について困った場合は永久にサポートに電話をして質問できます。
場合によっては新品を売るパソコンメーカーよりも手厚く、すぐれていると評判です。
デジタルドラゴン中古パソコン・中古スマホ・中古PCパーツの専門通販サイトは、姉妹サイトパソコン工房通販サイトに販売の場を移すこととなりました。全国店舗展開のユニットコムグループだからご購入後のサポート・アフターケアも万全、安心してご購入できる保証をセットにしたお得な中古品を揃えています。
この記事をwww.uricom-net.com で読む >商品を見てさわって選べる。パソコン工房
デジタルドラゴンとならぶもう一つの大手中古パソコンショップがパソコン工房です。その特徴はネットショップとリアルショップ両方を展開している点にあります。
中古パソコンのメッカ、大阪日本橋と東京秋葉原には大規模な店舗があり、気のすむまでじっくりと見てさわって商品選びができます。
もちろんネットショップも充実。品数の多さでは定評があります。
BTOパソコンやノートPC、Windows11のことなら、「パソコン工房公式サイト」をご利用ください。BTOのデスクトップPCは、リーズナブルで抜群のスペックが魅力!国内生産iiyamaPCもラインナップ充実!全国店舗展開でサポート・アフターケアも万全!
この記事をwww.pc-koubou.jp で読む >Think PadにこだわりつづけるBe Stock
中古パソコンを購入するとき、悩みの種は比較・検討のむずかしさ。ならば、とすべてレノボ社のThink Padだけを扱うユニークなショップがBe Stockです。
同系列の商品だけに、スペックや商品の状態に従ってわかりやすい値付けが行われています。
希望の価格と希望のスペックを照らし合わせて決めるにはおすすめなショップといえるでしょう。
まとめ|子どもといっしょにパソコンの中身も学べる中古パソコン
残念ながら、パソコン知識がまったくゼロで中古パソコンを選ぶのは簡単な話ではありません。「ハードディスク?メモリ?なんの話?」なんて方は、新品のショップで使い方をサポートしてもらいながら購入するほうが安心かもしれません。
その一方で、ちょっとした知識を持っていれば大幅コストダウンできるのが中古パソコン!
子どものためにも、「安くていいパソコンを探してみよう!」と研究してみてはいかがでしょうか?
保護者にとっても、パソコンの仕組みを知るいいきっかけになるかもしれませんね。