ただ、プログラミングをするためにはパソコンが必要ですが、お子さんにどんなパソコンを与えればいいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、小学生にオススメできるパソコンをご紹介します。これから購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
子どものプログラミング学習におすすめのパソコンの選び方
予算以外に子ども用ノートパソコンの選び方はどのようなポイントを重視すればよいのでしょうか。ここでは子ども用ノートパソコンの選ぶ際に重視すべきポイントを6つに分けて解説します。
OSはWindowsがおすすめ
ノートパソコンの購入時で特に迷うのが「OSはWindowsとMacはどちらがいいのか」というポイントです。教材によってWindowsのみで動くものやMacのみで動くもの、Windows、Mac、Linuxのどれでも動くクロスプラットフォーム対応のものなどが存在しており、何を使うかによって搭載しているべきOSが異なることあります。
小学生向けプログラミング学習教材は基本的にWindows搭載のパソコンやタブレット端末で動くものが多いため、特にこだわりがなければWindows搭載のノートパソコンを選ぶのがよいでしょう。また、日本国内のデスクトップPCのOSシェア率はWindowが7割以上という調査結果もあります。
まずは使いたい教材や必要な開発環境を確認したうえで、どのOSを搭載したノートパソコンを購入するか選定することをおすすめします。
ディスプレイサイズは13インチ程度
子ども用ノートパソコンはコンパクトさを求める方が少なくありませんが、画面の見やすさを重視するなら最低でもディスプレイサイズが10インチは必要といわれています。さらに、作業をするときの見やすさを重視するのであればディスプレイサイズは13インチ程度あるとよいでしょう。
ノートパソコンの正確な寸法はメーカーや寸法、アスペクト比によって異なりますが、13インチは横幅28.7cm×縦幅16.2cmほどになります。企業や学校などで主に使用される書類サイズはA4(横幅29.7cm×縦幅21cm)で、ディスプレイサイズが13インチのノートパソコンはそれよりも若干小さいためカバンなどに入れて持ち運べます。
液晶はノングレアにするか、フィルムを貼って反射防止
ディスプレイの液晶には光沢(グレア)タイプと非光沢(ノングレア)タイプの2種類があります。結論から先にいうと、子ども用ノートパソコンは非光沢(ノングレア)タイプがおすすめです。以下では、それぞれの特徴を紹介します。
光沢(グレア)タイプ | 非光沢(ノングレア) | |
---|---|---|
メリット | ・画面につやがある ・発色が良い ・鮮やかで綺麗に見える |
・室内照明の映りこみが小さい ・目に負担をかけにくい ・画面が傷付きにくい |
デメリット | ・室内照明の映りこみがある ・目に負担がかかりやすい場合がある ・指紋が付くと目立つ |
・画面につやがない ・光沢液晶のように綺麗に見えない |
どちらを選ぶかは、ノートパソコンをどのように使うことが多いかにもよります。
たとえば、学校の課題作成や文書ファイルの作成など実用性重視で綺麗に見える必要性が無い場合は非光沢(ノングレア)タイプの液晶が望ましいです。
仕事や趣味で動画編集や画像編集をする際には画面が綺麗に見えた方がよいので、光沢(グレア)タイプの液晶が望ましいといえます。ただし、ディスプレイへの余計な移り込みは編集に影響が出ますし、長時間の作業で目が疲れやすくなるという場合は非光沢(ノングレア)タイプの液晶の方がおすすめです。
なかには非光沢(ノングレア)タイプでも目が疲れる方もいます。可能であれば家電量販店などで、光沢液晶と非光沢液晶の両方のディスプレイを比較してどちらが自分に合うのか判断するとよいでしょう。
軽量モデルや、衝撃に強いタイプが安心
子どもが日常的にノートパソコンを持ち運ぶことを考えると、子ども用ノートパソコンは1.5kg以下の軽量モデルを選ぶことをおすすめします。ただし、軽さを重視して画面サイズが極端に小さいものやスペック(性能)が低いものを選ぶのは避けましょう。作業効率の低下や長時間使用する際に目の疲れやすさが出てしまうからです。
タッチ操作やペン入力ができると便利
キーボードに馴染みのない子どもには、スマホ感覚で直感的に扱えるタッチ操作できるものを選ぶといいでしょう。初めてパソコンに触れる小学生がいきなりタイピングを行うのはハードルが高いものです。タッチタイピングができるようになる前に苦手意識が出てしまう可能性もあるからです。ペン入力に対応しているノートパソコンであれば、お絵描き感覚で子供の想像力を伸ばすような使い方もできますので、タッチパネルを搭載したノートパソコンがおすすめです。
メーカーサポートにも注目
何かあったときのためにサポートが充実したメーカーのノートパソコンを選ぶのもおすすめです。メーカーによっては、サポート方法や料金(有償・無償)も異なります。サポート方法には電話やチャット、メールなどがあり、対応している時間も異なるため詳しくチェックしましょう。
パソコンに詳しい人が身近にいないご家庭は、セットアップやトラブルが起こったときの対処まで、しっかりとサポートがついているメーカーの製品を選ぶのがポイントです。
スペックの目安はこれだ!
子ども用ノートパソコンを選ぶ際には、スペック(性能)も忘れてはなりません。パソコンのスペックにはCPU、メモリー、ストレージ(HDD・SSD)が重要です。それぞれどのようなものか、作業内容によって具体的にどの程度必要になってくるのか詳しく説明します。CPUとは?
CPUはわかりやすく例えると人間の脳のような役割をする部分で、パソコン上で計算処理や制御をおこなう場所です。性能に比例して価格も高くなるのが特徴で、日常使いにはCorei3~i5があれば十分といわれています。購入する際には、価格と性能のバランスを考えて選ぶようにしましょう。
メモリとは?
メモリはパソコン上でデータを一時的に記憶する場所のことで、数字が大きければ大きいほど容量が大きくなり、処理速度も速くなる特徴があります。子ども用ノートパソコンであれば4GB程度がおすすめです。プログラミングの基本作業以外にもご自宅でYoutube動画を見たり、ゲームをしたりする場合は8GBがおすすめです。
ストレージとは?
ストレージはパソコンに画像や音楽などを保存できる容量のことでHDDとSSDの2種類があり、それぞれの特徴は以下の通りです。・SSD…動作が早く、スムーズな作業ができる
SSDの容量は子どもが使う範囲であれば64~128GB程度がおすすめです。258GBや512GBなど大容量タイプもあるため、使用用途によっては大容量タイプを選ぶのもよいでしょう。
以上を踏まえた上で、子ども用ノートパソコンに必要なスペックの目安は以下の通りです。どのような作業をするかにもよりますが、ご購入の際にはぜひ参考にしてみてください。
CPU | Intel Core i3以上 |
メモリ | 8GB以上 |
スクリーンサイズ | 持ち運ぶなら11〜13インチ 据え置き使用メインなら15インチも検討 |
ストレージ | 128GB~256GB程度 |
子どものプログラミング学習のおすすめのパソコン10選
子ども用ノートパソコンに最低限必要なスペックを確認できたところで、実際にどのようなノートパソコンを購入すればいいのでしょうか。ここでは、子ども用ノートパソコンのおすすめ10選をご紹介します。Dell(アメリカ)
Dell Inspiron 13
出典:DellDell(デル・テクノロジーズ)はコンピュータおよび関連製品・サービスの開発・販売・修理・サポートを行っている世界最大級のテクノロジー企業です。
DellのInspironシリーズは自宅やホームオフィスでの使用を想定して設計されているため、Officeソフトを使った課題制作や事務作業をするのに適しています。バッテリー持続力は最大5本の映画を一気見できるほどで、学校や仕事での長時間使用も問題ありません。
価格は132,037円(税込・配送料込) と10万円越えではありますが、スペックの選択肢も多いため用途に合わせて選ぶのもいいでしょう。
OS | Windows 11 Home |
ディスプレイ | ・13.3インチ ・非光沢(ノングレア) ・非タッチ |
重さ | 最小重量:1.24 kg |
CPU | 第11世代 インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー (18MB キャッシュ, 最大4.5GHzまで可能) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB M.2 PCIe NVMe SSD |
dynabook(日本)
K2
出典:dynabookdynabookのKシリーズは、教育現場の先生方の声に耳を傾けて生まれた学習用タブレット&ノートパソコンです。滑りにくく衝撃に強い素材を採用し、子どもの想定外の行動にも備えて長く使える品質や耐久性が特徴です。
文部科学省が認定する学習者用コンピュータ標準仕様に適合しており、Officeアプリも快適に使えます。Microsoft 365 Basic+Office Home & Business 2021が搭載されているので、プログラミング学習をはじめとした標準的な学習は問題なくスタートできます。
さらにタイピングやプログラミングはもちろん、着脱式キーボードをはずすとタッチ操作のタブレットとしてイラストも楽しめる仕様です。10.1型のコンパクトボディですがバッテリーは長時間駆動が可能で、充電し忘れた際には急速充電もできます。
OS | Windows 11 Pro 64ビット |
ディスプレイ | ・10.1型 ・非光沢(ノングレア) ・広視野角液晶 ・タッチパネル付き |
重さ | ・タブレット:約590g ・キーボード接続時:約1.097kg |
CPU | インテル®Celeron® N4500プロセッサー 1.10GHz(バースト周波数2.80GHz) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB フラッシュメモリ |
M6
出典:dynabookdynabookのMシリーズは画面が180度開くので、グループワークなど対面の相手と同じ画面を見ながら相談するときに便利。通信環境に合わせて5GHz帯と2.4GHz帯を交互に組み合わせた通信も行えるため、オンライン授業やオンライン授業など、映像や音声が途切れにくい安定した通信環境を提供してくれるのが特徴です。
エクセルやパワーポイントなどのOfficeアプリはもちろん、動画ファイルの編集、書き出しからレタッチ作業まで行える編集アプリも搭載されており、授業の課題や会議の資料作成、クリエイティブな作品づくりなどもこれ1台で可能です。
OS | Windows 10 Home |
ディスプレイ | ・14.0型 FHD ・広視野角(ノングレア) ・180度開く |
重さ | オニキスブルー:約1.470kg パールホワイト:約1.490kg |
CPU | 第11世代 インテル®Core™ i3-1115G4プロセッサー3.00GHz(最大4.10GHz)〈2コア〉 |
メモリ | 8GB(4GB×2) |
ストレージ | 256GBPCIe対応高速SSD |
Fujitsu(日本)
LIFEBOOK WA3/J1
出典:富士通WEB MART富士通から2024年1月に販売されたLIFEBOOK WA3/J1は、富士通のなかでも使い勝手がよく、売れ筋の商品として紹介されています。光学ドライブを搭載しており、キーボードはテンキー付き。ディスプレイは15.6型と少し大きめですが、約18.4mmのキーピッチを確保したフルサイズキーボードになっています。
さらにAIノイズキャンセリング&Waves MaxxAudio機能付きで、オンライン授業でも周りの騒音が気になりません。「自宅からオンラインスクールを利用したいけど、兄弟や家族の話し声が気になる……」といった場合でも、余計なことに気を遣わず会話に集中させてあげられます。
スペックも自由に選べますが、以下のスペックであれば価格は94,700円(WEB価格・税込)です。値段を抑えつつ、機能性も重視したい方におすすめです。
OS | Windows 11 Home |
ディスプレイ | ・15.6型ワイド ・フルHD (1920×1080) ・スーパーファイン液晶 |
重さ | 約1.7kg |
CPU | Intel Core i3-1215U (6コア/8スレッド) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 約256GB SSD |
LIFEBOOK WU2/H1
FujitsuのLIFEBOOK WU2/H1は、2023年1月発売の軽量モバイルノートパソコンです。公式サイトでは小学生におすすめのパソコンとしても紹介されており、1kg以下と極限までコンパクト化されたボディが特長です。
コンパクトなボディながら、充実のコネクタ類を搭載。USB Type-Cコネクタが2つあるので、多くの機器と繋げながら使用したい方にもおすすめです。
バッテリ駆動時間も長く持ち運びにも便利。Microsoft Office Home and Business 2021がプリインストールされているため、学校の課題や資料作成にも役立ちます。
OS | Windows 11 Home |
ディスプレイ | ・14.0型ワイド ・ノングレア液晶 |
重さ | 約758g~ |
CPU | インテル® Core™ i3-1315 プロセッサー |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 約256GB SSD |
HP(Hewlett-Packard Company:アメリカ)
HP 14-ep
HP 14-epは基本性能をしっかりおさえたノートパソコンで、エントリーモデルの価格が57,800(税込)~と非常にリーズナブルなのが魅力です。高速起動・高速動作ながらバッテリーは最大8時間30分と持続力も高く、快適なインターネットライフが楽しめる製品になっています。
キーボードは見やすくタイピングしやすいツートンカラーで、さらにイメージパットは前世代モデルに比べて約40%拡大しています。画面占有率84%のディスプレイは長時間作業も快適で、ユーザービリティの点においても申し分のないパソコンといえるでしょう。
また、こちらの商品には、USBポートを使用せずに使えるBluetoothマウスが同梱されています。
OS | Windows 11 Home Sモード |
ディスプレイ | ・14.0インチワイド ・フルHD ・非光沢(ノングレア) ・IPSディスプレイ(1920×1080) |
重さ | 約1.37kg |
CPU | インテル® プロセッサー N100 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB SSD |
HP Chromebook Plus x360 14
国内で2024年4月に発売されたHP Chromebook Plus x360 14。従来の2倍の処理速度を誇るCPUに加えて、2倍のメモリとストレージを搭載したパワフルなモデルです。
最大10時間のバッテリー駆動を実現し、長時間ストリーミング再生にも対応できます。コンセントを探したり配置を気にしたりする必要がないのも嬉しいポイントでしょう。さらにディスプレイはフルHD画面で、鮮やかなディテールが特徴的。お子さんお気に入りのゲームも、臨場感たっぷりに楽しめます。
OS | Chrome OS |
ディスプレイ | ・14.0インチ ・フルHD(1920×1080) |
重さ | 約1.5kg |
CPU | インテル® Core™ i3-N305 プロセッサー |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB UFS フラッシュメモリ |
Lenovo(中国)
IdeaPad Slim 5i Gen 8
Lenovoは1984年に中国で設立された電子機器メーカーでIBMのPC事業部と合流して誕生したグローバル企業です。IdeaPad Slim 5i Gen 8はスリムかつ軽量で、パワフルさが魅力の14.0型ノートパソコンとして人気の製品です。最大第13世代のインテル® Core™ プロセッサーを搭載しており、高速メモリ・ストレージでどこでも快適にマルチタスクができます。
ディスプレイは16:10の広いアスペクト比で、画面上に多くの情報を表示できます。カスタムの際は、よりリアルな色合いのOLED (有機ELディスプレイ) モデルも選択可能です。
OS | Windows 11 Home 64bit |
ディスプレイ | ・14.0型 ・非光沢(ノングレア) |
重さ | 約1.46kg |
CPU | インテル® Core™ i5-12450H プロセッサー (Eコア 最大 3.30 GHz Pコア最大 4.40 GHz) |
メモリ | 16 GB LPDDR5-4800MHz (オンボード) |
ストレージ | 512GB |
Microsoft(アメリカ)
Surface Laptop Go 3
Surface Laptop Go 3は12.4インチのタッチスクリーンとフルサイズのキーボードを備えており、重量は1.13 kg。他製品に比べて特別軽いわけではありませんが、1回の充電で、最大15時間駆動できるバッテリーを搭載していることから移動先でも使いやすいモデルです。
本体には指紋認証機能付きボタンやTPM 2.0(ハードウェア上でセキュリティ性を高めるモジュール)が搭載されており、セキュリティ対策の観点からも安心して使用できます。
鮮やかでシャープな画質や多方向に音が届く高性能スピーカー、照明に合わせて自動調整されるHDカメラなど、魅力的な技術仕様でありながら、価格は109,560円(税込)~とコスパのよさも嬉しいポイントです。
OS | Windows 11 Home (S モード) |
ディスプレイ | ・12.4インチ ・タッチスクリーン |
重さ | 1.13 kg |
CPU | 第12世代 IntelFootnote® CoreFootnote™ i5- 1235U プロセッサ |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
NEC(日本)
LAVIE N13
LAVIE N13はNECパーソナルコンピュータによる2023年秋冬モデルのノートパソコンで、A4ファイル並みのコンパクトサイズで気軽に持ち歩いて使える製品です。オフィスアプリとしてMicrosoft Office Home & Business 2021が搭載されています。
OSやアプリがすぐに立ち上がり、スムーズに作業ができるのでお子さんも使いやすいでしょう。さらに高画質な写真や大容量のファイル計算もストレスなく処理できるのが特長です。さらに作業時には適度な傾斜がつく「リフトアップヒンジ」を採用しており、疲れにくくタイピングしやすい仕組みになっています。
OS | Windows 11 Home |
ディスプレイ | ・13.3型ワイド ・LED IPS液晶 ・ノングレア ・フルHD |
重さ | ー |
CPU | インテル® Core™ i5-1235U プロセッサー(最大4.40GHz) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 約256GB SSD |
小学校・中学校・高校でプログラミング教育が必修化
2020年度から、「学習指導要領* 」改訂の一部として小学校でのプログラミング教育の必修化が実施され、さらにその後は中学校・高校でもプログラミング学習が必修化されました。2025年1月に実施される大学入学共通テストからは情報科目の導入が決まっており、国内ではプログラミング教育への注目度が年々高まっています。ただ、プログラミング教育といっても、子どもたちをプログラマーにするための教育ではありません。
小学校のプログラミング教育は、物事を論理的に考えるプログラミング的思考を育み、プログラミングに触れ、ITリテラシーを高めることを目的としています。
・高校では共通必履修科目としてプログラミングを含む「情報I」の新設
・2025年1月の「大学入学共通テスト」にプログラミングなどの情報科目が導入
2020年は新型コロナウイルスの流行により学校が一斉休校になるなどオンライン授業の需要が高まり、小中学校の児童/生徒1人につき1台の学習用端末(パソコンやタブレット)を配備する「GIGAスクール構想」が前倒しとなりました。
学校教育はもちろん、ICT技術は社会のあらゆる場所で日常的に活用されるようになっており、今後もパソコンやタブレットは子ども達にとって鉛筆やノートと並ぶマストアイテムとなっていくでしょう。
「みんなのコード」が発表した「子ども・保護者の意識調査」では、小中高生のお子さんを持つ保護者にプログラミングに関する授業についてアンケートをおこなっています。回答結果では、プログラミング教育の重要性について「主要5教科より重要」または「主要5教科と同じくらい重要」と回答する保護者が5割を上回る結果に。
特にお子さんが低年齢になるほどプログラミングの重要性を感じる声が多く、年々プログラミング教育に対する保護者の注目度が高まっている実態がうかがえます。
小・中・高校でプログラミング教育が必修化します。「そもそもプログラミングって何?」「なぜ必修化?」「受験や就職への影響は?」など、気になるギモンにくわしく回答!どこよりもやさしくご説明します。
この記事をcoeteco.jp で読む >子ども用ノートパソコン、予算はどのくらい必要?
自宅でプログラミングを学習するとなると、子ども用ノートパソコンの予算はどのくらい必要になるのでしょうか。
プログラミング学習には安定したスペックで問題なく動作するものが必要になりますので、子ども用ノートパソコンの予算相場は10万円前後といわれています。
もちろん、10万円未満や5万円未満でも最低限のスペックを備えた製品は存在しますが、型落ち品や動作が遅くプログラミング学習をする際にストレスを感じて学習効率が低下する恐れがあります。
また、eスポーツや動画編集、イラスト制作など子どもの興味関心によってはハイスペックで処理能力の高い製品が多い10万円以上のモデルもおすすめです。子どもの能力を伸ばすためにぜひ検討してみてください。
パソコンで取り組めるプログラミング学習教材5選
子ども用のパソコンが準備できたら、ぜひPCを活用しプログラミングを学んでみましょう!ここでは、誰でも手軽にスタートできる、簡単・面白いプログラミング学習教材をご紹介します。Scratch
- 無料で使える
- ブロックを組み合わせるだけでプログラミングができる
- 多くの教育機関が使用
Scratchは子ども向けビジュアルプログラミング教材として、特に有名です。見ただけでわかる直感的・視覚的な仕様なので、まずはプログラミングの基本的な仕組みを理解したいお子さんや、全くのプログラミング初心者にピッタリです。
Scratchを利用したプログラミング教材も多数あり、多くの教育機関やプログラミングスクールで使用されています。無料で使えるので、まずはちょっとプログラミングはどういうものかな?と試すのにもピッタリの教材です。
デジタネ
- 小1から始められるオンラインプログラミングスクール
- マイクラッチ(マインクラフトを教材をしたオリジナルコース)が子どもに大人気
- 月額3,980円から始められる
プログラミングスクールを展開するデジタネでは、月額3,980円で受け放題のオンラインプログラミング教材を提供しています。タイピングやITリテラシーを学べるコースも加わり大幅にパワーアップしたデジタネ。
コエテコでは取材もしていますので、詳しくはこちらをどうぞ!
「D-SCHOOLオンライン」がリニューアル!マインクラフトやRobloxでも学べプログラミング学び放題
D-SCHOOLオンライン(運営:エデュケーショナル・デザイン株式会社)といえば、マインクラフトやを利用した独自のカリキュラム「マイクラッチ」やRobloxで学べることで大人気のプログラミングスクール。そんなD-SCHOOLが今回、マイクラッチをはじめ約100のコンテンツを定額制で受け放題!というスクールへリニューアルされました!この記事では、リニューアルの内容を詳しく解説します。
この記事をcoeteco.jp で読む >QUREO(キュレオ)
- ゲームを作りながら基礎を学べるプログラミング教材
- 本物のゲームさながらのキャラクターやストーリーで楽しく学べる
- 独自のタイピング練習コースでローマ字入力も習得可能
QUREOのカリキュラムは老舗プログラミングスクール「Tech Kids School」監修のもと、新大学入試への対応された設計や「プログラミング能力検定」のレベル1〜4に準拠しています。ゲームづくりを通じて、楽しく本格的にプログラミングを学ぶことができるのもポイントです。
Hour of Code マインクラフトアドベンチャー
- 無料でプログラミングが勉強できるサイト「Code.org」が提供するプログラミング教材
- Scratchのようにブロックを組んでキャラクターを動かす
- 簡単なプログラミングからステージを1つずつクリアして難易度の高いものにも挑戦
さまざまなツールでプログラミングが無料で勉強できるサイト「Code.org」。その中のひとつ、「Hour of Code マインクラフトアドベンチャー」は世界中で人気のゲーム「マインクラフト」を使ったプログラミング教材です。動画のチュートリアルもあるので、わからないことは解説を見ながら進めることができます。
CodeMonkey(コードモンキー)
- イスラエル発!全世界で約1,000万人以上が体験しているオンライン・プログラミング学習ゲーム
- 幼児から小学生、中高生、大人まで楽しく学べるコース教材
- 幼児・未就学児対象のコースはゲーム感覚でコーディングの基礎を学べる
CodeMonkeyはビジュアルプログラミング、テキストベースコーディング、上級者向けコーディング/創作に対応しているオンライン・プログラミング学習です。学校教育機関向けには、ブラウザで学習進捗管理ができる「ダッシュボード」と、指導案となる「レッスンプラン」を提供しています。
子どもにパソコンを与える際の注意点
はじめて子どもにパソコンを与える際には、以下の注意点をチェックしておきましょう。使用する時間やサイトに制限を設ける
利用時間を決め、サイトの閲覧制限を設けることで安全対策ができます。パソコンを長時間使用すると、勉強が疎かになったり睡眠不足になったりといったリスクがあります。使用時間を制限できるシステムやタイマーなどを活用しながら時間制限を行いましょう。時間を決める際には生活リズムや習い事などを考慮し、家庭の方針や子どもの要望をもとに決めましょう。
さらに閲覧制限を設定して子ども向けでない情報や有害サイトへのアクセスをシャットダウンしておくこともトラブル対策の一つです。
最初は安いものから使わせる
子ども用パソコンは価格が安いモデルから使うのがおすすめです。はじめてパソコンに触れる子どもの場合、扱い方や操作方法がわからないことで故障やトラブルのもとになることがあります。せっかくハイスペックなパソコンを買っても、すぐに飽きてしまう場合もあるでしょう。容量や処理速度はそこまで高性能でなくても良いので、最低限の機能を備えた低価格帯のパソコンを探してみましょう。メーカーサポートを利用することで修理代などの諸費用を安く抑えることができる場合もあります。
必要な性能を満たした子ども用パソコンを選ぼう
今回はこれからプログラミングを学ぶお子さんに最適なパソコンの選び方やオススメの機種をご紹介しました。
パソコンと一口にいっても何でも良いわけではなく、快適にプログラミングを行うためにはある程度の性能が求められます。必要な性能を満たしていないものを選んでしまうと、プログラミングをしている途中でフリーズしてしまったり、反応が遅く作業がすすなかったりしてしまうこともあります。
性能を重視したマシンからコストパフォーマンスに優れたものまで多種多様なものをご紹介しましたので、お子さん用に新しいパソコンのご購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。