プログラミング教育がわかる、プログラミング・ロボット教室がみつかる

CATEGORY カテゴリー

『LEGO®︎WeDo 2.0』レビュー!「初めてのロボットプログラミング教材」最適解かも

小学1~6年生が対象の『LEGO®︎WeDo 2.0』、レビュー用機材レンタルの機会をいただいたので、5歳の息子と一緒に挑戦してみました!

LEGO®︎WeDo 2.0、こんな感じ!

子育て中の親で知らない人はいない(と思われる)ブロック玩具、『レゴ』。「落ちてるブロックを踏むと超痛い」などの「子育てあるあるネタ」常連さんです。

そんなレゴが、ロボットプログラミングキットを販売しています。最も人気なのは『マインドストーム®︎EV3』で、これは大人が本気で夢中になるもの。もう少し子ども向けの学習教材として出ているのが、『LEGO®︎WeDo 2.0』です。

青いケースは深さがあり、白いトレイを取り外すと二重底になっています。付属部品や仕掛品を収納できるようになっていて、片付けに便利そうです。

『LEGO®︎WeDo 2.0』のロボットプログラミングは、大きく分けてロボットの組み立て制御プログラム作成の2工程で行います。はやる気持ちを抑えて、組み立て説明とプログラミングアプリをダウンロード。



iPadのアプリ容量は660.4MB、よくあるゲームや便利系アプリと同じ、あるいは少し大きめ程度でした。

親がアプリの準備をしている間に、待ちきれなくなった息子は…「歯車くるくるだ~」


「ねえ見て!虫さんみたい!」


機械要素は手で触って理解するもの。とくに、上の写真のような直動機構は普段の生活では意識できません。この瞬間だけで、もう「やらせてみてよかった!」と思えてきます。

動くものを発見するロボットを作ってみよう

初挑戦なので、「はじめて」コースの中にあった「スパイロボット」に挑戦しました。

組み立て説明が分かりやすい!

アプリの説明に従って、ロボット組み立てを始めます。ここで感心したのが、画像のわかりやすさ!「ダンボールキット『Nintendo Labo』の文字なし・静止画バージョン」と言えば伝わるでしょうか…とてもシンプルで簡潔、素晴らしいです。



使う部品が左上に表示されるのですが…


トレイのポケットにパーツの絵があるので、パーツをごちゃごちゃとかき混ぜて探す必要がありません。
「快適に仕事をするための整理・整頓」が自然に身につきそうです。


まだ字が読めない5歳(年中)の息子でも、20分足らずでロボットを完成させられました。

字が読めなくてもプログラミングできてしまう

プログラミングも、文字の説明を読まなくても「描かれている通りにやってごらん」で通じるくらいに分かりやすいです。


下のリストからブロックを拾ってきて、「再生」ボタンの近くにドラッグ。ある程度近づいたら「ピタッ」と吸着するので…


呆気ないくらいに、簡単に完成してしまいました。

完成したスパイロボットの仕組みは、以下のようなものでした。
①ロボットの前で何かが動く
②頭部に取り付けたセンサの読み取り値が変化する
③スマートハブがセンサの反応をデータ処理
④スマートハブからBluetooth接続された端末に信号が飛ぶ
⑤端末のアプリが音を鳴らす

完成後はロボットを床に置いて、「お母さん、俺はあっち向いてるから、こっそり歩いてきてよ!」とのリクエストが。「罠にかかった泥棒ごっこ」で遊びました。

ここが良い!

授業時間内で完結する

今回は私が横について、ロボットの組み立て・プログラムの完成まで含めて30分程度でゴールに到達しました。小学生のお子さんであれば、もっと早く完成させることができるでしょう。授業1コマのなかでちょうど消化できる密度だと思います。

教える側の知識もほとんど必要ないため、すぐにでも小学校の授業で使えるのではないでしょうか。

手で触って理解できる

今回、未就学児の息子にとって最も良かったのは「自分の手で動くものを完成させた」ことでした。

モータにシャフトを取り付ける、それにギアを噛ませれば、回転運動を取り出すことができる…。

こういった機構を、説明書が読めるようになる前の年齢で体験できるのは、とても価値のあることだったと思います。なんとなく「センサ」「モータ」というものをぼんやりと知っている程度だった息子が、掃除機やオーブンレンジの仕組みに興味を持ち始めました。

かさばらない、散らからない

教育用に開発されただけあって、「かさばらない」のはとても嬉しかったです。我が家には『Nintendo Labo』シリーズもあるのですが、完成後は本当にかさばって大変です。部品はバラバラになりやすいし、無理にしまうと壊れやすいし…。

その点、レゴは頑丈です。電気部品の水没故障や断線さえなければ、「ブロックが壊れる」ことはまずありません。
作りかけのロボットも二重底のケースに収納できるので、「今日はここまで、続きはまた明日」がとてもスムーズにできます。


意外とかっこいい

実は、パッケージの写真を見た時点では「子どもっぽいロボットなのかな?」という印象を持っていました。
実際に作ってみると「うわ!ちゃんとロボットだ!」という満足感が大きく、予想以上に愛着が湧いて「可愛いし、かっこいい」と感じます。

Scratchで制御できる

ビジュアルプログラミング言語の代表格『Scratch(スクラッチ)』が、『LEGO®︎WeDo 2.0』に対応しています。Scratchを学んでいるお子さんが「画面の中だけじゃなくて、現実のロボットを動かしたい」と思ったときの、有力候補になるでしょう。

使ってみて、なるほど素晴らしい教材だと思いました。初めてのロボットプログラミングには最適な教材かもしれません、正直「欲しい」です。しかし、初めて向けなぶん、「いずれ物足りなくなってくるかもしれない」という印象も受けます。

ここが物足りない…

標準パックだけでは、あまり複雑なことはできない

スマートハブ1台に接続できるのは、モータとセンサ(モーションセンサとチルトセンサ)いずれか2台まで。たとえば「モータを複数使った、グネグネ動くロボットアーム」などは作れません。

また、標準アプリの制御命令で「サブループ」と「条件分岐」ができないのは「惜しい~!」と感じました。

「数学」に向き合うのは難しい

『LEGO®︎WeDo 2.0』の対象年齢は小学1年生~6年生です。そのためか、ロボットプログラミングのキモでもあり、開発の苦しいところでもある「数学的なアプローチ」はできません。

ライントレースなどの高度な制御をしたいと思ったら、上位モデルの『マインドストーム®︎EV3』のほうが魅力的になってくるでしょう。

日頃から興味を持っていないと、「ロボットプログラミングをしている」実感は薄いかも

非常にシンプルで良く出来ているぶん、たとえば、「モーションセンサ」や「チルトセンサ」がよく分かっていなくても、説明通りに作ればなんとかなってしまいます

今回の息子は、お手本に従ってプログラムを組むこと・設定をいじって動きを変えることはできても、「何かを狙ってプログラムを組み替える・うまくいかないときに自分で原因を考える」までは至りませんでした。
そのためロボットプログラミングを理解できたかと言うと…ちょっと微妙です(発達段階次第かな?)

「ゴールのない教材」ではない

構成がシンプルなので、「完成すればそれがゴール」になってしまいやすいです。
何かを狙ってプログラムを組み換え、「標準パックでは物足りない」と感じたときが、この教材を卒業するときかもしれません。

「もっとこうしたいのになあ」と思うのがソフトウェア的な部分であれば「Scratchへの移行」、ハード・メカトロ的な部分であれば、「マインドストーム EV3への移行」を検討することになると思います。

まとめ

「ゴールがある」とは書きましたが、「レゴブロックを使った学習キット」として見れば、パッケージの大きさのわりに、かなり多彩なことができる素晴らしい教材です。

数日間、息子と一緒に遊んでみて、「これが学校に人数分整備されればいいのになあ!」と強く思いました。小学生のうちに『WeDo』でロボットに親しんでいれば、中学生以降で理数系学科を楽しむ土台になるのではないでしょうか。

実売価格は25,000円ほど。価格とできることを天秤にかけると、「自宅学習用に購入」はちょっと迷うところかな…というのが正直な印象でした。しかし、「はじめの一歩」としては本当に素晴らしい!学校や学習塾、あるいは月額制のレンタルサービスなどで利用できたら嬉しい教材です。


【レゴ WeDo 2.0 for home by アフレル商品概要】



■商品・セット内容
・レゴ® WeDo 2.0 基本セット ※基本セットにはソフトウェア(カリキュラムパック)が含まれています。
・レゴ® WeDo 2.0 for home by アフレルテキストセット
 -サポートガイド
 -ワークブック1~4号
 -できたシート
 -できたシール
 -表彰状
■価格
27,500円(税込29,700円)
■製造元
株式会社アフレル
■URL
製品詳細
https://ev-3.net/wedo2/
製品購入ページ
http://afrel-shop.com/shopdetail/000000000400/

記事が気に入ったら「いいね!」をしよう!
プログラミング教育に関する情報をお届けします!

この記事を書いた人


関連記事