シャドーイング教材おすすめ3選！選ぶ時のポイントも解説

シャドーイング教材のおすすめの選び方

シャドーイング学習はその効果から世代や英会話レベル問わず、幅広い英会話学習者から注目を集めています。そのため子供向けから上級者用まで、シャドーイング専用の教材が多数販売されています。

しかし選択肢が多く、「どの教材を選んだら良いか分からない。」と悩んでしまうケースも少なくありません。
本項目では、そのような悩みを解決するために自分に合った教材を選ぶポイントをご紹介します。

文章の長さが30秒~1分、15単語前後を選ぶ

初めてシャドーイング学習を行うのであれば、一文が長すぎないものを選びましょう。文章の長さは、30秒~1分ほど、15単語前後が目安となります。

また最初は自身の英会話レベルより少し易しめの課題からチャレンジし、達成感を感じることが大切です。
慣れてくれば長い文章もシャドーイングできるようになるため、しっかりと定着が図れるよう焦らず取り組みましょう。

自分にとって興味を持てる教材を選ぶ

シャドーイング学習に限らず、語学学習で一番大切なことは『継続』です。
継続するためには、自分が興味を持てる話題を扱っている教材を選ぶと良いでしょう。

人気俳優へのインタビューや有名ドラマのワンシーン、身近なニュースなどが人気の教材です。自分に身近な話題のほうが日常的にも活用しやすく、効率的な英語力の定着を期待できるでしょう。

英語と日本語両方の台本が付いている教材を選ぶ

シャドーイング学習では、文章の意味を理解した上で学習を進めることがポイントです。
そのため教材を選ぶ際、できれば英語と日本語の台本が付いているものを選びましょう。

台本に記載されている文章からも内容を理解することができるため、しっかり意味を掴みながら学習を進めることができます。

自分の学びたい英語圏の発音している教材を選ぶ

シャドーイング学習は、聞こえてきた英語の音声をそのまま真似して発声する学習法です。
そのため自分の学びたい英語圏の発音をしている教材を選ぶようにしましょう。

アメリカ英語・イギリス英語・オーストリア英語など、同じ英語でも地域によって発音や訛りにかなりの違いがあります。例えばアメリカ留学を控えているのに、イギリス英語の教材で勉強するようなことは控えた方が良いでしょう。

留学や海外転勤など身を置く英語圏が決まっている場合は、エリアに適した発音をしている教材を探してみましょう。
参考：英語を話せるようになるには

聞き取りやすい教材を選ぶ

シャドーイングに使用する教材は、聞き取りやすい教材を選びましょう。
今の自分のレベルに対して、難易度が高い教材を選んでしまうと、学習に躓いてしまう可能性が高くなってしまいます。

一般的に、1回で8～9割の内容を理解できる早さや難易度の教材がベストと言われています。特にシャドーイングに慣れるまでは、教材の難易度を下げ、慣れてきたら少しずつ教材のレベルを上げていきましょう。

シャドーイング教材はアプリとテキストどちらがおすすめ？

シャドーイング教材は、主にアプリとテキストに分けられます。

それぞれの教材にはメリット・デメリットがあります。両者のメリット・デメリットを理解した上で、自分に合う教材を活用しましょう。

アプリのシャドーイング教材 メリット・デメリット

シャドーイングアプリは何と言っても手軽さが魅力でしょう。
いつどこにいてもスマホ１台とイヤホン・ヘッドホンがあれば、自宅と同じように学習を進められます。

中には単語帳登録・辞書検索・速度調節・録音など多様な機能が搭載されたアプリもあります。
無料のアプリもあるため、最初は試しに使ってみるのも良いでしょう。

一方でアプリでは、書き込みや苦手な単語や発音にチェックやマーカーを引くことができません。普段参考書などを使って勉強する機会の多い方は、慣れるまで使いづらさや物足りなさを感じるかもしれません。

参考：シャドーイングアプリ

テキストのシャドーイング教材 メリット・デメリット

テキストのメリットは、メモやマーカーなど教材に直接書き込みができる点。
また付箋を貼って苦手な項目をチェックするなど自分でカスタマイズができるため、苦手な箇所が可視化されます。そのため苦手と感じる箇所を集中的に繰り返すことも可能です。
さらに目次などでテキスト全体も把握できるので、計画的に学習を進めることができるでしょう。

一方で、テキスト教材の音源は付属CDであることが多く、プレイヤーを持っていないとそもそも学習を進められないケースも考えられます。プレイヤーをもっていない場合は、音源をサイトやアプリからダウンロードできるタイプのテキストを選びましょう。

また内容が充実したテキストは重量も厚みもあるため、持ち運びには向いていないかもしれません。
通勤や通学時間など電車の中で使用したい方は、携帯可能なコンパクトサイズのテキストを選びましょう。

シャドーイング教材おすすめ3選

本項目ではおすすめのシャドーイング教材をご紹介します。
ぜひ自分にぴったりの英語学習アプリを探してみてください。

スピークバディアプリ

スピークバディアプリは、高精度なAIとの本格的なフリートーク英会話ができるアプリです。
AIが発音を発音記号レベルで細かくチェックしてくれるため、ネイティブにも伝わる”使える英語”をマスターすることができるでしょう。

800以上の実践的な会話を想定したレッスンでは、リアルなシーンを映像化しているため、視覚的にもシーンの没入感に浸りながら学習を進められます。

英会話に通ったが喋れない・緊張してストレスが溜まる・英会話の予約が面倒で辞めてしまったという人こそ試して頂きたいアプリです。

シャドテン

シャドテンは、シャドーイングに完全特化した英語学習アプリ。

シャドーイングの録音を送付するだけで、ビジネス英語のプロが良かった点・改善点をフィードバックしてくれます。
スマートフォン1つで完結できる手軽さと24時間好きなタイミングで音声を送付できる利便性は、シャドーイング学習のモチベーションを高めてくれるでしょう。

さらにシャドテンでは、アプリ登録時に「リスニング力診断」が行われます。診断結果に合わせて、オススメ教材を提案してくれるため、教材選びの時点での躓きを防げるでしょう。
なお1,000以上の教材が用意されていることもあり、無理なく自分のレベルに合わせて学び進めていくことができるでしょう。

トーキングマラソン

トーキングマラソンは、スマートフォン相手にアウトプット型の自主的英語トレーニングを繰り返す発話トレーニング教材です。
提示された日本語に対応する英語を6秒以内に思い浮かべ発話するトレーニング法は、日常会話に求められる瞬発力を鍛えます。

週1回の英会話スクールよりも約20倍の発話トレーニングができるとの統計が出ており、短時間で濃い英会話トレーニングを積み上げることができます。
また英語の映画・ドラマ、フレーズ集を徹底分析した上で作成されるコンテンツは、毎月新しいシーンが追加されます。
そのため飽きることなく、トレーニングを続けられるでしょう。

シャドーイング教材におすすめなYouTube動画

続いて、シャドーイング教材におすすめなYouTube動画を紹介します。

英語ハック

英語ハックは、40代になってから英語学習に再チャレンジした日本人が運営している、初心者向けの英語学習チャンネルです。
2024年7月時点のチャンネル登録者数は、7.92万人となっており、多くの人が動画を視聴している様子が伺えます。

本チャンネルでは、シャドーイング動画の他、リピーティングやリーディング教材も多数アップロードされています。英語を効率よく学ぶトレーニング動画や英語初心者が視聴しておきたい英語学習に関する動画も公開されているため、英語学習を始めたばかりの人におすすめ。

まず初めに覚えたい英単語や英熟語などの動画もアップロードされているため、何から手を付けて良いか分からない人も視聴をおすすめします。

引用：英語ハック

TED

TEDは、各国の著名人や研究者がプレゼンする動画をアップロードしているYouTubeチャンネルです。様々な話題や人物を取り上げているため、興味のあるジャンルでシャドーイングできる点が魅力。過去には、ビルゲイツやスティーブジョブス、イーロンマスクなど、名だたる著名人も登場しており、有名なフレーズやプレゼンに触れながらシャドーイングできるでしょう。

また、教材として使用できる動画の長さも5分～30分程度のものまで様々。
英語でのプレゼン方法を学べたり、ビジネス用語を用いたプレゼン動画もアップロードされていたりするため、ビジネスパーソンにもおすすめです。

引用：TED

Be smart

Be smartは、登録者数500万人を超える、科学系チャンネル。

身近な話題から最先端サイエンスまで、科学に関する様々な話題を幅広く取り扱っている点が特徴であり、ネイティブな綺麗な英語に触れられる点が魅力。ネイティブスピーカーのスピードに付いていけるレベル程度の英語力を養いたいと考える英語学習上級者におすすめのチャンネルです。

シャドーイング教材としてはもちろんですが、動画のコンテンツも内容に深みがあるため、楽しく視聴できます。リスニング教材としても活用できるでしょう。

引用：Be smart

シャドーイング学習教材とは？

『シャドーイング（Shadowing）学習』とは、英語を聞きながら同じように英語を発声する学習方法です。
1文を聞いてから同じ1文を発声するのではなく、英語の音声を聞きながらすぐ後を追いかけるように発声する点が特徴です。この学習法を用いることで英語を聞く耳が育ち、ネイティブさながらの生きた発音やリズムを覚えることができます。

元々は同時通訳を目指す人のための学習方法だったそうです。しかし最近では、リスニング（聞く）力とスピーキング（話す）力を同時に伸ばせる学習法として、一般の英会話学習者にも人気が高まりつつあります。

独学でシャドーイングを取り入れる際の注意点

ここでは、独学でシャドーイングを取り入れる際の注意点をお伝えします。
次に紹介する注意点に該当しないよう、意識しながら学習を進めていきましょう。
参考：社会人がゼロから英語を勉強するための独学方法

順を追って学習を進める

シャドーイングは、教材の音声をマネしながら後を追って発声する英語学習法です。
その学習法のイメージから、すぐにシャドーイングに取り組む人もいますが、シャドーイングに取り組むにあたっては、順を追って学習を進めることが大切です。

具体的には、下記手順で進めるようにしましょう。

• 教材の音声を聞き流す
• 英文の内容をアクセントや内容を正確に把握する
• 音読する　
• 教材との違いを確認する
• シャドーイングを実施する

自己流のアクセントやイントネーションにならないように気をつける

シャドーイングを行う時は、自己流のアクセントやイントネーションにならないように気をつけましょう。

正しいアクセントや発音を身に付けるためには、しっかり手本の音声を聞くことがポイント。焦らず1単語ずつ正確に聞き取り、そのままコピーするよう、意識してみましょう。またその際、リズムやイントネーションについても、教材の通り正確に再現することが大切です。

録音した自分の声を聞いてみると、アクセントやイントネーションの間違いにも気付くでしょう。

毎日練習する

英語力をアップさせるためには、1,000時間以上の学習時間が必要と言われています。
また、日常生活の中で英語に触れる環境を作りづらい日本では、毎日数分でも英語に触れる環境を意識的に作ることが大切です。

毎日数分でもシャドーイングに取り組む時間を作ることで、少しずつ英語力をアップできるでしょう。学習習慣が定着するまでは、「夕食後」「就寝前」など決まった時間・タイミングにシャドーイングを実施するようにしましょう。

独学で英語力を高めたいならシャドーイング教材を活用するのがおすすめ

今回は、シャドーイング学習についてと教材の選び方について解説しました。

シャドーイング学習は、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えられる人気の学習方法です。
その効果を高めるためには、自分に合った英語学習アプリ教材や学習方法を選び、しっかり継続することが肝要です。

効果的なシャドーイング学習に取り組むことができれば、数ヶ月後には自然に耳にする英語を理解できたり流暢に英語を話せたりと、英会話力の向上を確実に実感できるでしょう。