YouTuberになるには?稼ぐ仕組みと必要なスキルについて解説

YouTuberになるには?稼ぐ仕組みと必要なスキルについて解説
子どもの「なりたい職業ランキング」で常に上位にランクインしているYouTuber。動画コンテンツ市場が拡大を続けるなか、これからYouTuberを目指そうと考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、YouTuberが稼ぐ仕組みについて解説するとともに、YouTuberになるにはどのような準備やスキルが必要なのかを詳しくご紹介します。これからYouTuberを目指そうと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

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YouTuberが「稼ぐ」仕組み

そもそもYouTuberとは、動画共有サイトYouTube上で自主制作動画を継続的に公開する個人や組織のことを指します。

Youtubeへの動画投稿は、基本的にGoogleアカウントを持っていれば誰でもできますが、それだけでは稼ぐことができません。Youtube動画によって収益を得たいと考えるなら、YouTubeパートナープログラム(YPP)に登録する必要があります。

公式サイトによると、YouTubeパートナープログラムの前提条件は以下のように規定されています。

1.YouTubeのチャンネル収益化ポリシーに準拠している。
 a.これらはYouTubeにおける収益化の条件となる、一連のポリシーとガイドラインです。YouTubeとのパートナー契約に同意する場合は、必ず遵守する必要があります。
2.YouTubeパートナープログラムを利用可能な国や地域に居住している。
3.チャンネルに有効なコミュニティガイドラインの違反警告がない。
4.Googleアカウントで2段階認証プロセスがオンになっている。
5.YouTubeの上級者向け機能の利用資格がある。
6.1つの有効なYouTube向けAdSenseアカウントがチャンネルにリンクされている。まだアカウントがない場合は、YouTube Studioで設定しておきます(新しいYouTube向けAdSenseアカウントをYouTube Studioで作成するだけです)。
引用:YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格|Youtubeヘルプ

上記の前提条件を満たしたうえで、実際にYouTubeで収益化するためには3つの段階を踏む必要があります。それぞれに登録者数や再生回数などの条件が決められていますので、初心者はまず第1フェーズを目指して動画投稿を進めましょう。

第1フェーズの目安:チャンネル登録者数500人

  • チャンネルメンバーシップ:定期的に月額料金を支払うことでクリエイターが提供する特典を獲得できる
  • ショッピング(自分の商品):自分のショップの商品をYouTubeショッピングアフィリエイトプログラムを通じて閲覧、購入できる
  • Super Chat/Super Stickers:料金を支払うことで、チャットストリーム内で自分のメッセージやアニメーション画像を目立たせることができる
  • Super Thanks:購入するとアニメーションが表示され、動画やショート動画のコメント欄で自分のメッセージを目立たせることができる

上記の機能は、チャンネル登録者数500人などの条件を達成することで実現できます。具体的には、以下をすべて達成することが条件です。

  • チャンネル登録者数が500人以上
  • 過去90日間でアップロードした公開動画が3本以上
  • 公開されている長尺動画の過去365日間における総再生時間が3,000時間以上、または、公開されているショート動画の過去90日間の視聴回数が300万回以上

第2フェーズの目安:チャンネル登録者数1000人

  • 広告収益:動画再生ページ広告とショートフィード広告から収益を得られる
  • YouTube Premiumの収益:YouTube Premiumユーザーがコンテンツを視聴した場合、その利用料金の一部を得られる

上記の機能は、チャンネル登録者数1,000人などの条件を達成することで実現できます。具体的には、以下をすべて達成することが条件です。

  • チャンネル登録者数1,000 人
  • 公開されている長尺動画の過去365日間における総再生時間が4,000時間以上、または、公開されているショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上

第3フェーズの目安:チャンネル登録者数20,000人

  • ショッピング(他のブランドの商品): 自分の商品以外のブランドの商品をYouTubeショッピングアフィリエイトプログラムを通じて閲覧、購入できる

上記の機能は、チャンネル登録者数20,000人などの条件を達成することで実現できます。具体的には、以下をすべて達成することが条件です。

  • チャンネル登録者数が20,000人以上
  • 公開されている長尺動画の過去365日間における総再生時間が4,000時間以上、または、公開されているショート動画の過去90日間の視聴回数が1,000万回以上

参考:YouTube で収益を得るには|YouTubeヘルプ

YouTuberになるための手順

ここでは、初心者がYouTuberになるための手順について詳しく見ていきましょう。

環境を整える

どれほど「YouTuberになりたい!」という強い意志があっても、投稿する動画を撮影・編集する環境がなければできません。まずはYouTube動画を投稿するための環境を整えましょう。

初めに、インターネット環境の整備。YouTubeの動画投稿は快適なインターネット環境がなければ難しいため、通信速度やセキュリティ面などを見なおすことが大切です。

撮影する動画の種類にもよりますが、場合によっては大きな音を発することもあるため、特にマンションなどの集合住宅では防音環境の整備も必要になります。室内の防音性を高めるために、防音・遮音のマットやカーテンなどを用意するといいですね。

機材を用意する

動画の種類にもよりますが、一般的に撮影に必要な機材としては以下のようなものがあります。

  • パソコン(スマートフォンでも可能)
  • 編集ソフト
  • カメラ
  • マイク
  • ライト

このうち最低限必要なものは、パソコンやスマートフォンです。パソコンを利用することで高度な編集が可能になりますが、機器の購入費用が高額になってしまうため、「とりあえずお試しで作ってみたい」という人にはスマートフォンがおすすめです。

カメラやマイクはパソコンに内蔵されている場合もありますが、用途に応じた機能のものを選んだ方が品質の高い動画を作成できるでしょう。

動画撮影と編集

環境や機材の準備ができたら、カメラとマイクを使って実際に動画の撮影を行った後、編集作業に入ります。編集はパソコンやスマートフォンと編集ソフトを用い、不要部分の削除、BGMの挿入、テロップの挿入などを進めます。

特に編集フェーズは、Youtube動画のクオリティを左右する重要な作業です。編集の方法によって視聴回数が大きく変わってくるため、時間をかけて入念に行いましょう。未経験の方や初心者には動画編集スクールでの学習がおすすめです。

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動画のアップロード・配信

編集フェーズまですべて終わったら、YouTube Studioを利用して動画をアップロードしましょう。なおYouTubeおよびYouTube Studioを利用するためには、Googleアカウントが必要です。

また動画を配信する前に、自身のYoutubeチャンネルを作成する必要があります。

YouTuberになるたに必要な機材の選び方

ここでは、YouTuberになるために必要な機材の選び方を紹介します。

パソコン

YouTuberになるために、動画編集を行うパソコンの用意は必須

ただ、どんなパソコンでも良いというわけではありません。動画編集ソフトによって対応しているOSが異なるため、利用したいソフトに対応したOSを選択しましょう。また動画編集に取り組む際は、SPUの性能が編集効率を大きく左右します。できるだけ新しいモデルを選ぶと共に、 Core i5 / Ryzen5以上のパソコンを選びましょう。
さらに動画編集に使用するパソコンを購入する時は、メモリの容量も確認しておかなければなりません。最低でも8GBは必要ですが、動画編集は複数のソフトを立ち上げることもあるため、可能であれば16GBは用意しておきたいところ。

予算にもよりますが、可能な限りスペックの高いパソコンを用意することをおすすめします。
参考:Macのパソコンスペック
参考:Windowsのパソコンスペック

カメラ

カメラは動画の仕上がりを大きく左右するため、本格的にYouTuberとしての活動を考えているのであれば、撮影用カメラを準備しましょう。ただし、スマートフォンでも十分対応できるケースもあるため、動画の内容や長さなどによって使い分けましょう。

なお、動画撮影をする際は、カメラを固定できる三脚なども用意しておくと重宝するでしょう。
手ブレを防いでくれる他、しっかり固定しながら撮影できるため、撮影も進めやすくなるでしょう。スマートフォンを使用した撮影であれば、三脚付きの自撮り棒もおすすめです。

マイク

動画に自分の声を吹き込む時は、マイクを別に用意しましょう。
カメラやスマートフォンに付属しているマイク機能でも音声を反映させることもできますが、音が籠もってしまったり、ノイズが混ざってしまったりすることもあります。
せっかく面白い動画や視聴者の興味を惹く動画を撮影できたとしても、ノイズが混じってしまうことで利用できない動画になってしまってはもったいないですよね。

衣類に付けられるタイプの「ワイヤレスマイク」やトーク者の声をしっかり拾える「ガンマイク」など、様々な種類のマイクがあるため、撮影場所や動画内容に適したマイクを準備しておきましょう。

照明

撮影環境によっては、映像が暗くなってしまうことがあるため、動画撮影時には照明も用意しておきたいところ。
照明を用意しておけば、天候や撮影時間帯に左右されることなく、対象をクリアに撮影できるようになるでしょう。

ただし、一口に照明といっても、温かみのある色味からクリアで明るく見えるタイプまで様々です。
動画のイメージや撮影対象に合った照明を選びましょう。

動画編集ソフト

動画を編集する際は、動画編集用のソフトの購入が必須です。

お試しや一部機能を制限したフリーソフトでも動画編集できますが、動画編集の幅が狭まてしまうこともあります。より臨場感あふれるクオリティの高い編集をしたいと考える場合は、動画編集ソフトを購入しましょう。

動画編集ソフトといっても使いやすさや搭載されている機能・ツールはそれぞれ異なります。必要な機能が搭載されていることはもちろん、使いやすさの面でも比較してみることをおすすめします。
多くの人に利用されているソフトであれば、使い方に関する情報も豊富であることから、調べながら独学で使い方をマスターできるでしょう。

YouTuberになるために必要なスキル

ここでは、Youtuberになるために必要なスキルを見ていきましょう。
参考:YouTuber育成スクール

企画スキル

再生回数を稼げる動画を作るためには、まず企画スキルが必要です。企画スキルとは、どのようなコンテンツを制作するかを計画し、視聴者のニーズに合い、かつ興味を引き付けるためのアイディアを考え出す能力です。

また他のYouTuberと差別化を図るためにオリジナリティを追求したり、競合の分析をしたり、企画を実際どのように実行するかという具体的な計画を立てることも含まれます。

視聴者のニーズを把握するためには、常に最新のトレンドを把握し、それをコンテンツに反映させることが求められます。SNSやニュースサイト、他の人気YouTuberの動向などをチェックし、今何が話題になっているのかを理解し、その情報を基に企画を立てる必要があるでしょう。

動画撮影スキル

YouTuberになるためには、動画撮影スキルも必要です。視聴者の手を止めを引きつけるためには、視聴しやすく、他にはない魅力的な映像を撮影する必要があります。

視覚的に魅力的な映像を撮りたいなら、フレーミングと構図について理解すると良いでしょう。三分割法や対角線構図などの基本的な構図のテクニックを学び、それを効果的に活用することで、視聴者にとって見やすく、印象的な映像を作り出すことができるようになります。

また編集作業を考慮した撮影を行うことにより、後の編集作業がよりスムーズに効率的に進められます。
参考:動画撮影スクール

動画編集スキル

YouTuberとして成功するためには、動画編集スキルも必要です。編集によってコンテンツの質が大きく左右されるため、視聴者を引きつける魅力的な動画を制作できるスキルを磨きましょう。

動画編集において特に大切になるのが、編集ソフトの選定です。動画編集ソフトには有料のものから無料のものまでさまざまな種類がありますが、収益を出しているYouTuberの多くは有料ソフトを使用する傾向があります。

有料動画編集ソフトの代表的なものとしては、Adobe Premiere ProやFinal Cut Pro、DaVinci Resolveなどがあります。初心者はまず操作の簡単な無料版ソフトを使用し、慣れてきたら有料版に切り替えるのがおすすめです。

動画編集ソフトを適切に使いこなし、カット編集やBGMの挿入、テキストやグラフィックの挿入、色補正などを入れることで、魅力的なYouTube動画が完成します。
参考:動画編集ソフトおすすめ

マーケティングスキル

YouTuberになるには、マーケティングスキルも必要です。優れたコンテンツを作成することはもちろん、それを効果的にプロモートし、多くの視聴者に届けることで、再生回数が向上します。

具体的には、ターゲットとする視聴者層の年齢、性別、興味関心などを分析・把握し、SEOやSNSを活用して自分のコンテンツを広める、定期的に動画のパフォーマンスを分析し、改善点を見つけるといったことが求められます。Webマーケティング講座でスキルを獲得することがおすすめです。

YouTuberになるために必要なスキルが学べるおすすめスクール

YouTuberになるには、動画編集やマーケティングをはじめとするスキルが必要です。これらのスキルを効率よく学べる動画編集スクールを紹介します。

studio US

studio USでは映像編集・画像加工の他、Adobe AfterEffectsやAdobe Photoshopなどのスキルを学べます。

900を超える動画教材を視聴しながら、24時間いつでも好きなタイミングで学習を進められるため、自分のペースに合わせて取り組めるのもポイントです。また動画教材は毎月新しいものが追加されており、常に最新の知識を学べます。

受講期間中に15~50本と、たくさんの動画を作成するのも特徴。YouTuberに必要な実践する力を身につけられます。分からないことはプロ講師に質問しながら進められるため、挫折の心配がありません。


studio USはこちら

デジハク

未経験から独学でプロになった講師陣が、自らの経験をもとに最短距離で動画編集を仕事にする方法を教えているのはデジハクです。動画編集を自分でできるようになるのはもちろん、事業主としての考え方や自立した行動力も習得できるため、YouTuberとして自走する力が身につきます。

スムーズに学習が進むよう、サポートが充実しているのも特徴。専属講師によるオンライン面談では動画編集を学ぶ目的に合わせたサポートが受けられますし、疑問や質問は個別チャットサポートで素早く解消できます。作品の添削サポートを受けることで、動画編集者としてどこに注目してどのように考えればよいかも理解できるでしょう。

サポート終了後も利用できるコミュニティサポートも用意されています。情報共有や交流により、学習のモチベーションをキープしやすくなるでしょう。


デジハクはこちら

ヒューマンアカデミー動画クリエイター講座

見放題の映像学習で学べるのはヒューマンアカデミー動画クリエイター講座です。繰り返し取り組むことで、じっくり理解を深めていけます。分からない部分が出てきたときには、いつでも質問が可能。回数に制限がないため、分からないところをなくした上で次に進めます。

アドビプラチナスクールパートナー認定されているのも特徴。受講生は動画編集に使用するAdobe Creative Cloudを特別価格で購入できます

専任カウンセラーのサポートで、目標を明確にしつつ学習を進めていけるため、挫折しにくいのもポイントです。


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有名YouTuberになるにはどうする?

有名YouTuberになるには、ポイントを押さえたプロデュースと運用が必須。
ここでは、有名になるために知っておきたいポイントを紹介します。

ニッチなジャンルに絞る

有名になるためには、そのジャンルの中でも多くの人に注目されるようにならなければなりません。
もし競合が多いメジャーなジャンルに参画した場合、ライバルが多く注目されるようになるまで長い時間が必要になるでしょう。また、ライバルも強豪揃いであることから、有名になるには簡単な道筋ではありません。

短期間で有名になるためには、ニッチなジャンルに絞るのも1つです。
まだYouTuberの参画が多くないジャンルに絞って企画をつくることで、そのジャンルの中でいち早く注目を集められるようになるでしょう。ただ、ニッチなジャンルは視聴者が多くない場合もあるため、ニッチなジャンルの中でもこれから注目が集まりそうなジャンルを見つけ出さなければなりません
参考:フリーランス動画編集者で稼ぐのは厳しい?稼げるようになるまでは?

クオリティの高い動画を投稿する

YouTubeには、日々大量の動画コンテンツが投稿されています。
より多くの視聴者の目に留まり、視聴者の満足度を高めるためには、質やクオリティを重視しなければなりません。質やクオリティの高い動画は、他のYouTuberが投稿するコンテンツと差別化を図れる他、視聴者の記憶にも残りやすくリピート視聴を期待できるでしょう。

動画を制作する場合は、視聴者にとって価値の高い情報を取り込むだけではなく、音声や画質にもこだわる必要があります。制作には時間がかかりますが、クオリティの高い動画は、検索エンジンの上位に表示されやすい特徴もあります。
大手検索エンジンで上位表示され、注目が高まることもあるでしょう。

動画投稿する際は質やクオリティを重視し、視聴者に満足感を与えられる動画に仕上げましょう。

ニーズを満たす

動画を投稿する際は、視聴者のニーズを満たすことも大切です。

視聴者の多くは、動画視聴を通じて何らかの情報を得たいと考えています。ただ単に自分本位の動画を投稿しているだけでは、視聴率は伸びません。まずは狙ったジャンルの視聴者がどのような動画を見たいのかを調査して、ニーズに応える動画を制作・投稿するようにしましょう。
視聴者のニーズを調査する際は、ライバルとなるYouTuberの動画を視聴してみるのも1つです。
視聴率が高い動画を視聴してみることで、どのような情報を発信しているのか知ることができるでしょう。

視聴者のニーズを的確に掴み求められている情報を発信できれば、視聴率も自然と高くなるでしょう。

YouTuberになるにはまとめ

YouTuberになるには、必要な環境と機材を用意したうえで、企画スキルや動画撮影スキル、動画編集スキルなどが必要になります。初心者がYoutuberとして収益化を目指すのであれば、まずはチャンネル登録者数500人から目指しましょう。未経験から動画編集スキルを習得したいという方は、動画編集スクールでスキル習得を目指すのがおすすめです。

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