独学で英語を話せるようになりたい人におすすめの勉強法とポイント

英語を話せるようになりたい方向け！独学でできる勉強法

独学での英語学習には、参考書やアプリ、洋書やアニメ、映画、YouTubeなどを利用しながら勉強する方法があります。基礎知識を押さえ、インプットとアウトプットを組み合わせながら学習しましょう。

中学レベルの英語参考書に取り組む

ゼロから英語を学ぶ際は、中学レベルの参考書が重要になります。日常英会話に必要な語彙力は、約3,000語～4,000語といわれています。英検では準2級～2級、TOEICに例えると470点ほどです。

このレベルが、まさに中学英語のレベルに相当します。つまり、英語を話せるようになるためには、英語の土台である中学レベルの語彙力、文法力が欠かせません。語彙力、文法力の基礎知識を身につけましょう。

英語学習アプリを使う

どうしても参考書が苦手な場合や、まとまった時間が取れない場合は、英語学習アプリを利用しましょう。スマホであれば、時間や場所を選ばず自分の都合に合わせて学習を進められます。

ゲーム感覚でできるものや、継続をサポートしてくれるリマインダー機能がついているアプリもあるので、続けやすいでしょう。

英語学習は「続けること」が欠かせないので、手軽にできる英語学習アプリは活躍してくれるはずです。無料でも質の高いアプリが多いので、自分に合うアプリを選んでみましょう。

子ども向け英語アニメを見る

英語の子ども向けアニメを見るのもおすすめです。単語や文法を覚えることももちろん大切ですが、英語の音を聞くことも同じくらい重要だからです。

英語でも日本語でも、相手が何を言っているのか聞き取れなければ、スムーズに会話ができません。子ども向けアニメは、1つのエピソードが短いため、楽しみながら英語学習ができるでしょう。

洋書を読む

洋書を読むことも、語彙力や文法力を身につけられる勉強法のひとつです。洋書の中には「初心者」「レベル★☆☆」「単語数〇〇」というようにレベルを表記し、英語学習者向けに発行されているものもあります。自分のレベルに合ったものを選んで読んでみましょう。

いきなり長いストーリーのものを読むのは負担が大きい可能性があるので、最初のうちは短めのストーリーから読み始めてみたり、すでにあらすじを知っている物語を英語で読んでみたりしてもよいかもしれません。

オンライン英会話を利用する

実践的な会話の練習をしたいなら、オンライン英会話がおすすめです。費用はかかりますが、アメリカやイギリス、オーストラリアといったさまざまな国籍の講師と英会話ができる貴重な機会を得られます（日本人講師も在籍しています）。

1回あたり25分～30分程度、教材を利用したり自由なトークをしたりしながら英会話ができるほか、講師から発音を正してもらえたり、シチュエーションに適した言い回しを教えてもらえたりするところが、ほかの勉強法とは異なる魅力です。

英語で日記を付ける

英語を話せるようになるためには、毎日英語で日記をつけることが効果的です。その日あったことや感じたことを簡単でも良いので英語で書き留めることで、日常的に使える表現や語彙が無理なく自然と身につきます。

慣れないうちは短い文章から始め、徐々に詳しく書けるように工夫していくのがおすすめです。英語で日記を書く習慣を継続することで、自分の考えを英語で組み立てる力や英語での表現力が向上し、会話に役立つ表現の引き出しが増えるでしょう。

YouTubeの英会話コンテンツを視聴する

英会話を独学で学ぶ方法として、YouTubeの英会話コンテンツを活用するのも効果的です。YouTubeには英会話の基礎から実践的なフレーズまで、さまざまなレベルに対応したコンテンツが豊富に揃っており、隙間時間で手軽に視聴できるため、費用をかけずに英語力を伸ばせるでしょう。

特に人気のある英会話チャンネルでは、発音やリスニング、スピーキングのコツを学べる動画が多く、実践的な英語力を効率的に習得できます。通勤や休憩時間など、日々の生活の中で無理なく学習を続けられるため、独学で英会話を身につけたい方におすすめです。

英語カフェや国際交流ボランティアに参加する

英語を実際に使って練習する場として、英語カフェや国際交流ボランティアへ参加してみるのも効果的です。英会話を実践的に練習できるだけでなく、外国人や英語に興味を持つ日本人と交流する機会が得られるだけでなく、リラックスした雰囲気の中で会話を楽しみながら自然に英語力を伸ばせます。

国際交流ボランティアに参加することで、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と友達になることも可能になるでしょう。

英語を話せるようになるためのポイント

英語は短時間で習得できるものではありません。話せるようになるには、英語に触れる時間や継続する力が必要です。
参考：英語を話せるようになるには？

できるだけ英語に触れる機会を増やす

できる限り英語に触れる機会を増やしましょう。参考書をはじめ、音源やアニメ、洋書、YouTubeなど、媒体はなんでもよいので、とにかく英語に慣れることが重要です。

じっくり取り組める時間がない場合も、毎日コツコツと学習するほうが、英語は身につきやすくなります。たとえば、1週間のうち土日だけまとめて勉強するより、毎日15分間ずつ続けているほうが記憶が定着しやすくなります。

少しずつでも、毎日英語に触れる時間を作りましょう。

アウトプットを心がける

アウトプットを心がけましょう。単語や文法を覚え聞き取れても、「話せる」のはまた別です。日本語と英語は全く異なる言語なので、発音しづらい言葉もたくさんあり、インプットだけでは話せるようになりません。

「恥ずかしい」と思わず、覚えた言葉をできるだけ声に出してみるのが大切です。また、発音する際は正しい発音をよく聞き、真似して声に出すのが上達へのポイントです。

発音練習ができるアプリや英会話教室、地域の国際交流施設などもあるため、自分に合うものを取り入れてみましょう。

他人と比べない

SNSやYouTubeを見ていると、流暢に英語を話している人が何人もいて、自分との差にショックを受けることもあるかもしれません。しかし、他人と比べる必要はありません。

学習開始時点での英語レベルや生活環境、背景など、バックグラウンドが一人ひとり異なるからです。「人は人、自分は自分」を胸に、焦らずコツコツ学習を進めていきましょう。

日本語に変換しない

英語を話せるようになるためには、聞き取った英語を日本語に変換しないことも大切です。これにより、相手の言葉に素早く反応できるようになり、自然な会話ができるようになります。

日本語訳を頭の中で行う癖がつくと、瞬時に返答することが難しくなり、会話がスムーズに進みません。英会話の際には、英語をそのまま理解し、英語で考える習慣を身につけることを心がけましょう。

独学で英語を話せるようになりたい社会人が知っておきたいこと

ここでは、独学で英語を話せるようになりたい社会人が知っておきたいことについて詳しく掘り下げていきましょう。

英語学習をする前に目的を明確にすることが大切

英語を独学で学び始める前に、まずは「なぜ英語を学びたいのか」「どうして英語を話せるようになりたいのか」という目的を明確にすることが大切です。

例えば、ビジネス英語を習得したい、旅行で困らない程度に話せるようになりたいなど、目的が明確であれば、それに応じた学習カリキュラムを立てやすくなり、効率的に目標達成を目指せます。また明確な目的があれば、学習過程で挫折しそうになった時もモチベーションを維持しやすくなります。

自分の学習目的をしっかりと把握することで、長期的な目標に向かって計画的に学習を進めることができるでしょう。

英語を話せるようになるには時間がかかる

社会人が英語を習得するのにかかる時間は一般的に約1,900時間といわれており、毎日1時間勉強しても5年以上かかる計算です。このため英語を話せるようになりたいと考えるなら、短期間で成果を求めるのではなく、長期的な視点で学習を進めることが大切です。

焦らずに継続し、途中で挫折しないためにも、日々の学習を習慣化し、無理のないペースで進めることを心がけましょう。英語を話せるようになるまでの道のりは長いですが、根気よく続けることが確実な結果へとつながります。

 高すぎる目標は挫折の原因になる

英語を話せるようになるための目標設定は重要ですが、目標が高すぎると挫折の原因になることがあります。大きな目標を持つことは良いことですが、達成までに時間がかかりすぎるとモチベーションが低下しやすくなるため、短期的に達成可能な現実的な目標を設定しましょう。

例えば、「1か月で基本的な挨拶をマスターする」や「3か月で日常会話のフレーズを覚える」といった具体的で達成しやすい目標を立てることで、少しずつ達成感を得ながら学習を進められるようになります。このような小さな成功を積み重ねることが、モチベーションを維持しながら目標に近づくポイントとなるのです。

独学で英語を話せるようになりたい人は楽しみながら学習できる方法を見つけよう

英語の習得には、どうしても時間がかかります。社会人が英語を習得するには、2,000時間～3,000時間ほど必要ともいわれており、途中で挫折しそうになることもあるかもしれません。

とはいえ、英語の習得に年齢は関係ありません。社会人になってからでも英語を話せるようになります。英語を話せるようになれば、世界中の人とコミュニケーションがとれるようになり、世界の文化、考え方を知ることができて視野もより広がるでしょう。

楽しみながら続けられるよう、さまざまな媒体を活用しながら英語学習を進めていきましょう。