WordPressの勉強方法｜無料学習サイトや独学ロードマップを徹底解説

WordPressを独学で勉強することはできる？難易度を解説

まず前提として、WordPressを独学で勉強し習得することは決して難しいことではありません。WordPressはいわゆる「ローコード」という類のツールで、専門的なプログラミング知識がなくても比較的簡単にWebサイトを構築できるようにできています。そのため「複雑な機能を搭載したい」「ゼロからオリジナルサイトを立ち上げたい」といった目的でなければ、未経験からでも独学で十分勉強可能でしょう。

学習難易度も一般的なプログラミング言語と比べればだいぶ低く、早ければ数か月、遅くとも半年〜1年程度あれば実務レベルまで到達することができるはず。業務内容によっては一部プログラミングスキルを要求されることもあるものの、一から開発できるレベルで身につける必要はないため、総じて敷居は低めと言えます。

WordPressを無料で勉強できる学習サイトはある？

WordPressの勉強を始めるに際して「まずは出来るだけ費用を押さえたい…」と考える人は多いことでしょう。実は、WordPressに関連する知識を無料で勉強することができる学習サイトがいくつか存在しています。例を挙げると以下の通り。

• Udemy
• Schoo
• chot.design　etc…

オンライン学習プラットフォームとして圧倒的な規模を誇る「Udemy」では、有料講座だけでなく一部無料講座も公開しています。WordPressの無料コース・チュートリアルだけでもかなりの数が用意されているので、Udemyを一通りやるだけでWordPressの概要や基礎は抑えることができるはず。

そのほかにも、ライブ動画講義に無料で参加できる「Schoo（スクー）」や、デザイン制作全般のスキルをブログ記事形式で学べる「chot.design（ちょっとデザイン）」等、選択肢は複数あります。いずれもこれから勉強を始める初心者向けに作成されているものがほとんどなので、まずはこれらの無料サービスを足がかりに取り組み始めるといいですね。

WordPressを独学で勉強するロードマップ

ここでは、WordPressを独学で勉強し、実務に取り掛かれるレベルにまで成長するためのロードマップを解説していきます。「何から始めたらいいか分からない」という人は、このフローを参考に行動してみてください。

• 必要な言語を身につける
• 学習に使うローカル環境を構築する
• WordPressサイトを模写してみる
• オリジナルWordPressサイトを作成・運用する

必要な言語を身につける

WordPressを仕事で活用していけるようになりたいのであれば、Webデザイン系のマークアップ言語や、WordPressの開発に用いられているプログラミング言語等をひと通り押さえておくのがいいでしょう。具体的には以下ようなものが挙げられます。

• HTML／CSS
  Webサイトの外観をデザインする言語
• JavaScript
  コンテンツに動きを加える言語
• PHP
  WordPressを形作っている言語

まずはこれらの言語の基礎や構文の書き方等を勉強するところから始めてみてください。自分で一からサイトを立ち上げたり、WordPressの保守・運用案件等に参画したりする際に、きっと役立つはずです。

学習に使うローカル環境を構築する

WordPressを覚えるためには、やはり実際にWordPressを導入していじってみることが最短ルート。しかし、普通にサイトを立ち上げるとなるとサーバーやドメインの契約に費用がかかるなど、初心者にはあまり優しくありません。そこで、自分のパソコン上だけでWordPressを操作できる「ローカル環境」を構築するのがおすすめです。

ローカル環境はインターネットに公開されることがないので、自分だけで好きなだけ練習することができます。ローカル環境構築に使えるソフトウェアは様々ありますが、代表的なものは次の通り。

• Local
• XAMPP（ザンプ）

とにかく簡単に設定を済ませたい人は、より初心者向けに制作された「Local」で試してみればまず間違いありません。

WordPressサイトを模写してみる

ローカル環境が構築出来たら、自分だけのWordPress上でWebサイトを模写することから始めてみましょう。「良いな」と思えるサイトを見つけて、最初に身につけた各種言語を用いながら、ローカル環境上で再現してみる形です。

優れたサイトの模写を繰り返すことで、コーディング力が向上するのはもちろん、デザイン面の感性も養われるほか、プロの技術を効率よく吸収していくこともできます。

オリジナルWordPressサイトを作成・運用する

模写でスキルを磨いた後は、オリジナルのWordPressサイトの作成に挑戦していきます。さまざまなWordPressサイトを見た経験から「どんなサイトなら人を惹きつけることができるか」「どんな機能があればサイトとしての使い勝手が向上するか」といったことを考慮しつつ、クライアントから発注されたつもりで制作に取り組んでみてください。

オリジナルサイト作成後は、サーバーやドメインを取得し、ローカル環境を飛び出して実際に運用してみるのもいいですね。管理回りの知識が身につき、より出来る仕事の幅が広がるはずです。ここまで勉強したら、案件サイト等を見て出来そうなものから応募しても問題はないでしょう。

WordPressを効率よく勉強できるおすすめスクール

ここでは、WordPressの勉強に効果的なおすすめスクールを紹介していきます。独学が厳しいと感じたら、ぜひ利用を検討してみてください。

• ヒューマンアカデミーWebデザイン講座
• 忍者CODE

ヒューマンアカデミーWebデザイン講座

資格取得等の教育事業を手掛けるヒューマンアカデミーのWebデザインスクールが「ヒューマンアカデミーWebデザイン講座」です。未経験からでも無理なくWebデザイナーを目指せるとして、職業・雇用形態問わずさまざまな人から選ばれています。

HTML／CSSやWordPressといった言語はもちろん、PhotoshopやIllustratorといったデザイナー必携ツールの使い方まで学べるのが魅力。WordPress開発だけにとどまらない、幅広い活躍が期待できるWebデザイナーになっていけるでしょう。Web制作の標準資格である「Webクリエイター能力認定試験」の取得も目指せますよ。

忍者CODE

「忍者CODE」は、動画形式のオンライン授業で未経験からのITキャリア実現を図る、Web制作とプログラミングに特化した学習スクールです。全8コースが用意されていますが、WordPressについては以下2コースで学ぶことができます。

• Web制作＆デザインコース
  関連の深いデザイン分野の知識まで習得したい人に
• Web制作コース
  Web制作スキルを手頃な価格で習得したい人に

忍者CODEでは、各コースが「転職支援」「案件獲得保証」「挫折させない独学」の3つのプランに分かれて提供されているのが特徴です。WordPressを身につけたい理由や理解度状況等に合わせて、自分に合わせたプランで効率よく知識を深めていくことができます。独学プランに関しては月額9,800円という業界最安クラスの価格が魅力で、費用負担を抑えたい人は必見です。

まとめ

当記事では「WordPressを勉強して仕事に挑戦してみたい」と考えている人に向けて、独学の難易度や無料学習サイトの有無、習得までの具体的なロードマップについてまで、詳細に解説してきました。

WordPressはプログラミングをあまり必要としないローコードツールということもあり「誰でもできる」「需要が低い」といった否定的な声も飛び交いがち。しかし、本格的な開発業務にはPHP等のWeb開発言語の知識が求められるため、一定以上の専門性があることは確かです。加えて現在も世界で最も利用されているCMSであることから、WordPressを勉強することは十二分に価値があると言えるでしょう。

知名度が高いこともありWeb上には無料教材が多数公開されていますが、やはり独学は簡単な道のりではありません。必要に応じてスクールの利用等も検討しつつ、挫折しない学習方法で習得を図っていきたいところですね。