実は、高校受験は中学1年生から始まっていると言っても過言ではありません。
なぜなら、内申点や基礎学力こそが合格への鍵を握っているからです。
いったい、いつから受験勉強を始めるのがベストなのでしょうか? 早期スタートのメリットや、内申点を意識した「受験勉強のスタート時期」など、皆さんの疑問にお答えします。
高校受験勉強の一般的な開始時期はいつ?
高校の受験勉強は、一般的には中学3年生の夏頃から本格化します。とはいえ、これは本当に「受験のために特化した勉強」です。いわゆる過去問や志望校対策をはじめとした受験勉強になります。中学校の部活は、おおむね中3になって5月〜7月に引退というところが多く、その後は受験対策に集中するパターンが多いです。
高校受験の勉強は早めスタートが良い!
結論から言えば、高校受験の勉強は、できるだけ早くから始めるのが理想的です。- 高校入試では中学1・2年で学習する範囲・内容が多く出題される
- 早めに始めることで、焦らずに受験勉強に集中できる
- 周囲との差をつけることができる
- 内申点がとれる
「いつから?」の回答としては、早ければ早いほどよく、つまり入学してからしっかり勉強して、苦手科目を作らず、成績をあげていくのがベストな方法です。
……と、言えば「そんなのわかってるよ!」ですよね。
ここで、「高校受験でめざしたい成績」「内申点」について、少し触れておきましょう。目標達成(志望校合格)に至るために、「高校受験をいつ始めるか」を考える時のヒントです。
高校受験で目標とすべき成績とは
高校受験をより有利に進めるためには、中学1年生、2年生の段階で以下のような成績を目指すことが望ましいです。- 5段階評価の場合:4以上を目指す
- 内申点が10段階評価の場合:7以上を目指す
これらの成績を維持することで、高校受験時により多くの選択肢が得られ、志望校合格の可能性が高まります。
しかし、「高校」はたくさんあります。レベルもたくさんあります。お子さまに合った進路はきっと見つかるはずなので、それを踏まえた上で、今の成績からまずワンランクアップをめざし、できれば最終的に上記のような目標につながるよう、「受験勉強をいつから始めるか」を考えてみませんか?
高校受験「内申点の重要性」と「受験勉強開始の時期」について
高校受験では、内申点が重要と言われます。特に公立高校の場合は、内申点がポイントになります。私立高校の一般入試は、各高校の基準によります。いずれにしても、内申点は低いより高いほうが良いのは事実です。内申点の対象となる成績時期については、地域や学校でそれぞれ違います。中1から中3までの内申点が用いられます学校もあります。たとえば、3学期制度であれば、1年2年の年度末の成績と3年2学期の成績が内申点として記載されることも多いです。
結局、内申点をとるためには、日頃から勉強するのが遠回りのように見えて、一番の近道なのです。
内申点を上げるにあたっては、特に以下の点に注意しましょう
- 定期テストの成績向上
- 授業態度の改善
- 提出物の期限厳守
- 欠席日数の最小化
観点別学習状況の評価(高校の学習指導要領でも導入された、科目における学習の状況を分析したもの)と5段階の評定が一般的であり、これらが内申点として高校受験に反映されます。早い段階から計画的に学習し、良い成績を維持することが、高校受験を楽にする近道と言えるのです。
「高校受験」を意識した勉強は中学2年冬にはスタートしたい!
前述したように、高校受験の勉強は早ければ早いほど良いのですが、とはいえ、中学生は部活や趣味、友だち関係など、他に夢中になったり、楽しかったりすることがたくさんあります。それらは将来的に大きな糧にもなるので、ただただ「高校受験を考えて、とにかく早くから勉強しましょう」とも言えないのが難しいところです。では、いったいいつから高校受験の勉強を始めたらよいのでしょうか?
具体的な答えとしては「高校受験の勉強は早ければ早いほどよいが、少なくとも中学2年の冬、遅くとも中3の春からスタート」がおすすめです。
中学2年の冬頃から高校受験の勉強を始めることには、以下のようなメリットがあります。
時間的・体力的な余裕
- 冬休みの期間を使い、冬期講習など受験対策を始めやすい
- 冬場は部活動がオフシーズンになる場合が多く、時間的余裕ができる
- 日が短くなるため、部活動の終了時刻が早まり、勉強時間を確保しやすい
学習面でのメリット
- 中学1・2年で学習した内容の総復習を行いやすいタイミングである
- 3年生になる前に2年間の学習内容をまとめることで、3年生の学習にも好影響を与える
- 数学や英語など、進学につれて苦手の穴が大きくなりやすい科目の対策を早めに始められる
受験に向けての準備
- 3年生の春は最上級生としての役割や新学期の忙しさがあるため、2年生の冬の方が勉強を始めやすい
- 2年生の冬から始めれば1年以上の受験勉強期間を確保できる
- 精神的・体力的に余裕を持って受験に臨むことができる
高校受験勉強はいつから始めた?いつから始めるのが良いと思う?
引用:株式会社エンライクこの調査結果では、やはり中3の夏から高校受験勉強を始めた人が約3割と、いちばん多くなっています。冒頭で述べたように「高校受験の勉強」に特化した学習としては、中3の夏という人が多いのではないかと考えられます。
引用:株式会社エンライク
一方で、高校受験勉強をいつから始めるのが良いと思うのかの問いには、中3の春がもっとも多くなっています。また、中2の夏も多いですね。夏は夏期講習の時期ですし、受験勉強としてはスタートを切りやすいのではと思われます。
志望校の難易度などにもよりますが、総合的に考慮すると、高校受験の勉強は中2のなかば〜後半、遅くとも中3の春にはスタートするのが良いと言えそうです。
参考:高校受験の塾はいつから?
高校受験勉強はベストな学習方法を見つけるのも大事!
高校受験の勉強は、できるだけ早く始めることが理想的ですが、一般的には中学3年の夏頃から本格的に始めるケースが多いです。ただし、余裕を持って準備したい場合は中学2年の夏〜冬頃から始めるのがおすすめです。
早めに始めることで、基礎をしっかり固め、焦らずに受験にのぞむことができます。
また、塾や家庭教師、通信教育などを上手に活用しましょう。
参考:高校受験対策が可能な通信教育
部活によっては中3の夏まで試合があるケースもあります。そうした場合には、都合の良い時間に自宅で学べるオンライン塾やオンライン家庭教師が向いています。小学生から家庭学習の習慣がついているのであれば、自分に向いている通信教育で学びながら、中3の夏期講習から入塾するパターンだと、家計への負担が減ります。
それぞれの環境、学習レベル、志望校の難易度に合わせて、目標達成のためにベストな学習方法を見つけてください。「いつから」も大事ですが、「どれだけ、どのように」学習することも、とても大切です。
高校受験勉強におすすめの塾・家庭教師3選
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