動画編集でモザイクを入れるときには、専用のアプリを使用するのが一般的になります。この記事では、動画編集でモザイクを入れるために使用するおすすめのアプリをご紹介。アプリの選び方のポイントについても併せて触れていきます。
動画編集でモザイク加工アプリを選ぶときの注意点
ここからは、アプリを選ぶときにどのような点に留意すべきかのポイントをご紹介していきます。機能をチェックする
モザイク加工ができるアプリには、加工機能のみのアプリと、モザイク加工のできる動画編集アプリとがあります。すでに利用している動画編集ソフトがあり、一時的に動画にモザイクを入れたいのであれば、モザイク加工機能のみがついたアプリを選ぶといいでしょう。
もし、これから動画編集を本格的に始めるなら、モザイク加工機能のついた動画編集ソフトを選ぶとスマートです。また、SNSにシェアしやすい、ぼかしなどの別の加工機能もついているなど、他の機能についても確認して選ぶようにしましょう。
対応端末・OSを確認する
アプリは全ての端末、OSに対応する訳ではありません。ダウンロードしたり購入したりする際には、まずは対応端末とOSをチェックするようにしましょう。同じスマホでもiOSかAndroidかでは使用できるアプリが変わってきます。
モザイク加工の機能性をチェックする
モザイク加工といっても、その機能の詳細はアプリによって違います。例えば、細かくモザイクの形を指定できるアプリもあれば、スタンプを押すように画一的にしかモザイクをかけられないアプリもあります。
モザイクをかけることで全体の画質が落ちてしまうこともあるので、アプリのいい点・悪い点を理解して選択できることが理想です。
そのためにも、事前にレビューを確認したり、口コミを探してみるなどし、アプリの長短を理解しておいた方がいいでしょう。
料金を確認する
モザイク加工アプリを選ぶ時は、料金を確認しましょう。動画にモザイクをかけられるアプリは、無料のものと有料のものがあります。利用頻度が低い場合や高い加工精度を求めない場合は、無料アプリでも十分でしょう。
一方で、動画編集を仕事にする場合や趣味で多用する可能性がある場合は、有料アプリを活用したほうが、利用に制限を課せられることはないでしょう。なお、有料アプリの中でも、月額制や買い切りなど、料金形態は様々です。
ニーズに合うアプリを選びましょう。
動画モザイク加工アプリのおすすめ
ここからは、おすすめのモザイク加工アプリをご紹介します。スマホ、タブレット、PCなど、端末やOSによって使用できるアプリは違いますので、事前に確認してダウンロードやインストールをするようにしてください。参考:動画編集アプリおすすめ
Filmora
FilmoraはPC上で使用できる動画編集のアプリケーションソフトです。タイムラインを追いながらモザイク処理が可能で、モザイクの大きさ、位置など自由に決められます。
画面上の複数の箇所にモザイクをかけることも可能です。
PCでの動画編集ソフトというと、本格的で難しいイメージがあるかもしれません。しかし、Filmoraは初心者でも簡単に操作でき、SNSへのアップロードもスムーズ。とても使いやすいので、動画編集をこれから始める方にも、ぜひ一度お試しいただきたいアプリです。
ちなみに、iOSでもWindowsでも使用できるので、OSを問わず使用することができます。
動画モザイクアプリ ぼかし動画&モザイク動画
顔全体をぼかすことも、ピンポイントでモザイクを入れることもできます。モザイクの形が選べるので、思いのままにモザイク加工がしたい方におすすめです。また、動画の中で顔を自動認識してぼかすこともできるので、手早くプライバシーを保護したい方にもおすすめします。なお、iOSとAndroid端末に対応しているので、スマホやタブレットで加工したい方に便利です。
MovStash
iOSのみ対応のアプリですが、シンプルながらもモザイクを自由自在にコントロールできるのが魅力のアプリです。モザイクの大きさ、位置を指定できるのはもちろん、モザイクをかけ続ける時間帯も指定できるため、快適に動画編集できます。ぼかし具合を細かく調整できるので、自分が思う通りの見せ方が可能。顔の自動認証機能もあるため、特定の人物のみにモザイクをかけ続けることも簡単にできます。
モザイクの種類自体は少ないですが、無料アプリとしては十分すぎるくらい優秀なアプリです。
ObscuraCam
こちらはAndroidのみ対応のアプリです。特徴は、オモシロ系モザイクがかけられること。鼻眼鏡などの一風変わった処理をしたい方におすすめのアプリです。自動顔認証も可能ですが、この機能は残念ながら静止画のみの対応。動画の場合は自分で顔を選択し、モザイクの大きさなどを選んで処理します。少々残念な点もありますが、シンプルで使いやすいものを探している方にはおすすめです。
Video Toolbox
こちらもiOSのみ対応のアプリです。なお、モザイク機能を使用する場合は有料になるので予めご注意を。しかしながら、動画編集がしやすく感覚的に編集作業ができるので、初心者・上級者問わず一押しの動画編集アプリです。エフェクトも多く、おしゃれな処理もできるため、動画全体を華やかに見せることができます。
また、BGMも簡単に挿入できるため、スマホ撮影した動画をサクッと編集し、すぐにアップロードしたいという方にもおすすめのアプリです。
InShot
初心者でも簡単操作で動画編集できると定評アプリInShot。とにかく扱いやすいインターフェースで、動画編集に詳しくない人でも感覚的に使用することができます。なお、スタンプやテキスト書き込み、BGMやナレーションなどの挿入も簡単。スマホ上で編集を完結させることができ、そのままYouTubeやInstagram等のSNSへアップロードすることも可能です。
おしゃれなフィルターもたくさんあるため、ムービーで作品を作りたい鷹にもおすすめ。操作は簡単でも本格的な動画編集ができるアプリです。
こちらのアプリはiOSとAndroidの両方の端末で使用できます。
モザイク技術などの動画編集が学べるおすすめスクール5選
ここでは、コエテコが厳選する動画編集スクールおすすめを紹介します。studio US
studio USは、未経験からプロの動画クリエイターを目指せる動画編集スクールです。
月々4,584円という低価格な受講費ながらも、現役動画クリエイターが指導するハイレベルな動画コンテンツが700本以上も提供されています。さらに講師がチャットで常時質問を受け付けているため、疑問や不安も随時解消できる環境が整っています。
なおstudio USで身につくスキルは、Premiere ProとAfter Effectなどの動画編集ソフトの使い方に加え、リテラシー・ディレクション・営業関連も。動画クリエイターに不可欠な編集スキルはもちろん、動画クリエイターに求められる技能を多角的に身に付けていくことができるでしょう。
モザイク技術に加え、ハイレベルかつ多様なスキル習得を目指す人におすすめのスクールです。
デジハク
出典:デジハクオンライン授業で動画編集のノウハウが学べるのは、デジハクです。講師を務めるのは、現役で活躍しているプロの動画クリエイター。現場で役立つスキルを指導してもらえることがメリットです。300本以上の講座を視聴し放題で、Adobe Premiere ProやAdobe After Effectsなどのスキルを習得できる内容となっています。
ポートフォリオ講座では、添削を受けられることで質の高いポートフォリオを制作できます。また、チャット質問サポートでは講師が即時対応してくれるため、学習につまづく心配がありません。受講料は、デジハクMINIコースが128,000円(税込)、デジハクPROコースが298,000円(税込)となっています。
ムークリ
出典:ムークリ4ヵ月間の学習で動画編集に必要なスキルを習得できるのは、ムークリです。学習内容はAdobe After Effects中心となっており、プロレベルのスキルを学べることで人気を得ています。授業ではプロのクリエイターから直接指導を受けることができ、実際に案件に取り組む内容となっています。
PCレンタルは実質無料であるため、自宅にPCがない人でも動画編集を学習しやすいことがメリット。受講生は、副業やフリーランスを目指す人が多く在籍しています。受講料は4ヵ月間で374,000円(税込)で、編集ツールは3ヵ月間無償提供されます。
DMM WEBCAMP
出典:DMM WEBCAMPカリキュラムのなかで実践的な動画編集を学習できるのは、DMM WEBCAMPです。Adobe Creative Cloudコンプリートプランが2ヵ月分無償提供されるため、Adobe Premiere Proのスキルを習得したい人に向いています。授業では、動画制作の工程を計画から納品まで学習します。
週に2回マンツーマンのメンタリングが行われ、学習方法のレクチャーや疑問点などを丁寧にサポート。専用システムでは学習進捗状況が把握でき、短期から長期目標まで立てることが可能です。受講料は、全8回の4週間プランが169,800円(税込)、全16回の8週間プランが224,800円(税込)です。
MOVA
より実践的なスキルを身につけたいと考えている人には、MOVAがおすすめです。撮影実習やロールプレイなどの実践的なプログラムを通してスキルを身につけられるため、未経験者でもプロの動画クリエイターを目指せます。超実践的なカリキュラムを指導するのは、全員現役のプロ動画クリエイターたち。動画編集の最前線で活躍するプロだからこそ、リアルな情報や経験をもとに得た情報なども伝えられます。
受講中から実案件を受注できるため、動画編集を学んで本業や副業にしたい人にもぴったり。スクール卒業後も、高単価案件獲得に向けてサポートしてもらえます。オンラインとオフラインの両方でサポート可能です。
動画編集にモザイクを効果的に利用する方法
本章では、具体的に動画編集にモザイクを効果的に利用する方法を紹介します。写真や動画に映り込んでしまった人に対する配慮
動画編集のモザイク加工は、写真や動画に映り込んでしまった人に対する配慮を目的に利用するケースもあります。自分が撮影した映像や写真にたまたま映り込んでしまった人の顔や姿にモザイクをかけ、被写体のプライバシーを保護します。
趣味や子どもの成長記録など、個人が楽しむ範囲であればモザイクをかける必要性は殆どないでしょう。しかし、インターネット上にアップロードしたり、友人や家族など第三者に動画や写真を共有する場合は、リスク観点から写り込んでしまった人が特定できないよう、必ずモザイク処理を施しましょう。
個人情報漏洩を防ぐ
住んでいる場所や地域、今撮影しているエリアや滞在している場所を特定されないように、モザイク処理をするケースもあります。スマートフォンの撮影でもクォリティの高い動画や写真を撮影できるようになったことから、ちょっとした情報であっても個人情報を特定する手がかりになってしまいます。不特定多数の人に個人情報を掴まれないためにも、居場所や居住地が特定されやすい場所では、必ず背景にモザイク処理を施しましょう。
モザイク処理を用い個人情報漏洩を防ぐことで、安全に動画アップロードや動画配信活動を楽しめるでしょう。
雰囲気を演出できる
背景など撮影したシーンの一部をモザイク処理をすることで、おしゃれな雰囲気や幻想的な雰囲気を演出できます。モザイク処理をするだけで高度なテクニックにも見えるため、動画編集スキルを高めたい人や編集レパートリーを増やしたい人は、技術の1つとして意識的に取り入れてみるのも良いでしょう。
ただし、モザイク処理ばかりを多用し過ぎると、動画にメリハリが無くなってしまうこともあります。動画の尺や全体の流れを加味しながらモザイク処理を入れてみましょう。
動画編集でモザイクとぼかしを使い分けるポイントは?
本章では、動画編集でモザイクとぼかしを使い分けるポイントを紹介します。下記ポイントを参考に、動画の内容やシーン、コンセプトに応じてモザイクとぼかしを使い分けてみてください。
モザイク
モザイク処理は、タイル状に写真を加工する技術を指します。多くの場合、個人情報やたまたま写り込んでしまった人への配慮として活用されることが多い技術です。
処理箇所が目立つこともあり、編集範囲が広いと不自然な印象を残してしまうため、画面内のほんの一部分を編集したい時に適している編集と言えるでしょう。
先述の通り、処理箇所はタイル状になるため、幻想的なシーンの演出には不向きです。
ぼかし
ぼかし処理とは、ピントや焦点が合っていないような、ぼやけた映像にする編集技法を指します。他の風景や映像との差異が少ないことから全体的に、違和感の少ない仕上がりになります。映り込んでしまった人や、背景から現在地や居住エリアを特定させないための編集に活用する時は、画面の中で広範囲にわたる加工が必要な時はぼかし技術が適しているでしょう。
また幻想的な映像に仕上げたい時も、ぼかし技術を加えると、より雰囲気が演出されます。ただし、ぼかし加工が強すぎるとピンボケした印象が残る動画になってしまうため、ぼかしの強弱はシーンに応じて調整しましょう。