「今の仕事でいいのかな……」IT業界に憧れる26歳・男性
この記事ではコエテコ独自のユーザーヒアリングにより見えてきた読者のニーズをもとに、リアルなライフストーリーに載せてキャリアチェンジの全貌をご紹介します。はじめにご紹介するのは「今の業界で働き続けて大丈夫?」という不安を持つ、20代男性のケースです。
「この業界で、あと40年働くの?」ふとキャリアに影が差した
東京で一人暮らしをする田中さん(仮)は、26歳の独身男性。クリエイティブで華やかな業界に憧れ、就いた仕事は広告系の営業職。新卒から4年、右も左も分からないなりにやってきました。新卒2年目にはコロナ到来で、とにかくしんどい社会人生活だったのを覚えています。コロナも少しずつ落ち着き、オンライン商談も増えてきたとはいえ、まだまだ対面のコミュニケーションが評価される広告業界。広告への反響が大きければ大きいほど手ごたえを感じ、靴を何足も履きつぶしながら頑張ってきました。
しかし大学生のときより体力は落ち、ハードな飲み会の翌日には体調が悪くなっている自分に気づいたのもこの頃。常に成果が求められ、納期前には業務がさらにハードになる厳しい現状……。
そんな田中さんが気になっているのが大学の同期。
同期の彼は在学中から個人でプログラミングをしていて、大学近くの会社でプログラマーのアルバイトをしていたようです。そして、当時の経験を活かしてIT業界に就職しているとのこと。
彼のインスタを見ていると、コロナ禍ではリモートワーク、最近はネコも飼い始めたんだとか。「自宅でネコとたわむれながら仕事か……楽しそう。」思わずポツリと呟く田中さん。それに比べて俺は、お得意先の都合に合わせて膨大な業務を請け負い、常に締め切りや評価と戦う毎日。田中さんにとって、同期の彼の生活は別次元だと感じたのです。
すると田中さんの脳裏に、ふと不安がよぎります。
「俺、この業界で40年働き続けるの?」
「苦労してこの会社に残ることが、本当に正しい判断か?」
そういえば、同期の彼はプログラミング初心者だったのに、どうやって大学に通いながらプログラミングを勉強したんだろう?よくわからないけど、自分もできるのかな?……同期のゆとりある生活を羨ましく感じた田中さんにとって、『プログラミング』は興味を惹かれる分野となりました。
その日は「でもどうせ無理だろ」とインスタを閉じ、明日の会議の準備に心を切り替えました。しかしインスタの広告にプログラミングスクールが出てくる度に何気なく見入ってしまいます。仕事の休憩中にはスクールの内容や口コミ、評判をチェックしてみたことも。
「でも値段が高いな……。営業頑張ってるからお金はあるけど、さすがに数十万にはびびっちゃうな。」「PythonとかRubyとか、知らない言葉ばっかりだし。」
一体どうすれば……と思いつつ、ずるずると次の日も出社する田中さんでした。
学校の先生、陸上選手、主婦……いろんな人がエンジニアになっている!
ある日、そんな田中さんの目にとまったのが、コエテコのインタビュー記事でした。実務経験のないプログラミングスクールの卒業生を採用するメリットとは?リアルな実態に迫るため、転職したスクール卒業生と転職先企業による対談をおこないました。未経験エンジニアだからこその強み、ポテンシャル採用のメリットと課題、気になる年収事情など、貴重な話が満載です。
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https://coeteco.jp/topics/student-interview >
飲食、小学校教諭、陸上選手、主婦……色々な経歴を持つ人がIT業界に飛び込む時代になってきている様子。とある記事に書いてあった「やりたいことと仕事のギャップを感じてIT業界への転職を決意した」という声は、まさに田中さんの背中を押す内容でした。同年代の転職ヒストリーを知り「自分くらいの年齢からでもなんとかなりそうだ」と少し自信が湧いたのです。
さらにインタビュー記事を読むなかで「転職保証コース(転職できなければ返金)」や「授業料は6回目からでOK」といったユニークなスクールを初めて知った田中さん。おしゃれなコワーキングスペースにも惹かれ、ここならテンションが上がりそうだなと思ったのです。
G's ACADEMYは起業家志望におすすめのプログラミング学習スクールです。企業やVCに対してプレゼンを行えるピッチ大会や500万円までの出資制度など、本気で起業を目指す方に向けた仕組みも豊富。授業料の支払いは継続意思のある人だけという「後払い」制度も魅力です。G's ACADEMYについて、卒業生/運営者にくわしくお話を伺いました。
2024/03/26 17:53
「そんなに甘くありませんよ」厳しい言葉にかえって燃えた!
田中さんは気になるプログラミングスクールの無料カウンセリングに申し込んでみることに。選んだのは「転職保証」のコースがあるプログラミングスクールで、決め手となったのは大手ならではの安心感でした。誰もが知っている会社が運営するスクールなら安心できるだろうと考えたのです。カウンセリングでは「なぜエンジニアになりたいのか」「どういう転職がしたいのか」などの質問に答え、実はIT業界は未経験であることも伝えました。担当者に思いを打ち明けるうちに、抱えていた心配事が整理されてくようでした。そして自分が今感じているのは漠然とした不安と「社会がデジタル化していく中で、この業界で仕事を続けていいのかな……」という迷いであったことに気づいたのです。
それに対して担当者はIT人材需要の伸びを説明。ITエンジニアの数は現時点でかなり不足しており、2030年には最大79万人が不足する事態も予想されているのだとか。エンジニアを求める声が増えると共に、成果を出す人材には好待遇となっていくことは、田中さんにも想像できます。IT業界には、思っていた以上に夢がありそうです。
ただし、このカウンセリングは田中さんが現実に直面するきっかけにもなりました。なんと「未経験からだと年収は300万円台スタートが多い」とのこと。今の会社では既に4年間積み上げたキャリアがあるだけに、今の給料より下がってしまうのは正直ネックです。
また、リモートワークも1年目から使えるとは限りません。「ただ、右も左もわからないうちからリモートワークだとかえってしんどくなる人も多いので、それはそれでいいかも」とのこと。確かに自分もコロナの時期は人に会えなくてしんどかったので、そこには納得。未経験分野なら、対面のやりとりの方がスムーズに進みそうです。
総合して「一時的に給料が下がっても、希望を持てる業界に入れるのはプラス」と納得。年齢やキャリアのことを考えれば思い立ったが吉日、その場の勢いで入会を決めました。
「さぁ、授業は再来週からだ!」
受講期間は3ヶ月。キツくなるたびに受講料を思い浮かべた!
というわけでプログラミングスクールに入会した田中さん。このスクールの授業は完全オンラインで、自分で教材を読みながら進めていくスタイルです。最初に取り組んだのはプログラミングの環境構築。田中さんは教材の内容に沿って必要なツールをインストールする時点で、既にワクワクしている自分を感じていました。興味がある分野に没頭するのも久々なので新たな世界に飛び込んだ感覚です。
教材はわかりやすく、一つずつ知っている言葉が増えることにも満足。初めのうちは難しく感じますが、丁寧にレクチャーされたテキストで専門用語も自然に覚えられます。さすが大手スクールというだけあって、準備運動のような学習から複雑なプログラミングへの流れがスムーズです。
ただ一点、特に難しかったのが1単元ごとに設けられている章末課題。過去に学んだスキルを総動員し、実践的な課題に取り組まなくてはなりません。
毎日の進捗は専用の学習管理システムに入力しなければならず、滞るとスクール側からオンラインでのフォローアップを受けることに。ほどよい緊張感があることで挫折を防ぐためのサポートにもなっているようです。
田中さんは「正直なところ、不安はあった」と当時の気持ちを振り返ります。
実際に何人かがスクールのSlackに出現しなくなったときには「挫折しそうにならなかったといえば嘘になる」と、モチベーション維持の面では少し苦労を感じた様子。課題の壁を乗り越えるためには自分なりの目的や目標を明確にしておきたいですね。
また田中さんが課題に直面したときにはSNSでつながった他の受講生を見てライバル心を燃やしたんだとか。それは広告の営業職でがむしゃらに頑張ったときと同じ感覚。成績を上げるために培った熱心さや対抗心が、周りの受講生に差をつけるポイントとなったようです。
ときには「払った受講料を考えるとここで挫折するなんてありえない!」と、有料スクールに入会した意義や初心に立ち返りながら、なんとか2ヶ月が過ぎていきました。
30社に応募。2社から内定。緊張と期待の新天地へ
スクール最後の1ヶ月は自分だけの作品づくり、いわゆるポートフォリオ制作に取り組みました。ポートフォリオとは「自分は○○ができますよ」と示す名刺のようなもの。経歴だけでなく、過去に作ったサイトやアプリなどをまとめた作品集になります。このとき田中さんはサービスの企画・設計から開発までを一人で担えるようになっていました。
さて、田中さんが悩み抜いた末に決めた作品テーマは「接待に使えるレストランマップ」。講師から「自分の経験から作るといいですよ」と言われていたことから、自身の営業職経験を活かしてレストランマップを題材にしたWebサイトを作ることにしました。
ポートフォリオ作成後は職務経歴書をもとにスクールのキャリアエージェントと二人三脚で転職活動へ。
書類落ちや一次面接で落ちてしまった会社もありガッカリしましたが「まだまだですよ!100社応募する人もいるので」と、ここでも現実を突きつけられることに。もちろん転職活動が容易でないことは卒業生の転職体験インタビューで把握していたこと。転職のプロである担当者の指導や転職保証などの手厚いサポートを支えに、自分に合う会社が見つかるまで粘りました。
スクールでの転職活動を続けると、ついにスタートアップ企業1社、中堅企業1社から内定を獲得!スタートアップ企業からはポートフォリオの独自性を評価され、中堅企業からは「経験のなさはネックだが、まだ若いし、可能性がありそう」と期待をかけられたのです。
そして田中さんはキャリアエージェントと相談した結果、より教育体制がしっかりしている中堅企業に入社することに。「3ヶ月後からはいよいよ中堅企業での勤務開始だ。」と将来に希望を抱き、エンジニアとしての人生の一歩をスタートしたのでした。
田中さんのようなキャリアチェンジを、あなたもぜひ体験して!
田中さんのようなキャリアチェンジストーリーは決して珍しくありません。未知の業界への転職は決して簡単ではありませんが、将来性のあるIT業界で評価され、希望の働き方ができるのは何にも代えがたいメリットですよね。次のキャリアチェンジを果たすのはあなたかも?
ぜひコエテコキャンパスで、あなたにピッタリのプログラミングスクールを見つけてみてください!
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WRITERこの記事を書いた人
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