この記事では、プログラミング独学で未経験から稼ぐために何をすべきなのか、その最短ルートの一例をご紹介します。
プログラミング独学で稼げるようになるのは、決して簡単なことではありません。しかし正しい手順を踏んで進めれば、そこまで難しいことでもありません。未経験から独学でスキルを習得し、プログラマーとして新たなキャリアを始めてみてはいかがでしょうか。
未経験でもプログラミング独学で稼ぐことは可能?
「プログラミングって何となく難しそう」「文系には無理って聞いた」
「プログラミング思考ってよく分からない」
これらは、多くの人がプログラミングに対して抱いているイメージではないでしょうか。
実際のところ、プログラミングはそこまで身構えるようなものでもありません。私たちが日々パソコンやスマートフォン、ゲーム、交通、ATMなどで日常的に触れている身近な存在であり、正しい方向性で学習を進め経験を積めば、たとえ独学でも未経験であったとしても、プログラミングで稼ぐことが可能です。
その大きな理由として挙げられるのが、深刻なIT人材不足です。プログラミングを扱えるIT人材の不足状況は深刻で、2019年に公表された経済産業省の試算によると、最悪のシナリオでは「2030年には最大79万人のIT人材が不足する」とされています。
参考:IT人材需給に関する調査|経済産業省
このような人材不足を追い風に、かつてITエンジニア業界でささやかれていた「35歳定年説」のような年齢の壁はなくなりつつあり、転職市場は実に活発になっています。このため、プログラミング独学でスキルを習得できれば、たとえ未経験者でも稼ぐことは十分可能なのです。
もちろんスキルの習得は簡単なことではありませんが、努力し経験を重ねることで高いキャリアを目指せます。未経験の人も気負うことなく、将来に向けたキャリア形成の一環として、プログラミング独学を始めてみましょう。
参考:プログラミング未経験
プログラミングスクールおすすめ30選【2024年最新版比較】
この記事では、おすすめのプログラミングスクールと、オンラインプログラミングスクールおすすめや選ぶときのおすすめポイントをわかりやすく比較します。ITスクールやプログラミング講座、エンジニアスクールとも呼ばれていて、IT業界への転職や副業、フリーランスを目指す方におすすめです。オンラインスクールで今年こそ一歩を踏み出しましょう!
この記事をcoeteco.jp で読む >プログラミング独学で未経験から稼ぐための最短ルート
ひとくちにプログラミングといってもさまざまな種類がありますが、習得難易度はそれぞれに異なります。ここでは、未経験者がプログラミング独学によって短期間でスキルを習得し、稼げるようになるまでの最短ルートの一例をご紹介します。開発分野を決める
開発分野によって、相性のよいプログラミング言語は異なります。「何を作るか」「どのような開発に携わりたいか」を明確にすることで、学ぶべきプログラミング言語・身に付けるべきスキルが見えてくるはずです。「早く稼ぎたい」と考えるプログラミング未経験者は、Web開発分野に絞ることをおすすめします。Web開発分野は需要が高く、チュートリアルや教材が豊富にそろっているためです。SNS・動画でも情報を発信する人が多く、必要な情報を効率的に収集できます。
またWeb開発分野は開発環境の構築に使える無料ツールが多く、コスト面の負担がありません。「コストをかけずに学べる」というのも、プログラミング初学者にはうれしいポイントです。
参考:Webエンジニアは増えすぎ?理由や将来性・需要も解説
プログラミング言語を決める
Web開発分野を選択する場合、おすすめはHTML/CSS+JavaScript+PHPの組み合わせです。特にPHPはWebに特化したプログラミング言語であるため、シンプルな仕組みが採用されています。処理の中身を理解しやすく、初心者向きです。
また世界的に利用されているCMS(コンテンツマネジメントシステム)WordPressは、PHPで作られています。PHPを扱えれば、WordPressの仕事も受注することが可能です。
オンラインでプログラミングを学習する
学習するプログラミング言語を決めたら、基礎学習から始めましょう。教材はさまざまありますが、おすすめはオンラインの学習用サイトです。オンラインの学習用サイトの多くは無料で提供されている上、学習コンテンツも豊富にそろっています。目・耳から情報が入ってくる分理解も進みやすく、プログラミング初心者の基礎構築に最適です。
参考:オンラインプログラミングスクール
なおWebサイトの学習教材は基本無料ですが、基礎以上のコンテンツは有料であることがほとんど。基礎をマスターしたら、有料コンテンツの受講も検討しましょう。
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この記事をcoeteco.jp で読む >学習した内容をアウトプットする
学んだ知識を定着させるためには、アウトプットが不可欠です。アウトプットにおすすめなのは、既存Webサイトのコードを模写してみること。実際に手を動かしてWebサイトを作ることで、構文やライブラリの使い方をより深く理解できるようになります。
Webサイトを模写するときのポイントは、「ただ写すだけ」にならないようにすることです。Webサイトに使われているコードを注意深く読み込み、どのように動作しているのか理解しましょう。
エラーが出てしまった場合は動かない原因を分析し、修正することも必須です。
魅力的なポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは、自分で作った作品や成果をまとめた作品集のようなものです。プログラミングを独学して稼ぐには、クライアントから案件を受注することが必須となります。とはいえスキルや実績の証明がない状態で案件に応募しても、クライアントからはスルーされることがほとんど。ポートフォリオを提示して、「自分はこんなWebサイトが作れる」とアピールすることが必要となります。
ポートフォリオを作成するときの注意点は、バグやエラーのない、高品質な作品を掲載することです。作品のこだわりも記載し、どのような意図を持ってどのような技術を使ったのかが分かるようにしておきましょう。
案件を受注して実績を作る
ポートフォリオの準備ができたら、実際の案件に応募しましょう。受注から納品までの流れを体験することが、フリーランスエンジニアとしての重要な1歩となります。未経験のフリーランスエンジニアが案件を獲得したい場合、最も一般的なのはクラウドソーシングサイトからの受注です。
クラウドソーシングサイトとは、外部リソースを求める企業とフリーランスを結ぶプラットフォームのこと。初心者向けの案件も多く、自分のレベルにマッチした案件に応募できます。
参考:副業に強いプログラミングスクール
実績を積み上げて「稼げるエンジニア」を目指す
稼げるエンジニアを目指すには、実績の積み上げが必須です。多くの案件を手掛けたという実績が信頼につながり、高単価案件にもリーチしやすくなります。ただし近年はフリーランスエンジニアも増えており、ライバルが非常に多いのが実情です。実績の積み上げと並行して、スキルアップに努めることも必要となります。
例えば新しい言語を身に付ける・新しい分野にチャレンジするなどを行えば、他のエンジニアと差別化が容易です。スキル・実績が伴うことで、理想の「稼げるエンジニア」を実現できす。
参考:ITエンジニアの年収
就職して実務経験を積む方法も
実際のところ、独学でプログラミングスキルを習得しても、未経験者がこなせる案件はそれほど多くありません。スキル不足・実績不足で案件を獲得できないときにおすすめなのが、就職・転職して実務経験を積むことです。「エンジニアとして現場で働いた」という経験は、案件獲得の際に威力を発揮すること間違いなし。フリーランスとして独立した際には、スムーズに案件を獲得できるでしょう。
参考:就職支援が手厚いプログラミングスクール
プログラミング独学で稼ぐまでに必要な学習時間
「プログラミングを独学でマスターする」というのは、簡単なことではありません。独学で稼ぎたいと考える人は、計画的な学習が必要です。プログラミングを独学した場合、稼ぐまでにどのくらいの学習時間が必要なのかを見ていきましょう。
なお、必要な学習時間は、個々のスキルや学習するプログラミング言語・受注したい案件によって異なります。ここで紹介している学習時間は、あくまでも「目安」と考えてください。
プログラミングの基礎学習は約300時間
プログラミングを独学で学ぶ場合、変数、データ型、演算子、制御構文、関数などの基礎知識の習得やプログラミング言語の基礎文法を理解しなければなりません。これらを身に付けるには、約300時間の学習が必要だといわれています。すなわちプログラミングの基礎を習得するには、1日3時間の勉強で約3カ月、1日4時間の勉強で約2カ月かかるということです。
なおプログラミングの基礎を無事クリアした場合、簡単なプログラムを組めるようになります。
参考:プログラミング勉強
実務レベルのスキル習得は約1,000時間
実務レベルのプログラミングでは、フレームワークやライブラリを使いこなすスキル・データベース操作・管理についてのスキル・デバッグのスキルなどが求められます。独学で実務レベルのプログラミングスキルを身に付けるには、約1,000時間の学習が必要とするのが一般的です。
現場レベルのスキルや知識の習得は一朝一夕で実現できるものではありません。独学でフリーランスエンジニアを目指す場合は、簡単な案件を受注して実績を積み上げつつ、継続的な学習を続けていくことが必須です。
プログラミングスクールおすすめ30選【2024年最新版比較】
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この記事をcoeteco.jp で読む >プログラミング独学で稼ぐコツ
プログラミング独学で稼ぐには、いくつか注意しておくべきポイントがあります。プログラミング学習は完璧にする必要はない
プログラミング学習は、学校のテストや入試のような対策をする必要がありません。もちろん基礎的な部分はしっかりと押さえておかなければなりませんが、大切なのは、分からないことが出てきたときに「どう解決すればいいか」「どこを調べたら分かるか」を頭に入れておくことです。実際にシステム開発の現場で働き始めてみれば、分からないことだらけで戸惑うかもしれません。しかし、問題解決の手順を正しく調べられさえすれば、ほとんどの問題は解決できるでしょう。
気軽に相談できる仲間を作ろう
プログラミング独学は9割の人が途中で挫折してしまうと言われており、モチベーションの維持が重要課題と言えます。一人で黙々と進めていてもモチベーションは下がってしまうので、問題が起きたときに気軽に相談できる仲間を作っておくのがおすすめです。仲間の作り方はさまざまですが、たとえばプログラミング関係のコミュニティや勉強会に所属したり、SNSで仲間を探す方法などがあります。
参考:プログラミングスクールコミュニティ
ポータブルスキルを磨くことも大切
ポータブルスキルとは、業界や職種に関係なく重宝されるスキルです。プログラミング以外のスキルを磨くことが、フリーランスエンジニアとしての安定的な案件受注につながります。例えばクライアントと信頼関係を築いたりチームメンバーと円満なやり取りができたりする人は、プロジェクトに招かれるチャンスが増えます。コミュニケーションスキルがある人は、案件を獲得しやすくなるでしょう。
このほかマネジメントスキルの高い人・問題解決能力や論理的思考力がある人も、現場ニーズが高くなります。リーダーシップのある人は、PMとして現場の仕切りを任されることもあるかもしれません。
難しそうならプログラミングスクールも検討を
友達と声を掛け合いながら頑張っても、どうしてもプログラミング独学を続けられないという人もいることでしょう。そういうときは、独学は諦めてプログラミングスクールを検討するのも一つの方法です。費用は少なからずかかりますが、プログラミング独学よりはるかに効率的な学習カリキュラムによって、短期間でスキルを習得できます。コースや講座によっては補助金事業なども活用できるので、費用が気になるという人は探してみると良いでしょう。
プログラミングスクールおすすめ30選【2024年最新版比較】
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この記事をcoeteco.jp で読む >独学で挫折しそうな方におすすめなスクール
独学で挫折しないか心配な人には、下記のプログラミングスクールがおすすめです。COACHTECH
「COACHTECH」は、未経験からフリーランスエンジニアを多数輩出しているスクールです。アウトプット重視のカリキュラムでは、案件の流れを経験しながらWebアプリ開発を行えるため、現場で役立つプログラミングスキルが身につきます。
一人ひとりに専属コーチがつき学習を全面的にサポートしており、未経験者でも安心。質問し放題のチャットサポートもあるため、疑問点が出ても素早く問題を解決してスムーズに学習を進められます。
また、卒業後に参加できる「COACHTECHPro」では、企業から受注した案件を開発・納品まで行い、開発実績を積むことが可能です。実際の開発を経験することで、他の未経験者よりも一歩リードした状態で案件獲得や転職活動にトライできます。
DMM WEBCAMP
未経験からエンジニアへの転職を目指すのであれば、「DMM WEBCAMP」がおすすめです。転職成功率98%を誇るプログラミングスクールのため、希望する転職を実現しやすいでしょう。半年以内の離職率が2.4%と低く、マッチングの高さも魅力です。
未経験者に特化した学習カリキュラムが用意されており、未経験者でも安心してスキルを身につけられます。業界唯一のビジネス研修も受けることができ、プログラミングスキルだけでなく、伝達力や読解力、問題解決力などのビジネススキルも習得可能です。
質問に答えてくれるメンターや転職をサポートしてくれるキャリアアドバイザー、無制限のチャットサポートなどの手厚いサポート体制も魅力的。転職サポートでは、独自のキャリアメソッドを用いて自己分析から面接対策、企業紹介まで一貫してサポートしてもらえます。
忍者CODE
忍者CODEは、現役クリエイター監修の実践的カリキュラムを提供し、IT業界への転職や副業に役立つ課題制作ができるスクールです。動画教材によって分からない箇所は何度でも見返せるため、独学でも挫折しにくい特徴があります。
現役クリエイターがメンターとしてチャットサポートやオンライン指導を提供し、学習者一人ひとりを徹底的にサポートしてくれます。個別キャリア相談もあるため、Web制作者としてのキャリア構築が具体的に見えてくるでしょう。
費用も業界最安クラスで、追加費用が一切かからない安心感も魅力です。「転職支援プラン」「案件獲得保証プラン」「挫折させない独学プラン」という3つのプランから選べ、転職支援や案件獲得保証付きのプランもあるので、学習者に最適なサポートが受けられます。
RUNTEQ
RUNTEQは、事業を形にする力、クリエイティビティ、チームでの推進力を習得できる超実践型のエンジニアスクールです。プログラミングだけでなく、プロダクト創造や企画スキルも養い、エンジニアとして事業を推進できる力を身につけられます。
エンジニア採用やプロダクト開発の経験豊富なテックカンパニーが運営し、短期成長メソッドを導入。簡単なタスクから始め、徐々に難易度を上げることで確実にスキルアップが可能です。24時間利用可能な自動プログラムチェックシステムでカリキュラムを進め、アプリ開発を通じてユーザーに使われるプロダクト作りを学べます。
また、コミュニティで実際にフィードバックを受け、CREDOをベースとしたマインド教育でスタートアップやITベンチャーで活躍するための振る舞いも習得可能。モチベーションを保つためのクラス制度やイベント、グループワークも充実し、専任のキャリアアドバイザーによる就職サポートも提供されています。
LINEヤフーテックアカデミー
「LINEヤフーテックアカデミー」の受講生の9割以上が初心者ですが、転職活動を行った受講生の内定獲得率は100%です。わかりやすいカリキュラムと徹底したサポートを活用することで、未経験からでも転職・キャリアアップを叶えられます。
最初から最後まで、現役エンジニアの専属メンターが親身にサポート。週2回のメンタリングで直接質問・相談ができる他、チャットでも24時間質問し放題です。回数無制限の課題レビューも受けられ、未経験からでも着実にスキルアップできるでしょう。
2つのコースが用意されており、キャリアアップを目指したい人には「はじめてのWebアプリ開発コース」が、未経験から1年以内にエンジニア転職したい人には「エンジニア転職保証コース」がおすすめです。
「より稼げるエンジニア」を目指すためにすべきこと
フリーランスエンジニアとして稼ぐには、他のエンジニアと差別化することが必須です。フリーランスエンジニアとしてアピールポイントを増やしたいとき、すべきことをご紹介します。使えるプログラミング言語を増やす
使えるプログラミング言語が多いほど、エンジニアとしての市場価値が高まります。より稼げるエンジニアを目指すなら、福K数のプログラミング言語を身に付けるのがおすすめです。学習するプログラミング言語を選ぶポイントは、「需要があるか」ということ。ニッチな分野の言語を学ぶと、案件の獲得に苦労するかもしれません。
おすすめのプログラミング言語
プログラミング言語のトレンドはその時々によって異なりますが、現状のおすすめはPython、Java、JavaScriptです。PythonはAI開発、機械学習、データ分析で使われており、今最も人気があります。Javaはシステム開発やWeb開発、アプリケーション開発で使われており、需要が安定しているのが魅力です。
またJavaScriptは汎用性が高く、Webサイト制作からアプリ開発まで幅広く使われています。新規開発で選択されるシーンは少なくなっていますが、大規模な既存システムの多くはJavaScriptで書かれています。
メンテナンスで継続的なニーズがあると推察されるため、今後も需要が下がる心配はありません。
スキルを証明する資格を取得する
信頼性の高い資格を取得すれば、一定レベル以上のスキルがあることを証明できます。クライアントからの心証がよく、資格の提示が案件獲得につながるケースは少なくありません。フリーランスエンジニアにおすすめの資格には、以下のものがあります。
- 基本情報技術者試験:IT業界で働くための基礎的な知識と技能を有することを証明できる国家資格
- 応用情報技術者試験:IT業界で働くための高度な知識と技能を有することを証明できる国家資格
- システムアーキテクト:システムの設計・構築に関する国家資格
- Linux技術者認定:Linuxに関する知識・技術力を証明 など
IT系の資格はさまざまあり、評価される資格は分野によって異なります。資格取得を目指すときは、「自身の専門分野で評価されているか」を精査することが必須です。
参考:プログラミング資格
まとめ|プログラミング独学で未経験から稼ぐための最短ルート
プログラミング独学で未経験から稼ぐためには、プログラミング言語を決定して独学でスキルを習得、1~2年は就職して実務経験を作ったうえで、フリーランスとして独立するのが最短ルートであることをご紹介しました。最短と言っても今すぐにできることではありませんが、一歩ずつ確実に進めていくことが大切です。プログラミング独学によってスキルを習得し、高いキャリアを目指しましょう。