この記事では「30歳未経験からプログラマーを目指すのが無理ではない理由」をはじめ、具体的な行動手順3STEP、さらにはおすすめのプログラミングスクールまで徹底解説していきます。
「30歳未経験からプログラマー」が無理ではない理由
結論として、30歳・30代未経験の状態からプログラマーを目指すことは決して不可能ではありません。というのも、昨今IT・Webに関する技術が急速に発展しているにもかかわらず、プログラマーをはじめとするIT人材の数は決して十分とは言い難い状態だからです。この件は経済産業省も公式に発表しており、2030年までに最大80万人規模で不足するとのこと。国内最大級の転職サイト「doda」がまとめている転職求人倍率レポートを見ても、エンジニアの転職求人倍率は「11.97」と非常に高い数値。求職者が圧倒的に不足している状況であることが分かります。
これらのデータから、IT人材もといプログラマーの需要はかなり高いというのが実情です。30歳未経験であろうと正しくスキルを身につけることさえできれば、プログラマーへキャリアチェンジすることは十分可能でしょう。
30歳から未経験でプログラマーを目指すメリット
ここでは、30歳から未経験でプログラマーを目指すメリットについて詳しく見ていきましょう。将来性が高い
IT技術が発展したデジタル社会において、プログラマーは非常に将来性が高い仕事です。経済産業省の試算によると、「2030年時点で最悪の場合で最高約79万人のIT人材が不足する」とされています。このような状況においてプログラマーになることは、IT人材不足に貢献できるチャンスと言えるでしょう。
参考:IT人材育成の状況等について|経済産業省
またAI技術の進歩によって多くの仕事が淘汰されていくと言われていますが、プログラマーはAIを活用してサービスを作る仕事です。このため、プログラマーの需要は今後さらに高まっていくことが予想されます。
生活スタイルに合わせて働ける
プログラマーの働く企業はフレックス制度やリモートワークを採用しているところが多く、生活スタイルに合わせて働けるのもメリットです。コロナ禍が収束し、出社となった企業は増えていますが、現在でも出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッドワークを採用しているところは数多くあります。育児などを理由に働きに出れないという人も、リモートワークができる企業であれば安心して働くことができるでしょう。
収入アップを目指せる
IT業界は実力主義の世界なので、スキルと経験を積めばそれに比例して高い収入が見込めます。このため、プログラマーとして実績を重ねることで、収入アップを目指せるというのもメリットです。プログラミングスキルを生かすことで、副業として働くこともできます。本業にプラスアルファの収入を得られるため、より高い年収を得られます。また経験を積んでからフリーランスとして独立すれば、会社員よりもさらに高い年収も視野に入れられるでしょう。
30歳からプログラマーを目指すための方法
ここからは、30歳からプログラマーを目指すための具体的な方法を解説していきます。「実際に30歳からプログラマーになった人はどんなやり方をしたのだろう?」と気になっている方は、ぜひこの項を参考にしてみてください。参考:プログラマーになるには
需要の高いプログラミング言語を習得する
何はともあれ、プログラマーになるからには何らかのプログラミング言語を習得する必要があります。とはいっても、手あたり次第に取り掛かり始めるのでは非効率的。30歳という少し遅れたスタートを切っていることを理解し、需要が高く仕事につながりやすい言語の習得に努めるのがおすすめです。ぜひ挑戦したいプログラミング言語の例は以下の通り。
- Java
- Ruby
- Python
- PHP
- C#
- HTML/CSS
- JavaScript etc…
特に「Java」はプログラミングの定番ともいえる言語。様々な新しい言語が登場している中で、誕生から30年近く経った今も開発現場の最前線で活用されています。求人数が多く転職につなげやすいというメリットもあるため、迷ったらJavaから始めてみるのもいいでしょう。
参考:Javaが学べるプログラミングスクール
実績を作りポートフォリオにまとめる
プログラミング言語を習得し、コードの書き方や開発手法が分かったら、次は実際に制作作業へと移っていきましょう。プログラマーになるには開発経験が求められることがほとんどなので、自分の実力を証明するためにも実績は非常に重要です。ある程度開発実績が貯まった暁には、ポートフォリオとして一つにまとめておくといいでしょう。専用のWebサービスを活用してもいいですし、自分のサイトを立ち上げてそこに書き溜めていくのも◎。ポートフォリオがあれば求人や案件への応募作業がスムーズに進むため、忘れずに作成しておくことをおすすめします。
プログラミングスクールに通い、転職やフリーランスを目指す
未経験者や初心者の方にはプログラミングスクールでの学習がおすすめです。独学でプログラミング勉強自体は可能ですが、カリキュラムなどが体系化されているスクールであれば、より短期間でプログラマーを目指すことができます。30代でも転職例が多数あるため、一度無料カウンセリングに参加することをおすすめします。参考:プログラミングスクール30代
参考:フリーランスを目指せるプログラミングスクール
30歳からプログラマーを目指す際に注意するポイント
ここでは、30歳からプログラマーを目指す際に注意するポイントについて見ていきましょう。20代に比べて難易度が高い
1つめの注意点として、20代と比べると求人数が少なく、転職の難易度は高いという点です。もちろん30歳でプログラマーになることは可能ですが、やはりプログラマーやエンジニア採用市場のメインは20代。求人数として、20代よりもどうしても減ってしまうことは覚悟しておきましょう。ライバルは若手で伸びしろのある20代プログラマーであり、30歳で自らの市場価値をどのようにアピールできるかが勝負です。
また30歳になると、20代の頃と比べて新しい知識を身につけるのにも時間がかかります。体力や集中力も落ちてくるため、さまざまな面で不利になる可能性があることは覚えておきましょう。
日常的に運動やリスキリングを行う、新しい技術などの情報収集をキャッチアップするなど、20代プログラマーと肩を並べていくための日常的な努力が必要です。
参考:未経験からITエンジニアを目指すのは難しい?
年収が下がる
30歳でもプログラマーとしては未経験なので、転職できたとしても初めは年収がそれほど高くないと考えられます。このため、転職前に比べると年収は下がってしまうことは覚悟しておきましょう。IT業界ではスキルと実績がモノを言います。初めの年収は低くても、経験を重ねながらスキルアップしていくことで、比例して年収も上がっていくものです。着実な成果を積み重ねて職場で信頼を獲得することが、年収を上げる近道であると言えます。
参考:ITエンジニアの年収
上司や同僚が年下になる可能性がある
T業界は年齢層が若いため、社長が20代であることも珍しくありません。社員の平均年齢が20代というところもあり、転職した職場の上司や同僚が年下になる可能性があることは留意しておくべき点でしょう。30歳のプログラマーと言えば、通常であればチームやプロジェクトのリーダーやマネジャーに抜擢され、マネジメントにも手を出し始める時期です。年の近い同僚でも立場が上にあることは多々あるため、そういう状況でも落ち込まないようなメンタルマネジメントも重要になります。
30歳からプログラマーを目指す人におすすめのプログラミングスクール
独学で身につけるのも決して不可能ではないものの、時間がかかりすぎてしまう恐れがあります。ただでさえ30歳からとあまり余裕のない状態なので、資金的に余裕があるのならプログラミングスクールを活用するのがおすすめです。ここではおすすめ3社をご紹介します。DMM WEBCAMP エンジニア転職
「DMM WEBCAMP エンジニア転職」は、スキル習得から転職支援まで一貫したサポートを受けられるプログラミングスクールです。DMMグループ運営ということもあり、安心感は業界随一と言えるでしょう。
なお、受講生の転職成功率は98%、半年以内の離職率は2.4%と、多くの卒業生が理想の働き方が叶う企業へと転職している様子が伺えます。
また、企業からも「DMM WEBCAMP エンジニア転職の卒業生は、入社後の成長スピードが速い」と評価を受けるほど。転職支援はもちろんですが、学習期間中に必要スキルを身に付けられていることも分かります。
なお転職支援にあたっては、キャリアアドバイザーが伴走的なサポートを提供してくれます。
初めての転職、30代未経験転職であっても、DMM WEBCAMP エンジニア転職であれば理想とする転職の成功を掴み取れるでしょう。
LINEヤフーテックアカデミー
「LINEヤフーテックアカデミー」は、LINEヤフー監修が監修した未経験からでも学びやすいカリキュラムを提供するプログラミングスクールです。
未経験からの転職を考えている人には、『エンジニア転職保証コース』がおすすめ。”転職保証”と謳うだけあり、転職できなかった場合は受講料の返金が受けられます。ただし、転職保証は34歳以下が対象であり、その他にも条件があるため、利用の際は、必ず条件に目を通しておきましょう。
また、本コースは、経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業にも認定されています。
そのため、条件を満たせば受講料の70%分が給付金として還元されます。
「費用を抑えながらも転職に必要なスキルを身に付けたい」と考えている人は、ぜひ受講を検討してみてください。
RaiseTech
「RaiseTech」は、未経験から活躍できるエンジニアを目指すプログラミングスクールです。
RaiseTechでは個人の状況などを踏まえ、受講生1人ひとり専用の学習ロードマップを作成してくれます。入学後から卒業後までやるべきことが可視化されるため、エンジニアへの転職に向けて無駄なく勉強や転職活動に取り組んでいくことができるでしょう。
なお、AWSコースを受講する場合、早くて受講3ヶ月目頃から転職活動を開始します。学習と平行しながら転職活動に取り組めるため、いち早くエンジニア転職・プログラミングラマー就職を目指す人におすすめ。
また、RaiseTechでは、卒業後も更新され続ける動画教材を視聴できます。
IT業界は技術の入れ替わりが激しいため、常に新しいスキルの習得や勉強が欠かせませんが、RaiseTechであれば、卒業後も永続的にスキルを学び続けられるでしょう。
COACHTECH(コーチテック)
30歳からフリーランスのプログラマーを目指していきたい人は「COACHTECH(コーチテック)」を選ぶといいでしょう。コーチテックは、数ある中でも珍しい「未経験からフリーランスエンジニアを輩出することに特化したスクール」。受講中から実際の開発案件に携わって実績を獲得していけるため、未経験での独立も可能となっています。
会社員プログラマーと違い、フリーランスは自分のペースで仕事を進めやすいというメリットがあります。働く場所や時間にもとらわれないため、ワークライフバランスが充実することでしょう。収入が安定しづらい・責任が伴うといったデメリットもあるものの、30歳から個人で活躍するプログラマーになりたいなら、コーチテックできっと実現できるはず。
TECH CAMP(テックキャンプ) エンジニア転職
数あるエンジニア養成スクールの中でも転職成功実績No.1を誇るのが「TECH CAMP(テックキャンプ)」です。その転職成功率は98%となっており、利用者のほぼ全員がエンジニアへのキャリアチェンジを成功させています。
テックキャンプ利用者の97%が未経験者とのデータもあるため、プログラミングに不慣れな人でも安心。途中離脱率わずか3%の教育プログラムにより、30代以上でも多くの方が結果を出しています。確かな実績のあるスクールでプログラマー転職を決めていきたいなら、テックキャンプを利用して損はないでしょう。
RUNTEQ(ランテック)
「RUNTEQ(ランテック)」は、多少時間はかかっても、現場レベルのスキルを着実に積み上げて行きたい人におすすめのプログラミングスクールです。「プログラミング習得には1,000時間の学習が必要」との声があることを踏まえ、ランテックは実際に1,000時間のカリキュラムを整備。最長で9か月間もの学習期間が設けられていることも併せて、確実に地力を伸ばしていけるでしょう。
カリキュラム修了後の転職サポートも無期限で受けられるので、理想のプログラマー転職をきっと実現できるはず。国内最大の比較検証サイト「mybest」のプログラミングスクール部門で2年連続No.1を取得しているのも安心ポイントです。
30代からプログラマーを目指すのは遅くない!
当記事では「30歳からプログラマーはもう遅い?」と悩んでいる人に向けて、挑戦する価値がある理由と具体的な目指し方のフロー、さらにはおすすめのスクールについてまで詳細に解説してきました。IT全盛の現代において、プログラマーをはじめとするIT人材が非常に貴重であることはまず間違いありません。30歳だろうと未経験だろうと、正しくスキル・実績を積み上げればプログラマーになるのに遅いなんてことはないでしょう。
カギとなるのは「いかに学習期間を短くできるか」といったところかと思います。資金的に余裕があるのであればプログラミングスクールも活用しつつ、効率よく習得を進めてみてください。