特にタブレットを活用した通信教育は、自分のペースで主体的に学べることから保護者の間でも支持されている学習方法です。そこで今回は無学年学習ができるタブレット通信教育おすすめ5選をご紹介します。無学年学習のメリット・デメリットについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
無学年学習ができるタブレット通信教育おすすめ一覧
タブレット通信教育 |
範囲 |
対象科目 |
料金 |
特徴 |
東進オンライン学校 中学部 |
小学部:2学年分
中学部:全学年分
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小学部:算・国・理・社
中学部:算・国・理・社・英
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(例)
■小1~2:月額2,178円*
・標準講座(算・国)
・2学年全範囲学習
・毎日トレーニング
■小3~6:3,278円*
・標準講座(算・国・理・社)
・2学年全範囲学習
・演習充実講座(算・国・理・社)
・毎日トレーニング
* 12か月一括払いの場合
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小1~中3
* 無学年学習「コアトレ」の範囲
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算・数・国
* 無学年学習「コアトレ」の対象科目
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月額3,278円~
* 無学年学習「コアトレ」の料金
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(チャレンジタッチ)
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一学年前
(「AI国語算数トレーニング」は先取り可)
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小1~2:算・国・英
小3~6:算・国・理・社・英
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12か月分一括払い:月額3,250円~*
タブレット代金:8,300円(条件により0円)
チャレンジパッドサポートサービス:年間2,400円
* 学年、月、支払い方法によって変動
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無学年学習とは
無学年学習とは、学年の枠にとらわれず、子ども一人ひとりの理解度や進度に合わせて学習を進める教育方法です。従来の学年制では基本的にすべての子どもが同じペースで学習を進めていましたが、無学年学習においては個々のペースに合わせた柔軟な学びが可能です。無学年学習によって得意な分野をどんどん伸ばす一方で、苦手な分野もじっくりと理解できる時間を確保できます。特にタブレットを活用した通信教育では、独自のノウハウで個別最適化された教材や個別指導が提供されるケースが多く、効率的に学習できます。従来の塾とは異なり自宅での学習が可能なため、時間や場所にとらわれずに学べる点も大きな魅力です。
無学年学習は、子どもたちが自ら考えて主体的に学ぶ力を養うとともに、自信を持って成長するための大きなサポートとなるでしょう。
無学年学習のメリット・デメリット
無学年学習への取り組みを検討しているご家庭の場合、メリットはもちろんデメリットについても把握しておきましょう。以下では代表的な無学年学習のメリット・デメリットをご紹介します。無学年学習のメリット
無学年学習のメリットは以下の3つです。- さかのぼり学習で苦手科目を復習できる
- 先取り学習で得意を伸ばせる
- 学習に自身を持つきっかけになる
では、それぞれの項目について詳しく解説します。
さかのぼり学習で苦手科目を復習できる
無学年学習の大きなメリットの一つは、苦手科目をさかのぼって復習できる点です。学校や塾における学年制の授業では苦手な部分があっても先に進む必要がありますが、無学年学習では必要に応じて以前の内容に戻って学び直すことが可能です。さらにタブレット教材の場合は過去に間違えた問題を反復する復習システムが手軽に利用できるケースもあり、苦手を克服するための効率的な学習に繋がります。
参考:中学生の通信教育
先取り学習で得意を伸ばせる
無学年学習では、得意な科目をどんどん先取りして学ぶことができます。従来の学年制や塾のカリキュラムでは限界がある先取り学習も、無学年学習用の教材を活用することで学年を越えて学習を進められます。たとえば数学が得意な小学生の場合は、高学年の内容や中学生・高校生向けの高度な問題にも挑戦できるでしょう。無学年学習は子ども自身の興味と能力を最大限に引き出し、学習意欲をさらに高めるメリットがあるといえます。
参考:小学生の通信教育
学習に自身を持つきっかけになる
無学年学習は、子どもが自分で進捗を管理することで、学習に対する自信を育むきっかけとなります。無学年学習用の教材を使うことで成果を実感し、自己効力感が高まります。従来の塾では一斉授業が主流ですが、無学年学習では個別対応が重視されるため、子ども一人ひとりの成長が目に見えやすくなります。無学年学習を取り入れることで、学習に対する前向きな姿勢が身につくでしょう。
無学年学習のデメリット
次に、無学年学習のデメリットについても見ていきましょう。代表的な無学年学習のデメリットとして挙げられるのは以下の2つです。- 授業に沿った学習ができない
- 学習スケジュールを立てる必要がある
デメリットを把握したうえで、お子さんにとって無学年学習が適切かどうか検討してみましょう。
授業に沿った学習ができない
無学年学習における代表的なデメリットのひとつは、学校の授業に沿った学習ができない点です。学校のカリキュラムと異なる進度で学習を進めるため、クラスメイトと違う内容を学ぶ期間があります。学校のテスト期間に無学年学習に注力していた場合、テスト対策が十分にできない可能性もあるでしょう。無学年学習教材においては保護者のサポートが重要となるケースが多いようです。
学習スケジュールを立てる必要がある
無学年学習では学習スケジュールを自分で立てる必要があります。従来の学校や塾では決まった時間割があるためスケジュール管理が不要ですが、無学年学習ではそのぶん自己責任での計画立案が求められます。自分に合ったスケジュールを考える経験は自己管理能力を育む一方で、計画を立てることに慣れていない子どもにとっては負担となることがあるでしょう。
学習進捗管理が不安なご家庭の場合は、進捗管理サポートがある通信教育を利用するのもおすすめです。
無学年学習ができるタブレット通信教育おすすめ5選
ここでは、無学年学習ができるタブレット通信教育おすすめをご紹介します。参考:小学生向けタブレット学習
参考:中学生向けタブレット学習
進研ゼミ小学講座
出典:進研ゼミ小学講座範囲 |
一学年前
(「AI国語算数トレーニング」は先取り可)
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対象科目 |
小1~2:算・国・英
小3~6:算・国・理・社・英
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料金 |
12か月分一括払い:月額3,250円~*
タブレット代金:8,300円(条件により0円)
チャレンジパッドサポートサービス:年間2,400円
* 学年、月、支払い方法によって変動
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特徴 |
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進研ゼミ小学講座で提供しているタブレット教材「チャレンジタッチ」では、AIがお子さんのつまずきの原因を特定し最適な解説と類題を出題します。
解説動画は教科書の内容に対応しており、考え方から丁寧に説明しているのでお子さん一人でも理解可能です。勉強中の質問については生成AIチューターに24時間いつでも質問でき、手が止まっても学習がストップしない環境をつくれます。
さらに進研ゼミでおなじみの赤ペン先生による添削指導やオンラインライブ授業、学習計画をフォローするチャレンジサポート電話など、手厚い指導・支援が特徴的です。
スマイルゼミ小学生
出典:スマイルゼミ小学生範囲 |
小1~中3
* 無学年学習「コアトレ」の範囲
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対象科目 |
算・数・国
* 無学年学習「コアトレ」の対象科目
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料金 |
月額3,278円~
* 無学年学習「コアトレ」の料金
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特徴 |
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スマイルゼミ小学生は、無学年学習が可能なタブレット通信教育です。小学1年生から小学6年生までの幅広い学年を対象に、国語、算数、英語、理科、社会の主要5科目を学べます。
無学年学習に対応した「コアトレ」機能は小1~中3までの算数・数学・国語が対象科目で、基礎力を徹底的に強化したいお子さんにおすすめです。はじめての内容に取り組む際は動画解説が用意されており、難しい内容も視覚的に理解しやすい仕組みです。
コアトレでは問題を正確に解くことはもちろん、解くスピードの強化も意識しているのがポイント。同じレベルの子ども達と問題を解くスピードを競う機能もあるので、学習のモチベーション維持にも繋がるでしょう。
すらら
出典:すらら範囲 |
小1~高3 |
対象科目 |
算・国・理・社・英 |
料金 |
■3教科コース
・小中コース:月額8,228円
・中高コース:月額8,228円
■4教科コース
・小学コース:月額8,228円
■5教科コース
・小中コース:月額10,428円
・中高コース:月額10,428円
* いずれも4ヶ月継続コースの料金です。
毎月お支払いコースの場合は料金が異なります。 |
特徴 |
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すららは、小学1年生から高校3年生までを対象にした通信教育で、大手学習塾や上位進学校でも採用されているタブレット教材です。
すららの特徴的な機能としてAIを活用した学習分析があり、各生徒の学習進捗を詳細に把握します。さらに子どもの解答から苦手を特定し、自動的に復習単元を診断。わからない問題があれば質問機能でコーチに質問できるので、どの単元を復習すればよいのかがすぐにわかります。
さらに一人ひとりの特性に合わせた学習設計サポートがあり、現役の塾講師・すららコーチが見守る際のアドバイスを提案します。学力はもちろん気持ちの面にも配慮してサポートしたいご家庭にもおすすめです。
オンライン教材「すらら」の魅力|AI弱点分析・ゲーミフィケーション・豊富なイベント、親も子も学べる!
"すらら"は、公立小中学校や高校など、多くの教育現場や発達支援教室などで採用されているe-ラーニング学習教材です。ゲームのような要素もあり、子どもが自ら意欲的に取り組めるシステムが注目されています。それだけでなく、保護者への手厚いサポートも高い評価を受けています。 今回は株式会社すららネット 子どもの発達支援室 佐々木 ...
この記事をcoeteco.jp で読む >東進オンライン学校 小学部
出典:東進オンライン学校 小学部範囲 |
小学部:2学年分
中学部:全学年分
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対象科目 |
小学部:算・国・理・社
中学部:算・国・理・社・英
|
料金 |
(例)
■小1~2:月額2,178円*
・標準講座(算・国)
・2学年全範囲学習
・毎日トレーニング
■小3~6:3,278円*
・標準講座(算・国・理・社)
・2学年全範囲学習
・演習充実講座(算・国・理・社)
・毎日トレーニング
* 12か月一括払いの場合
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特徴 |
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東進オンライン学校 小学部は学習塾大手の東進が運営する通信教育で、自宅にいながら各教科の専門講師による授業が受けられます。標準講座では4教科(算・国・理・社)を2学年分受講でき、申し込み学年の1学年上または1学年下の授業をいつでも何回でも受けられます。
授業を担当するのは四谷大塚の実力講師で、1学年上の授業でもお子さん一人でついていける内容です。小学6年生の場合は中学1年生の英語・数学が月28回まで受講できるので、進学後も余裕をもって授業・テスト対策できるでしょう。
なお、東進オンライン学校 中学部では主要5教科を全学年分いつでも・何回でも受講できます。小学校だけでなく、中学でもテスト対策や高校受験対策を徹底したいお子さんにおすすめです。
まるぐランド for HOME
出典:まるぐランド for HOME範囲 |
小1~6 |
対象科目 |
読み書き |
料金 |
タブレット学習+オンライン個別指導(月4回):月額29,800円
タブレット学習+オンライン個別指導(月2回):月額19,800円
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特徴 |
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まるぐランド for HOMEは、発達特性から学びにくさを感じているお子さん向けの無学年式通信教育です。学べる内容は小1~6相当の読み書きがメインで、さらに集中力を養うゲームにも取り組めます。
1日10分のタブレット学習はお子さん一人ひとりの特性に合った内容にチャレンジでき、さらに週に1回オンライン個別指導をおこないます。授業後は取り組みの内容やお子さんの様子を講師から保護者に報告します。毎回の報告でお子さんの成長を実感できるだけでなく、年2回のカウンセリングで発達のプロに相談することも可能です。
まずはチェックテストで特性を把握できるので、お子さんの得意や苦手、認知特性をしっかり把握したい保護者の方はぜひ利用してみてくださいね。
タブレット通信教育の無学年学習で苦手を克服
タブレット通信教育の無学年学習は、子ども一人ひとりのペースに合わせた柔軟な学びができる次世代の学習方法です。得意な科目は先取り学習ができ、苦手な科目をさかのぼって復習することで自信を持って学習における成功体験を積む経験にも繋がります。無学年学習に取り組む際はスケジュール管理が必要ですが、進捗管理サポートが利用できるタブレット教材を活用することで、効率的かつ効果的な学習に繋がります。子どもたちが主体的に学ぶ力を養いたいご家庭は、ぜひタブレット通信教育の無学年学習を検討してみましょう。